七五三に呼んでもらえないご主人側の親 | 日本のお姉さん

七五三に呼んでもらえないご主人側の親

七五三に呼んでもらえないご主人側の親

わたしの整形外科医とわたしの前の患者さんとの会話が聞こえてきた。

わたしの前の患者さんはどうやら暗い顔をしていたらしい。
「何か悩み事あるん?ゆうてみ?」と医者が言っているのが聞こえた。
患者さんは、なかなか言おうとしない。
医者が何度も尋ねたので患者さんは心の悩み事を打ち明けることにしたようだ。
なんでも、自分の息子の嫁が七五三に呼んでくれないのが非常に悔しく悲しかったようす。
孫の子守を無償でしているし、お金がかかることは、何でも頼まれてそれに快く答えてきたのに
七五三には呼んでくれないで、嫁の両親だけ呼ばれたのだそうだ。
しんどいことや、お金がかかることは全部、息子の親に頼むのに孫とどこかに出かけるときは、嫁の親が行くのだ!
患者さんはそのことがとても辛かったようで、「もう、付き合いやめようと思います」と言っていた。
医者は、「そんなしょうもないことで付き合いやめたらアカン。嫁と言うのは、いつでも自分の親だけ連れていきたいもんや。
楽しい事は、やっぱ自分の親やねん。どこでもそうや。あんたとこだけちゃう。運動会も自分の親だけ連れていくねん。そんなもんや。
そんなんで怒って、向こうに関係切られたら損や。そんなん無視してたらいいねん。どこもいっしょやから!」と励ましてあげていた。

本当に七五三に行きたかったようです。かわいそうに、、、。

嫁の両親だけ行って、自分は呼んでもらえなかったことにびっくりして
ちょこっと嫁に何かを言ったらしく、嫁に「どうします~?」と一応聞かれたそうだが、
来てくださいと言われず、いかにも「来て欲しくない」感じの「どうします~?」だったので
行きたかったのに、呼ばれていない感じだったようだ。

「来てください」じゃなくて「どうします~?」だったら、来て欲しくない感じ満載だわ。

おばあちゃんも孫ができてうれしいけど、孫が大好きだから一緒に七五三に行きたかったのに、
嫁に呼んでもらえないという辛いことがあるんだなと思った。
そしておばあちゃんの心のケアもする医者は偉いと感じた。

そんな風に他人の会話を盗み聞きしていたわたしだが、同じ医者に
「しっかり、整骨院に通って直しなさい。むち打ちでいろんな症状が出てきて辛いと思うけど、元気出して頑張って!」と
背中をどん!と叩かれたら、涙がじわっと出てきた。優しくされると泣けてくる。
何も感じないように装っているけど、やっぱり、わたし、むち打ちになって辛かったんだと思った。