ドイツから近隣諸国へ旅行に行く場合
地続きなので飛行機に乗らずとも、電車や車でヨーロッパを渡ることができますね。
EU加盟国では「入出国審査」がありませんから、パスポートコントロールがありません。
ですが、すなわちパスポートがいらない!というわけではありませんからご注意を。
日本人でしたらパスポートは必携です。
電車の場合は、国境近くになると警察かコントローラーのような人(どちらとも警察だったか?)が
やってきてIDを求めます。
ドイツ人にはIDカードがありますから、それを見せていますが日本国籍の私たちならパスポートを。
車の場合は、そのまま高速を走り続けられますが、これまた国境近くに警察が控えていて
「なんだかうっとおしく追い越すバイクだな~」と思った瞬間にバイクについている電光掲示板で
「ついて来てください」みたいな表示とともに横に誘導され、IDチェックします。
このケースは毎回ではありませんでしたから、たまたま遭遇してしまっただけなのですが
このときにパスポートを持っていなかったらどうなっていたんでしょう・・・
車でドイツに接している国にはいるときは、特に検問などありません。
*東欧については不明
**ルクセンブルグから戻るときにはなにかあったような記憶。でもたいしたことはなかったはず。
オーストリアとスイスは高速を使うのに通行料(die Vignette)みたいなものを
支払う必要がありますのでこの2カ国に入る際には国境のところで購入します。
オーストリアのものも多分可能だと思いますが、スイスのVignetteに関しては
ADACという日本のJAFみたいなところで購入もできるそうです。
ドイツのADACではもちろん、スイスの国境でもユーロで購入可能です。
スイスはEUではないので当然パスポートが必要です。
そうそう、自動車保険で車両保険に入っていない場合は、
ADACに加入しておいたほうがいいそうです。
万が一車が動かなくなったりといったトラブルがあった場合の救助コストが非常に高いそうです。
ADACに加入していれば年に1度まで無料で対応してくれるとのこと。
ドイツ外でのトラブルも適用だと聞いています。
在独25年の方も「これにはいらなくちゃ、あとから高いお金請求されるわよ・・・」と申しておりました。
車で旅行されることが多い方はご検討されては。
うちは保険に入っていたのでADACは利用したことがないため、よさの程は分かりません。
よもやま話としては、当時ルクセンブルグ(2005年7月)ではガソリンが安いとの話でした。
(ドイツで1リットル1,25ユーロくらいのときに1ユーロをきっていました)ですので、
皆さんドイツに入国する前にガソリンを満タンにしていた記憶が・・・
日本では考えられない、地続きの国外旅行。
車での旅は非常に快適です。楽しい旅を!