M7.3地震でも震度7=震度1以上、700回超-異例の続発、広域で・気象庁 | 日本のお姉さん

M7.3地震でも震度7=震度1以上、700回超-異例の続発、広域で・気象庁

M7.3地震でも震度7=震度1以上、700回超-異例の続発、広域で・気象庁
2016年04月20日 20時17分 提供:時事通信

熊本県熊本地方で16日未明にマグニチュード(M)7.3の地震が起きた際、益城町と西原村で震度7を観測していたことが分かった。震度計から当時データが届かず、気象庁が20日、現地で震度計を調べて確認した。この地震では熊本市などの震度6強が最大とされていた。
益城町では14日夜のM6.5の地震でも震度7を観測した。連続した地震活動で震度7が2回観測されたのは、1949年に震度6の上に7を新設して以来初めて。
熊本、阿蘇地方と大分県中部付近では14日夜から20日午後までに、震度1以上の地震が計700回を超えた。このうち5弱以上は17回に上る。
気象庁の青木元・地震津波監視課長は「非常に活発な活動が広域で続き、震度7が2回あったのは通常と異なる」と指摘。「活動が収まる兆候は見られず、過去の経験則が当てはまらない。今後も強い揺れに十分注意してほしい」と話した。
政府の地震調査委員会によると、14日夜のM6.5の地震は、日奈久断層帯の高野-白旗区間がずれて発生。16日未明のM7.3の地震は、T字形に接する布田川断層帯の布田川区間がずれて起きた。その後北東に影響が広がり、阿蘇地方ではM5.8で最大震度6強、大分県中部ではM5.3で震度5弱の地震が続発した。
19日には熊本地方の活動域南端で最大震度5強と5弱の地震が相次いだ。日奈久断層はさらに南西に延びており、青木課長は「地震活動域が拡大しないか、厳重に監視したい」と話した。 【時事通信社】
http://news.ameba.jp/20160420-720/