ケニアー過激派バス襲撃 イスラム教徒乗客、キリスト教徒救う | 日本のお姉さん

ケニアー過激派バス襲撃 イスラム教徒乗客、キリスト教徒救う

「テロの家」とつづりミス=10歳少年聴取に批判-英
2016年01月21日 07時06分 提供:時事通信

【ロンドン時事】英中西部ランカシャーに住むイスラム教徒の10歳の少年が、小学校の授業で「自分はテロリストの家に住んでいる」と書いたため、警察の聴取を受けたことが20日明らかになった。
実際は単なるスペルミスで、警察に通報した学校側の対応に「過剰反応」との批判が上がっている。BBC放送が報じた。

少年は昨年12月7日の英語の授業中、「テラス・ハウス」(Terraced House=棟続きの集合住宅)と書くつもりが、「テロリスト・ハウス」(Terrorist House)とつづりを間違え
た。

英国では昨夏以降、学生や生徒の過激行為が疑われる場合、学校側の通報が義務付けられた。
しかし少年の親族は「教師はつづり方を指導すべきで、(警察への通報は)子供への対応ではない」と批判し、学校と警察に謝罪を求めた。

中東などから難民が押し寄せる英国では、イスラム過激思想を背景とするテロに警戒が強まっている。
英ムスリム協議会幹部は「個人の日常生活が治安上の観点から、潜在的テロリストとして扱われることに大きな懸念がある」と指摘し、個人の権利より治安が優先される状況に苦言を呈している。 【時事通信社】
http://news.ameba.jp/20160121-192/

でも、本当だったらどうする?
先生は、まず子供に「本当か?」と聞くべきだったのだろうか?
神経質になるぐらいでちょうどいいと思うけど?
少年が警察の聴取を受けたのはいいことだと思う。
英国では昨夏以降、学生や生徒の過激行為が疑われる場合、学校側の通報が義務付けられたのだから
先生がその通り、実行しただけではないか?

イスラム過激派は、英国でそんな扱いを受けるようなことを世界中で行なっているのだから、
関係ないイスラム教徒がとばっちりを受けるのは仕方が無いことです。
お気の毒だとは、思います。

アフリカのケニアでは、バスがテロリストに乗っ取られ、
テロリストが、「キリスト教徒は手を上げろ!殺してやる」と言ったところ
イスラム教徒が身を持ってキリスト教徒をかばったそうです。
ケニアの女性のみなさん。キリスト教徒のケニア人を助けてくれてありがとう。

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ケニア
過激派バス襲撃 イスラム教徒乗客、キリスト教徒救う 着衣貸し選別不能に
毎日新聞2015年12月24日 東京朝刊

 【ヨハネスブルク服部正法】ソマリア国境に近いケニア北東部で21日、乗り合いバスがソマリアのイスラム過激派アルシャバブとみられる武装集団に襲撃された。この際、イスラム教徒の乗客たちがキリスト教徒の乗客たちをイスラム教徒に偽装するなどして救ったと報じられ、ケニア国内外で大きな話題となっている。

 襲撃はケニア北東部マンデラで起きた。襲撃犯たちはバスを銃撃するなどし、2人が死亡した模様。襲撃犯たちはバスに乗り込み、イスラム教徒とキリスト教徒を選別しようとしたが、イスラム教徒の乗客らがこれを拒否した。

 ロイター通信の取材に応じた乗客のイスラム教徒男性は「襲撃犯に簡単に見分けられないように、我々はイスラム教徒の着衣をキリスト教徒に着せたりした」と話した。襲撃犯らはその後現場を立ち去ったという。

 ケニアのケニヤッタ大統領は「これこそ我々が守り抜くべきケニア魂だ」と述べ、イスラム教徒の乗客たちを称賛した。

 マンデラ郊外では昨年11月、アルシャバブによる同様のバス襲撃があり、イスラム教徒でない乗客28人が射殺された。148人が死亡した今年4月の東部ガリッサでの大学襲撃事件でも、アルシャバブはイスラム教徒ではない学生らを意図的に選び出して殺害しようとしたとみられている。
http://mainichi.jp/articles/20151224/ddm/007/030/050000c

