カチンと頭に来た党中央は、とうとう任志強のブログ閉鎖を命じたのだった。
カチンと頭に来た党中央は、とうとう任志強のブログ閉鎖を命じたのだった。
カチンと来たら普通、改善するよなあ。日本人ならばね。チュウゴク人は逆切れするのみ。進歩が無くてアカンやろ。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成28年(2016)3月 1日(火曜日)
通算第4834号 <前日発行>
共産党内で反党意見を吠える「中国のトランプ」
任志強の言いたい放題、3700万読者の人気ブログに閉鎖命令
***************************
任志強は中国共産党の党内にあって際立っての異端児。しかも不動産デベロッパーとして有数の実業家でもあった。
北京市政府経営の不動産企業CEOとして辣腕をふるったが、先ごろ不動産業界からは引退した。
かねてから、その歯に衣を着せぬ大胆な言論には注目が集まっていたのも、共産党員でありながら、共産党の遣り方をぼろくそに批判してきたからだ。
彼のブログは3700万人の読者がついた。
2013年には「庶民が住宅を買えないという(党の)住宅政策は誤っている」と発言し、党中央を非難した。14年には「不動産価格は50%暴落するだろう」と言ってのけ、庶民の喝采を浴びた。
この頃は「任大砲」という渾名が付いた。
最近は不動産ビジネスで成功した経歴を綴った、自伝『野心伏雅』(江蘇省出版社)を出版し、各界の有名人がその出版記念会に駆けつけるなど話題性も豊富、『中国のドナルド・トランプ』を呼ばれるようになった(『サウスチャイナ・モーニングポスト』、2016年2月29日)。
任志強は北京8中から名門35中へ進む。35中出身の有名人は王岐山だ。
15才で共青団は入り、熱心な共産主義運動を展開し、改革重視路線で、当時の首相=朱容基の考え方に共鳴していたという。
したがって任志強の鋭角的なコメントは金融・財政・社会政策全般の批判だが、ときに真っ正面から共産党の政策と対立してきた。
習近平の名指しの批判はないものの、メディアのあり方についても一部の特権階級のための報道は間違いで、納税者の立場を忘れるな等と党の言論統制を批判し、当局からフルマークとなった。
2月19日、習近平は新華社、人民日報、中央電視台(CCTV)など党主要メディア(というより党プロパガンダ機関)を集め、党中央に忠実にしたがう報道をおこなえと厳命した。
その夜、任志強は「報道が党中央の方針に忠実に従えとは何事か。人民の意見を反映するメディアでなかれば誰も見向きもしない」と激烈に批判し、カチンと頭に来た党中央は、とうとう彼のブログ閉鎖を命じたのだった。
(読者の声1)貴誌4832号の書評欄に、いつもの宮崎さんがカバーする分野とはかなりかけはなれて小説を取り上げられました。
それも、ウンベルト・エーゴ、橋本勝雄訳の『プラハの墓地』が取り上げられていてびっくりしました。老生、ちょうどこの本を読みかけていたのですが、途中で大食漢主人公の食道楽ぶりの描写についていけず、半分もいかないところで投げ出しておりました。
貴誌書評に勇気づけられ完読に挑みたいと思いました。
(FJ生、さいたま市)
(宮崎正弘のコメント)半分から後がもっと面白くなり、要するに世紀の偽書『シオンの議定書』がいかにしてパリの偽造文書専門家の手によって偽造されていったかの重要なプロセスです。
ロシアの秘密警察、キリスト教教会などがスパイ網を張り巡らせて、怪しげな人々が入り乱れ、思惑が交錯しつつ、文書を奪い合い、バージョンを代えて次々と改正盤が造られていく過程がフィクションで仕立て上がっています。
日本ではこの類いのエンターティンメント小説が殆どありませんね。
宮崎正弘の新刊
~~~~~~~~~~
宮崎正弘『中国大失速、日本大激動』(文藝社)
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
――本日、都内主要書店で発売! 緊急出版
――世界情勢から見た、日本経済の行方。日本はいかに生き残るか!?
――『突然死』を迎える中国と急成長を続けるインド、迷走と戦争前夜の様相の中東情勢のなか、ロシアの不気味な参入。EUは分裂含み、こうした大変化の荒波にアベノミクスはいかに対応し、日本はどうやって復活するかを論じる書き下ろし。
256ページ、定価1500円。プラズ税
http://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000033408475&Action_id=121&Sza_id=A0
宮崎正弘の新刊予告 3月5日発売予定
+++++++++++++++++++
宮崎正弘 vs 馬淵睦夫
『世界戦争をしかける市場の正体』(ビジネス社、1188円)
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
――「戦争」と「市場」、まさしくいまの世界は中国、シリア、ドイツ難民、トランプと、EU、ユーロを統合させて世界の市場を操ってきた面妖なグローバリズムとの対決時代を迎えている。これからの日本はどうするのか?
