米国人女性をスパイ容疑で拘束=「国家安全に危害」と中国
米国人女性をスパイ容疑で拘束=「国家安全に危害」と中国
時事通信 9月22日(火)18時57分配信
【北京時事】中国で3月に米国人女性企業家がスパイ容疑で拘束されていたことが22日、分かった。
支援者がウェブサイトで明らかにした。中国外務省の洪磊・副報道局長も同日の定例会見で「中国の国家安全に危害を加えた疑いで、調査を受けている」と事実関係を認めた。
サイトによれば、女性はベトナム生まれで米市民権を持つサンディ・ファンギリスさん。3月に米ヒューストン市のビジネス訪問団の一員として訪中した際に広東省珠海で拘束された。国家機密を盗んだ疑いが持たれており、半年間の軟禁の後、最近になり正式に逮捕され、拘置施設に移されたという。
ファンギリスさんの夫は「サンディはスパイでも泥棒でもない」と容疑を否定。25日の米中首脳会談を前に事件を公開することで、釈放に向けた支援を呼び掛けたい考えとみられる。
一方、洪副局長はファンギリスさんについて「本人も調査に協力している。中国は米国側に6回にわたり接見を認めており、健康状態も良好だ」と主張。「中国が法に基づき事件を処理することを尊重してほしい」と訴えた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150922-00000084-jij-cn
米、国際ルール順守譲らず=サイバー、南シナ海で直談判へ-国賓訪問・中国主席
【ワシントン時事】中国の習近平国家主席が22日から米国を初めて国賓訪問し、25日にホワイトハウスでオバマ大統領との首脳会談に臨む。ライス大統領補佐官(国家安全保障担当)は21日、ワシントン市内での講演で、中国の南シナ海進出やサイバー攻撃への懸念を重ねて強調。オバマ大統領が「国際ルールの順守」を習主席に直接迫る方針を明らかにした。
ライス氏は、中国が国家支援するサイバー経済スパイ活動を「米国の安全保障上の懸念であり、停止しなければならない」と批判。南シナ海で岩礁の埋め立てや滑走路を建設していることについては、「シーレーン(海上交通路)で航行と商業の自由が維持されることが米国の基本的な国益だ」と強調した。
米有力シンクタンク「新米安全保障センター」のパトリック・クローニン上級顧問によると、中国では25以上の組織が商業的な利益を得るため、数十億ドル相当の米企業秘密をハッキングしているという。
大統領は25日の首脳会談で、サイバー攻撃への制裁発動や、中国が「領海」「領空」と主張する人工島から12カイリ(約22キロ)以内に米軍艦船・航空機を送り込む対抗策などにも言及するとみられている。人権問題では、ノーベル平和賞受賞作家の劉暁波氏や著名人権活動家の許志永氏らの名前を挙げて、即時・無条件釈放を要求する。
ただ、米側が厳しい姿勢を示す一方で、ワシントンのアジア政策専門家の間では「首脳会談で大きな成果は期待できない」(元米政府高官)という見方が強い。実際、双方の経済的相互依存が深まる中で米側の取り得る選択肢は少なく、オバマ、習両氏が模索する「合意」の力点は主に衝突回避に置かれている。
外交筋によると、米中両政府は今回、両国の軍航空機の安全行動規範で合意する見通し。また、昨年11月に合意した軍艦船同士の行動規範を軍以外の船舶に適用することが検討されている。(2015/09/22-14:30)
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201509/2015092200191
米艦船、中国艦に追跡される=南シナ海でパトロール中
米軍準機関紙「星条旗新聞」(電子版)は13日、南シナ海の南沙(英語名スプラトリー)諸島で中国が進めている岩礁の埋め立てに関連し、米海軍の沿海域戦闘艦「フォートワース」が付近を航行中、中国艦船から追跡されたと報じた。
〔写真特集〕中国の海軍力~初の空母「遼寧」が就役~
