つづき
EM菌と世界救世教
はじめまして。
こちらの記事を興味深く拝読しました。
今から10数年前、神奈川県平塚市など
あちこちの地方自治体でEM菌やボカシが
ごみ問題を解決する特効薬のように喧伝され
科学的知識に乏しい主婦のあいだで広まっていったことを
思い出しました。あれから全く聞かなくなりましたが
どうなったのか不思議に思っております。
私は文系の人間なので「波動」や「重力波」と聞いても
物理学の権威を借りようとするいかさま科学だな、くらいしか分からず
こちらのブログのように科学的に誤謬を衝くことができずに
もどかしい思いをしますが、大震災を機にまた宣伝されているらしい
EM菌について、宗教の面から指摘させていただきたく思います。
まずEM菌は世界救世教という手かざし系の新興宗教団体が広めたものです。
比嘉先生は(信者かどうかは分かりませんが)関係者なのでしょう。
世界救世教は出口ナオが始めた京都の大本教の分派で
世界救世教もまた世界真光教団、神慈秀明会など
多くの分派を生みました。
EM菌は1986年に教団が「再建派」と「新生派」に大分裂した際、
新生派が一般に広めたものだそうです。
環境問題への意識からEM菌を広めようとした主婦たちは
結果的に新興宗教団体の手助けをしてしまっていたことになります。
詳しくは斎藤貴男『カルト資本主義』(文春文庫)をご参照下さい。
なお、念のため申し上げておきますが、
私はいかなる宗教にも帰依しない罰当たり者です。
2011-06-24(05:53) :
SEW URL :
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Re: EM菌と世界救世教
コメントありがとうございます。
大変興味深いご指摘、ありがとうございました。
さまざまな面から、EM菌というものが世に広まっていったのですね。
まさかEM菌の微生物君たちも、放射能まで食べさせられるとは思いもしなかったでしょうが(笑)
> はじめまして。
> こちらの記事を興味深く拝読しました。
> 今から10数年前、神奈川県平塚市など
> あちこちの地方自治体でEM菌やボカシが
> ごみ問題を解決する特効薬のように喧伝され
> 科学的知識に乏しい主婦のあいだで広まっていったことを
> 思い出しました。あれから全く聞かなくなりましたが
> どうなったのか不思議に思っております。
>
> 私は文系の人間なので「波動」や「重力波」と聞いても
> 物理学の権威を借りようとするいかさま科学だな、くらいしか分からず
> こちらのブログのように科学的に誤謬を衝くことができずに
> もどかしい思いをしますが、大震災を機にまた宣伝されているらしい
> EM菌について、宗教の面から指摘させていただきたく思います。
>
> まずEM菌は世界救世教という手かざし系の新興宗教団体が広めたものです。
> 比嘉先生は(信者かどうかは分かりませんが)関係者なのでしょう。
> 世界救世教は出口ナオが始めた京都の大本教の分派で
> 世界救世教もまた世界真光教団、神慈秀明会など
> 多くの分派を生みました。
> EM菌は1986年に教団が「再建派」と「新生派」に大分裂した際、
> 新生派が一般に広めたものだそうです。
> 環境問題への意識からEM菌を広めようとした主婦たちは
> 結果的に新興宗教団体の手助けをしてしまっていたことになります。
> 詳しくは斎藤貴男『カルト資本主義』(文春文庫)をご参照下さい。
> なお、念のため申し上げておきますが、
> 私はいかなる宗教にも帰依しない罰当たり者です。
2011-06-29(22:01) :
原発懐疑派URL :
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自分の実験結果をもって反論してください
”「EM菌で放射能が除去できる」は真実かデマか”
それで、あなたの結論は何ですか?
あちこちの文献読んだだけで、終わりですか?
人の文献だけで、結論をつけられるはずがないと思いますが
否定されるのなら、ご自分の実験結果が必要ですよ。
なぜ、あなたはご自分で実験されないのですか?
百聞は一見に如かず と昔から言われてますよね?
【人から何回も話を聞くより、直接見てしまったほうがよいことのたとえ。 「百聞」は百回聞くこと、「一見」は一回見ること、「如かず」は、及ばないということ。 例文. 万里の長城のすごさは、百聞は一見に如かず、見てみないと実感できないだろう。】
自分の実験結果をもって反論してください。
2011-06-30(14:10) :
URL :
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Re: 自分の実験結果をもって反論してください
コメント頂きありがとうございました。
記事の「追記」の項に、私なりの反論を述べさせていただきました。
まず「EM菌で放射能が除去できる」を証明するのは、それを言い出した人ではないでしょうか。
その証拠があやふやなのを批判した人に対して、「あなたが実験して反論しなさい」というのは筋が通りません。
また、私の結論は本文中でも示した通り、「「EM菌で放射能が除去できる」という、科学的な裏づけは乏しい」です。
できましたら、私の検証のどの部分に論理的な誤りがあるのか、貴方の見解を教えて頂けますと幸いです。
> ”「EM菌で放射能が除去できる」は真実かデマか”
> それで、あなたの結論は何ですか?
> あちこちの文献読んだだけで、終わりですか?
> 人の文献だけで、結論をつけられるはずがないと思いますが
>
> 否定されるのなら、ご自分の実験結果が必要ですよ。
> なぜ、あなたはご自分で実験されないのですか?
>
> 百聞は一見に如かず と昔から言われてますよね?
> 【人から何回も話を聞くより、直接見てしまったほうがよいことのたとえ。 「百聞」は百回聞くこと、「一見」は一回見ること、「如かず」は、及ばないということ。 例文. 万里の長城のすごさは、百聞は一見に如かず、見てみないと実感できないだろう。】
>
> 自分の実験結果をもって反論してください。
2011-07-01(00:13) :
原発懐疑派URL :
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大変参考になります。
"EM菌 放射能"でググってtopだったのでやってきました。
よくこれだけ追跡調査して記事にしてるなと敬服します。
私はEM菌も比嘉氏もよく知らず、EM菌を支持しているNPOチェルノブイリ活動されている野呂さんの経験談は概ね信用している立場です。
EM菌について自分で調べる労力がさけないので参考にさせて頂きますが、
全般的にblog主さんの主張を支持します。
EM菌の効果は科学的に証明されておらず、少なくとも比嘉氏は科学者ではないと感じました。
独論は非難も多く大変かと思いますが、引き続き客観的・論理的な分析を期待しております。
2011-07-24(16:47) :
bcrvr URL :
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実名です
世界中で我々多くの勇気ある正しく生きようとする市民が実際にEMを活用しているので結果は実験室や学者の実験ではなくて(放射能汚染地域に於いても)実際の現場で実証されることでしょう。結果はいかなるものか大自然の判決を待ちましょう。インターネットといえども実名を公表しないのは人間として認められないでしょう。まずは実名を公表してものを言うべきですね。それが出来ないのはエセの人間である可能性が高いでしょう。何が科学的というかは我々市民が日常において実証する時代です。以上。
2011-08-03(23:24) :
小泉圭二 URL :
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No title
グダグダ言わずに実験しろよ!
