震災遺児のケア施設設立へ=あしなが育英会、仙台に
時事通信 4月11日(月)23時6分配信


震災遺児のケア施設設立へ=あしなが育英会、仙台に


 あしなが育英会(東京)は11日、東日本大震災で親を亡くした子供の心の傷を癒やす施設
「東北レインボーハウス(仮称)」を仙台市に設立すると発表した。同様の施設は神戸市、
東京都日野市に続き3カ所目で、2年以内の完成を目指す。

 同会は同日、仙台市若林区に東北事務所を開設した。3人の職員が常駐する。

 施設構想では、対象は未就学児から大学生で、配偶者を亡くした保護者の支援にも力を入れる。
100~200人の震災遺児やボランティアが集まることができる広場や宿泊施設を置き、宿泊付き
ケアプログラムなどを実施する。

 同会は1999年、阪神大震災で親のどちらかまたは両方を亡くした子供約600人を長期的に
ケアするため、「神戸レインボーハウス」を14億円掛けて建設。一人きりで泣くことができる部屋や、
ストレスを発散するための部屋を備え、病死や自殺で遺児となった子供も受け入れてきた。

 同会はこのほか、震災遺児を対象とした給付金制度も新設。遺児数を2500人以上と見込み、
6億円を準備した。

 同会レインボーハウス担当の八木俊介さんは「施設は仙台だけでは足りず、岩手や福島県沿岸にも
必要。設置や運営では地域の力を貸してほしい」と訴えた。