同紙によると、フォートワースが11日に現場海域をパトロール航行していたところ、中国のミサイルフリゲート艦「塩城」が追尾して来たという。中国が領有権を主張する島や岩礁にフォートワースがどれほど接近したのかは不明。(2015/05/14-14:28)
http://www.jiji.com/jc/zc?g=int&k=201505%2F2015051400506
尖閣沖で中国軍艦航行=「ジャンダオ級」初確認-防衛省
沖縄県・尖閣諸島沖を航行した中国海軍のジャンダオ級フリゲート艦=7日(防衛省統合幕僚監部提供)
防衛省は8日、中国海軍のジャンダオ級フリゲート艦1隻が沖縄県・尖閣諸島沖の東シナ海を航行するのを確認したと発表した。接続水域での航行や領海侵入はなかった。自衛隊が同型艦を確認したのは初めて。(2015/05/08-19:16
http://www.jiji.com/jc/zc?g=soc&k=201505%2F2015050800910
米軍機が南シナ海の人工島接近=中国、8回退去警告
【ワシントン時事】米CNNテレビは20日、中国が大規模な埋め立てを進めている南シナ海・南沙(英語名スプラトリー)諸島の永暑(英語名ファイアリークロス)礁など3拠点に接近する米軍のP8対潜哨戒機への同乗取材の模様を放映した。中国軍はP8に対し、8回にわたり退去するよう警告した。(2015/05/21-11:58)
http://www.jiji.com/jc/zc?g=int&k=201505%2F2015052100362
米軍監視活動に対抗の構え=漁船爆破に「懸念」-中国
【北京時事】中国外務省の洪磊・副報道局長は21日の定例会見で、中国が南シナ海・南沙(英語名スプラトリー)諸島で造成する人工島付近で米軍が警戒監視活動を強化していることについて、「中国は国家の安全を維持し、海上での不測の事態の防止のため、関連空域と海域で監視を行う権利がある」と訴え、対抗する構えを示した。
洪副局長は米国に対し「紛争を複雑化、拡大化させる行動を取らず、地域の平和・安定のため建設的な役割を果たしてほしい」と強調。米高官らが埋め立てに懸念を示していることについても、「争議の解決に役立たない。一部国家の挑発行動を助長させるだけだ」と批判した。(2015/05/21-18:22)
http://www.jiji.com/jc/zc?g=int&k=201505%2F2015052100756
中国、南沙諸島に火砲=米国防総省が確認
【ワシントン時事】米国防総省のウォレン報道部長は29日、記者団に対し、中国が南シナ海・南沙(英語名スプラトリー)諸島で岩礁を埋め立てて造成した人工島の一つに兵器を持ち込んだことを確認した。その上で「(人工島の)軍事化に反対している」と強調した。
〔写真特集〕中国の軍用機~姿を現した新型ステルス機「殲撃31」~
これに先立ち、米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは、米軍の偵察画像によって人工島で2門の「移動式の砲撃装置」が確認されたと報道。在米中国大使館報道官は同紙に対し、兵器への言及を避けつつ「中国は(領海内の)岩礁などに軍事防衛に必要な施設を置く権利を有する」と主張したという。
砲撃装置は約1カ月前に設置されたとみられ、現在もあるかどうかは不明。(2015/05/30-10:02)
http://www.jiji.com/jc/zc?g=int&k=201505%2F2015053000137
中国、人工島に武器=南シナ海軍事化反対-米国務省
【ワシントン時事】米国務省のラスキ報道部長は28日の記者会見で、中国が南シナ海の南沙(英語名スプラトリー)諸島で構築している人工島に武器を置いていると伝えた報道について「(暗礁の)埋め立ての即時かつ長期の停止を求める。紛争地のいかなる軍事化にも反対する」と強調した。報道内容を否定することはなかった。
埋め立て活動停止せず=米国に「左右されない」-中国
報道部長は「南シナ海を含むいずれの地域でも航行や飛行の自由が確保されることに国益を見いだしている」と重ねて主張した。(2015/05/29-14:40)
