ニャロメは激怒した。必ず、かの邪智暴虐の王を除かなければならぬと決意した。ニャロメには政治がわからぬ。ニャロメは、村の牧人である。笛を吹き、羊と遊んで暮して来た。けれども邪悪に対しては、人一倍に敏感であった。ニャロメには竹馬の友があった。それが君である。