昨夜は久しぶりに一人でゆっくり。

だったので、連日の飲み疲れもあり早めにベッドへ。

うとうとしてたところを電話で起こされて、そしたら目がパッチリ、今度はどうあっても眠れないダウン

ってことでウィスキーをおともに読みかけの本を読破したよ。



『ウォッチメイカー』

ジェフリー・ディーヴァー著 

原題 『The Cool Moon』 池田真紀子訳

文藝春秋刊


リンカーンライムシリーズは全て読んでるけど、

ここ最近は本屋さんにのんびり行くことも少なくなり、

ディーヴァーの新作が出たことを知るのはもっぱら年末の"このミス"ランキングで。

本作は久々のこのミス海外作品の第一位。

今回は珍しく紀伊國屋の店頭で新刊台から見つけたんだけど、

結局読み終えるのは年を越しちゃったよ。


ウォッチメイカーと名乗る殺人者が、強姦魔を相棒に殺人を犯した直後から物語は始まる。

複雑に絡み合う事件のプロットと、そこに横糸として編み込まれるアメリアの苦悩、

そしてライムとアメリアの関係、ってことで、評論的にはまとめられそう。

確かにとてもよく練り上げられた構成は見事としか言いようがない。

なんだけど、何か物足らないのはなぜ?

きっと今作ではライムがあまりに脇役に徹してしまったからだろうと思う。

リンカーン・ライム シリーズの面白さは、ストーリーのみならず

登場人物の性格描写と、何よりもライムの個性とその見事な能力によるところが大きいと思っている。

アメリア・サックスはもちろん魅力的な女性だけれど、

最近の作品では時々その身勝手な苦悩に辟易してしまうことも無きにしも非ず…


と、偉そうなことを書いたけれど、ミステリとして超1級品なのは保証します。

今年最初に読み終えた本としてはとても満足。

今年もたくさんの本と出合えますように!

そしてのんびり読書タイムが確保できる一年でありますようにあせる