バス襲撃、イスラム教徒がキリスト教徒を守る ケニア
2015.12.23 Wed posted at 10:23 JST

過激派シャバブの襲撃から、イスラム教徒がキリスト教徒を守る出来事があった
(CNN) ケニヤ北東部で満員のバスが武装集団「シャバブ」に襲撃され、武装集団がキリスト教徒を殺害しようとしたが、イスラム教徒の女性乗客らが立ちはだかってキリスト教徒を守り、銃撃を阻止する出来事があった。
事件は21日、ソマリアとエチオピアとの国境に近いケニア北東部マンデラに向かうバスの中で起きた。この路線は治安が悪く、バスには大抵、警察車両が同行する。しかしこの日はたまたま警察車両が故障したため、バス単独で運行していて襲撃されたという。
同国内務相や乗客の証言などによると、武装集団はバスに乗っていた100人あまりの乗客に対し、イスラム教徒はバスから降りてキリスト教徒から離れるよう指示した。しかしイスラム教徒はこれに従わなかった。
イスラム教徒の乗客はほとんどが女性。自分たちの顔を覆っていたスカーフをキリスト教徒の女性たちに渡してバス後部の荷物の背後に避難させ、「殺したいのなら私たちを殺しなさい。キリスト教徒はここにはいない」と言い放った。
逃げようとしたキリスト教徒の男性1人はつかまって射殺され、バスを牽引(けんいん)していたトラックの運転手も殺害された。
武装集団は、また戻って来ると言い捨てて立ち去ったという。内務相は、治安部隊が武装集団の行方を追っていると説明し、「我々は皆ケニア人であり、宗教では分断されない」と強調。今回の事件について「イスラム社会の兄弟姉妹からの素晴らしいメッセージになった」と語った。
シャバブはソマリアを拠点とする武装集団で、米国がテロ組織に指定している。ソマリアをイスラム原理主義国家に転換させる狙いで襲撃を繰り返し、ケニア軍が2011年にソマリアで同組織の掃討に乗り出してからはケニアでも襲撃が相次いでいた。
特に今の時期はホリデーシーズンの帰省客などで公共交通機関が込み合い、バス襲撃が頻発する。昨年はコーランの一説を暗唱できなかった乗客28人が射殺される事件も起きた。
http://www.cnn.co.jp/world/35075404-2.html

過激派襲撃からキリスト教徒を守ったムスリムの勇気
Muslims Defend Christians During Al-Shabab Militant Attack in Kenya

武装してバスに乗り込んできたテロリストから、乗客たちはいかにして身を守ったか
2015年12月22日(火)17時02分
ポリー・モセンズ

あわやの惨劇 待ち伏せされ、襲われたバス。62人の乗客が乗っていた REUTERS
 昨日、ケニアでイスラム過激派がバスを襲撃した際、イスラム教徒の乗客がキリスト教徒の乗客をかばっていたことがわかった。

 ソマリアのイスラム過激派「アルシャバブ」の武装グループは、ケニアのマンデラ郡でバスに発砲して停車させると、バスに乗り込んで乗客をイスラム教徒とキリスト教徒に分け、キリスト教徒の乗客を殺害しようとしたと、BBCは報じている。

「私たちは、イスラム教徒ではない乗客の何人かに、イスラム教徒の衣服を与えて、見分けがつきにくくした。そしてしっかりと体を寄せ合った」と乗客の1人だったイスラム教徒のアブディ・モハマド・アブディはロイター通信に語った。「最後は武装グループも諦め、また戻ってくるぞと悪態を付きながら降りていった」

 マンデラ郡知事のアリ・ロバは、ケニアのデイリー・ネーション紙の取材で、この証言が正しいことを認めている。「乗客はイスラム教徒ではない人たちから離れるのを拒否し、皆殺しにするか、さもなくば立ち去れと武装グループに迫った」という。同紙によると、バスには62人の乗客が乗っていた。

犠牲者の宗教は当局明かさず
 それでも武装グループがバスに発砲した際に銃弾を受けた乗客など2人が殺害され、3人が負傷した。

 アルシャバブは広報担当者を通じて、キリスト教を信仰する敵の一部の殺害に成功したとロイター通信に語り、ほかの乗客たちもケガを負ったと豪語した。当局は犠牲者がキリスト教徒かイスラム教徒かを明らかにしていない。イスラム教徒の乗客たちがキリスト教徒の乗客たちを守ったことについてムサブに質問したところ、返事はなかった。

 アルシャバブは過去にも、同様の手口でキリスト教徒を襲ったことがある。4月にケニアのガリッサ郡で起きた「ガリッサ大学襲撃事件」では148人を殺害したが、学生に発砲する前に、信仰する宗教を尋ねたという。BBCによれば、被害者の多くはキリスト教徒だった。

