昨夜、友人から、
「弟が2本目のギターを買うんやけど、
買うにあたってアドバイスして欲しいって言っとる」と電話がありました。

正直、これほど難しい話しはありません。
これはもう個人の好みの問題になってくるので。

しかし、無下に断るわけにもいかず、
とりあえず弟さんに代わってもらって話しをしました。

弟さんはフェンダーが欲しいらしく、
USAかMEXかJAPANで迷っているようです。
USAが選択肢に入ってくるなんて、
時代が変わったなと思いますね。
僕が若い頃はオールドでなくてもUSAは夢の楽器でしたから。

弟さんには、
「これは個人の好みになってくるから、
的確なアドバイスは出来ない」と念を押した上で、
昨年僕が経験したこんな話しをしました。

まず、これはESPのレスポール・タイプを買った時なんですが、
試奏の時にUSAとMEXのプレシジョン・ベースを弾かせてもらったんですね。
僕はまず初めに生音で4弦のFを鳴らして、
その鳴り方で判断するんですが、
USAとMEXにそんな大きな差は感じませんでした。
しかし、いざアンプを通すと明らかにMEXの方が音がいいんですよ。
これはもう目から鱗…ホントに驚きました。
僕の中では「USAの方が上」という先入観がありましたから。

その後、フェンダーUSAの60周年記念プレシジョン・ベースを買う時にMEXとJAPANも試奏させてもらったら、
今度はUSAの方が音がいい。
JAPANは作りはしっかりしているけど、
無難な優等生といった感じ。

とまぁ、そんな話しをした上で、
最終的には試奏させてもらって、
自分の耳で決める事を薦めました。
エフェクターが接続可能なら、
エフェクターを通した音もチェックするようにと。
その結果、
選んだのがUSAだろうとMEXだろうとJAPANだろうと、
自分にとっていい音のするギターなんだから、
胸を張って使えばいいと思うんですよね。

しかし、
その弟さんはアルバイトで貯めたお金で2本目のギターを買うそうで、
なんだか好感が持てました。
自分のお金で買うところに意味があると思うんです。

でも、こうやって文章にしてみると、
なんだかアドバイスにはなっていないような…。

その弟さんにとって2本目のギターがいい出会いになる事を願うばかりです。











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