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201505/2015052900593&relid=1_1
中国船侵入に「外交措置」=穏健マレーシアが変化か
【クアラルンプール時事】9日付の米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(アジア版)は、マレーシアのカシム首相府相が8日、ボルネオ島北方の小島や岩礁がある海域に中国公船が侵入、停泊したとして、「外交措置を講じる」と述べたと報じた。また、ナジブ首相が習近平国家主席に直接、問題提起すると伝えた。
〔写真特集〕中国の海軍力~初の空母「遼寧」が就役~
南シナ海の南沙(英語名スプラトリー)諸島をめぐる領有権問題で、中国と激しく対立しているフィリピン、ベトナムに比べ、マレーシアは穏健に対処してきたが、姿勢を変える兆しとみられる。
ただ、マレーシア国営ベルナマ通信によると、カシム首相府相は9日、ナジブ首相が習主席に問題提起するという報道に関し、「事実ではない」と否定した。(2015/06/09-23:37)
http://www.jiji.com/jc/zc?g=int&k=201506%2F2015060900733
日本に「重大な懸念と憤慨」=南シナ海問題で批判-中国
【北京時事】中国外務省の洪磊・副報道局長は12日の記者会見で、中国による南シナ海の岩礁埋め立て・施設建設問題に関し「日本が介入をもくろみ、地域の国の矛盾をあおり、悪意を持って緊張を生み出している」として、「重大な懸念と憤慨」を表明した。日本側に何回も申し入れをしているという。
中国側が問題視する具体的な言動は明言していないが、先進7カ国(G7)首脳会議(サミット)での安倍晋三首相の発言など、日本政府の姿勢に強い不快感を示したとみられる。
洪副局長は「日本は南シナ海問題の当事国ではない」と指摘。「日本側の振る舞いは問題の解決に役立たず、中日の政治・安全保障面の相互信頼をひどく損ない、関係改善の流れに逆行する」と批判した。
その上で「問題をあおり立てたり中国を不当に非難したりするのを直ちにやめ、実際の行動で中日関係改善の流れを守る」よう求めた。 (2015/06/12-18:44)
http://www.jiji.com/jc/zc?g=pol&k=201506%2F2015061200795
米、秘密捜査員活動で中国に警告=逃亡犯帰国へ圧力-NY紙
【ワシントンAFP=時事】16日の米紙ニューヨーク・タイムズによると、中国政府が汚職などへの関与が疑われ逃亡した自国民を帰国させるため、米国に秘密捜査員を送り込んでいるとして、米国務省はこのほど、そうした行為をやめるよう中国側に警告した。
同紙によれば、捜査員はスパイではなく中国公安省の覆面捜査官で、観光ビザや商用ビザで米国入りしているとみられる。逃亡した自国民を帰国させようと、家族を脅迫するなどして圧力をかけており、この数カ月で増加しているという。
これに関し、国務省は現時点でコメントしていない。(2015/08/17-09:21)
http://www.jiji.com/jc/zc?g=int&k=201508%2F2015081700091
中国発サイバー攻撃「終わらず」=首脳合意の実行悲観-米情報長官
【ワシントン時事】クラッパー米国家情報長官は29日、オバマ大統領と中国の習近平国家主席が先の首脳会談で、サイバー攻撃を通じた企業秘密の窃取を行わない方針を確認したことについて、合意によって中国からのサイバー攻撃が終わると考えるのは難しいとの厳しい認識を示した。上院軍事委員会の公聴会で証言した。
長官は、米中合意によって中国のサイバー攻撃を根絶できると楽観しているかと問われ、「していない」と回答。中国発のサイバー攻撃は広範囲に及んでおり、政府が全てを統括しているかは不明だと述べ、政府間の約束だけでは不十分だと示唆した。(2015/09/30-08:28)