 2014年12月には、イスラム教徒ではないバスの乗客28人を殺害している。そのほとんどは、ケニアの首都ナイロビに向かう教師たちだった。

 67人が犠牲になった2013年のナイロビの「ショッピングモール襲撃事件」は、アルシャバブの名を世界に知らしめた。

 国家テロ対策センター(NCTC)によると、アルシャバブは「ソマリア政府との国家主義的闘争に関心を抱いており、世界的なジハードは支持していない」という。もっとも最近は、ISIS(自称イスラム国、別名ISIL)に転向する幹部や戦闘員も増えているという。
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2015/12/post-4282.php
ケニアで襲撃 ムスリム、キリスト教徒をかばう
2015年12月22日
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ソマリアのアルシャバブ兵(2008年、モガディシュ郊外で)Image copyrightAP
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ソマリアのアルシャバブ兵(2008年、モガディシュ郊外で)
ケニア北東部マンデラ県のソマリア国境付近で21日、イスラム過激派勢力がバスを襲撃したところ、ムスリム(イスラム教)の乗客たちがキリスト教徒たちをかばったという。バス会社がBBCに確認した。襲撃では少なくとも2人が死亡したという。
マンデラ県のアリ・ロバ知事が地元メディアに話したところによると、国境沿いのエルワク村近くで、ソマリアを拠点とする過激派勢力アル・シャバブの兵士がバスを襲った。アル・シャバブは犯行を認めている。バスは首都ナイロビからマンデラ町へ向かっていた。
知事は「地元住民は愛国心と仲間意識を示した」と述べ、乗客たちの団結を目にしたから武装勢力は立ち去ったのだと話した。
報道によると、ムスリムの乗客は兵士らに「殺すなら一緒に殺せ。そうでないなら放っておけ」と告げ、キリスト教徒たちと分けられることを拒否したという。
バス会社「マカー」社員は襲われたバスの運転手の話として、ムスリムの乗客たちがキリスト教徒たちと離れることを拒否したとBBCの取材に確認した。バスを降ろされた乗客のひとりが走って逃げようとしたところ撃たれ、死亡したという。
ケニア軍は2011年10月に、アル・シャバブ掃討のためソマリアに進攻。以来、アル・シャバブはケニアと敵対している。ケニア北東部にはソマリア系住民が多く、アルシャバブはこの地区を頻繁に攻撃している。
ケニア・マンデラ県の位置
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ケニア・マンデラ県の位置
今年4月にケニア北東部ガリッサのガリッサ大学をアル・シャバブが襲撃し148人を殺害した際にも、襲撃犯たちはムスリムを多く解放する一方でキリスト教徒を射殺したとされている。
昨年にはマンデラ近くでアル・シャバブがバスを襲撃し、ムスリムではない乗客28人を殺害した。バスはクリスマスのためナイロビへ向かっていた。
BBCニュースのバシュカス・ジャグソダーイ記者によると、キリスト教徒が殺された昨年の事件の影響で他の地域からマンデラ県へ来て働いていた教師や医療関係者2000人以上が、県を退去してしまったことなどから、地域のムスリム系住民も相次ぐ襲撃による打撃を強く受けている。今回、ムスリム教徒たちがキリスト教徒をかばったのは、そうした事態へのいら立ちも背景にあるのではないかと記者は指摘している。
(英語記事 Kenyan Muslims shield Christians in Mandera bus attack)
http://www.bbc.com/japanese/35157891

迫 害迫害が増え続けるアフリカ
イスラム教との対立が進む

近年、アフリカ諸国においてキリスト教会の会堂が破壊され教会リーダーの家が焼かれるなど、クリスチャンに対する迫害が後を絶たない。その背景には何があるのか。特に迫害が厳しいとされているナイジェリア、南スーダン、ケニア、エチオピアの現状について、幾つかのニュースソースを参考にし、お伝えする。(本誌・小川樹美子)迫害が増え続けるアフリカ
ナイジェリア

全人口が1億5千830万人で、アフリカ随一の大国であるナイジェリア。そのクリスチャン人口は51%、イスラム教徒は45%と言われている。

米国のキリスト教団体オープン・ドアーズが毎年作成する「ワールド・ワッチリスト」(迫害が厳しい50の国のリスト)によると、一位は北朝鮮で、ナイジェリアは13位に位置する。特に北部の12州で、イスラム教過激派による攻撃が激化している。

最近では、イスラム勢力「ボコ・ハラム」と呼ばれるグループの動きが活発だ。「ボコ・ハラム」の意味は「西洋の教育は罪」、2002年に国内で設立された。彼らの目的は、シャーリア(イスラム法)を導入し、ナイジェリアにイスラム国家を樹立することであり、それを目指して武装闘争を展開している。

AFP通信によると、昨年の12月25日、クリスマス礼拝が行われていた教会などを狙い、複数の爆弾攻撃があった。少なくとも40人が死亡。全ての攻撃について、ボコ・ハラムが犯行声明を出した。

