今晩も祭典だった。
先月のスーパーボウル、大統領就任式、ハドソン川飛行機不時着に続き、今日はアカデミー賞。
毎月のように祭典があって新たなヒーローが誕生させるから、この国は人を飽きさせない。
開始前にレッドカーペット上で全nomineeに対して行われるインタビューは、
さながらファッションショーだった。話なんて聞いてられへん。俺が聞けんというのもあるが。
受賞者発表が始まったら、皆涙流して受賞スピーチをして、
合間合間にミュージカルありーの、オーケストラありーの、なんじゃこりゃ。
淡々と受賞者発表が行われると思ったら大間違い。
あ、そや、言い忘れたが、今日のこのブログの執筆者は夫です。
当然、俺の注目は先週見た『スラム・ドッグ・ミリオネア』
インド・ボンベイのスラム育ちの無学の青年が、
日本では『みのもんた』でお馴染みの『クイズミリオネア』で、
全問正解して賞金をゲットしてしまうが、不正の疑いをかけられ警察に拷問を受ける。
その拷問の最中、子供時代の過酷なスラム生活が思い起こされ、
1問ずつ記憶とともに正解した理由が解き明かされる。
絶対にありがちではない話。
俺の中学時代、社会の時間にボンベイは工業都市と習った記憶があるような。。。
でもやがて、1995年、ボンベイはムンバイとなり、
今や、金融業界でも一躍大都市となり、
IT業では世界を席巻リードしているアジア屈指の大都市。
そして、アジア最大のスラム街を抱える都市。
金融ITの最先端を目指そうとしている自身にとって、
そんな不思議な都市には興味があり、
いつか一人でふらーっと訪れたいところでもあった。
そんな街も垣間見えて、映像は斬新すぎて、
ストーリーは予想もつかないくらいの展開。
音楽なんか、鳥肌どころか、
鳥になりたいくらいのトリップ感を味わせるものがあった。
そして、号泣箇所あり。
出演者はほぼ無名のインド人だけに、主演賞・助演賞は無理。
だが、音楽は期待通り、各賞を受賞。
結局作品賞・監督賞も受賞したときは、
自分も冷蔵庫様からビールを受賞した。
獲得賞は以下の通り。
・録音賞
・作曲賞
・歌曲賞
・撮影賞
・編集賞
・脚色賞
・監督賞
・作品賞
結局これ飲み干したバドワイザーのビンの数に相当する。
ところで、話は変わるが、、、
自分は今、現在、このNYという見知らぬ土地で見知らぬ人と見知らぬ言葉で、
死に物狂いで、汗水垂らして働いている(つもり)。
汗水と言うと、そういえば、
高校ラグビー部時代、水も飲ませてもらえず走り回って、
仕方なく自分が垂らした汗水を含んだタオル・Tシャツをを吸って水分補給をしていた。
その頃を思い起こすと、何のこれしき。
そんなTシャツを着て走り回って、その日その日を何とかしのいで、
自身の流した汗水がやがて自身の糧となった点にも、この映画は共感した。
斬新な映像・音楽よりも、ボロボロのシャツと汗こそが、
この映画に対する共感の原点だったかもしれない。
そんな中、今日、妻がこの映画のサントラCDを買ってきてくれた。
アカデミー賞よりも嬉しいプレゼントだ。嬉しい。感謝したい。
以上、私の受賞スピーチでした。