3月5日発売予定(↓ アマゾンで予約受付中です)
http://www.amazon.co.jp/dp/4828418709/
宮崎正弘の新刊案内 http://miyazaki.xii.jp/saisinkan/index.html
宮崎正弘のロングセラー
***********
『「中国の終わり」にいよいよ備え始めた世界』(徳間書店、1080円)
『アジアインフラ投資銀行の凄惨な末路』(PHP研究所、999円)
『日本が在日米軍を買収し、第七艦隊を吸収・合併する日』(ビジネス社)
『中国、韓国は自滅し、アジアの時代がやってくる!』(海竜社、1080円)
『中国大破綻 ついに失われる20年に突入する』(PHP研究所、1404円)
『日本と世界を動かす悪の「孫子」』(ビジネス社。1188円)
『吉田松陰が復活する』(並木書房、定価1620円)
『中国・韓国を“本気で”見捨て始めた世界』(徳間書店 1080円)
『台湾烈々 世界一の親日国家がヤバイ』(ビジネス社、1188円)
『「中国の時代」は終わった』(海竜社、定価1080円)
『中国共産党、三年以内に崩壊する!?』(海竜社、1080円)
『中国バブル崩壊が始まった』(海竜社、1080円)
『中国 大嘘つき国家の犯罪』(文芸社文庫、713円)
<宮崎正弘の対談シリーズ>
++++++++++++
宮崎正弘 v 室谷克実『悪あがきを繰り返し突然死の危機に陥る中国と韓国』(徳間書店)
宮崎正弘 v 宮脇淳子 『中国壊死』(ビジネス社、1188円)
宮崎正弘 v 石 平 『私たちの予測した通りいよいよ自壊する中国』(ワック)
宮崎正弘 v 渡邊哲也 『激動する世界経済!』(ワック、994円)
宮崎正弘 v 室谷克実 『日本に惨敗しついに終わる中国と韓国』(徳間書店)
宮崎正弘 v 小川榮太郎 『保守の原点』(海竜社。1620円)
宮崎正弘 v 室谷克実 『仲良く自滅する中国と韓国』(徳間書店、1080円)
宮崎正弘 v 川口マーン惠美 『なぜ中国人とドイツ人は馬が合うのか?』(ワック)
宮崎正弘 v 石平 『2015年 中国の真実』(ワック、シリーズ第五弾)
宮崎正弘 v 大竹慎一 『中国崩壊で日本はこうなる』(1512円。徳間書店)
宮崎正弘 v 西部遭 『日米安保五十年』(海竜社)
宮崎正弘 v 黄文雄 『世界が知らない中国人の野蛮』(徳間書店)
宮崎正弘 v 佐藤優 『猛毒国家に囲まれた日本』(海竜社)
宮崎正弘のホームページ http://miyazaki.xii.jp/
(C)有限会社・宮崎正弘事務所 2016 ◎転送自由。転載の場合、出典を明示
カチンと来たら普通、改善するよなあ。日本人ならばね。チュウゴク人は逆切れするのみ。進歩が無くてアカンやろ。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成28年(2016)3月 1日(火曜日)
通算第4834号 <前日発行>
共産党内で反党意見を吠える「中国のトランプ」
任志強の言いたい放題、3700万読者の人気ブログに閉鎖命令
***************************
任志強は中国共産党の党内にあって際立っての異端児。しかも不動産デベロッパーとして有数の実業家でもあった。
北京市政府経営の不動産企業CEOとして辣腕をふるったが、先ごろ不動産業界からは引退した。
かねてから、その歯に衣を着せぬ大胆な言論には注目が集まっていたのも、共産党員でありながら、共産党の遣り方をぼろくそに批判してきたからだ。
彼のブログは3700万人の読者がついた。
2013年には「庶民が住宅を買えないという(党の)住宅政策は誤っている」と発言し、党中央を非難した。14年には「不動産価格は50%暴落するだろう」と言ってのけ、庶民の喝采を浴びた。
この頃は「任大砲」という渾名が付いた。
最近は不動産ビジネスで成功した経歴を綴った、自伝『野心伏雅』(江蘇省出版社)を出版し、各界の有名人がその出版記念会に駆けつけるなど話題性も豊富、『中国のドナルド・トランプ』を呼ばれるようになった(『サウスチャイナ・モーニングポスト』、2016年2月29日)。
任志強は北京8中から名門35中へ進む。35中出身の有名人は王岐山だ。
15才で共青団は入り、熱心な共産主義運動を展開し、改革重視路線で、当時の首相=朱容基の考え方に共鳴していたという。
したがって任志強の鋭角的なコメントは金融・財政・社会政策全般の批判だが、ときに真っ正面から共産党の政策と対立してきた。
習近平の名指しの批判はないものの、メディアのあり方についても一部の特権階級のための報道は間違いで、納税者の立場を忘れるな等と党の言論統制を批判し、当局からフルマークとなった。
2月19日、習近平は新華社、人民日報、中央電視台(CCTV)など党主要メディア(というより党プロパガンダ機関)を集め、党中央に忠実にしたがう報道をおこなえと厳命した。
その夜、任志強は「報道が党中央の方針に忠実に従えとは何事か。人民の意見を反映するメディアでなかれば誰も見向きもしない」と激烈に批判し、カチンと頭に来た党中央は、とうとう彼のブログ閉鎖を命じたのだった。
(読者の声1)貴誌4832号の書評欄に、いつもの宮崎さんがカバーする分野とはかなりかけはなれて小説を取り上げられました。
それも、ウンベルト・エーゴ、橋本勝雄訳の『プラハの墓地』が取り上げられていてびっくりしました。老生、ちょうどこの本を読みかけていたのですが、途中で大食漢主人公の食道楽ぶりの描写についていけず、半分もいかないところで投げ出しておりました。
貴誌書評に勇気づけられ完読に挑みたいと思いました。
(FJ生、さいたま市)
(宮崎正弘のコメント)半分から後がもっと面白くなり、要するに世紀の偽書『シオンの議定書』がいかにしてパリの偽造文書専門家の手によって偽造されていったかの重要なプロセスです。
ロシアの秘密警察、キリスト教教会などがスパイ網を張り巡らせて、怪しげな人々が入り乱れ、思惑が交錯しつつ、文書を奪い合い、バージョンを代えて次々と改正盤が造られていく過程がフィクションで仕立て上がっています。
日本ではこの類いのエンターティンメント小説が殆どありませんね。
宮崎正弘の新刊
~~~~~~~~~~
宮崎正弘『中国大失速、日本大激動』(文藝社)
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
――本日、都内主要書店で発売! 緊急出版
――世界情勢から見た、日本経済の行方。日本はいかに生き残るか!?