また、首都アブジャ郊外の教会では、礼拝を終えた信徒らが外に出始めた頃に爆発が起き、35人以上が死亡した。なかには、車に乗り込んでから爆発に巻き込まれ、車両ごと焼死した犠牲者もいた。

さらに今年の3月には、中東部のプラトー州の州都ジョスで、クリスチャンが多く住む複数の村が襲撃された。州政府は500人が死亡したと発表したが、地元の人権活動家らは250人と述べており、発表に食い違いがあるものの多数の犠牲者が出たことは間違いない。その後、市内周辺の一部では夜間外出禁止令が敷かれた。

カナダのキリスト教団体「殉教者の声(以下、VOM)」は、こういった迫害が激化した原因の一つとして、昨年4月に行われた大統領選挙を挙げている。クリスチャンである南部出身のジョナサン・グッドラック氏が当選。当選が発表されて直後の3日間に国内で暴動が起こり、800人以上が死亡、数十の教会が焼かれた。
南スーダン

20年の内戦を経て、2011年7月9日に、それまで「スーダン領南スーダン自治区」だった地域が、「南スーダン共和国」として独立を宣言した。現在世界で最も新しい国家である。

北部には主にイスラム教のアラブ系、昨年独立した南部には主にクリスチャンのアフリカ系住民が住んでいたが、1983年から20年以上にわたって対立が続いて内戦状態となり、200万人以上が犠牲になった。

現在、南スーダンの人口は826万人だが、クリスチャンの人数は今のところ明らかにされていない。また独立後、南スーダンは独立以前のスーダンの油田の4分の3を獲得。国の経済は、石油収入に9割も依存している状態である。

分離後、スーダンのオマル・ハッサン・アル・バジール大統領は、今後同国の憲法を「100%イスラム化する」と宣言した。イスラム教を国教とし、アラビア語を公用語とするということである。現在、スーダンは98%がイスラム教徒と言われている。イスラム法「シャーリア」は既にスーダンで強い影響力を持っている。

また、長年の内戦や、2010年に始まった南部への帰還事業が原因となり、スーダン側に住んでいた人々が南スーダンや近隣諸国に難民として逃れている。現在20万人以上が難民となっている。多くの人々がスーダンから南スーダンへ移動する交通手段を持たないため、着の身着のままキャンプにたどり着くという。さらに、集中豪雨などの影響で難民キャンプでは衛生状況が悪化、伝染病の蔓延が問題となっている。

また、VOMによると、スーダンと南スーダンの国境付近にある南コルドファン地方のキリスト教の神学校では、今年2月の新学期初日、学校の敷地内に8つの爆弾が投げ込まれた。幸い、死者やけが人はなかったが、建物は破壊された。

さらに、昨年8月から半年間で、米国のキリスト教救援団体サマリタンズ・パースの協力によって建てられた4ヶ所の教会が爆発や放火によって破壊された。

VOMは、祈りの課題として「アル・バシール大統領の政策が阻止され、スーダンのクリスチャンたちが自由に礼拝できるように。」「スーダンと南スーダンの対立関係が続いている状況でも、クリスチャンたちが信仰を持ち続けることができるように。」「主が彼らの信仰を強めて下さり、愛をもって大胆に福音を宣べ伝えることができるように。」などを挙げている。
ケニア

キリスト教迫害情報専門の「コンパス・ダイレクト・ニュース」によると、ケニアでのクリスチャンに対する迫害は、ソマリアとの国境付近で多くなっているという。昨年10月に、ケニア政府軍が国境付近にあるイスラム教過激派アル・シャバブの基地を制圧したことが原因となった。

同年の11月には、アル・シャバブ寄りの過激派が、ガリッサ郊外にある教会の長老宅に手榴弾を投げ込んだ。8歳と25歳の息子が死亡し、他の家族3名も重傷を負った。同教会の牧師は、コンパスに対して、「今回の爆発にどのような人物が関わったのか分かりません。」と話した。攻撃の前日には牧師への脅迫電話があったという。しかし、その翌日も通常通りの礼拝を行った。

また、ロイター通信によると、ソマリアとの国境付近で今年7月に、武装集団が2ヶ所の教会を襲撃した。17人が死亡し、40人以上が負傷した。襲撃されたのはカトリック教会と「アフリカ内陸教会」の会堂だった。教会の入り口に立つ武装警官2人を射殺したあと、礼拝に訪れていたクリスチャンらに対して手榴弾を投げ、爆発させた。

