枝豆にチーズはNG!じつは相性の悪い食べ合わせ5選 | 日本のお姉さん

枝豆にチーズはNG!じつは相性の悪い食べ合わせ5選

枝豆にチーズはNG!じつは相性の悪い食べ合わせ5選
2016年01月21日 09時39分 提供:マイナビスチューデント

人に相性があるように、食べ物にも組み合わせの良し悪しというものがあります。よく聞くのは「ウナギと梅干し」の食べ合わせですが、栄養学的見地からすると根拠はないのだとか。

「そもそもウナギはそう食べられるものではないので心配する必要もない」という人もいることでしょう。

そこで今回は、「枝豆+チーズ」「ココア+牛乳」など、普段よくやりがちな食べ合わせの中から、栄養学的にやってはいけない組み合わせに注目してみました。



●枝豆とチーズ・・・カルシウムがムダになる

居酒屋メニューの定番ともいえる枝豆&チーズ。スピーディに出てくることもあり、まずはこの組み合わせを注文する人も少なくないのではないでしょうか。

しかしこの食べ合わせだと、チーズに多く含まれるカルシウムを効率よく摂ることができません。枝豆に含まれるフィチン酸によって、その吸収が阻害されてしまうからです。

●ココアと牛乳・・・カルシウムがムダになる

ココアに牛乳は鉄板でしょう!という人も多いと思いますが、残念ながらこれもカルシウムがムダになる組み合わせです。

牛乳はカルシウムの宝庫ですが、食物繊維によってその吸収が妨げられてしまいます。

ココアには、ビタミン、ミネラル、カカオポリフェノールなど、美容と健康に嬉しい成分が盛りだくさんなのですが、食物繊維も豊富に含まれています。

同様の理由で、きなこと牛乳もカルシウムを損してしまうパターンです。

●ほうれん草とゆで卵・・・せっかくの鉄分がだいなしに

ほうれん草には鉄分が多く含まれていますが、これは非ヘム鉄といって、たんぱく質やビタミンCを補給しなければ吸収率があがりません。

そのため、卵とほうれん草は通常良い組み合わせなのですが、卵をゆでた場合話は別になります。

ゆで卵には独特のニオイがありますが、これは硫黄分を含んだアミノ酸が熱分解して硫化水素になったためです。硫化水素には非ヘム鉄と結合する働きがあります。つまり、結合によって非ヘム鉄はその働きを失ってしまうのです。

●大豆とひじき・・・便秘症の人には逆効果である場合も

煮物の定番として人気ですが、これも大豆のフィチン酸が ひじきに豊富に含まれるカルシウムの吸収を妨げてしまうパターンです。

また、便秘症の人には一見効果的なメニューのように思えますが、けいれん性便秘の人にとっては、食物繊維が多すぎて腸が必要以上に刺激され、逆効果になってしまうこともあります。

ウサギのフンのようなコロコロした便の人はけいれん性便秘である可能性があるので参考にしてみてください。

●大根とにんじん・・・ビタミンCが破壊される

にんじんにはアスコルビナーゼというビタミンCを破壊する酵素が含まれていて、大根と一緒に摂ると大根に含まれるビタミンCまで破壊していまいます。

ただし、アスコルビナーゼの働きは温度とpHによっておさえることができます。たとえば、紅白なますのように酢を加えたものなら大丈夫。

加熱でもアスコルビナーゼの働きをおさえることができます。ただ、ビタミンCは熱にも弱いため、ビタミンC摂取を目的とするなら、酢のものや生でドレッシングをかけて食べるのがおすすめです。

美味しいからやめられない食べ合わせだというのならともかく、どうせ食べるのなら、わざわざ相性の悪い食べ合わせをすることもないのではないでしょうか。ここで紹介した食べ合わせの知識をぜひ今後の食生活の参考にしてみてくださいね。

文・鈴木ゆかり

※参考

『体にいいつもりが逆効果!やってはいけない「食べ合わせ」』(白鳥早奈英・著/青春出版社)
http://news.ameba.jp/20160121-247/

抹茶にミルクもカテキンが牛乳の油に邪魔されて吸収しにくくなると聞いた。
抹茶にミルクを入れるのは欧米人だけだから、日本人には関係ないかな?