中国、海軍のシリア沖回航を否定。アサド政権への軍事支援はぼかす
「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成27年(2015)9月29日(火曜日)弐
通算第4667号
中国、海軍のシリア沖回航を否定。アサド政権への軍事支援はぼかす
ISISがはじめて中国人を人質にした報復戦を準備?
******************
ロシアのメディアが中国海軍の艦艇が地中海からシリア沖へ回航されていると報道したことについて、9月28日、中国筋はこれらの報道(プラウダ、今日のロシア、イズベスチアなど)を否定した。
ただし中国の軍事顧問団がシリアに入国していることに関しては否定せず、ロシアの報道によるISIS征討作戦でロシア軍事顧問団との共同作戦の可能性があることを示唆している。
欧州のメディアはロシア海軍巡洋艦「モスクワ」がすでに本拠地の黒海セバストポールを離れ、シリア沖へ数隻の軍艦とともに編隊を組んで向かっていると報じている。
またソ連空軍はすでにスホイ24,25,30など合計30機をシリアに配備しており、中国海軍の陸戦部隊がシリアへ正式に派遣されるのは時間の問題だと報じている。
もとより、中ロ海軍の地中海に於ける合同演習は9月27日から10月7日まで事前に発表されており、中国海軍が地中海を遊弋していることは明らかである。
欧州の軍事筋は「演習後に中国海軍がシリア沖へ向かい、ロシア海軍と合流するかどうかは不明」としている。
ISISに人質となっている中国人は北京在住の広告会社写真で焚京輝(20歳)とされ、黄色の囚人服を着せられて、一緒につかまったノルウェー人の写真とともにユーチューブに出ている。
♪
(読者の声1)「韓国の米軍慰安婦はなぜ生まれたのか」(ハート出版。崔吉城(広島大学名誉教授・東亜大学教授)
(6)第五章 『日本軍慰安所管理人の日記』
2013年8月、韓国で『日本軍慰安所管理人の日記』(イスプ社)という本が発売され、大きな話題となりました。
韓国では日本軍による慰安婦強制動員の「決定的資料」だとして大きく取り上げられました。
ところが、この『日記』を読んでいく限り、戦地ですから当然慰安所の秩序維持、規制を軍が行っていた事がわかりますが、同時に慰安所の経営は民間人が、そして慰安婦は経営者の募集によって集まってきたものであることも明らかになってきます。
管理人ですが、かなり高収入であることも分かります。
2千円、5百円、6百円と送金していますが、上等兵の月給が10円であったことからすると相当な高収入です。
管理人と経営者の間、といった存在で、十分なお金を持っている時には経営も手がけていた様子も書かれています。
崔吉城氏は、韓国内での一方的な議論よりこの原文を読んでもらうことが、慰安所、慰安婦の実態が理解してもらえるだろうと考えて、この日記の主要部分を第5章に転載したものです。
貴重な同時代資料と思いますのでお読みいただければと思います。
日本語原文:http://hassin.org/01/wp-content/uploads/usco5.pdf
英文版を海外向けに発信しました。
(「史実を世界に発信する会」茂木弘道)
(宮崎正弘のコメント)歴史の真実の英語発信はたいへん重要な作業で、本来なら政府がおこなうべきですが、まだ民間のボランティア作業となります。
お疲れ様です。
そういえば呉善花さんの『なぜ反日韓国に未来はないのか』(小学館)の英語版(『GETTING OVER IT ――Why Korea needs to stop Bashing Japan』(Tachibana Publishing)が出来ました。
この本を海外の議員、学者、ジャーナリスト、図書館へ寄贈する運動を始めております。 くわしくは追って。
宮崎正弘の新刊案内 http://miyazaki.xii.jp/saisinkan/index.html
宮崎正弘のロングセラー
***********
『アジアインフラ投資銀行の凄惨な末路』(PHP研究所、999円)