2011-08-10(12:40) :
25jikan URL :
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Re: 大変参考になります。
bcrvr 様
ご評価いただきましてありがとうございます。
なかなか忙しくて新たな検証ができずにおりますが、今後ともよろしくお願い申し上げます。
2011-08-12(22:54) :
原発懐疑派URL :
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Re: 実名です
小泉圭二様
厳しいご指摘ありがとうございました。
匿名の情報など信ずるにあたらない、というのは正しい姿勢であると思います。
記事の内容をお読みいただき、妥当性があるとお感じになっていただけたら幸いですし、妥当性に欠けるとお感じになれば、それは私の力不足であると思います。
現在のところ、プロフィールを公開する予定はございません。
事情があってのことだ、とご理解いただけますと幸甚に存じます。
2011-08-12(22:59) :
原発懐疑派URL :
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Re: No title
25jikan 様、厳しいご意見ありがとうございます。
その後批判につきましては、記事の追記4に反論させて頂いておりますのでご覧下さい。
2011-08-12(23:01) :
原発懐疑派URL :
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追記の記述について
はじめまして。
自分は生物系の大学院生です。
東海アマ氏について調べていてここの記事を拝見致しました。
非常にわかりやすい記事でとても参考になったのですが、
追記の書き方が気になったのでコメントさせていただきます。
東海アマ氏にしてみれば、おそらく貴方が警官側(無実の自分達を悪者にしたてあげようとしている、そっちに立証責任があるはずだ)と思っているはずなので、その書き方は役を逆にしても成り立ってしまうため、あまり有効でないと思います。
もちろん私は貴方の意見に賛成です。
しかし疑似科学を相手にすると、論理的に話を組み立てようとするあまりどうしても遠回りな主張になってしまいますね。こっちこそ間違ったことが言えない分控えめな主張しかできないですし。
根拠や論理が無くても明確な主張が出来る疑似科学が人気になるのも、やはりそっちの方が信じるのが楽だからなのでしょうか。
2011-08-15(20:39) :
Yama URL :
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No title
調査と論理展開の緻密さに感銘をうけました。
私は「効果があればなんでも試したい」し、「効果がわからずとも特に害がなければ、あるいは使う側の自己責任で済むことであれば使うのを止めさせることもない」と考えています。
EM菌や乳酸菌に本当に効果があればどんなにいいだろうと今でも思っております。
幸いに、放射線は測定できます。(生命のエネルギーや「良い波動」などは測定できませんが。)
御用学者でない中立もしくは核マネーに汚染されていない科学者の追試を待っていたところ、貴方様の文章に出会いました。
私は比嘉氏等ではなく、第三者的立場の方に追試して頂いて発表されたら一番信用ができると思っております。
放射線被曝をしたくない、軽減したい、なくしたいというのは、ホルミシス効果を過大に期待なさる方以外は皆同じ気持ちでいることと存じます。
1日も早く、日本が放射線被曝に正面から向き合い、被曝を防ぐための社会的なシステムを構築することを願ってやみません。
今は加害者も被害者もみんな多かれ少なかれ被曝しているのですから。
2011-08-18(15:33) :
yama URL :
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Re: 追記の記述について
Yamaさん、ご意見ありがとうございました。
もしかすると、私はYamaさんのご意見を誤解しているかもしれませんが・・・。
私としては「言いだしっぺ」が立証する義務があると思っています。
誰がこの問題のスタートか、と考えると、それは比嘉氏であろうかと思います。
比嘉氏が直接データを出さないのであれば、その意見に賛同する人が出すべきでは、と思います。
もし私が「EMに放射能を消滅させる力はない」と、EMと放射能の関係を最初に言い出したのであれば、当然立証するべき責任は私にあると思います。
またご意見下さい。
2011-08-27(19:26) :
原発懐疑派 URL :
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Re: No title
Yamaさん、ご意見ありがとうございました。
Yamaさんのご意見に賛同いたします。
2011-08-27(19:28) :
原発懐疑派 URL :
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郡山市から
福島県郡山市在住です。
9月4日比嘉氏の話を聞いてきたばかりです。集まったのは300人弱。
年配の方が多く、どこから情報を得たのか知りたいと思いました。隣の方は農家の方でした。
質疑応答の中で若いお母さんが質問しました。
「ホールボディカウンタ」で内部被ばくがどの程度軽減するのか検証する予定は?」 氏はピントはずれの長話をしてこの答えを聞けませんでした。
素人の私でさえ、疑問に思うような理論展開を皆さん信じたのか疑心暗鬼でいます。 このブログを拝見して納得。
氏は科学的検証をするつもりはないと断言しています。この肩書きなら言いだしっぺとして検証をするのが当然です。勘で理論を展開し、ビジネスとして広げていく目的が見え見えです。 公的機関が取り上げないと愚痴めいていますが、なら、なぜ科学的に検証しないのでしょう。
EM菌を全否定しません。腐敗と発酵の違いくらいは理解できますし、実際、植物は元気になります。しかし、EXGOLDなるものはいかがなものでしょう?菌は入っていない、その波動による作用が有効である、とは何と理解していいのやら。
なんだか、福島県民が氏の食い物にされている気がしてきました。
2011-09-04(13:56) :
グリーンカーテン URL :
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Re: 郡山市から
コメントありがとうございました。
また、非常に有益な情報をありがとうございます。
不安や恐怖が拭いきれない状況で、いつもご生活なさっておられると推察いたします。
早く平穏な日々が取り戻せるよう心からお祈りいたしています。
> 氏は科学的検証をするつもりはないと断言しています。
> この肩書きなら言いだしっぺとして検証をするのが当然です。
> 勘で理論を展開し、ビジネスとして広げていく目的が見え見えです。
全く同感です。
科学的検証をしません、と仰っておられるのなら、もう科学者の肩書きは全く意味がなくなります。
つまり、普通のおじいさんと同じですね。
もし名誉教授でもなんでもない普通のおじいさんが、「この菌から取った波動入りの薬を飲めば、体の放射能が抜ける」と言って薬を売っていたら、誰か買う人がいるでしょうか?
まずいないでしょう。
科学的検証をしない、ということは、もはやその人は科学者ではありません。
「昔は偉かったけど今は普通のおじいさん」です。
> なんだか、福島県民が氏の食い物にされている気がしてきました。
比嘉氏本人にそのような悪意があるかは分かりませんが、彼の取り巻き、商売にしている人たちはどうでしょう?
彼らは「効果があるかどうか分からない薬」でもって、福島の人たちで金もうけをしているのではないですか?
効果があるかどうか分からない薬を使うのは、それこそ「人体実験」ではないのですか??
原発はなくすべきです。しかし同時に、放射能インチキビジネスもなくすべきだと思います。
2011-09-04(18:30) :
原発懐疑派 URL :
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飲用して人体に害はありますか?
