対露外交は甘い顔を した瞬間に付け入れられることを肝に銘ずるべきだ。
戦略的転換迫られる安倍の対露外交
━━━━━━━━━━━━━━━━
杉浦 正章
「北方領土」は当面“棚上げ”でよい
「男なら腹切れ」と言うなら、さしずめロシアに対しては「男なら首吊れ」だろう。ドストエフスキーの小説の時代からロシアの自殺は首吊りと相場が決まっている。
冗談はともかくとして対露外交が面白い。まだ誰も 指摘していないが大局を俯瞰すれば、首相・安倍晋三の最大の武器は来年 の伊勢志摩サミットの議長国として、プーチンの締め出しを定着化させら れることだ。
さらに今までやるふりだけをしていた対露制裁を、米国やカ ナダ並みのレベルにまで上げることも検討すべきだ。対露外交は甘い顔を した瞬間に付け入れられることを肝に銘ずるべきだ。
ロシア人は鈍いから 相当のパンチを効かせないと痛痒を感じない。プーチンがメドベージェフ を使って対日強硬路線を強調するなら、安倍は外相・岸田文男と官房長 官・菅義偉を使ってどんどん強硬発言をさせればよい。
北方領土などはロ シアがつぶれそうになって、日本に「買ってくれ」と言い出すまで、「欲 しがりません」くらいのポーズが必用だ。当分は「戦略的棚上げ」でよい。
プーチンがなぜこの時期を選んでメドベージェフに北方領土へと足を踏み入れさせたかだが、明らかに安倍に対する揺さぶりだ。安倍もサミット前にウクライナを訪問してプーチンの神経を逆なでしているから、その“返礼”でもある。
揺さぶりというのはプーチには安倍が北方領土返還実現 を渇望していると映っており、それを利用してここで揺さぶりをかけて、 G7を分断しようという邪心がありありと見える。
プーチンはやはり対露制 裁で倒産企業続出のイタリアを訪問して分断を図っており、第一の狙いは 「G7分断」だ。もともとプーチンに領土問題を本気で解決しようなどという 気持ちはないのだろう。
クリミア併合で国民の愛国心を刺激して支持率が 90%に上がっているのに、返還などしたら支持率ゼロ%になると本心で は思っているに違いない。だから安倍に対しては時々おいしい話があるよ うなそぶりをして、引きつけようとしているだけなのだ。プーチンは狡猾 さにおいては世界
の指導者の中で卓越した能力があるが、見破られてはど うしようもない。
加えて世界的な孤立の中で中国国家主席・習近平の対露接近は渡りに舟の願ったりかなったりだ。折から9月3日には抗日戦勝記念式典が北京である。
おそらくプーチンは安倍が出席すれば会談する方向であったと思わ れるが、KGBから「安倍訪中せず」の連絡をいち早く受け取ったのだろ う。
「それならやったれ」とばかりに、メドベージェフを訪問させたの だ。
こともあろうにメドベージェフは「国後、択捉を“優先発展地域”とする」と宣言、日本の投資を呼びかけた。日本が応ずるわけがないから同時に韓国、中国にも呼びかけた。
この際、安倍は両国、とりわけ韓国に対して 「日本の領土であり応ずるべきでない」とクギを刺すべきだ。副首相の切 腹発言といい、人の神経を逆なでする術には長けているが、しょせんは権 謀術数ばかりのロシア外交は王道を行くものではない。
今ロシア経済の実 態はG7による経済制裁、国際原油価格の下落、ルーブル安という「三重 苦」に直面している。やがては共産党政権がそうであったように「切腹」 ならぬ「首吊り」の憂き目を見かねない状況だ。
一方で、一連のロシアの姿勢は安倍の極東外交戦略に大きな壁となって立ち塞がるものとなった。安倍は中露による反日共闘を回避するためもあって、ウクライナ問題でもロシアには比較的融和重視の路線を取ってきた。
中露分断であり、これは基本的には正しい。しかし世界的に孤立して いる中露両国は「同病相憐れむ」路線を取り始めて、安倍による分断が現段階では難しい状況になってきたのだ。