http://www.jiji.com/jc/c?g=int&k=2015093000139
時事通信 9月22日(火)18時57分配信
【北京時事】中国で3月に米国人女性企業家がスパイ容疑で拘束されていたことが22日、分かった。
支援者がウェブサイトで明らかにした。中国外務省の洪磊・副報道局長も同日の定例会見で「中国の国家安全に危害を加えた疑いで、調査を受けている」と事実関係を認めた。
サイトによれば、女性はベトナム生まれで米市民権を持つサンディ・ファンギリスさん。3月に米ヒューストン市のビジネス訪問団の一員として訪中した際に広東省珠海で拘束された。国家機密を盗んだ疑いが持たれており、半年間の軟禁の後、最近になり正式に逮捕され、拘置施設に移されたという。
ファンギリスさんの夫は「サンディはスパイでも泥棒でもない」と容疑を否定。25日の米中首脳会談を前に事件を公開することで、釈放に向けた支援を呼び掛けたい考えとみられる。
一方、洪副局長はファンギリスさんについて「本人も調査に協力している。中国は米国側に6回にわたり接見を認めており、健康状態も良好だ」と主張。「中国が法に基づき事件を処理することを尊重してほしい」と訴えた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150922-00000084-jij-cn
米、国際ルール順守譲らず=サイバー、南シナ海で直談判へ-国賓訪問・中国主席
【ワシントン時事】中国の習近平国家主席が22日から米国を初めて国賓訪問し、25日にホワイトハウスでオバマ大統領との首脳会談に臨む。ライス大統領補佐官(国家安全保障担当)は21日、ワシントン市内での講演で、中国の南シナ海進出やサイバー攻撃への懸念を重ねて強調。オバマ大統領が「国際ルールの順守」を習主席に直接迫る方針を明らかにした。
ライス氏は、中国が国家支援するサイバー経済スパイ活動を「米国の安全保障上の懸念であり、停止しなければならない」と批判。南シナ海で岩礁の埋め立てや滑走路を建設していることについては、「シーレーン(海上交通路)で航行と商業の自由が維持されることが米国の基本的な国益だ」と強調した。
米有力シンクタンク「新米安全保障センター」のパトリック・クローニン上級顧問によると、中国では25以上の組織が商業的な利益を得るため、数十億ドル相当の米企業秘密をハッキングしているという。
大統領は25日の首脳会談で、サイバー攻撃への制裁発動や、中国が「領海」「領空」と主張する人工島から12カイリ(約22キロ)以内に米軍艦船・航空機を送り込む対抗策などにも言及するとみられている。人権問題では、ノーベル平和賞受賞作家の劉暁波氏や著名人権活動家の許志永氏らの名前を挙げて、即時・無条件釈放を要求する。
ただ、米側が厳しい姿勢を示す一方で、ワシントンのアジア政策専門家の間では「首脳会談で大きな成果は期待できない」(元米政府高官)という見方が強い。実際、双方の経済的相互依存が深まる中で米側の取り得る選択肢は少なく、オバマ、習両氏が模索する「合意」の力点は主に衝突回避に置かれている。
外交筋によると、米中両政府は今回、両国の軍航空機の安全行動規範で合意する見通し。また、昨年11月に合意した軍艦船同士の行動規範を軍以外の船舶に適用することが検討されている。(2015/09/22-14:30)
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201509/2015092200191
米艦船、中国艦に追跡される=南シナ海でパトロール中
米軍準機関紙「星条旗新聞」(電子版)は13日、南シナ海の南沙(英語名スプラトリー)諸島で中国が進めている岩礁の埋め立てに関連し、米海軍の沿海域戦闘艦「フォートワース」が付近を航行中、中国艦船から追跡されたと報じた。
〔写真特集〕中国の海軍力~初の空母「遼寧」が就役~
同紙によると、フォートワースが11日に現場海域をパトロール航行していたところ、中国のミサイルフリゲート艦「塩城」が追尾して来たという。中国が領有権を主張する島や岩礁にフォートワースがどれほど接近したのかは不明。(2015/05/14-14:28)