私は、仮に論理がグダグダであっても実害が無いなら何事も試してみようと思っています。もちろん個人レベルでの話ですが。今知りたいのは、成分的に飲用して問題はなさそうか?ということです。問題がなければ実験してもいいかなと(笑)。
色々調べてはいるのですが、例えばアップルペクチンにはそれなりに医学的根拠ありそうですが、EMというのはどうなんだろうと調べておりました。
代替医療は私は好きですが、良い意味ですべての物事は疑う、信仰はしないということが出来なくなっている人も多いです。私は知識もないド素人ですので用語もサッパリで、それこそ雰囲気でものを見ているようなものですが(笑)、大変冷静なブログですばらしいですね。
2011-09-08(19:28) :
URL :
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動画での説明あり。対照区と比べての効果は・・・
原発懐疑派さん、はじめまして。
私も、菌で放射性元素の回収(凝縮)は可能、但し消滅はできないのではと考えています。
消滅はできなくても濃縮させることは、その後の保管・処理に役立つことですので、菌を現実的に役立てるようになればと願っています。
(佐々木健広島国際学院大教授などの活動に期待しつつ)
さて、福島での除染実験ですが、以下の動画で比嘉教授の講演を見ることができます。
http://www.ustream.tv/channel/ahahaueki#utm_campaign=t.co&utm_source=7383732&utm_medium=social
1:05:10頃、比較対象(対照区、EM、EM+米ぬか)が、
1:09:00頃、線量の時間変化が説明されています。
確かにEM散布区で線量減少がみられているのですが、
初期段階を除き、対照区と、EM散布(米ぬか追加を含む)とで、
差異のない結果となっています。
このあたり、動画上の音声が聞き取りづらく、私の理解が十分でないかもしれませんが。
改めて、以下のサイトを見ると、確かに上記動画での説明に矛盾しないのですが、
EM区と対照区と同等だったとの言及はありません。
http://dndi.jp/19-higa/higa_48.php
もっとも、動画の1:10:10に、収穫されたブルーベリーのセシウム濃度については、
EM(+米ぬか含む)の効果が出ているようですので、何か効果はあるように思うのですが。
以上、ご存知の情報かもしれませんが、お伝えいたします。
そんな私も、何か役立つのではとEM実践者です。
少なくとも土壌改良に役立ち、
植物生育が進むことで土壌からの放射能除去がちょっとでも進めばいいかと、
割り切っております。
2011-09-11(22:10) :
日本大好きっ男 URL :
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Re: 飲用して人体に害はありますか?
コメントありがとうございます。
飲用して問題はないか、ということですが、私には全く分かりません。
「EM-X GOLD」というのが清涼飲料水として販売されているようですので、おそらく何らかの承認はパスしていると思われます。
ですが、新しい飲料だと思いますので、長期間服用して安全であるかどうかは、全く不明です。
2011-09-12(12:56) :
原発懐疑派 URL :
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Re: 動画での説明あり。対照区と比べての効果は・・・
コメントありがとうございます。
動画、拝見いたしました。
グラフによると、EMを撒いた区域も、対象区も、ほぼ変わらない結果だったようですね。
ただし、(EMを撒かない区域も含め)全部の区域で2ヶ月で放射性セシウムが1/4になるという信じがたいものですが(笑)
普通は、大量の水を撒いたことによって表土近くのセシウムが流れたり深部へ浸透したりということが考えられますが・・・。
かなりデザインが杜撰な研究のように感じました。来月までには正式な報告が出るとの事で、それを待ちたいと思います。
2011-09-13(22:31) :
原発懐疑派 URL :
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飯山某には、乳酸菌・光合成菌で放射能除去の証拠無し
乳酸菌による放射能逓減の件で、
ネタ元になっている飯山氏に
直接聞きましたので公表を致します。
何かの参考になれば、幸いです。
飯山一郎氏に、放射能で汚染された土地に
米のとぎ汁乳酸菌を、散布し、
放射能の逓減を実験した結果の有無を聞きましたが、
「自分では、そのような実験の結果はしていない。
証明する証拠も自分にはない。」との事です。
また、
光合成細菌による放射能逓減(消滅)の実験もしていないし、
証拠もないということです。
まとめ、
飯山一郎氏は、本人による
『乳酸菌や光合成細菌による放射能逓減の証拠』は、おろか実験実験もしていない。
これが実情です。
2011-09-16(16:59) :
スギさん URL :
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Re: 乳酸菌で放射能除去できるとのこの報告書は?どうですか?
コメントありがとうございます。
じっくりと読んでおりませんので、間違いがあれば申し訳ありません。
疑問点1
対照区と実験区の区分けについて。
対照区(コントロール区)とするのなら、微生物の散布以外の条件を、実験区と可及的に全て同じにすべきであると思います。
トラクターによる耕転、水の散布など、表土近くの放射線量が変化する要因が多くあるにもかかわらず、対象区でそれらの事を行っていないというのは疑問です。
疑問点2
12ページ以降の「深部編」についても疑問があります。
50cm、1m、1m50cmと、深い土壌を検査したとの事ですが、本当に知りたいのは、耕転した20cmより少し深い部分のデータではないでしょうか?
すなわち、耕転および大量の水の散布により、放射性物質が地中に拡散・染み込んだと考えるなら、50cmより深い部分ではなく、「表部編」で計測された20cmの深さ(これがほぼ耕転された深さのようですが)の前後、つまり30cm、40cm、50cmといった深さを調べるべきかと思います。
要するに、放射線量の低下が、微生物の働きによるものか、それ以外のファクターによるものか、この研究からは明らかでないように思います。
2011-09-16(21:14) :
原発懐疑派 URL :
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菌類の放射性物質の反応
大変興味深く拝見させていただきました。放射性物質も物質である以上、物質の固定化などは光合成とは直接関係なく存在するので、比嘉先生の主張は誇張しすぎと私も思います。ただ、放射線の一部は電気的に言えば可視光と同じ超高周波に分類できることを考えれば放射線による光合成は考えられるのではないでしょうか?そうすると”除染”というよりは放射性物質をそのままにして影響を抑える”封じ込め”ということになるのではないでしょうが…(そのあたりは文末で言及はされていますね。) 研究者にも焦りがあるのかあまりにも検討不足という発表が多くて、非常に危惧する部分もあります。施策と研究は全く別なのですから、その辺を整理してけ各研究者の方々には考えて欲しいものですね。
2011-09-18(12:32) :
堀内 行夫 URL :
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Re: 菌類の放射性物質の反応
コメントありがとうございました。
放射性セシウムで問題となるのは放射線の中でも主にガンマ線ですので、可視光線とは全く波長が異なります。
これを光合成細菌が利用することは不可能です。
また、放射性セシウムを微生物がその体内に取り込んだとしても、それによって放射線が微生物の体に封じ込められるという事も考えられません。
ガンマ線の透過性は高く、10センチメートルの厚さの鉛で、ようやく1/100~1/1000に減衰されます。
微生物の細胞膜・細胞壁がどれほどの厚みがあるのか考えれば、お分かりになると思います。
したがって、土壌にどんな種類の微生物がどれだけ増えようと、それだけで放射能を除去したり封じ込めたりすることは不可能と考えられます。
2011-09-18(23:49) :
原発懐疑派 URL :
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いろんな異論
追試無視して異論。伝言ゲームだけなら負けだぞ。
http://dndi.jp/19-higa/higa_48.php
茨城県下妻市に講演会(H23 9/25(日))、あり聴いてきた。日本では誰も追試して異論する者がいないそうな。大学病院の教授医者の臨床を知らない人種も新研修医制度(スーパーローテイションなど)この日本では結構絶滅中。
蒔いていることろで調べてレポートくれ。
2011-09-25(19:59) :
臨床を知らない大学教授医者絶滅反対 URL :
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EM以外の方々
放射性セシウムの無害化
http://www.minusionwater.com/cesium.htm
飯山一郎氏の新説
◆2011/07/15(菌) 光合成細菌はセシウムを無害化する!
