むしろ、日本が核武装するのは米国にとっていいことだ、と。 | 日本のお姉さん

むしろ、日本が核武装するのは米国にとっていいことだ、と。

◎「米国を第一に」トランプ氏が外交方針 日本の核保有否定せず

【3月27日 AFP】米大統領選の共和党候補指名争いで首位を走る不動産王ドナルド・トランプ(Donald Trump)氏は26日に米紙ニューヨーク・タイムズに掲載された長文のインタ
ビュー記事で、自身の外交政策は「米国を第一」に考え、米国が制度的に「搾取される」のを食い止めるものだと語った。インタビューは電話で行われ、実業界でキャリアを積んできたトランプ氏が、外交政策についてこれまでのところ最も詳しく自論を展開した内容となった。

トランプ氏は、自身は孤立主義者ではないと語る一方、米国は貧しい債務国なのに北大西洋条約機構(NATO)や国連(UN)といった国際機関への資金分担は不相応に多いとの認識を示した。日本や韓国、サウジアラビアといった同盟諸国との関係についても、同じように不公平だと述べた。

トランプ氏は「われわれは、知恵が回り抜け目がない手ごわい人たちから、長年見下され、笑われ、搾取されてきた」と述べた。「従って、米国を第一に考えてこれ以上搾取されない形にする。友好関係はあらゆる方面と結ぶが、利用されるのはごめんだ」と強調した。

■日本の核保有否定せず

また、日本が北朝鮮から自国を防衛する目的で核兵器を保有するのは認められるかとの質問に対し、そうした状況を容認する可能性をにじませた。さらに、日韓両国が駐留経費を大幅に増やさない場合、米軍の引き揚げもいとわない考えを明らかにした。

さらに、現職バラク・オバマ大統領の政権が、シリアのバッシャール・アサド(Bashar

al-Assad)大統領の退陣を求めると同時に、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」の掃討作戦を展開しているのは「正気の沙汰ではない愚かな行為」だと批判した。

トランプ氏は「アサドが善人だと言うつもりはない。実際に善人ではないからだ。ただ、われわれにとってはるかに大きな問題なのはアサドではなくISの方だ」と語った。

その上で、ISの大きな資金源となっている原油の取引を標的とし、地下銀行の取り締まりによって資金の流れを断つ考えを示した。

これまで中東の米同盟国はIS掃討作戦に地上部隊を派遣すべきだとの主張を繰り返してきたトランプ氏は今回のインタビューで、サウジアラビアなどの中東の米同盟国が地上部隊を派遣したり、米軍経費の相当部分を負担したりしない限り、こうした国々からの原油買い付けを停止することもあり得ると発言した。

またトランプ氏は、自身の外交政策の主な情報源はこのインタビューを全文掲載したニューヨーク・タイムズをはじめとするさまざまな新聞だと述べた。[AFP]

2016年03月27日 15:19 〔情報収録 - 坂元 誠〕トランプ氏
「日本が米軍駐 留経費を大幅増額しなければ撤退」TBS News-i 2016/3/27 11:54

アメリカ大統領選の共和党の指名候補争いでトップを走るトランプ氏は、自身が大統領になった場合、在日アメリカ軍について、日本が駐留経費を大幅に増額しなければ撤退させる考えを示しました。

これは、ニューヨーク・タイムズ紙の電子版が、26日に掲載した電話インタビューで語ったものです。

この中で、トランプ氏は、日米安全保障条約について、「かなり一方的な合意だ。

私たちが攻撃されても、日本は防衛のために来る必要がないのに、日本が攻撃されたら私たちは行かなければならない」と従来の主張を繰り返し、「アメリカには巨額の資金を日本の防衛に費やす余裕はもうない」と述べました。

そのうえで、「日本や韓国が駐留負担を大幅に増やさなければアメリカ軍を撤退させることもいとわないのか」という質問に対して、「喜んでではないが、そうすることもいとわない」と語りました。

また、トランプ氏は、日韓両国が北朝鮮などから自国を防衛できるようにするため、核兵器を保有することは「アメリカにとってそれほど悪いことではない」と述べ、日本や韓国の核保有を否定しない考えを示しました。