http://www.jiji.com/jc/zc?g=int&k=201505%2F2015051400506
尖閣沖で中国軍艦航行=「ジャンダオ級」初確認-防衛省
沖縄県・尖閣諸島沖を航行した中国海軍のジャンダオ級フリゲート艦=7日(防衛省統合幕僚監部提供)
防衛省は8日、中国海軍のジャンダオ級フリゲート艦1隻が沖縄県・尖閣諸島沖の東シナ海を航行するのを確認したと発表した。接続水域での航行や領海侵入はなかった。自衛隊が同型艦を確認したのは初めて。(2015/05/08-19:16
http://www.jiji.com/jc/zc?g=soc&k=201505%2F2015050800910
米軍機が南シナ海の人工島接近=中国、8回退去警告
【ワシントン時事】米CNNテレビは20日、中国が大規模な埋め立てを進めている南シナ海・南沙(英語名スプラトリー)諸島の永暑(英語名ファイアリークロス)礁など3拠点に接近する米軍のP8対潜哨戒機への同乗取材の模様を放映した。中国軍はP8に対し、8回にわたり退去するよう警告した。(2015/05/21-11:58)
http://www.jiji.com/jc/zc?g=int&k=201505%2F2015052100362
米軍監視活動に対抗の構え=漁船爆破に「懸念」-中国
【北京時事】中国外務省の洪磊・副報道局長は21日の定例会見で、中国が南シナ海・南沙(英語名スプラトリー)諸島で造成する人工島付近で米軍が警戒監視活動を強化していることについて、「中国は国家の安全を維持し、海上での不測の事態の防止のため、関連空域と海域で監視を行う権利がある」と訴え、対抗する構えを示した。
洪副局長は米国に対し「紛争を複雑化、拡大化させる行動を取らず、地域の平和・安定のため建設的な役割を果たしてほしい」と強調。米高官らが埋め立てに懸念を示していることについても、「争議の解決に役立たない。一部国家の挑発行動を助長させるだけだ」と批判した。(2015/05/21-18:22)
http://www.jiji.com/jc/zc?g=int&k=201505%2F2015052100756
中国、南沙諸島に火砲=米国防総省が確認
【ワシントン時事】米国防総省のウォレン報道部長は29日、記者団に対し、中国が南シナ海・南沙(英語名スプラトリー)諸島で岩礁を埋め立てて造成した人工島の一つに兵器を持ち込んだことを確認した。その上で「(人工島の)軍事化に反対している」と強調した。
〔写真特集〕中国の軍用機~姿を現した新型ステルス機「殲撃31」~
これに先立ち、米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは、米軍の偵察画像によって人工島で2門の「移動式の砲撃装置」が確認されたと報道。在米中国大使館報道官は同紙に対し、兵器への言及を避けつつ「中国は(領海内の)岩礁などに軍事防衛に必要な施設を置く権利を有する」と主張したという。
砲撃装置は約1カ月前に設置されたとみられ、現在もあるかどうかは不明。(2015/05/30-10:02)
http://www.jiji.com/jc/zc?g=int&k=201505%2F2015053000137
中国、人工島に武器=南シナ海軍事化反対-米国務省
【ワシントン時事】米国務省のラスキ報道部長は28日の記者会見で、中国が南シナ海の南沙(英語名スプラトリー)諸島で構築している人工島に武器を置いていると伝えた報道について「(暗礁の)埋め立ての即時かつ長期の停止を求める。紛争地のいかなる軍事化にも反対する」と強調した。報道内容を否定することはなかった。
埋め立て活動停止せず=米国に「左右されない」-中国
報道部長は「南シナ海を含むいずれの地域でも航行や飛行の自由が確保されることに国益を見いだしている」と重ねて主張した。(2015/05/29-14:40)