この説は、飯山一郎氏ではなく、分子生物学を専攻する某製薬会社のW研究員とのこと
あと、この方
㈱高嶋開発工学総合研究所
http://tidt.jugem.jp/
その実験に参加していた方の証言ブログ
グラントマト社長の日記 《環境と健康の先進地域キラメキ福島をつくろう!》
放射線が消えるって信じられます?(11)
http://blog.goo.ne.jp/nanjo_7/c/9663f9451c831d382f7d113ebeac1305
ではでは
2011-09-26(15:14) :
有用微生物 URL :
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No title
疑わしい、という結論はまぁ良いとして、
理屈だけで論破しても何の意味もないよね。
今の科学は絶対じゃないですよ。
アインシュタインの相対性理論ですら、存亡の危機みたいな感じなのに、
今の科学の常識で間違っている=EM自体があやしい、というのはちょっとどーなんだろ。
実際に撒いて実験した上でなら、非難でもなんでも同意もできるけど、
こんな書き方じゃEMを貶めたいだけ、比嘉教授に嫉妬w、という風にも見えます。
なんとなーく小ばかにするスタンスで反対意見を書いても、
ちょっと同意はできないかなぁ。
2011-10-10(20:48) :
叩くの好きだね~ URL :
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No title
チェルノブイリの架け橋の野路美加さんの講演会に行きました
野呂さんはチェルノブイリで国際チームが沢山ある中の日本チームで活躍し。
日本の援助チームの担当する被害者の子供たちがダントツに癌や病気の
発症率が少ないのはEM菌を1日5cc摂取させているからですと述べ
ロシアの子供たちにEM菌を飲ませて何日かすると甲状腺の腫れや咳ももおさまり
とても元気になる、cmで言っているんではないんです
子供が癌になるというのは大変なことなんです
学校の先生やテレビに自分の命を預けてしまうんですか
もっと本気で怒るべきです、とおっしゃってます
私もEMを飲んでます自分で増やせばただみたいなものです
2011-11-19(19:20) :
ゾルバ URL :
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No title
とても面白い記事ですね。
菌の中にはセシウムに対して有用なモノもあると思っています。
(それが見つかるかどうかは別として)
ただそれをEM菌のみに求めようとする所に無理があると思います。
ところでゾルバ様。
EM菌を培養して飲むのでしたら、えひめai-2を御自分で作られたほうが安心では?
EM菌のみに浄化作用があるというのでしたら何も言えませんが。
もし、EM菌に含まれているという光合成細菌に期待しているのでしたら、私自身が糖蜜での培養を行った限りでは他の菌とは違い増殖を観ることはできませんでした。(あくまでも個人で調べた結果です)
どうも他の菌(酵母菌、放線菌)が多いとそれらのえさになってしまうようです。
それでも光合成細菌を増やしたい場合は、光合成細菌単体で、かつお節での培養が簡単でした。(ただし、どぶの匂いが強く飲用には向かないと思います)
2011-11-26(23:27) :
ボン URL :
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記事を読ませていただきました。
EMの場合きちんとした実証報告がありませんね。微生物による放射能の元素転換の理論を今の科学では証明できませんが、結果として放射能が消えている事実を報告することはできるはずですが報告が見当たらないのはEMで放射能の分解消失ができないからですね。
しかし高嶋開発工学研究所の高嶋康豪博士の微生物触媒による放射能の分解消失は福島県川俣町で実証データが政府に提出され、その報告書もHPで公開されています。
さらにチェルノブイリでの実証や台湾の実験でも国家認証されています。
http://takashima.tidt.fool.jp/
もしよろしければご覧ください。
2012-01-26(16:12) :
うず URL :
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Re: タイトルなし
うず様、コメントありがとうございました。
>高嶋開発工学研究所の高嶋康豪博士の微生物触媒による放射能の分解消失は福島県川俣町で実証データが政府に提出され、その報告書もHPで公開されています。
拝見いたしましたが、私にはこのデータは疑問点が多くあります。
1、EM散布後のサンプル採取は牧草地のどの位置で行ったのか記載されていない
報告書にある通り、同じ牧草地でも、もともと放射性物質の多い場所とそうでない場所があります。EM散布後のサンプルは一体どの位置を採取したのか記載がありません。
2、EM散布前の放射性物質の測定が、地表2cmでしか行われていない
実験地点でない場所(資料にある「トラクター下」)についてはある程度の深さまで測定されているようですが、コントロール(対照)となるべき散布前の地点で、地表2cmまでしか測定していないのは酷いミスです。
EM散布後のサンプルを深さ1cm刻みで測定するのなら、散布前のサンプルも同様に測定しなければおかしいでしょう。実験系の組み立てがお粗末に見えます。
3、EM散布によって、明らかに放射性物質が拡散している
「トラクター下」の土壌では、深さ4センチ以深では放射性物質が検出限界以下のようですが、EM散布後のサンプルでは、深さ11センチまで放射性物質が検出されています。
常識的に考えて、これはEM散布により土壌の奥深くまで放射性物質が浸透・拡散してしまったとみるのが自然です。
垂直的に深く浸透しているということは、水平的に広く拡散している可能性もあります。実験地より外に水が流れ出し、実験地周囲の放射性物質が増えている可能性もあります。
これでは除染をさらに難しくしているだけではありませんか?
4、データの解釈が非論理的
データにおいて「総セシウム濃度は、実証実験開始前の12分の1~140分の1程度まで減少している」と結論されていますが、これはあまりにも酷いと思います。
サンプル採取場所も採取した深さもバラバラの結果を、数字だけ見比べて「12分の1~140分の1」と論じても何の意味もありません。
ほとんど放射性セシウムが存在していなかったはずの9-10cmの深さの土壌で、EM散布後にそれが検出されているということは、その深さにおいてはセシウムの濃度は上昇してしまったと考えるべきです。
研究者の都合の良いようにデータを解釈してしまうことはよくありますが、このやり方はあまりに稚拙です。
5、なぜいきなり実地で実験をするのか?
なぜいきなり実際の汚染された土地で実験するのでしょうか?
