北朝鮮は、本当に食べる物が無くて軍が漁をしているらしい。 | 日本のお姉さん

北朝鮮は、本当に食べる物が無くて軍が漁をしているらしい。

日本海、相次ぐ木造船漂流=北朝鮮、食糧確保出漁で遭難か-16隻、北海道~兵庫
2015年12月21日 06時01分 提供:時事通信
石川県輪島市沖の日本海で漂流し、陸揚げされた木造船(写真下)。船体上部にハングルで「朝鮮人民軍」=11月21日、輪島市

北海道から兵庫県にかけての日本海側で10月以降、漂流するなどして発見された木造船が16隻(船体の一部を含む)に上り、計27人の遺体が確認されたことが海上保安庁や警察への取材で分かった。船体に書かれたハングルや遺留品から北朝鮮の漁船とみられる。専門家らは北朝鮮指導部が水産事業振興を進める中で出漁したものの、装備が不十分で遭難したのではないかとみている。
海保によると、10月27日に青森県佐井村の漁港にハングルの表記がある木造船が漂着。11~12月には北海道や秋田、新潟、石川、福井、兵庫の各県でも漂流したり、漂着したりした木造船が見つかった。船体は多くが全長12メートル前後、幅3メートル程度だった。船内からイカ釣り用とみられる漁具も見つかっている。
スクリューやエンジンの大きさなどから、海保関係者は「近海用で日本海を横断するような船ではない」と話す。石川県輪島市沖で見つかった船には「朝鮮人民軍」や北朝鮮の秘密警察「保衛部」のハングル表記があった。北朝鮮国旗が破れたような布も見つかっており、公安当局も北朝鮮の漁船とみている。
海保によると、朝鮮半島から漂流してきた可能性がある同様の木造船は2013年以降、計約180隻が確認されているが、今年のように短期間に集中して見つかるのは異例という。
聖学院大の宮本悟特任教授(北朝鮮の政治・外交)は「北朝鮮は以前、漁獲物を主に中国向けに輸出していたが、今では生活向上のために国内の消費に充てている。金正恩第1書記は需要を満たすために水産事業の振興を重視している」と指摘。北朝鮮では私企業が認められておらず、宮本氏は「北朝鮮が漁業を推進する中で、党や軍などの公的機関に所属する水産事業者の漁船が遭難し、日本沿岸まで流されたのではないか」と話す。漁船には一般労働者のほか、元軍人が乗船していることもあるという。 【時事通信社】
http://news.ameba.jp/20151221-74/

北朝鮮では私企業が認められていないってことは、軍の漁船でしょうが
近海用の船で装備が無くて漂流してしまったということですね。なんて悲惨な、、、。
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漂着北朝鮮船4隻に 日本海側7道県、遺体31体 漁に動員、軍人ら遭難か
毎日新聞2015年12月15日 東京朝刊
青森県佐井村沖に漂着した船からは4人の遺体が見つかった=同村で2015年12月8日午後3時55分、佐藤裕太撮影

日本海沿岸部に10月以降、木造船が相次いで漂着している。船の中や近くに流れ着いた遺体は男性ばかり31体。形状や文字、積載物からほとんどは北朝鮮の漁船とみられ、朝鮮半島沖で漁をしていて遭難した可能性が高い。これほど多くの遺体が流れ着くのは異例で、専門家は「北朝鮮は水産業の発展を鼓舞しており、軍などにより経験の浅い人が漁に動員され、遭難しているのではないか」と推測する。【まとめ・内橋寿明】

10月以降に日本海沿岸部へ流れついた船と遺体の数

毎日新聞が各地の海上保安本部などに取材したところ、10月からこれまでに、形をほぼ保った状態の木造船が13隻、バラバラになった船とみられる多数の木片も含めると計14隻が漂着した。多くが長さ10~13メートル、幅3メートル前後。船底が平らな「平底船」で、北朝鮮の漁船の特徴に合致する。

少なくとも8隻の船体にはハングルが書かれていた。エンジンやプロペラはいずれも小型で、波が高い海域に流されると漂流してしまう可能性が高い。遺体は死後1カ月以上経過して損傷が激しく、死因を特定できないケースが多いが、判明した数遺体は水死だ。

船の中からはカゴやブイ、釣り針など漁具のほか、ハングルが書かれたたばこやペットボトルなどが見つかった。新潟県で11月14日に見つかった船には、故金正日(キムジョンイル)総書記の肖像バッジがあった。

海上保安庁によると、北朝鮮から船が流れ着くのは、秋から冬に向けて強まる大陸側から日本列島への北西の季節風の影響とみられる。海上保安庁は「今年は流れ着く遺体が多い。例年は係留が解けて流されたとみられる船が多いが、今年は漁の途中で難破した船が多いと考えられる」と話す。

現場視察、金正恩氏ハッパ 外貨獲得狙い水産物輸出

北朝鮮情勢に詳しい聖学院大の宮本悟特任教授(国際政治)によると、北朝鮮では沿岸でイカやタラなどがとれる時期になると、朝鮮労働党の方針を受けた軍の指示で、現役軍人や元軍人らが乗り込んで漁に出るのが一般的だ。石川県で見つかった1隻にはハングルで「朝鮮人民軍」と書かれていた。水産物は外貨を得る目的で輸出されているという。宮本特任教授は「食糧事情が改善し、穀物がある程度行き渡るようになったため、漁に労働力を割く余裕が出てきたと考えられる」と話す。

東海大の山田吉彦教授(海洋政策)は「金正恩(キムジョンウン)第1書記が水産業の発展を積極的に鼓舞していることが影響している可能性がある」と分析する。

北朝鮮のテレビなどをモニタリングしているラヂオプレスによると、北朝鮮国内では、金第1書記による水産事業所の視察や、軍が先頭に立って漁業に取り組むよう求める発言をしたことなどが報じられている。山田教授は「服や長靴は長年漁業に従事した人のものとは思えず、経験が浅い人まで動員され、遭難した可能性が高い」と語る。【岸達也】
http://mainichi.jp/articles/20151215/ddm/041/040/112000

「食糧事情が改善し、穀物がある程度行き渡るようになったため、漁に労働力を割く余裕が出てきたと考えられる。」と書いてある。
食べる物が増えて、漁に出る余裕が出てきたので経験が浅い軍人が漁に動員されて遭難したという。