【第2回読書会】熊谷 弘志著『脱「日本版PFI」のススメ』 | 働きながら!公認会計士試験勉強ブログ⇒8年後は世界へ!

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経理(派遣)の仕事をしながら、2012年公認会計士試験に合格しました。
2013年2月から事業会社の経理職として勤務しています。

今日は第2回目の読書会を行いました。


今日は経営企画部の先輩も、
今日から参加予定だった新人君もいなかったので、
先週から派遣できてくれている女性の方にに聞いて頂きました。


そもそも、私のプレゼン下手を克服するために始めたのですが、、、、

いざ読んだ本の内容をプレゼンすると、


「これはプレゼンとは言えない」

と、辛口の意見。


つまらないプレゼンに付き合って頂いて感謝です・・・。


来週はもっと具体的にどこを直せばいいか聞いて、毎週改善していきたいです。



<備忘記録>

●読もうと思ったきっかけ
先日日経でPFIについて書かれた記事を読み、当社の事業にも少し関わる(はずな)ので気になって


●内容
PFI(Private Finance Initiative)・・・公共サービスの提供に際して公共施設が必要な場合に、従来のように公共が直接施設を整備せずに民間資金を利用して民間に施設整備と公共サービスの提供をゆだねる手法。(wikipedia)


PFIの発祥地である英国版PFIと、日本版PFIの比較。


PFIの考え方・・・VFM(=value for money利用する金額が生み出す価値)の最大化。民間資金を使うことによってBPRが行われ、官から民へのリスク移転や、新しい事業解決手法(イノベーション)や飛躍的な発想による解決方法(ブレークスルー)の導入によってVFMが最大化される
⇔日本版PFIは民間資金を使う理由が不明確
Ex.公共よりも民間の方が安くて効率的な計画を提案してくれるという漠然としたイメージ


PFIの歴史
・サッチャー政権の民営化(=3E Economy, Efficiency, Effectiveness)の失敗。品質の評価がなおざりに。
・サービスの質を定量化することは困難であるという思い込み。
⇒メジャー政権時代にサービスの品質を管理する仕組みを組み込んだ手法として導入される


英国版PFIのI特徴・・・a要求(公共)―bモニタリング(公共・銀行)―c支払メカニズムの連動(ex.発注者の主観に左右されず客観的な評価基準に基づいて減額が発動)。サービスの品質と支払いが連動しているのでサービスの品質向上が期待できる。適切な事業提案に対して融資が実行され、事業採算性や事業安定性に問題が生じた場合にも金融機関が事業介入して事業を立て直しやすくなる。
・ガラス張りの会計を基本に運営
・契約の標準化(SoPC4)
・手段や手法を示すのではなく、アウトプットで要求水準を示す
⇔施設整備費の割賦払い(日本特有)