一方、サウジアラビアなどアラブ諸国に関しては、過激派組織「イスラム国」掃討作戦に地上軍を派遣しなければ、石油の購入を停止することもあり得ると述べました。

トランプ氏の指名獲得が現実味を帯びるにつれ、アメリカの政府関係者やワシントンの外交筋の間ではトランプ氏の外交政策の非現実性に対する懸念が広がってきています。(27日07:43)
http://news.merumo.ne.jp/article/pickup/4292514

日本が核兵器を持つことを赦してくれるわ

アメリカ軍が出ていくわいいことだらけだ。

トランプ氏はなかなかいい事を言うではないか。

日本は「すぐさま」自前の軍隊を用意してアメリカ軍の「抜けた後」チュウゴクが調子に乗って日本の島々を奪わないようにするべきだ。

でないと、フィリピンの二の舞だ。

日本は、高いだけの古いアメリカの兵器を買わなくて済む。

自前の兵器で自前の核兵器を用意できるようになるのだ。

核兵器を持っていたら、安上がり。

とにかく、日本は弱いと思われないように強いと思われるようにしておかねばならない。

日本軍がきちんと存在していたら、海保にまかせなくても勝手に日本の領海に入って違法に漁をするチュウゴク漁民を日本軍が逮捕できるのではないか?

尖閣諸島付近に侵入してくるチュウゴク軍にも、攻撃できるのでは?
チュウゴク人は、日本が攻撃しないと思っているから好き放題してくる。

チュウゴクに、弱いと見られたら相手はギャンブル資質なので、攻撃に出てくる。

ベトナムとフィリピンは、弱いと見られたので島々をチュウゴクに奪われた。

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太田述正コラム#8299(2016.3.27)
<皆さんとディスカッション(続x2945)>
<太田>(ツイッターより)

桜並木の桜は2~3分咲きだったけど、東京オフ会、目出度く終了。
私以外に12人出席という盛会。
最後まで残ったのは4人。
お疲れ様。
幹事団の皆さん有難う。
次回の東京オフ会は6月25日(土)だよー。

「…OECD<諸国の>…労働時間の長<さは>…メキシコ<1位>…韓国3位 日本
21位…英国…24位…米国<は>平均を若干上回り、日本よりも60時間多め←労働時間
と雇用者数(正社員、パートを含む)から割りだした…」
http://news.infoseek.co.jp/article/zuuonline_101654/
面白い。

<MH>

オフ会お疲れ様でした。
今回は「天皇制」と言う、非常に取り上げ難い話でしたが、若い方々が参加し
て盛況でした。
感じた点
次回からモデレーターを入れ、太田さんが1時間余りを一方的に話すのでな
く、約15分毎のセンテンスで話題を区切り、質疑応答5分を入れて、4センテンス
(別に3でも5でも6でもOK)で進行する様にされたら如何でしょうか。(約80~90分
で終了)
最近のセミナーでは、聴き手が飽きない様にそのパターンが多いです。
1時間以上話す場合は、聞き手をグループ分けして途中でワークショップをさ
せてます。ですから似たような物です。
次回オフ会のご参考まで。

<太田>

では、次回、出席、という前提で、ぜひ、ご自身でモデレーターをやってくだ
さい。
但し、モデレーターも質疑応答等に加わることができることにしましょう。

<鯨馬>

太田さん、ご無沙汰しています。
コラム#8297(2016.3.26)<(未公開)>にてご指名いただき驚きました。
「日本の国際政治学者たちが中共の意図に気付いていない」というのは正しい
ご観察だと思います。
専門家はおそらく「中共は一枚岩でない→分裂ぎみな対応」と考えているので
しょう。
「一見分裂ぎみな対応だが、実は深謀遠慮」という太田テーゼとどちらが正し
いのか、自分には正直わかりませんが、後者の方が圧倒的に面白いのは確かです。
問題は、なぜそのような面白い仮説を日本の国際政治学者たちは出せないの
か、ということになります。
(語学に通じた方、頭の回転が速い方、該博な歴史知識をもつ方はそれなりに
おられるとは思いますが、太田さんほどの仮説形成能力を兼ね備えた方は見当た
りません。)
その答えは自分には出せません。
ひょっとすると、国際政治学のドグマが強すぎるのでしょうか。