なお、ケニアの人口は3千980万人で、そのうちクリスチャンが81%、イスラム教徒が11%と言われている。
エチオピア

ワールド・ワッチリストによると、現在エチオピアは迫害国ワースト50の中で38位である。

1974年に起こったエチオピア革命により王政が廃止された。その後、社会主義政権が発足して1991年まで続いた。その間、多くの牧師や教会リーダーたちが投獄された。また、植民地時代以前から存在しているエチオピア正教会が少数派のプロテスタントを迫害するという事態も起こっている。最近ではイスラム教過激派による迫害もあるという。

VOMによると、昨年3月に「あるクリスチャンが、イスラム教の経典であるコーランのページを破いた」という噂が流れ、一部のイスラム教徒の怒りが噴出。59の教会と28の家が焼かれ、4000人以上が避難した。人口約8千200万人のうち、60%がクリスチャン、34%がイスラム教徒である。
http://www.revival.co.jp/rj/2012/09/post-252.php
キリスト教徒が最もひどい暴力を受けている国10カ国 トップはナイジェリア
2014年6月9日14時46分 翻訳者 : 彦田理矢子 印刷 Facebookでシェアする Twitterでシェアする関連タグ:オープン・ドアーズナイジェリアシリアエジプト中央アフリカメキシコパキスタンコロンビアインドケニアイラク北朝鮮
キリスト教迫害監視団体「オープン・ドアーズ」が、キリスト教徒が信仰のために最もひどい暴力攻撃を受けている国トップ10を発表、ナイジェリアがトップに挙げられた。
「過去数カ月におけるナイジェリアでのキリスト教徒に対する暴力の傾向は憂慮すべきもので、宗教的自由が欠如し、イスラム教テロリストグループ『ボコ・ハラム』やその他イスラムの過激派組織のために、日々キリスト教徒が危険にさらされている状態を表しています」と、オープン・ドアーズUSAの代表兼CEOであるデビッド・カリー博士は語る。
「ナイジェリアでは、学校に行く、教会に通う、自分がクリスチャンだと表明することは、非常に勇気のいる決断なのです。大量虐殺の道へと進みつつあります。西洋のキリスト教徒たちは仲介に入って、祈り、彼らを支援すべきです」
ボコ・ハラムは過去5年間に渡り、ナイジェリア政府に対して宣戦布告してきたが、しばしば教会を標的とし、ナイジェリアから人口のほぼ半分を占めるキリスト教徒を追い出すという使命の名の下に、教会全体を爆破したり、銃撃したりしてきた。2週間前、カノ市では20人が死亡する自爆テロが起きたが、これはカノ市では少数派のキリスト教教会を標的にしたものであったと報じられている。
オープン・ドアーズが作成したリストは、2012年11月1日から2014年3月21日までの間に記録された出来事に基づいており、リストに載った他の国は、シリア、エジプト、中央アフリカ、メキシコ、パキスタン、コロンビア、インド、ケニア、イラクだ。
オープン・ドアーズによれば、リストに載った国々で何千人というキリスト教徒が殺されたという。指定されたこの期間にナイジェリアでのキリスト教徒殉教者は2073人、シリアでは1479人、中央アフリカでは1115人。シリアとCARはどちらもひどい内戦下でのことだ。
キリスト教徒が迫害された全ての国の件数を合わせると、破壊された教会およびキリスト教系の建物は3641件、さらにキリスト教徒に対して企てられた暴行、誘拐、強姦、逮捕、強制結婚などの暴力行為は1万3120件に上るという。
このリストは、オープン・ドアーズがキリスト教徒が最も迫害を受けている国々を挙げた「ワールド・ウォッチ・リスト」とは異なる。「ワールド・ウォッチ・リスト」で2014年にトップに挙げられたのは北朝鮮で、ナイジェリアは14番目だ。
オープン・ドアーズの北朝鮮フィールドワーク担当のヤン・フェルメール氏は、キリスト教徒の殉教ということになると、北朝鮮から正確なデータを得ることは非常に困難だという。
「これは、信仰のために殺されるキリスト教徒がいないからではありません。実際、北朝鮮の収容所で何千というキリスト教徒が餓死し、虐待され、拷問されているのが現状です」とフェルメール氏は説明する。
「しかし、北朝鮮ほど閉じられた社会においては、キリスト教徒を殺す理由についても十分に正確な数字を得られないため、北朝鮮は殺害されたキリスト教徒の総数からももれているのです」
ワールド・ウォッチ・リサーチの代表、フランス・フェルマン氏は、キリスト教徒に対する暴力はアフリカ、中東、南アメリカまで、世界中に広がっているという。
「イスラム過激派、部族間の確執、組織的悪が、主な迫害の原動力になり、このような暴力を加速させていますが、これらトップ10カ国の内7カ国において、イスラム過激派の力が最も強いです」とフェルマン氏は説明した。
※この記事はクリスチャンポストの記事を翻訳・編集したものです。
http://www.christiantoday.co.jp/articles/13459/20140609/list-violence-persecution-top-10.htm