通常は、より厳密な条件で、風雨などの影響を受けないようにして予備実験を行い、それから実地で実験するのが当然です。
いきなり実地で実験を始めるから、サンプルの採取条件も気象条件も行き当たりばったりの、ずさんな研究になってしまいます。
簡単に言えば、アクリルチューブなどに放射性物質を加えた土壌を入れ、風雨の影響を受けない環境で、日照量や気温もコントロールして、その中の放射性物質が消失するか実験すればよいのではないでしょうか。
結論的に申し上げて、残念ながら、うず様のお示しいただいた高嶋康豪博士のデータは疑問が多いと言わざるを得ません。
> 記事を読ませていただきました。
> EMの場合きちんとした実証報告がありませんね。微生物による放射能の元素転換の理論を今の科学では証明できませんが、結果として放射能が消えている事実を報告することはできるはずですが報告が見当たらないのはEMで放射能の分解消失ができないからですね。
>
> しかし高嶋開発工学研究所の高嶋康豪博士の微生物触媒による放射能の分解消失は福島県川俣町で実証データが政府に提出され、その報告書もHPで公開されています。
> さらにチェルノブイリでの実証や台湾の実験でも国家認証されています。
> http://takashima.tidt.fool.jp/
>
> もしよろしければご覧ください。
2012-02-01(23:49) :
原発懐疑派 URL :
編集
http://genpatsukaigi2.blog.fc2.com/blog-entry-1.html
はじめまして。
こちらの記事を興味深く拝読しました。
今から10数年前、神奈川県平塚市など
あちこちの地方自治体でEM菌やボカシが
ごみ問題を解決する特効薬のように喧伝され
科学的知識に乏しい主婦のあいだで広まっていったことを
思い出しました。あれから全く聞かなくなりましたが
どうなったのか不思議に思っております。
私は文系の人間なので「波動」や「重力波」と聞いても
物理学の権威を借りようとするいかさま科学だな、くらいしか分からず
こちらのブログのように科学的に誤謬を衝くことができずに
もどかしい思いをしますが、大震災を機にまた宣伝されているらしい
EM菌について、宗教の面から指摘させていただきたく思います。
まずEM菌は世界救世教という手かざし系の新興宗教団体が広めたものです。
比嘉先生は(信者かどうかは分かりませんが)関係者なのでしょう。
世界救世教は出口ナオが始めた京都の大本教の分派で
世界救世教もまた世界真光教団、神慈秀明会など
多くの分派を生みました。
EM菌は1986年に教団が「再建派」と「新生派」に大分裂した際、
新生派が一般に広めたものだそうです。
環境問題への意識からEM菌を広めようとした主婦たちは
結果的に新興宗教団体の手助けをしてしまっていたことになります。
詳しくは斎藤貴男『カルト資本主義』(文春文庫)をご参照下さい。
なお、念のため申し上げておきますが、
私はいかなる宗教にも帰依しない罰当たり者です。
2011-06-24(05:53) :
SEW URL :
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Re: EM菌と世界救世教
コメントありがとうございます。
大変興味深いご指摘、ありがとうございました。
さまざまな面から、EM菌というものが世に広まっていったのですね。
まさかEM菌の微生物君たちも、放射能まで食べさせられるとは思いもしなかったでしょうが(笑)
> はじめまして。
> こちらの記事を興味深く拝読しました。
> 今から10数年前、神奈川県平塚市など
> あちこちの地方自治体でEM菌やボカシが
> ごみ問題を解決する特効薬のように喧伝され
> 科学的知識に乏しい主婦のあいだで広まっていったことを
> 思い出しました。あれから全く聞かなくなりましたが
> どうなったのか不思議に思っております。
>
> 私は文系の人間なので「波動」や「重力波」と聞いても
> 物理学の権威を借りようとするいかさま科学だな、くらいしか分からず
> こちらのブログのように科学的に誤謬を衝くことができずに
> もどかしい思いをしますが、大震災を機にまた宣伝されているらしい
> EM菌について、宗教の面から指摘させていただきたく思います。
>
> まずEM菌は世界救世教という手かざし系の新興宗教団体が広めたものです。
> 比嘉先生は(信者かどうかは分かりませんが)関係者なのでしょう。
> 世界救世教は出口ナオが始めた京都の大本教の分派で
> 世界救世教もまた世界真光教団、神慈秀明会など
> 多くの分派を生みました。
> EM菌は1986年に教団が「再建派」と「新生派」に大分裂した際、
> 新生派が一般に広めたものだそうです。
> 環境問題への意識からEM菌を広めようとした主婦たちは
> 結果的に新興宗教団体の手助けをしてしまっていたことになります。
> 詳しくは斎藤貴男『カルト資本主義』(文春文庫)をご参照下さい。
> なお、念のため申し上げておきますが、
> 私はいかなる宗教にも帰依しない罰当たり者です。
2011-06-29(22:01) :
原発懐疑派URL :
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自分の実験結果をもって反論してください
”「EM菌で放射能が除去できる」は真実かデマか”
それで、あなたの結論は何ですか?
あちこちの文献読んだだけで、終わりですか?
人の文献だけで、結論をつけられるはずがないと思いますが
否定されるのなら、ご自分の実験結果が必要ですよ。
なぜ、あなたはご自分で実験されないのですか?
百聞は一見に如かず と昔から言われてますよね?
【人から何回も話を聞くより、直接見てしまったほうがよいことのたとえ。 「百聞」は百回聞くこと、「一見」は一回見ること、「如かず」は、及ばないということ。 例文. 万里の長城のすごさは、百聞は一見に如かず、見てみないと実感できないだろう。】
自分の実験結果をもって反論してください。
2011-06-30(14:10) :
URL :
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Re: 自分の実験結果をもって反論してください
コメント頂きありがとうございました。
記事の「追記」の項に、私なりの反論を述べさせていただきました。
まず「EM菌で放射能が除去できる」を証明するのは、それを言い出した人ではないでしょうか。
その証拠があやふやなのを批判した人に対して、「あなたが実験して反論しなさい」というのは筋が通りません。
また、私の結論は本文中でも示した通り、「「EM菌で放射能が除去できる」という、科学的な裏づけは乏しい」です。
できましたら、私の検証のどの部分に論理的な誤りがあるのか、貴方の見解を教えて頂けますと幸いです。
> ”「EM菌で放射能が除去できる」は真実かデマか”
> それで、あなたの結論は何ですか?
> あちこちの文献読んだだけで、終わりですか?
> 人の文献だけで、結論をつけられるはずがないと思いますが
>
> 否定されるのなら、ご自分の実験結果が必要ですよ。
> なぜ、あなたはご自分で実験されないのですか?
>
> 百聞は一見に如かず と昔から言われてますよね?
> 【人から何回も話を聞くより、直接見てしまったほうがよいことのたとえ。 「百聞」は百回聞くこと、「一見」は一回見ること、「如かず」は、及ばないということ。 例文. 万里の長城のすごさは、百聞は一見に如かず、見てみないと実感できないだろう。】
>
> 自分の実験結果をもって反論してください。
2011-07-01(00:13) :
原発懐疑派URL :
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大変参考になります。
"EM菌 放射能"でググってtopだったのでやってきました。
よくこれだけ追跡調査して記事にしてるなと敬服します。
私はEM菌も比嘉氏もよく知らず、EM菌を支持しているNPOチェルノブイリ活動されている野呂さんの経験談は概ね信用している立場です。
EM菌について自分で調べる労力がさけないので参考にさせて頂きますが、
全般的にblog主さんの主張を支持します。
EM菌の効果は科学的に証明されておらず、少なくとも比嘉氏は科学者ではないと感じました。
独論は非難も多く大変かと思いますが、引き続き客観的・論理的な分析を期待しております。
2011-07-24(16:47) :
bcrvr URL :
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実名です
世界中で我々多くの勇気ある正しく生きようとする市民が実際にEMを活用しているので結果は実験室や学者の実験ではなくて(放射能汚染地域に於いても)実際の現場で実証されることでしょう。結果はいかなるものか大自然の判決を待ちましょう。インターネットといえども実名を公表しないのは人間として認められないでしょう。まずは実名を公表してものを言うべきですね。それが出来ないのはエセの人間である可能性が高いでしょう。何が科学的というかは我々市民が日常において実証する時代です。以上。
2011-08-03(23:24) :
小泉圭二 URL :
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No title
グダグダ言わずに実験しろよ!