『日本が在日米軍を買収し、第七艦隊を吸収・合併する日』(ビジネス社)
『中国、韓国は自滅し、アジアの時代がやってくる!』(海竜社、1080円)
『中国大破綻 ついに失われる20年に突入する』(PHP研究所、1404円)
『日本と世界を動かす悪の「孫子」』(ビジネス社。1188円)
『吉田松陰が復活する』(並木書房、定価1620円)
『中国・韓国を“本気で”見捨て始めた世界』(徳間書店 1080円)
『台湾烈々 世界一の親日国家がヤバイ』(ビジネス社、1188円)
『「中国の時代」は終わった』(海竜社、定価1080円)
『中国共産党、三年以内に崩壊する!?』(海竜社、1080円)
『中国バブル崩壊が始まった』(海竜社、1080円)
『中国 大嘘つき国家の犯罪』(文芸社文庫、713円)
<宮崎正弘の対談シリーズ>
************
宮崎正弘 v 渡邊哲也『激動する世界経済!』(ワック、994円)
宮崎正弘 v 室谷克実『日本に惨敗し ついに終わる中国と韓国』(徳間書店)
宮崎正弘 v 小川榮太郎『保守の原点』(海竜社。1620円)
宮崎正弘 v 室谷克実『仲良く自滅する中国と韓国』(徳間書店)
宮崎正弘 v 川口マーン惠美『なぜ中国人とドイツ人は馬が合うのか?』(ワック)
宮崎正弘 v 石平『2015年 中国の真実』(ワック、シリーズ第五弾)
(石平さんとの第7弾は、十月下旬発売予定です。ご期待下さい)
宮崎正弘 v 大竹慎一『中国崩壊で日本はこうなる』(1512円。徳間書店)
宮崎正弘 v 西部遭『日米安保五十年』(海竜社)
宮崎正弘 v 黄文雄『世界が知らない中国人の野蛮』(徳間書店)
宮崎正弘 v 佐藤優『猛毒国家に囲まれた日本』(海竜社)
宮崎正弘のホームページ http://miyazaki.xii.jp/
(C)有限会社宮崎正弘事務所 2015 ◎転送自由。転載の場合、出典を明示
平成27年(2015)9月29日(火曜日)弐
通算第4667号
中国、海軍のシリア沖回航を否定。アサド政権への軍事支援はぼかす
ISISがはじめて中国人を人質にした報復戦を準備?
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ロシアのメディアが中国海軍の艦艇が地中海からシリア沖へ回航されていると報道したことについて、9月28日、中国筋はこれらの報道(プラウダ、今日のロシア、イズベスチアなど)を否定した。
ただし中国の軍事顧問団がシリアに入国していることに関しては否定せず、ロシアの報道によるISIS征討作戦でロシア軍事顧問団との共同作戦の可能性があることを示唆している。
欧州のメディアはロシア海軍巡洋艦「モスクワ」がすでに本拠地の黒海セバストポールを離れ、シリア沖へ数隻の軍艦とともに編隊を組んで向かっていると報じている。
またソ連空軍はすでにスホイ24,25,30など合計30機をシリアに配備しており、中国海軍の陸戦部隊がシリアへ正式に派遣されるのは時間の問題だと報じている。
もとより、中ロ海軍の地中海に於ける合同演習は9月27日から10月7日まで事前に発表されており、中国海軍が地中海を遊弋していることは明らかである。
欧州の軍事筋は「演習後に中国海軍がシリア沖へ向かい、ロシア海軍と合流するかどうかは不明」としている。
ISISに人質となっている中国人は北京在住の広告会社写真で焚京輝(20歳)とされ、黄色の囚人服を着せられて、一緒につかまったノルウェー人の写真とともにユーチューブに出ている。
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(読者の声1)「韓国の米軍慰安婦はなぜ生まれたのか」(ハート出版。崔吉城(広島大学名誉教授・東亜大学教授)
(6)第五章 『日本軍慰安所管理人の日記』
2013年8月、韓国で『日本軍慰安所管理人の日記』(イスプ社)という本が発売され、大きな話題となりました。
韓国では日本軍による慰安婦強制動員の「決定的資料」だとして大きく取り上げられました。