中央アフリカで教会襲撃、避難民少なくとも17人死亡 キリスト教青年集団が逆襲
2014年6月1日00時24分
記者 : 行本尚史
国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)日本国際飢餓対策機構(JIFH)
中央アフリカの内戦による難民=2014年1月19日、バンギ・ムポコ国際空港で(写真:SSgt Ryan Crane)

内戦が続く中央アフリカ共和国の首都バンギで、避難民の安全な避難所だったファティマの聖母教会に28日、武装集団が手りゅう弾を投げて発砲した。これによって少なくとも17人が死亡し、27人が行方不明となっている。
国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)などによると、死亡した人たちの中には、同教会のポール・エミレ・ンザレ司祭(76)と2人の子ども、2人の大人が含まれているという。行方不明の非戦闘員は、襲撃した集団によってさらわれ、どこに連れ去られたのかは不明だという。
これを受けて、UNHCRのファトウマタ・レジューン・カバ報道官は30日、ジュネーブで行われた記者会見で、「UNHCRは罪のない非戦闘員に対するこの攻撃を強く非難する」と述べた。
襲撃時、同教会には9千人の国内避難民が収容されていた。このうち2500人は近隣地域で悪化する治安から逃げて1週間前に移動してきたばかりだったという。他の人たちは、昨年12月から滞在していた。
同教会は現在、誰もいない状態で、襲撃を逃れた人たちは周辺地域やバンボなどの隣接地域、約10カ所に移動した。
「多くの人たちは何も持たずに逃げ、お金も食料も寝るための敷布団も持っていない。他の人たちは銃弾による傷を負っており、緊急に看護が必要だ」とファトウマタ・レジューン報道官は述べた。「彼らの苦難に加えて、彼らが移動し過度に混雑した避難民の場所は、水や食料、避難所や基本的な医療の不足に直面している」という。
UNHCRによると、最近まで教会や修道院、イスラム教寺院は、同国の避難民にとって安全な避難所となっていた。バンギにある43カ所の国内避難所のうち32カ所が宗教施設だという。
AP通信などによると、同教会への襲撃を受けて、それをイスラム教徒による仕業だとみなした一部のキリスト教青年グループがその襲撃に抗議し、29日、バンギにあるイスラム教寺院を破壊したという。これによって11人が死亡した。
しかし、バンギにあるイスラム教共同体の代表者であるオウスマネ・アバカル氏は、ファティマの聖母教会への襲撃を非難するとともに、それが地元のイスラム教徒たちのせいだとする見方を否定した。
国連人道問題事務所(OCHA)は、「いま中央アフリカ共和国で起こっている人道危機は確かに大変深刻で、『宗教紛争』として報じられていることが多いようです。しかし現実はもっと複雑」だとしている。
国連児童基金(UNICEF)の日本委員会である日本ユニセフ協会や、キリスト教精神に基づいて飢餓や貧困の問題に取り組んでいる日本国際飢餓対策機構は、同国の内戦で住む場所を追われた人たちのために、支援を呼びかけている。
http://www.christiantoday.co.jp/articles/13410/20140601/central-african-republic-church-mosque-attack.htm

テロ・誘拐情勢
2015年04月23日
1.概況
(1)ケニアにおいては、近年、海賊事件や爆弾テロ事件が多発する隣国ソマリアを拠点とするイスラム過激派組織アル・シャバーブ(AS)がケニア国内においても活発な活動を見せており、国内治安を脅かしています。2013年9月には、ナイロビ市内の外国人やケニア人富裕層が利用する高級ショッピング・モール「ウェストゲート」が武装集団により襲撃され、67名が死亡、175名が負傷する事件が発生し、ASが犯行を認めています。
(2)ASのテロ活動に対し、ケニア軍はソマリアへの本格的な軍事作戦を再開し、また、米軍もソマリアのASに対する空爆を実施し、2014年9月ASの指導者を殺害しました。殺害後、ASは新たな指導者を指名の上、指導者殺害に対する報復攻撃を宣言し、米国、ソマリア政府に加え、ケニアとウガンダを攻撃対象とする旨を表明しました。
(3)ケニア国内でASによる報復テロ攻撃の脅威が高まる中、ケニアの治安当局は、警備体制を継続的に強化していますが、依然としてテロ事件が続発しており、2015年4月2日には、ケニア北東地域の町ガリッサにあるガリッサ大学及び学生寮をASが襲撃し、148人が死亡、104人が負傷しました。4月4日、ASは、ケニア国内での更なるテロの実行を示唆する新たな声明を発出しており、ナイロビを含めテロの脅威に対して引き続き警戒が必要です。