2011-08-10(12:40) :
25jikan URL :
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Re: 大変参考になります。
bcrvr 様
ご評価いただきましてありがとうございます。
なかなか忙しくて新たな検証ができずにおりますが、今後ともよろしくお願い申し上げます。
2011-08-12(22:54) :
原発懐疑派URL :
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Re: 実名です
小泉圭二様
厳しいご指摘ありがとうございました。
匿名の情報など信ずるにあたらない、というのは正しい姿勢であると思います。
記事の内容をお読みいただき、妥当性があるとお感じになっていただけたら幸いですし、妥当性に欠けるとお感じになれば、それは私の力不足であると思います。
現在のところ、プロフィールを公開する予定はございません。
事情があってのことだ、とご理解いただけますと幸甚に存じます。
2011-08-12(22:59) :
原発懐疑派URL :
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Re: No title
25jikan 様、厳しいご意見ありがとうございます。
その後批判につきましては、記事の追記4に反論させて頂いておりますのでご覧下さい。
2011-08-12(23:01) :
原発懐疑派URL :
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追記の記述について
はじめまして。
自分は生物系の大学院生です。
東海アマ氏について調べていてここの記事を拝見致しました。
非常にわかりやすい記事でとても参考になったのですが、
追記の書き方が気になったのでコメントさせていただきます。
東海アマ氏にしてみれば、おそらく貴方が警官側(無実の自分達を悪者にしたてあげようとしている、そっちに立証責任があるはずだ)と思っているはずなので、その書き方は役を逆にしても成り立ってしまうため、あまり有効でないと思います。
もちろん私は貴方の意見に賛成です。
しかし疑似科学を相手にすると、論理的に話を組み立てようとするあまりどうしても遠回りな主張になってしまいますね。こっちこそ間違ったことが言えない分控えめな主張しかできないですし。
根拠や論理が無くても明確な主張が出来る疑似科学が人気になるのも、やはりそっちの方が信じるのが楽だからなのでしょうか。
2011-08-15(20:39) :
Yama URL :
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No title
調査と論理展開の緻密さに感銘をうけました。
私は「効果があればなんでも試したい」し、「効果がわからずとも特に害がなければ、あるいは使う側の自己責任で済むことであれば使うのを止めさせることもない」と考えています。
EM菌や乳酸菌に本当に効果があればどんなにいいだろうと今でも思っております。
幸いに、放射線は測定できます。(生命のエネルギーや「良い波動」などは測定できませんが。)
御用学者でない中立もしくは核マネーに汚染されていない科学者の追試を待っていたところ、貴方様の文章に出会いました。
私は比嘉氏等ではなく、第三者的立場の方に追試して頂いて発表されたら一番信用ができると思っております。
放射線被曝をしたくない、軽減したい、なくしたいというのは、ホルミシス効果を過大に期待なさる方以外は皆同じ気持ちでいることと存じます。
1日も早く、日本が放射線被曝に正面から向き合い、被曝を防ぐための社会的なシステムを構築することを願ってやみません。
今は加害者も被害者もみんな多かれ少なかれ被曝しているのですから。
2011-08-18(15:33) :
yama URL :
編集
Re: 追記の記述について
Yamaさん、ご意見ありがとうございました。
もしかすると、私はYamaさんのご意見を誤解しているかもしれませんが・・・。
私としては「言いだしっぺ」が立証する義務があると思っています。
誰がこの問題のスタートか、と考えると、それは比嘉氏であろうかと思います。
比嘉氏が直接データを出さないのであれば、その意見に賛同する人が出すべきでは、と思います。
もし私が「EMに放射能を消滅させる力はない」と、EMと放射能の関係を最初に言い出したのであれば、当然立証するべき責任は私にあると思います。
またご意見下さい。
2011-08-27(19:26) :
原発懐疑派 URL :
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Re: No title
Yamaさん、ご意見ありがとうございました。
Yamaさんのご意見に賛同いたします。
2011-08-27(19:28) :
原発懐疑派 URL :
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郡山市から
福島県郡山市在住です。
9月4日比嘉氏の話を聞いてきたばかりです。集まったのは300人弱。
年配の方が多く、どこから情報を得たのか知りたいと思いました。隣の方は農家の方でした。
質疑応答の中で若いお母さんが質問しました。
「ホールボディカウンタ」で内部被ばくがどの程度軽減するのか検証する予定は?」 氏はピントはずれの長話をしてこの答えを聞けませんでした。
素人の私でさえ、疑問に思うような理論展開を皆さん信じたのか疑心暗鬼でいます。 このブログを拝見して納得。
氏は科学的検証をするつもりはないと断言しています。この肩書きなら言いだしっぺとして検証をするのが当然です。勘で理論を展開し、ビジネスとして広げていく目的が見え見えです。 公的機関が取り上げないと愚痴めいていますが、なら、なぜ科学的に検証しないのでしょう。
EM菌を全否定しません。腐敗と発酵の違いくらいは理解できますし、実際、植物は元気になります。しかし、EXGOLDなるものはいかがなものでしょう?菌は入っていない、その波動による作用が有効である、とは何と理解していいのやら。
なんだか、福島県民が氏の食い物にされている気がしてきました。
2011-09-04(13:56) :
グリーンカーテン URL :
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Re: 郡山市から
コメントありがとうございました。
また、非常に有益な情報をありがとうございます。
不安や恐怖が拭いきれない状況で、いつもご生活なさっておられると推察いたします。
早く平穏な日々が取り戻せるよう心からお祈りいたしています。
> 氏は科学的検証をするつもりはないと断言しています。
> この肩書きなら言いだしっぺとして検証をするのが当然です。
> 勘で理論を展開し、ビジネスとして広げていく目的が見え見えです。
全く同感です。
科学的検証をしません、と仰っておられるのなら、もう科学者の肩書きは全く意味がなくなります。
つまり、普通のおじいさんと同じですね。
もし名誉教授でもなんでもない普通のおじいさんが、「この菌から取った波動入りの薬を飲めば、体の放射能が抜ける」と言って薬を売っていたら、誰か買う人がいるでしょうか?
まずいないでしょう。
科学的検証をしない、ということは、もはやその人は科学者ではありません。
「昔は偉かったけど今は普通のおじいさん」です。
> なんだか、福島県民が氏の食い物にされている気がしてきました。
比嘉氏本人にそのような悪意があるかは分かりませんが、彼の取り巻き、商売にしている人たちはどうでしょう?
彼らは「効果があるかどうか分からない薬」でもって、福島の人たちで金もうけをしているのではないですか?
効果があるかどうか分からない薬を使うのは、それこそ「人体実験」ではないのですか??
原発はなくすべきです。しかし同時に、放射能インチキビジネスもなくすべきだと思います。
2011-09-04(18:30) :
原発懐疑派 URL :
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飲用して人体に害はありますか?
