僕のベースコレクションの中で、すべてにおいてバランスが取れているVigierのアルペジ。


しかし、残念ながらこのベースにはよく使うポジションに3ヶ所デッドポイントがあるんですよ。

そのデッドポイントとは?

◎デッドポイントとは特定の音がサスティーンしなかったり、実音がつまって異なる倍音が残ったりする現象の音を指します。
原因は楽器によって異なりますが、一番多く見られるのが竿鳴り(ネックがやたら振動する)によるものです。
通常のベースで顕著に見られるのが1弦の5~7フレット辺り(C~D)。
他の音は伸びるのに急激に音が詰まったりします。
では試しにデッドが出ているポジションよりナット側を誰かに握ってもらって弾いてみてください。
音は綺麗にサスティーンします。
つまり竿鳴りを抑えれば、デッドは消えます。
本来、弦楽器としてエレキベースは竿(ネック)が異常に長いのです。
他のクラシック楽器の竿の長と比較してみてください。
長いから特定の音に無意味な振動が生じて、サスティーンを止めてしまうのです◎

エリック・クラプトンのストラトキャスターに3ヶ所デッドポイントがあるのは本人が発言しているし、リッチー・ブラックモアがストラトキャスターにベース用のストリングガイドを付けているのはデッドポイント対策と言われていますね。

で、僕も前述の解説に書いてある通り、ヘッドにベルトのバックルをぶら下げて弾いてみたところ、音が詰まっていた場所が綺麗に鳴るではありませんか。

というわけで、僕はヘッドの裏側に金属のプレートを貼り付けて竿鳴りを抑える事を思い立ち、探してみたんですが、これがなかなか見つからない。

結局、ビリー・シーンがデッドポイント対策で取り付けているFAT FINGERなる物を購入する事にしました。


これのベース用をこんな風にヘッドに挟んで竿鳴りを抑えるわけですね。


見た目はちょっとあれですが、よく使うポジションなだけに放っておくわけにはいかない。
あまり使わないポジションならそのまま放置なんですが…。

もしもこれで改善されたら、今年の残りのライヴのメインベースはVigierのアルペジに決定です。

(^-^)v















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