――『突然死』を迎える中国と急成長を続けるインド、迷走と戦争前夜の様相の中東情勢のなか、ロシアの不気味な参入。EUは分裂含み、こうした大変化の荒波にアベノミクスはいかに対応し、日本はどうやって復活するかを論じる書き下ろし。
256ページ、定価1500円。プラズ税
http://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000033408475&Action_id=121&Sza_id=A0
宮崎正弘の新刊予告 3月5日発売予定
+++++++++++++++++++
宮崎正弘 vs 馬淵睦夫
『世界戦争をしかける市場の正体』(ビジネス社、1188円)
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
――「戦争」と「市場」、まさしくいまの世界は中国、シリア、ドイツ難民、トランプと、EU、ユーロを統合させて世界の市場を操ってきた面妖なグローバリズムとの対決時代を迎えている。これからの日本はどうするのか?
3月5日発売予定(↓ アマゾンで予約受付中です)
http://www.amazon.co.jp/dp/4828418709/
宮崎正弘の新刊案内 http://miyazaki.xii.jp/saisinkan/index.html
宮崎正弘のロングセラー
***********
『「中国の終わり」にいよいよ備え始めた世界』(徳間書店、1080円)
『アジアインフラ投資銀行の凄惨な末路』(PHP研究所、999円)
『日本が在日米軍を買収し、第七艦隊を吸収・合併する日』(ビジネス社)
『中国、韓国は自滅し、アジアの時代がやってくる!』(海竜社、1080円)
『中国大破綻 ついに失われる20年に突入する』(PHP研究所、1404円)
『日本と世界を動かす悪の「孫子」』(ビジネス社。1188円)
『吉田松陰が復活する』(並木書房、定価1620円)
『中国・韓国を“本気で”見捨て始めた世界』(徳間書店 1080円)
『台湾烈々 世界一の親日国家がヤバイ』(ビジネス社、1188円)
『「中国の時代」は終わった』(海竜社、定価1080円)
『中国共産党、三年以内に崩壊する!?』(海竜社、1080円)
『中国バブル崩壊が始まった』(海竜社、1080円)
『中国 大嘘つき国家の犯罪』(文芸社文庫、713円)
<宮崎正弘の対談シリーズ>
++++++++++++
宮崎正弘 v 室谷克実『悪あがきを繰り返し突然死の危機に陥る中国と韓国』(徳間書店)
宮崎正弘 v 宮脇淳子 『中国壊死』(ビジネス社、1188円)
宮崎正弘 v 石 平 『私たちの予測した通りいよいよ自壊する中国』(ワック)
宮崎正弘 v 渡邊哲也 『激動する世界経済!』(ワック、994円)
宮崎正弘 v 室谷克実 『日本に惨敗しついに終わる中国と韓国』(徳間書店)
宮崎正弘 v 小川榮太郎 『保守の原点』(海竜社。1620円)
宮崎正弘 v 室谷克実 『仲良く自滅する中国と韓国』(徳間書店、1080円)
宮崎正弘 v 川口マーン惠美 『なぜ中国人とドイツ人は馬が合うのか?』(ワック)
宮崎正弘 v 石平 『2015年 中国の真実』(ワック、シリーズ第五弾)
宮崎正弘 v 大竹慎一 『中国崩壊で日本はこうなる』(1512円。徳間書店)
宮崎正弘 v 西部遭 『日米安保五十年』(海竜社)
宮崎正弘 v 黄文雄 『世界が知らない中国人の野蛮』(徳間書店)
宮崎正弘 v 佐藤優 『猛毒国家に囲まれた日本』(海竜社)
宮崎正弘のホームページ http://miyazaki.xii.jp/
(C)有限会社・宮崎正弘事務所 2016 ◎転送自由。転載の場合、出典を明示