【第4回読書会】『不況をチャンスに変える 2011年8月 (仕事学のすすめ) 』 | 働きながら!公認会計士試験勉強ブログ⇒8年後は世界へ!

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経理(派遣)の仕事をしながら、2012年公認会計士試験に合格しました。
2013年2月から事業会社の経理職として勤務しています。

今日は、第4回読書会を行いました。


今日は経営企画部の先輩も参戦。
先輩が先日試験を受けた、Certified Value Specialistの内容についてでした。
http://www.sjve.org/professional/


ざっくり話すと、管理会計論で学んだValue Engeneeringを業務や経営に活かすというもののようです。
先輩は元々技術の方なので、業務に活かすとしたら経るプロセスを説明して頂きました。
そしてこれからはこういうふうに経営に活かしていく~と。


が、こちらは事務の人間なので、
私も、一緒に聞いていた派遣さんも、ちょっとピンときませんでした。


そして、元々技術部門だったので先輩のプレゼンはうまい。
自分のプレゼンに対しては「結局何が言いたいの?」と刺されました。


さらに、先日受けて合格したMOSやITパスポートに対して、
「訳のわからない試験ばかり受けて」とさらにぐさり。


最初はカチン!!私だって頑張ってるのに!!CVSだって資格として有名じゃないやん!!と腹が立ちましたが、
言ってることはもっともだと思ったので、
プレゼン力を上げる努力もするし、
つまらない試験は受けないようにしようと思いました。


<備忘記録>
6/21読書会
似鳥 昭雄, 勝間 和代『不況をチャンスに変える 2011年8月 (仕事学のすすめ) 』(NHK出版)

不況をチャンスに変える 2011年8月 (仕事学のすすめ)/著者不明
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・専務や常務でも本部にいられるのは5年


●教育に力を入れる
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・毎年アメリカセミナー実施、社員・パート800人を連れてアメリカへ、チェーンストアの視察、毎日「観察・分析・判断」レポートを課す
・毎年ベトナムセミナー(工場研修)、暑い時期に社員を参加させ、厳しい環境の中で製品が作り出されていることを知れば働くことに対する意識が変わる
・現場スタッフが毎週月曜に、前週の売上・利益数値とそこから見えてきた問題点を「週報」として提出、数字から論理的に物事を分析する力を身に着けさせる
・入社3年後に「リーダー職試験」→店長、30歳前後「トレイニー試験」→バイヤー、「スペシャリスト試験」→マーチャンダイザーとして商品開発に関わる
・2006年ニトリ大学、入社3か月、1・2・3年目研修、部署別・職位別研修
・「教育マイレージ」マイレージポイント授与⇒海外研修、別の教育講座に参加
・QC活動の一環として「ニトリワールドサークル世界大会」(自発的運営)業務改善手策の提案