2.各組織の活動状況または各地域の治安情勢
(1)ASの活動状況
概況のとおり。
(2)各地域の治安情勢
ア ナイロビ市内では、2014年中、以下のような公共の場を狙ったテロが多く発生しています。
1月、ジョモ・ケニヤッタ国際空港国際線出発ターミナル屋外カフェに対する簡易爆弾炸裂事件(負傷者無し)
3月、イスリー地区における連続爆弾事件(死者6人・負傷者20人以上)
4月、パンガニ地区における警察官の自動車検問における自爆テロ事件(警察官2人・容疑者2人死亡)
5月、ティカ高速道路上におけるバス連続爆破事件(死者3人・負傷者50人以上)、同月、カムクンジ地区マーケット連続爆弾事件(死者12人・負傷者80人以上)
 そのほか、ケニア警察は、ナイロビ市内のソマリア人が多数居住するイスリー地区はAS構成員の潜伏拠点であるとし、4月に同地区及び周辺に対する大規模な治安作戦を実施しました。
 また、北東地域マンデラ郡に近接するソマリア側国境地帯では、10月、ケニア国内への侵入を試みた100キロもの爆薬を積載した車両等が押収され、ナイロビ等都市部においてこれらの自動車爆弾などを用いた大規模テロ攻撃の発生が危惧されました。
イ モンバサ郡を始めとする沿岸地域においては、2014年中、リゾートホテル、レストラン・バー・ディスコ、キリスト教会、警察施設を標的とする以下のようなテロ事件が発生しています。
1月、クワレ郡ディアニ海岸のナイトクラブでの手りゅう弾投てき事件(負傷者10人)、
3月、モンバサ郡リコニ地区キリスト教会に対する襲撃事件(死者4人・負傷者20人以上)
5月、モンバサ市内におけるバス爆破事件(死者4人・負傷者15人以上)
6月から7月にかけて、ソマリアと国境を接するラム郡を含む東部沿岸地域では、同郡ムペケトニ町及び周辺村落での非イスラム教徒襲撃事件等少なくとも6件の襲撃事件が発生し、合計110人以上が死亡しています。特にモンバサ等沿岸地域を中心に、若者の過激化が大きな問題となっています。
ウ 北東地域においては、2014年中、公共の場を標的とする以下のようなテロ事件が発生しています。また、2015年4月には、上記ガリッサ大学襲撃事件が発生しています。
11月、ナイロビ行き長距離旅客バスに対する襲撃事件(28人死亡)、
12月、採石場に対する襲撃事件(36人死亡)
 そのほか、ガリッサ郡ガリッサ町におけるレストラン、商店、ガレージ等に対する手りゅう弾投てき事件やワジア郡ワジア町での武装民兵によるナイトクラブ襲撃事件(1人死亡・13人負傷)が発生しました。

3.誘拐事件の発生状況
(1)2014年中、ケニアにおいて、ASなどイスラム過激派によるものと見られる誘拐事件は1件発生しました。10月に沿岸地域ラム郡において、農作物陸送トラックに対する襲撃事件が発生し、ケニア人5人が誘拐されましたが、2日後に全員解放されました。
(2)2014年中、身代金目的の外国人被害の誘拐事件の発生しませんでしたが、ケニア人誘拐事件は、11件発生しました。犯行動機は、身代金目的の他、ビジネス上のトラブルに起因するものも確認されています。

4.日本人・日本権益に対する脅威
 2015年4月15日現在、日本人・日本権益を直接の攻撃対象とするテロの脅威は確認されていません。しかしながら、シリアやチュニジアにおいて日本人が殺害されるテロ事件をはじめ、ISIL(イラク・レバントのイスラム国)等のイスラム過激派組織又はこれらの主張に影響を受けている者によるとみられるテロが世界各地で発生していることを踏まえれば、日本人、日本権益がテロを含む様々な事件に巻き込まれる危険があります。
 ナイロビ市内で2013年9月に発生したウェストゲート事件は、欧米系外国人のみならず日本人の利用も多いショッピング・モールで発生しました。引き続き、同事件と同様のテロ攻撃が外国人の多く利用するホテルやショッピング・モール、レストラン等で発生する可能性があり、これらの場所を狙ったテロ攻撃が発生した場合、日本人も被害に巻き込まれることが強く懸念されます。
 このような情勢を十分に認識し、誘拐、脅迫、テロ等の不測の事態に巻き込まれることがないよう、海外安全情報及び報道等により最新の治安・テロ情勢等の関連情報の入手に努め、日頃から危機管理意識を持つとともに、状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心がけてください。