私は、仮に論理がグダグダであっても実害が無いなら何事も試してみようと思っています。もちろん個人レベルでの話ですが。今知りたいのは、成分的に飲用して問題はなさそうか?ということです。問題がなければ実験してもいいかなと(笑)。
色々調べてはいるのですが、例えばアップルペクチンにはそれなりに医学的根拠ありそうですが、EMというのはどうなんだろうと調べておりました。
代替医療は私は好きですが、良い意味ですべての物事は疑う、信仰はしないということが出来なくなっている人も多いです。私は知識もないド素人ですので用語もサッパリで、それこそ雰囲気でものを見ているようなものですが(笑)、大変冷静なブログですばらしいですね。
2011-09-08(19:28) :
URL :
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動画での説明あり。対照区と比べての効果は・・・
原発懐疑派さん、はじめまして。
私も、菌で放射性元素の回収(凝縮)は可能、但し消滅はできないのではと考えています。
消滅はできなくても濃縮させることは、その後の保管・処理に役立つことですので、菌を現実的に役立てるようになればと願っています。
(佐々木健広島国際学院大教授などの活動に期待しつつ)
さて、福島での除染実験ですが、以下の動画で比嘉教授の講演を見ることができます。
http://www.ustream.tv/channel/ahahaueki#utm_campaign=t.co&utm_source=7383732&utm_medium=social
1:05:10頃、比較対象(対照区、EM、EM+米ぬか)が、
1:09:00頃、線量の時間変化が説明されています。
確かにEM散布区で線量減少がみられているのですが、
初期段階を除き、対照区と、EM散布(米ぬか追加を含む)とで、
差異のない結果となっています。
このあたり、動画上の音声が聞き取りづらく、私の理解が十分でないかもしれませんが。
改めて、以下のサイトを見ると、確かに上記動画での説明に矛盾しないのですが、
EM区と対照区と同等だったとの言及はありません。
http://dndi.jp/19-higa/higa_48.php
もっとも、動画の1:10:10に、収穫されたブルーベリーのセシウム濃度については、
EM(+米ぬか含む)の効果が出ているようですので、何か効果はあるように思うのですが。
以上、ご存知の情報かもしれませんが、お伝えいたします。
そんな私も、何か役立つのではとEM実践者です。
少なくとも土壌改良に役立ち、
植物生育が進むことで土壌からの放射能除去がちょっとでも進めばいいかと、
割り切っております。
2011-09-11(22:10) :
日本大好きっ男 URL :
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Re: 飲用して人体に害はありますか?
コメントありがとうございます。
飲用して問題はないか、ということですが、私には全く分かりません。
「EM-X GOLD」というのが清涼飲料水として販売されているようですので、おそらく何らかの承認はパスしていると思われます。
ですが、新しい飲料だと思いますので、長期間服用して安全であるかどうかは、全く不明です。
2011-09-12(12:56) :
原発懐疑派 URL :
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Re: 動画での説明あり。対照区と比べての効果は・・・
コメントありがとうございます。
動画、拝見いたしました。
グラフによると、EMを撒いた区域も、対象区も、ほぼ変わらない結果だったようですね。
ただし、(EMを撒かない区域も含め)全部の区域で2ヶ月で放射性セシウムが1/4になるという信じがたいものですが(笑)
普通は、大量の水を撒いたことによって表土近くのセシウムが流れたり深部へ浸透したりということが考えられますが・・・。
かなりデザインが杜撰な研究のように感じました。来月までには正式な報告が出るとの事で、それを待ちたいと思います。
2011-09-13(22:31) :
原発懐疑派 URL :
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飯山某には、乳酸菌・光合成菌で放射能除去の証拠無し
乳酸菌による放射能逓減の件で、
ネタ元になっている飯山氏に
直接聞きましたので公表を致します。
何かの参考になれば、幸いです。
飯山一郎氏に、放射能で汚染された土地に
米のとぎ汁乳酸菌を、散布し、
放射能の逓減を実験した結果の有無を聞きましたが、
「自分では、そのような実験の結果はしていない。
証明する証拠も自分にはない。」との事です。
また、
光合成細菌による放射能逓減(消滅)の実験もしていないし、
証拠もないということです。
まとめ、
飯山一郎氏は、本人による
『乳酸菌や光合成細菌による放射能逓減の証拠』は、おろか実験実験もしていない。
これが実情です。
2011-09-16(16:59) :
スギさん URL :
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Re: 乳酸菌で放射能除去できるとのこの報告書は?どうですか?
コメントありがとうございます。
じっくりと読んでおりませんので、間違いがあれば申し訳ありません。
疑問点1
対照区と実験区の区分けについて。
対照区(コントロール区)とするのなら、微生物の散布以外の条件を、実験区と可及的に全て同じにすべきであると思います。
トラクターによる耕転、水の散布など、表土近くの放射線量が変化する要因が多くあるにもかかわらず、対象区でそれらの事を行っていないというのは疑問です。
疑問点2
12ページ以降の「深部編」についても疑問があります。
50cm、1m、1m50cmと、深い土壌を検査したとの事ですが、本当に知りたいのは、耕転した20cmより少し深い部分のデータではないでしょうか?
すなわち、耕転および大量の水の散布により、放射性物質が地中に拡散・染み込んだと考えるなら、50cmより深い部分ではなく、「表部編」で計測された20cmの深さ(これがほぼ耕転された深さのようですが)の前後、つまり30cm、40cm、50cmといった深さを調べるべきかと思います。
要するに、放射線量の低下が、微生物の働きによるものか、それ以外のファクターによるものか、この研究からは明らかでないように思います。
2011-09-16(21:14) :
原発懐疑派 URL :
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菌類の放射性物質の反応
大変興味深く拝見させていただきました。放射性物質も物質である以上、物質の固定化などは光合成とは直接関係なく存在するので、比嘉先生の主張は誇張しすぎと私も思います。ただ、放射線の一部は電気的に言えば可視光と同じ超高周波に分類できることを考えれば放射線による光合成は考えられるのではないでしょうか?そうすると”除染”というよりは放射性物質をそのままにして影響を抑える”封じ込め”ということになるのではないでしょうが…(そのあたりは文末で言及はされていますね。) 研究者にも焦りがあるのかあまりにも検討不足という発表が多くて、非常に危惧する部分もあります。施策と研究は全く別なのですから、その辺を整理してけ各研究者の方々には考えて欲しいものですね。
2011-09-18(12:32) :
堀内 行夫 URL :
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Re: 菌類の放射性物質の反応
コメントありがとうございました。
放射性セシウムで問題となるのは放射線の中でも主にガンマ線ですので、可視光線とは全く波長が異なります。
これを光合成細菌が利用することは不可能です。
また、放射性セシウムを微生物がその体内に取り込んだとしても、それによって放射線が微生物の体に封じ込められるという事も考えられません。
ガンマ線の透過性は高く、10センチメートルの厚さの鉛で、ようやく1/100~1/1000に減衰されます。
微生物の細胞膜・細胞壁がどれほどの厚みがあるのか考えれば、お分かりになると思います。
したがって、土壌にどんな種類の微生物がどれだけ増えようと、それだけで放射能を除去したり封じ込めたりすることは不可能と考えられます。
2011-09-18(23:49) :
原発懐疑派 URL :
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いろんな異論
追試無視して異論。伝言ゲームだけなら負けだぞ。
http://dndi.jp/19-higa/higa_48.php
茨城県下妻市に講演会(H23 9/25(日))、あり聴いてきた。日本では誰も追試して異論する者がいないそうな。大学病院の教授医者の臨床を知らない人種も新研修医制度(スーパーローテイションなど)この日本では結構絶滅中。
蒔いていることろで調べてレポートくれ。
2011-09-25(19:59) :
臨床を知らない大学教授医者絶滅反対 URL :
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EM以外の方々
放射性セシウムの無害化
http://www.minusionwater.com/cesium.htm
飯山一郎氏の新説
◆2011/07/15(菌) 光合成細菌はセシウムを無害化する!
