交通事故に遭ったら、軽いむち打ちといった症状しか出ていなくても、 きちんと病院に行って医師の指示
「むちうち」について
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川原 俊明
むち打ちは、交通事故の中では比較的軽い傷害として受け取られているう えに、他覚所見がないことが多いため、被害者救済が充分なされないこと があります。
その上、注意してもらいたいのは、症状が軽いからと言って、被害者が受 傷の初期段階で適切な治療を受けなかった場合には、後々、思いもよらず 不利な結果を招くことがあります。
すなわち、被害者には、損害を拡大しないように適切に対応する信義則上 の義務が課されていますので、被害者が事故後治療を怠り損害を拡大して しまい、加害者がその事実を立証した場合には、過失相殺されてしまうこ とがあります。
たとえば、被害者が、事故直後に病院にいって医師からなんらかの指示が あったにもかかわらず、その指示を無視して治療を続けなかったために治 療期間が長引いた場合には、何割か過失相殺され、充分な賠償を受けられ ません。
もっとも、被害者が、医師から入院を勧められたにもかかわらず、家庭や 家業の都合によって通院した事例において、治療期間が多少長引き後遺障 害の程度に多少影響があっても、被害者に過失があったとは認められない と判断されています(福岡地裁判決昭和46年1月29日)。
したがって、合理的な理由があれば初期に適切な治療を受けなくても、加 害者からきちんと満額の損害賠償を受けることができますが、不用意に医 師の指示に従わなかったり、病院に行かなかったりすると、充分な賠償を 受けられなくなってしまいます。
交通事故に遭ったら、軽いむち打ちといった症状しか出ていなくても、 きちんと病院に行って医師の指示に従いましょう。 (弁護士)
追記
◆(毛馬一三ですが、2か月半前自転車で道路左端安全走行区域を走行中 後方から来た小型貨物車に接触され、道路に横倒しとなりました。警察の 現場検証で「人身事故」を判断された後、行きつけの整形外科に運ばれま した。骨折は免れましたが、肩・腰・首・頭を強烈打撲していました。
事 故から2か月半経つたこんにち、症状は更に酷くなり、首・肩・腰の痛 み は勿論、頭痛みもひどくなり、「むち打ち」と診断されました。日常 横に なり寝込んだままです。
警察から「人身事故」証明を貰い、川原弁護士事 務所の中村秀樹弁護士 を通じて、保険会社と損害補償と毎日の治療費の保 障を詰めて貰ってい ます。この「むち打ち」症は、更に7~8か月治療を要 すると整形外科か ら診断されています。毎日頭痛に悩まされのは辛いこと で、完治を願っ て治療に通っていますが、よくなるかどうか不安です。 「むち打ち」に は気を付けましょう)
~~~~~~~
むち打ちは、1か月後に一番痛くなり、2ヶ月間以上その痛みが続きます。
しかも、痛い場所が随時変わります!!
鍼灸整骨院に通っていないと、痛みが酷くなり、仕事もままならないぐらいになります!
毎日、鍼灸整骨院に通っていた場合はかなりマシな状態で過ごせます。が、4,5日病院通いを休むと強烈な痛みがぶりかえしてきます!
交通事故にあったら、まじめに病院に通いましょう!
むち打ちは、外からは怪我人に見えないのに、強烈に首や背中、腰、頭が痛くなる辛い負傷です!また、1年や2年たっても、雨の日の前や雨の日は、首や背中がしくしく痛むという嫌なオマケがついてきます。ちなみに、わたしは経験者です。
車に乗っていて、赤信号で停まっているだけなのに、後ろから突っ込まれたら、どうやって避けたらいいのかわかりません。後ろから突っ込んでくる車がいたら、少し前に逃げることができるように、車間距離を空けて停車しているのがいいのか?赤信号で人が横断歩道にいた場合、後ろの車に追突されても、前に動いて人を轢かないよう、ブレーキをしっかり踏み続けるか、最初からエンジンを止めて、サイドブレーキを引いておくか?
