昨日はエルヴィス・プレスリーの命日でしたね。

僕がビートルズを聴き始めたのが小学校4年生の時で、
ビートルズに関する本を読むたびに尊敬するジョン・レノンの口から、

「エルヴィスの前には何も起こらなかったよ」

「ロックン・ロールだけが真実で、あとはみんな嘘っぱちだった」

「エルヴィスのファーストアルバムは曲、構成どれをとっても最高で、そんなアルバム作りを目指していた


なんて言葉が出てくるので、
次第にジョン・レノンが生涯愛し続けた50年代のロックン・ロールにも興味を持つようになっていったんですが、
ホントに初期の・・・50年代のエルヴィスはかっこいいですよね。



みなさんはエルヴィスというと、
サングラスをかけて、
白いキラキラの衣装を着て歌ってる70年代の姿が思い浮かぶ方も多いでしょうが、
誤解を恐れずに言えば、
あの頃のエルヴィスはもう終ってます。

エルヴィスが亡くなった時、
ジョン・レノンは活動休止中で、
家族と共に日本にいたんですが、
親しい人にはこう漏らしています。

「エルヴィスとは1960年に決別した。
過去のアーティストだ」


*公式な声明は「僕が最初に影響されたのがエルヴィスだった」

ジョン・レノンは映画に出てサントラばかり作ってるエルヴィスに失望し、
自分がアメリカに移り住んだ時、
当時のニクソン大統領に「ジョンはアメリカにとって危険な人間だ」と言って、
国外退去を進言していた事実に対して複雑な思いを抱いていたんですね。

しかし、その後密かにお墓に花輪を届けさせたそうです。

今夜はエルヴィスの初期の曲を聴こうかな。