細かい砂の粒子や、粒子に付着した物質、黄砂とともに飛来する化学物質 などにより、健康被害が生じる | 日本のお姉さん

細かい砂の粒子や、粒子に付着した物質、黄砂とともに飛来する化学物質 などにより、健康被害が生じる

今年も「黄砂アレルギー」
毛馬 一三

<近畿 ことし初の黄砂を観測 (04月24日 12時27分 NHK関西ニュー ス)によると、近畿地方の広い範囲でことし初めて黄砂が観測された ニュースが入った。

気象台は、洗濯物への付着のほか、車の運転などにも注意するよう呼びか けている。

気象台によると、大阪市、京都市、神戸市、奈良市、滋賀県彦根市で、 24日朝、ことし初めて黄砂が観測されたという。

数日前に中国で低気圧が発達して風が強まった影響とみられ、各地で見通 しが悪い状態になっている。

24日午前9時現在の視界は、大阪市、神戸市、奈良市、彦根市で10キ ロ、京都市で8キロとなっている。

近畿地方では、黄砂の影響は続くと予想され、気象台は、洗濯物への付着 のほか、車の運転などにも注意するよう呼びかけている。>以上


ここから本題、花粉症歴の経験が全く無い筆者にとって、軽い風邪症状の 一種かなと思って、今まで余り気にも止めていなかった。

ところがとんでもない。次第に喉の違和感が痛みを伴うようになり、咳も 痰も出るようになった。

そこで、NHKニュースを見て、慌てて近くの内科診療所に飛び込んだ。内 科医は喉の症状を見た途端、「炎症がひどいですね」という。「原因 は?」と訊いたら、「飛来してくる黄砂の黴によるものと思われます。花 粉症ではありません」と教えてくれた。

同医師によると、黄砂によるいろんな健康被害で訪れる患者が、急増して いるという。同医院から、

・抗生物質―フロモックス錠100mg(毎食後1錠・3日間分)
・咳を鎮める薬―メジコン錠15mg(毎食後2錠・7日分)
・痰や膿を薄めて、痰や鼻汁を出しやすくする薬―ムコダイン錠 500mg(毎食後1錠・ 7日分)

・胃薬―セルベックスカプセル50mg(毎食後1カプセル・7日分)薬を 貰った。

だが、マスクを付けて外出を余儀なくさせられたが、喉の炎症と咳、痰共 に治まる気配が無い。再診の結果、まだ喉の炎症は完治してないと診断さ れ、改めて下記の薬を貰った。

・咳を鎮める薬―メジコン錠15mg(毎食後2錠・7日分)
・痰や膿を薄めて、出しやすくする薬―クリアナール錠200mg(毎食後1 錠・7日間分)
・炎症を抑えて腫れや痛みを和らげる薬―ダーゼン5mg錠(毎食後1錠・7 日分)
・SPトローチ0.2mg(28錠・1日4回)
・アズノールうがい液4%(5ml・1日4回)

2度目の薬を飲んだり、うがいを励行したところ、数日後には喉の痛みや 違和感がなくなり、咳と痰も出なくなるという。

喉にこのような強度な症状が出たのは初めてのことだ。しかも気にはなっ ていた飛来の「黄砂」によるものだ。

今強烈になっている中国の大気汚染と原因が重なっており、中国から飛来 する「黄砂と大気汚染」が、日本に被害をなすりつけているのだ。気象庁 も「中国で黄砂が急激に発生してる」と指摘している。日本が被害者にな るのか。無性に腹が立つ。

話は前後するが、<黄砂(こうさ)とは、中国を中心とした東アジア内陸 部の砂漠または乾燥地域の砂塵が、強風を伴う砂嵐などによって上空に巻 き上げられ、春から東アジアなどの広範囲に飛来し、地上に降り注ぐ気象 現象。あるいは、この現象を起こす砂自体のこと>である。

細かい砂の粒子や、粒子に付着した物質、黄砂とともに飛来する化学物質 などにより、さまざまな健康被害が生じる。

即ち、咳、痰、喘息、鼻水、痒みといった呼吸器官への被害や、目や耳へ の被害が目立つ。黄砂が多い日には、花粉症、喘息、アトピーなどのアレ ルギー疾患の悪化が見られる。>という。
参考―『ウィキペディア(Wikipedia)

花粉症で悩まされるだけでなく、黄砂アレルギーで健康被害を煩わされる のでは、堪ったものではない。

ところが肝腎の黄砂による呼吸器官への被害が、増えていることにはあま り知られていないようだ。

黄砂の飛来が顕著な九州や関西では、既にこの被害が出て問題化している が、全国にも広がるだろう。

黄砂の飛来が予測される時は、TVの「天気予報」で早めに知らせてほしい。

しかも喉などに異常を感じたら、医療機関で診察を早めに受けられること をお勧めしたい。(了)