<2015年4月15日現在>

(注記)
 「テロ」については国際的に確立された定義は存在していませんが、一般には、特定の主義主張に基づき、国家等にその受け入れを強要し、又は社会に恐怖等を与える目的で行われる人の殺傷行為等をいうものとされています。本情報は、このようないわゆる「テロ」に該当するか否かにかかわらず、外務省が、報道等2015年4月15日現在の情報等に基づき、海外に渡航・滞在される邦人の方々の安全確保のための参考資料として編集したものであり、外務省の政策的な立場や認識を反映するものではありません。
http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pcterror.asp?id=100

マリアについて


「アフリカの角」と呼ばれるアフリカ大陸東端に位置するソマリア連邦共和国。
アフリカ大陸有数の美しい海岸や、近年開発計画が進められている石油等地下資源に恵まれた豊かな国です。
しかし国際社会から「比類なき人類の悲劇」とも呼ばれ、現在でも紛争やテロ、飢餓など多くの問題を抱えるとても不安定な国でもあります。

◆基本データ
【首都】モガディシュ
【面積】63万8,000平方キロメートル(日本の約1.8倍)
【人口】1050万人(2013年現在)
【民族】ソマリ族(約85%)
【宗教】イスラム教 スンニ派
【平均寿命】54歳(2013年時点)
【15歳未満人口の割合】47%(20013年時点)
【乳児死亡率(1000人出産当たりの人数)】89.8人(2013年時点)
※外務省ホームページ・WHO(2013)より

その他ソマリアの基礎情報についてはこちらhttp://www.mofa.go.jp/mofaj/area/somali/data.html#01(外務省HP)

【ソマリアの抱える社会課題】

<紛争>
 ソマリア内戦とは、1980年代に起こった氏族同士の争いをきっかけとした内戦です。ソマリアは、約85%がソマリ人というアフリカの国としては珍しい単一民族国家ですが、血族関係を基本とした非常に強い結びつきである氏族という血縁集団が存在します。氏族はソマリアにおいて非常に重んじられており、これらの氏族間での政治的不平等などが内戦にまで発展しました。
 1991年、当時政権を担当していたバレ政権が崩壊し、無政府状態に陥ってからは、国際社会の介入や武力勢力の台頭など、内戦は複雑化・長期化し、多くの難民が生まれました。2006年頃には、イスラム法に基づく裁判を行うイスラム法廷連合が一時的に首都のモガディシュを制圧し、内戦に“宗教”という新たな対立軸が生まれました。2012年に公式な政府が樹立してからは比較的治安が安定してきたものの、首都モガディシュではイスラム教過激派であるアルシャバーブによるテロ行為が繰り返されており、ソマリア国内では未だ不安定な治安状態が続いています。



<難民>
 1988年から続く内戦による劣悪な治安状況や慢性的に続く飢餓の影響で、大量の難民やが発生しました。ソマリア人難民は2015年7月現在約97万人存在し、主にケニアなどの近隣諸国に逃れて生活を送っています。彼らの多くは難民キャンプに滞在していますが、蔓延する伝染病、武装勢力による暴力的犯罪や略奪・強盗・レイプ・無差別テロなどの脅威に常に晒されており、住民たちは極めて過酷な生活を強いられています。



<飢餓>
 農耕や牧畜に生活を依存するアフリカの角地域一帯では、降雨量の減少により度々深刻な干ばつに見舞われてきました。中でもソマリアでは20年以上に及ぶ内戦によるインフラの破壊、食糧価格の高騰、また政府の脆弱性や武装組織による支援団体への妨害など諸問題が重なり、その被害は深刻です。「世界最悪の人道危機」と形容された2010-12年の飢饉では、同国民の推定4.6%に上る約26万人が犠牲となり、その半数が5歳未満の子どもが占めると言われています。
 飢饉の終結が宣言された今、対策をしなければ今年、2015年にこの悲劇が繰り返されるとUNICEFを始め諸機関が警告していますが、現状国際社会の支援は十分ではありません。



<海賊>
 2005年頃よりソマリア沖で外国商船などに対する海賊行為の発生件数が急増しました。この背景には、内戦によるソマリア国内の貧困化、他国によるソマリア沖漁業資源の違法乱獲、海賊行為のビジネス化など複数の要因があるとされています。多くの国際機関や政府のパトロール実施などの対策強化により、2012年を境に海賊の数は大幅に減少しているものの、未だ海賊問題発生の背景にある問題の根本的解決には至っていません。


(写真提供:瀧野恵太)http://jsyo.jimdo.com/%E3%82%BD%E3%83%9E%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6-1/