いちごstrawberrylifeいちご


ぼくは、侑李。


私立平成跳学園に通う高校一年生だ。


所属は新聞部。


毎日学園内の特ダネを探してる。


今のターゲット・・・それは、一年の山田涼介だ。


山田は学園中の女子のアイドル。


なのになぜか…特定の彼女はいない。


絶対におかしい。


僕はカメラを持って山田を尾行することにした。


放課後になると、一人で下校する山田の所へ早速女子が近付いてきた。


「山田くん、付き合ってください!」


「ごめん、俺苺しか興味ないんだ」


泣きながら走り去る女子。


あんなかわいい子なのに、もったいない。


っていうかイチゴにしか興味ないって冗談のつもりだろうか。


その後も山田は、女子にコクられては断る、を繰り返しながら下校した。


すると、向こうから三年の森本が、彼女・A子と一緒に歩いてきた。


スレ追いざまに山田は振り返り、ナカヨ下げの二人の後ろ姿を見つめている。


うらやましそうな表情を浮かべて…。


翌朝、学校へ行くと山田に呼び出された。


「尾行ばれたか!?」恐る恐る待ち合わせ場所に行くと、山田は真剣な表情で、こう持ちかけてきた。


「森本、体調が悪いって嘘ついて、A子とデートをドタキャンしまくってるらしい。でも、ほんとは野球の試合を見に行ってるだけなんだよ。いくら野球好きでも許せない。もう限界だ。知念に、森本が野球場で大ハッスルしている現場を取ってほしいんだ。A子に真実を知らせてA子は俺が、いただく」


「そんなA子のことが好きだたんだ・・・!?」


と胸を撃たれた僕は数日後山田の望みをかなえた。


そしてA子に写真を見せる山田。


「森本より、俺を選んでよ。気持ちは絶対に負けないから。」


うなずき、山田に寄り添うA子。

スクープのチャンスだったけど、感動した僕はシャッターを押すのをやめ、それ以来、山田の尾行をやめた。


それから一週間後。


放課後いつもと違うコースで帰宅していたぼくは、いちご畑を見つけた。


「こんなところにいちご畑会ったんだ」


よく見ると、畑の中に、山田とA子がいる。


思い出した。


そういえばA子の実家はイチゴ農家だった。


両手にいちごを抱えている山田は、見たことのない笑顔だ。


僕の視線に気づいたのか、山田と目があった。


その瞬間、山田はきらきらした笑顔から、にやりとした表情に変わった。


俺苺しか興味ないから。


いつか聞いた山田の言葉を思い出し、僕はハッとした。


やられた。


山田が恋してるのはA子じゃない。


A子の家の・・・イチゴだったんだ!!いちご



作者あとがき


「strawberryにloveなのかがPOINTだよ♡設定はフィクションだから、信じないでね~(笑)。memberをmodel化して、「馬刺しlove」、「イギリスlove」、「明治大学love」も書いてみたいな」