この説は、飯山一郎氏ではなく、分子生物学を専攻する某製薬会社のW研究員とのこと
あと、この方
㈱高嶋開発工学総合研究所
http://tidt.jugem.jp/
その実験に参加していた方の証言ブログ
グラントマト社長の日記 《環境と健康の先進地域キラメキ福島をつくろう!》
放射線が消えるって信じられます?(11)
http://blog.goo.ne.jp/nanjo_7/c/9663f9451c831d382f7d113ebeac1305
ではでは
2011-09-26(15:14) :
有用微生物 URL :
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No title
疑わしい、という結論はまぁ良いとして、
理屈だけで論破しても何の意味もないよね。
今の科学は絶対じゃないですよ。
アインシュタインの相対性理論ですら、存亡の危機みたいな感じなのに、
今の科学の常識で間違っている=EM自体があやしい、というのはちょっとどーなんだろ。
実際に撒いて実験した上でなら、非難でもなんでも同意もできるけど、
こんな書き方じゃEMを貶めたいだけ、比嘉教授に嫉妬w、という風にも見えます。
なんとなーく小ばかにするスタンスで反対意見を書いても、
ちょっと同意はできないかなぁ。
2011-10-10(20:48) :
叩くの好きだね~ URL :
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No title
チェルノブイリの架け橋の野路美加さんの講演会に行きました
野呂さんはチェルノブイリで国際チームが沢山ある中の日本チームで活躍し。
日本の援助チームの担当する被害者の子供たちがダントツに癌や病気の
発症率が少ないのはEM菌を1日5cc摂取させているからですと述べ
ロシアの子供たちにEM菌を飲ませて何日かすると甲状腺の腫れや咳ももおさまり
とても元気になる、cmで言っているんではないんです
子供が癌になるというのは大変なことなんです
学校の先生やテレビに自分の命を預けてしまうんですか
もっと本気で怒るべきです、とおっしゃってます
私もEMを飲んでます自分で増やせばただみたいなものです
2011-11-19(19:20) :
ゾルバ URL :
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No title
とても面白い記事ですね。
菌の中にはセシウムに対して有用なモノもあると思っています。
(それが見つかるかどうかは別として)
ただそれをEM菌のみに求めようとする所に無理があると思います。
ところでゾルバ様。
EM菌を培養して飲むのでしたら、えひめai-2を御自分で作られたほうが安心では?
EM菌のみに浄化作用があるというのでしたら何も言えませんが。
もし、EM菌に含まれているという光合成細菌に期待しているのでしたら、私自身が糖蜜での培養を行った限りでは他の菌とは違い増殖を観ることはできませんでした。(あくまでも個人で調べた結果です)
どうも他の菌(酵母菌、放線菌)が多いとそれらのえさになってしまうようです。
それでも光合成細菌を増やしたい場合は、光合成細菌単体で、かつお節での培養が簡単でした。(ただし、どぶの匂いが強く飲用には向かないと思います)
2011-11-26(23:27) :
ボン URL :
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記事を読ませていただきました。
EMの場合きちんとした実証報告がありませんね。微生物による放射能の元素転換の理論を今の科学では証明できませんが、結果として放射能が消えている事実を報告することはできるはずですが報告が見当たらないのはEMで放射能の分解消失ができないからですね。
しかし高嶋開発工学研究所の高嶋康豪博士の微生物触媒による放射能の分解消失は福島県川俣町で実証データが政府に提出され、その報告書もHPで公開されています。
さらにチェルノブイリでの実証や台湾の実験でも国家認証されています。
http://takashima.tidt.fool.jp/
もしよろしければご覧ください。
2012-01-26(16:12) :
うず URL :
編集
Re: タイトルなし
うず様、コメントありがとうございました。
>高嶋開発工学研究所の高嶋康豪博士の微生物触媒による放射能の分解消失は福島県川俣町で実証データが政府に提出され、その報告書もHPで公開されています。
拝見いたしましたが、私にはこのデータは疑問点が多くあります。
1、EM散布後のサンプル採取は牧草地のどの位置で行ったのか記載されていない
報告書にある通り、同じ牧草地でも、もともと放射性物質の多い場所とそうでない場所があります。EM散布後のサンプルは一体どの位置を採取したのか記載がありません。
2、EM散布前の放射性物質の測定が、地表2cmでしか行われていない
実験地点でない場所(資料にある「トラクター下」)についてはある程度の深さまで測定されているようですが、コントロール(対照)となるべき散布前の地点で、地表2cmまでしか測定していないのは酷いミスです。
EM散布後のサンプルを深さ1cm刻みで測定するのなら、散布前のサンプルも同様に測定しなければおかしいでしょう。実験系の組み立てがお粗末に見えます。
3、EM散布によって、明らかに放射性物質が拡散している
「トラクター下」の土壌では、深さ4センチ以深では放射性物質が検出限界以下のようですが、EM散布後のサンプルでは、深さ11センチまで放射性物質が検出されています。
常識的に考えて、これはEM散布により土壌の奥深くまで放射性物質が浸透・拡散してしまったとみるのが自然です。
垂直的に深く浸透しているということは、水平的に広く拡散している可能性もあります。実験地より外に水が流れ出し、実験地周囲の放射性物質が増えている可能性もあります。
これでは除染をさらに難しくしているだけではありませんか?
4、データの解釈が非論理的
データにおいて「総セシウム濃度は、実証実験開始前の12分の1~140分の1程度まで減少している」と結論されていますが、これはあまりにも酷いと思います。
サンプル採取場所も採取した深さもバラバラの結果を、数字だけ見比べて「12分の1~140分の1」と論じても何の意味もありません。
ほとんど放射性セシウムが存在していなかったはずの9-10cmの深さの土壌で、EM散布後にそれが検出されているということは、その深さにおいてはセシウムの濃度は上昇してしまったと考えるべきです。
研究者の都合の良いようにデータを解釈してしまうことはよくありますが、このやり方はあまりに稚拙です。
5、なぜいきなり実地で実験をするのか?
なぜいきなり実際の汚染された土地で実験するのでしょうか?
通常は、より厳密な条件で、風雨などの影響を受けないようにして予備実験を行い、それから実地で実験するのが当然です。
いきなり実地で実験を始めるから、サンプルの採取条件も気象条件も行き当たりばったりの、ずさんな研究になってしまいます。
簡単に言えば、アクリルチューブなどに放射性物質を加えた土壌を入れ、風雨の影響を受けない環境で、日照量や気温もコントロールして、その中の放射性物質が消失するか実験すればよいのではないでしょうか。
結論的に申し上げて、残念ながら、うず様のお示しいただいた高嶋康豪博士のデータは疑問が多いと言わざるを得ません。
> 記事を読ませていただきました。
> EMの場合きちんとした実証報告がありませんね。微生物による放射能の元素転換の理論を今の科学では証明できませんが、結果として放射能が消えている事実を報告することはできるはずですが報告が見当たらないのはEMで放射能の分解消失ができないからですね。
>
> しかし高嶋開発工学研究所の高嶋康豪博士の微生物触媒による放射能の分解消失は福島県川俣町で実証データが政府に提出され、その報告書もHPで公開されています。
> さらにチェルノブイリでの実証や台湾の実験でも国家認証されています。
> http://takashima.tidt.fool.jp/
>
> もしよろしければご覧ください。
2012-02-01(23:49) :
原発懐疑派 URL :
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