普段から首ブリッジなどをして筋肉を首につけておくか?
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川原 俊明
むち打ちは、交通事故の中では比較的軽い傷害として受け取られているう えに、他覚所見がないことが多いため、被害者救済が充分なされないこと があります。
その上、注意してもらいたいのは、症状が軽いからと言って、被害者が受 傷の初期段階で適切な治療を受けなかった場合には、後々、思いもよらず 不利な結果を招くことがあります。
すなわち、被害者には、損害を拡大しないように適切に対応する信義則上 の義務が課されていますので、被害者が事故後治療を怠り損害を拡大して しまい、加害者がその事実を立証した場合には、過失相殺されてしまうこ とがあります。
たとえば、被害者が、事故直後に病院にいって医師からなんらかの指示が あったにもかかわらず、その指示を無視して治療を続けなかったために治 療期間が長引いた場合には、何割か過失相殺され、充分な賠償を受けられ ません。
もっとも、被害者が、医師から入院を勧められたにもかかわらず、家庭や 家業の都合によって通院した事例において、治療期間が多少長引き後遺障 害の程度に多少影響があっても、被害者に過失があったとは認められない と判断されています(福岡地裁判決昭和46年1月29日)。
したがって、合理的な理由があれば初期に適切な治療を受けなくても、加 害者からきちんと満額の損害賠償を受けることができますが、不用意に医 師の指示に従わなかったり、病院に行かなかったりすると、充分な賠償を 受けられなくなってしまいます。
交通事故に遭ったら、軽いむち打ちといった症状しか出ていなくても、 きちんと病院に行って医師の指示に従いましょう。 (弁護士)
追記
◆(毛馬一三ですが、2か月半前自転車で道路左端安全走行区域を走行中 後方から来た小型貨物車に接触され、道路に横倒しとなりました。警察の 現場検証で「人身事故」を判断された後、行きつけの整形外科に運ばれま した。骨折は免れましたが、肩・腰・首・頭を強烈打撲していました。
事 故から2か月半経つたこんにち、症状は更に酷くなり、首・肩・腰の痛 み は勿論、頭痛みもひどくなり、「むち打ち」と診断されました。日常 横に なり寝込んだままです。
警察から「人身事故」証明を貰い、川原弁護士事 務所の中村秀樹弁護士 を通じて、保険会社と損害補償と毎日の治療費の保 障を詰めて貰ってい ます。この「むち打ち」症は、更に7~8か月治療を要 すると整形外科か ら診断されています。毎日頭痛に悩まされのは辛いこと で、完治を願っ て治療に通っていますが、よくなるかどうか不安です。 「むち打ち」に は気を付けましょう)
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むち打ちは、1か月後に一番痛くなり、2ヶ月間以上その痛みが続きます。
しかも、痛い場所が随時変わります!!
鍼灸整骨院に通っていないと、痛みが酷くなり、仕事もままならないぐらいになります!
毎日、鍼灸整骨院に通っていた場合はかなりマシな状態で過ごせます。が、4,5日病院通いを休むと強烈な痛みがぶりかえしてきます!
交通事故にあったら、まじめに病院に通いましょう!
むち打ちは、外からは怪我人に見えないのに、強烈に首や背中、腰、頭が痛くなる辛い負傷です!また、1年や2年たっても、雨の日の前や雨の日は、首や背中がしくしく痛むという嫌なオマケがついてきます。ちなみに、わたしは経験者です。
車に乗っていて、赤信号で停まっているだけなのに、後ろから突っ込まれたら、どうやって避けたらいいのかわかりません。後ろから突っ込んでくる車がいたら、少し前に逃げることができるように、車間距離を空けて停車しているのがいいのか?赤信号で人が横断歩道にいた場合、後ろの車に追突されても、前に動いて人を轢かないよう、ブレーキをしっかり踏み続けるか、最初からエンジンを止めて、サイドブレーキを引いておくか?
普段から首ブリッジなどをして筋肉を首につけておくか?