ところが、この『日記』を読んでいく限り、戦地ですから当然慰安所の秩序維持、規制を軍が行っていた事がわかりますが、同時に慰安所の経営は民間人が、そして慰安婦は経営者の募集によって集まってきたものであることも明らかになってきます。
管理人ですが、かなり高収入であることも分かります。
2千円、5百円、6百円と送金していますが、上等兵の月給が10円であったことからすると相当な高収入です。
管理人と経営者の間、といった存在で、十分なお金を持っている時には経営も手がけていた様子も書かれています。
崔吉城氏は、韓国内での一方的な議論よりこの原文を読んでもらうことが、慰安所、慰安婦の実態が理解してもらえるだろうと考えて、この日記の主要部分を第5章に転載したものです。
貴重な同時代資料と思いますのでお読みいただければと思います。
日本語原文:http://hassin.org/01/wp-content/uploads/usco5.pdf
英文版を海外向けに発信しました。
(「史実を世界に発信する会」茂木弘道)
(宮崎正弘のコメント)歴史の真実の英語発信はたいへん重要な作業で、本来なら政府がおこなうべきですが、まだ民間のボランティア作業となります。
お疲れ様です。
そういえば呉善花さんの『なぜ反日韓国に未来はないのか』(小学館)の英語版(『GETTING OVER IT ――Why Korea needs to stop Bashing Japan』(Tachibana Publishing)が出来ました。
この本を海外の議員、学者、ジャーナリスト、図書館へ寄贈する運動を始めております。 くわしくは追って。
宮崎正弘の新刊案内 http://miyazaki.xii.jp/saisinkan/index.html
宮崎正弘のロングセラー
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『アジアインフラ投資銀行の凄惨な末路』(PHP研究所、999円)
『日本が在日米軍を買収し、第七艦隊を吸収・合併する日』(ビジネス社)
『中国、韓国は自滅し、アジアの時代がやってくる!』(海竜社、1080円)
『中国大破綻 ついに失われる20年に突入する』(PHP研究所、1404円)
『日本と世界を動かす悪の「孫子」』(ビジネス社。1188円)
『吉田松陰が復活する』(並木書房、定価1620円)
『中国・韓国を“本気で”見捨て始めた世界』(徳間書店 1080円)
『台湾烈々 世界一の親日国家がヤバイ』(ビジネス社、1188円)
『「中国の時代」は終わった』(海竜社、定価1080円)
『中国共産党、三年以内に崩壊する!?』(海竜社、1080円)
『中国バブル崩壊が始まった』(海竜社、1080円)
『中国 大嘘つき国家の犯罪』(文芸社文庫、713円)
<宮崎正弘の対談シリーズ>
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宮崎正弘 v 渡邊哲也『激動する世界経済!』(ワック、994円)
宮崎正弘 v 室谷克実『日本に惨敗し ついに終わる中国と韓国』(徳間書店)
宮崎正弘 v 小川榮太郎『保守の原点』(海竜社。1620円)
宮崎正弘 v 室谷克実『仲良く自滅する中国と韓国』(徳間書店)
宮崎正弘 v 川口マーン惠美『なぜ中国人とドイツ人は馬が合うのか?』(ワック)
宮崎正弘 v 石平『2015年 中国の真実』(ワック、シリーズ第五弾)
(石平さんとの第7弾は、十月下旬発売予定です。ご期待下さい)
宮崎正弘 v 大竹慎一『中国崩壊で日本はこうなる』(1512円。徳間書店)
宮崎正弘 v 西部遭『日米安保五十年』(海竜社)
宮崎正弘 v 黄文雄『世界が知らない中国人の野蛮』(徳間書店)
宮崎正弘 v 佐藤優『猛毒国家に囲まれた日本』(海竜社)
宮崎正弘のホームページ http://miyazaki.xii.jp/
(C)有限会社宮崎正弘事務所 2015 ◎転送自由。転載の場合、出典を明示