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201505/2015052900593&relid=1_1
中国船侵入に「外交措置」=穏健マレーシアが変化か
【クアラルンプール時事】9日付の米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(アジア版)は、マレーシアのカシム首相府相が8日、ボルネオ島北方の小島や岩礁がある海域に中国公船が侵入、停泊したとして、「外交措置を講じる」と述べたと報じた。また、ナジブ首相が習近平国家主席に直接、問題提起すると伝えた。
〔写真特集〕中国の海軍力~初の空母「遼寧」が就役~
南シナ海の南沙(英語名スプラトリー)諸島をめぐる領有権問題で、中国と激しく対立しているフィリピン、ベトナムに比べ、マレーシアは穏健に対処してきたが、姿勢を変える兆しとみられる。
ただ、マレーシア国営ベルナマ通信によると、カシム首相府相は9日、ナジブ首相が習主席に問題提起するという報道に関し、「事実ではない」と否定した。(2015/06/09-23:37)
http://www.jiji.com/jc/zc?g=int&k=201506%2F2015060900733
日本に「重大な懸念と憤慨」=南シナ海問題で批判-中国
【北京時事】中国外務省の洪磊・副報道局長は12日の記者会見で、中国による南シナ海の岩礁埋め立て・施設建設問題に関し「日本が介入をもくろみ、地域の国の矛盾をあおり、悪意を持って緊張を生み出している」として、「重大な懸念と憤慨」を表明した。日本側に何回も申し入れをしているという。
中国側が問題視する具体的な言動は明言していないが、先進7カ国(G7)首脳会議(サミット)での安倍晋三首相の発言など、日本政府の姿勢に強い不快感を示したとみられる。
洪副局長は「日本は南シナ海問題の当事国ではない」と指摘。「日本側の振る舞いは問題の解決に役立たず、中日の政治・安全保障面の相互信頼をひどく損ない、関係改善の流れに逆行する」と批判した。
その上で「問題をあおり立てたり中国を不当に非難したりするのを直ちにやめ、実際の行動で中日関係改善の流れを守る」よう求めた。 (2015/06/12-18:44)
http://www.jiji.com/jc/zc?g=pol&k=201506%2F2015061200795
米、秘密捜査員活動で中国に警告=逃亡犯帰国へ圧力-NY紙
【ワシントンAFP=時事】16日の米紙ニューヨーク・タイムズによると、中国政府が汚職などへの関与が疑われ逃亡した自国民を帰国させるため、米国に秘密捜査員を送り込んでいるとして、米国務省はこのほど、そうした行為をやめるよう中国側に警告した。
同紙によれば、捜査員はスパイではなく中国公安省の覆面捜査官で、観光ビザや商用ビザで米国入りしているとみられる。逃亡した自国民を帰国させようと、家族を脅迫するなどして圧力をかけており、この数カ月で増加しているという。
これに関し、国務省は現時点でコメントしていない。(2015/08/17-09:21)
http://www.jiji.com/jc/zc?g=int&k=201508%2F2015081700091
中国発サイバー攻撃「終わらず」=首脳合意の実行悲観-米情報長官
【ワシントン時事】クラッパー米国家情報長官は29日、オバマ大統領と中国の習近平国家主席が先の首脳会談で、サイバー攻撃を通じた企業秘密の窃取を行わない方針を確認したことについて、合意によって中国からのサイバー攻撃が終わると考えるのは難しいとの厳しい認識を示した。上院軍事委員会の公聴会で証言した。
長官は、米中合意によって中国のサイバー攻撃を根絶できると楽観しているかと問われ、「していない」と回答。中国発のサイバー攻撃は広範囲に及んでおり、政府が全てを統括しているかは不明だと述べ、政府間の約束だけでは不十分だと示唆した。(2015/09/30-08:28)
http://www.jiji.com/jc/c?g=int&k=2015093000139