米国(ということは日本も)の国際政治学における教科書的説明では、
「日本は二次大戦終了まで一貫して拡張主義的でアジアに多大な被害を与えた。
米国はこの日本の野望をくじき日本に民主化という大改造をほどこした。米国は
戦後は鷹揚にも自由貿易を基調とする戦後経済秩序への日本の参加を許し、さら
にはソ連の脅威から日本を守ってやった(=米国が覇権国として安保と経済の両
面で国際公共財を一方的に負担したことの一環)…」
とされます。
日本の国際政治学者たちは基本左寄りですが、たとえ右寄りでも歴代防大校長
を見ればおわかりのように、こうしたドグマがあまりに染みつきすぎています。
与えられた思考枠組から自由になれないのです。
日本の国際政治学者たちは、自分も含め、思考枠組自体をぶちこわして大胆な
仮説をひねり出せるほどの頭を持っていないということです。
対ソ抑止史観なぞ逆立ちしても出てきません。
もっとも、最近のスタンフォードのご学友とのやりとりにもありましたが、太
田さんは世界的に見てもかなり異能の方である可能性があり、日本の国際政治学
者たちに太田さんレベルを求めるのは酷かもしれません。

<太田>

スッキリするところまではいきませんでしたが、さっそくのご回答、どうもあ
りがとう。


それでは、昨日のその他の記事です。

スウェーデンにも、ユダヤ人を何百人も救った外交官がいたってオハナシ。↓

'Raoul Wallenberg' tells the story of the bureaucrat who fooled the
Nazis Wallenberg, Swedish envoy and humanitarian, saved thousands of
Jews during the Holocaust.・・・
http://www.csmonitor.com/Books/Book-Reviews/2016/0324/Raoul-Wallenberg-tells-the-story-of-the-bureaucrat-who-fooled-the-Nazis

NYタイムスのマザー・テレサの列福小特集で、それに反対してるのは4人中1
人。それがこれ。↓

・・・Maybe her reputation influenced people to do good, but her real
work doesn’t stand up to her reputation, and she certainly doesn’t
deserve sainthood.
http://www.nytimes.com/roomfordebate/2016/03/25/should-mother-teresa-be-canonized/mother-teresa-doesnt-deserve-sainthood

次に、本日のその他の記事です。

MFTがNYタイムスのトランプインタビュー記事の内容の一部を紹介。
日韓の核武装を容認。また、駐留経費増(全額負担?)がなければ在日、在韓
米軍を撤退差させる、と言明。(シビレるー!(太田))↓

Donald Trump said he would be open to Japan and South Korea building
nuclear weapons to deter North Korea, and would consider withdrawing
troops from both American allies unless they paid more for their own
defence.・・・
<むしろ、日本が核武装するのは米国にとっていいことだ、と。(太田)↓>
“If Japan had that nuclear threat, I’m not sure that would be a bad
thing for us.”・・・
<サウディアラビアは、対Isis戦に自ら乗り出すべきであり、そうしないのな
ら石油は買わない、とも。(その調子、その調子。(太田))↓>
Mr Trump also said that he would stop buying oil from Saudi Arabia if
the kingdom did not commit soldiers to fight Isis, adding that, "If
Saudi Arabia was without the cloak of American protection...
. I don’t
think it would be around.”・・・
http://www.ft.com/intl/cms/s/0/c927017c-f398-11e5-9afe-dd2472ea263d.html#axzz43yAPOHa0
<NYタイムスの元記事から、その他の部分の一部も引用しておこう。
日米安保は(双務的なものへと?)改正されなければならない、と。
(も、うれしくて死にそう!(太田))↓>
・・・Mr. Trump also said he would seek to renegotiate many
fundamental treaties with American allies, possibly including a
56-year-old security pact with Japan, which he described as one-sided.・・・
<自分は孤立主義者じゃなく、米国第一主義者だ、と。(エライ!(太田))↓>
“Not isolationist, but I am America First,” he said. ・・・
<米国の絶頂期、セオドア・ローズベルト大統領当時だとさ。(案外鋭いこと
言ってるのかもね。(太田)↓>
Asked when he thought American power had been at its peak, Mr. Trump
reached back 116 years to the turn of the 20th century, the era of
another unconventional Republican, Theodore Roosevelt, who ended up
leaving the party. ・・・
http://www.nytimes.com/2016/03/27/us/politics/donald-trump-foreign-policy.html?hp&action=click&pgtype=Homepage&clickSource=story-heading&module=a-lede-package-region&region=top-news&WT.nav=top-news
◎防衛省OB太田述正メルマガ のバックナンバーはこちら
⇒ http://archives.mag2.com/0000101909/index.html