「魅は与によって生じ、求によって減ず」
「魅は与により生じ、求により滅す」
無能唱元 『人蕩術奥義』
「魅(み)は与(よ)によって生(しょう)じ
求(ぐ)によって滅(めっ)す」
思想家・無能唱元の有名な」言葉
すべてはこの根本に派生して、人間関係が動くと
無能唱元氏は説く。
人の魅力は、与えることによって生まれ、
求める(奪う)ことによって減退するというもの
人の魅力は、与えるものが多ければ多いほど増え、
求めようとすれば反対に減ってしまうという意味です。
人に何かを求める前にまずは与えていかなければいけない
そうすることで自然と自分の周りには人が溢れ与えてもらえるようになってくるもの
人を惹きつける魅力はどのようにすれば身につくのか?
きっと誰もがその術を知りたいと欲することでしょう。
でも、それはとても簡単なことです。
それは「相手に与える」ことです。
背伸びしたり、無理する必要はありません。
自分にできることで人に与えればよいのです。
「魅は与によって生じ、求によって減ず」
人蕩の極意は簡単です
「与えればよい」
答えは恐ろしく単純です
しかしなかなかできないもの
あなたが他人に何かを与えれば
あなたに「魅(ひ)きつける力」は生じ
あなたが他人から何かを取ろうとすれば
その力は即座に消えてしまうのであります
無能師は、「人蕩し」とは
人を「蕩然(とうぜん)とした気分」
にすることだといいます
蕩然とは、他人によってよい気分にさせられる
いわば催眠状態にあることです
その人蕩しの極意が、魅力です
魅力は人に与えることで生まれ
人から求めること、奪うことで消失します
人に与えるものは
お金や物といった物質
そして
満足感、充足感といった心
心とは…
笑顔
相手を和ませる態度
温かで、やさしい気配り
元気付けられ、勇気付けられる言葉
感謝の言葉
しかし、反対に人から求められて嫌なものは
お金であり、物です
いつも、お金や物を要求されたら
魅力を感じなくなるのは当然です
もう一つは心です
暗い表情や、怒った顔
冷たくて、気配りのない言葉
相手を傷つけ、元気をなくす言葉
不平不満
グチ・泣きごと
悪口・文句
これらを発すれば
相手の気分が悪くなります
逆に言えば、相手から「いい気分」を奪い
魅力がどんどん薄れ
人が離れていくのは当然です
無能師が、よく紹介する「人蕩し」の名人が
『魅力』について、以前ご紹介した「斎藤一人 道は開ける」 より:
・店をやるにもサラリーマンやるにも、また先生やるにもな、
まず人間として魅力がなくちゃいけないんだよ。
つまり商売は何をやるかじゃなくて、誰がやるかなんだよ。
・魅力ってのは「マタ」だよ。「また会いたい」「また行きたい」「また聞きたい」
これしかないんだよ。
その「また」を追求しながら自分を磨きあげていけば、どんなことでも成功するんだよ。
・魅力の法則その1。人を幸せにする人は魅力が上がるんだよ。
人から幸せを奪う人は魅力がなくなるんだよ。
・人が自分に何をしてくれるか」じゃなくて「自分が人に何ができるか」を考えれば、
人間の魅力って必ず上がるもんなんだよな。
・魅力の法則2つ目は自信だな。商売がうまくいかないのは、
実力がないんじゃないんだよ。自信なさそうにしているから、
うまそうに見えないんだよ。
・魅力の法則その3はギャップ。自信があるのに威張らない。
強い人なのに弱い人を大切にする。それが本当のサプライズになり魅力になるんだよ。
混沌とした世の中でいかに与えるか施すか
これまで何かを「与え続けられる人」
施し続けてきた徳のある人が残るだろう
人間力がすべてを決める
ふるいにかかってくる時代がやってきたように思います