極東外交、とりわけ対露外交は中 国とのバランスが常に重要な要素として作用する。日本がどちらかに接近 すれば一方とは疎遠となる構図である。したたかな安倍がそのバランスを 考慮しないわけがないが、当面は対中接近に傾斜してもよいのだろう。そ して叩かなければ動かない「駑
馬」ロシアをけん制するのだ。
G7では、独首相メルケルが対露融和路線だが、米加両国はむしろ「対露制裁戦争」の様相を強めており、プーチンは相当追い詰められているのであろう。
何を血迷ったか核兵器使用まで口にするに到っている。紛れも ない新冷戦構造である。来年の伊勢志摩サミットまでこの関係が好転する ことは予想できない。
一時は安倍周辺に同サミットでプーチンの復帰を模 索すべきであるとの声もあったが、とても無理になったのではないか。安 倍はプーチンの揺さぶりを逆手にとって、対ソ離反姿勢を強め、米国と同 調するしかあるまい。
北方領土は実効支配を定着させないために常に領有 権の主張は続けるにしても、早期返還などは夢のまた夢だ。ロシアを政治 的、経済的に追い詰め、1867年にアラスカを米国に売却したのと同様に、 「売り食い」になるのを待つのも一興であろう。
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「日本人なら切腹して静かに」=首相択捉訪問、抗議に不快感-ロ副首相
2015年08月24日 18時24分 提供:時事通信
ロシアのメドベージェフ首相(左)とロゴジン副首相=2013年11月、モスクワ(EPA=時事)
【モスクワ時事】ロシアのロゴジン副首相は、メドベージェフ首相による22日の北方領土・択捉島訪問を受けた日本政府の抗議に不快感を示し、「切腹」という言葉を用いて、日本人は静かにすべきだと主張した。23日夜、自身のツイッターに投稿した。
ロゴジン副首相は「真の(日本の)男なら、伝統に従ってハラキリをして落ち着いたらいい。今は騒いでばかりいる」とやゆした。
岸田文雄外相は22日、アファナシエフ駐日ロシア大使を外務省に呼んで「訪問は日本の立場と相いれず、日本国民の感情を傷つけるもので、極めて遺憾だ」と抗議。ロシア外務省は「日本は第2次大戦の結果に反対し続けている」と反論した。
メドベージェフ首相の極東訪問に際し、ロゴジン副首相は21日のボストーチヌイ宇宙基地(アムール州)視察には同行したが、択捉島は訪れていない。 【時事通信社】
http://news.ameba.jp/20150824-906/
切腹の意味も分からず使うな。ロシアは日本のお殿様ではないから、何かを偉そうに言っても日本は切腹する必要なし。無礼者めが。真の男なら、そういうしょうもないことは言わないものです。
切腹するのは、お殿様に失礼なことをして自害するように言いつけられたもの。または、本当は、お殿様に従わねばならないのに、どうしてもお殿様の言うことを聞けずに、死ぬしかなかった人。
ロシア人とは関係の無い話だ。もっと日本を勉強してから、何か言えばいい。無知をさらけ出してるやん。言うことがアホ過ぎて怒る気にもならん。相手にするだけ疲れる。でも外国人には、黙っていると負けたということになるので、抗議する。ロゴジン副首相は日本人にとっては、名前も知らないオッサンである。そのオッサンが「ハラキリして黙っていろ」と言われても、知らないオッサンのたわごとに日本人にはつきあっていられないと思うほど呆れている。
ただ、日本人は「ロシアの偉いさん」は頭の悪い野蛮人で、日本男子を侮辱したかったのだということははっきり分かった。ロシアは、もしかして日本は、ロシアというお殿様の「部下」だと思っているのだろうか?トンデモ無いことである。
日本は、ロシアの部下になったことは無いし、これからも絶対にロシアの部下にはならない。
満州に突然攻めてきた時、ロシア人は時計の使い方が分からず、両腕にたくさんはめて喜んでいたそうだ。そして、時計が止まったらネジを巻かずに捨てていたそうだ。[見た人から聞きました)
そして日本人女性をみれば、既婚者でも、お婆さんでも強姦して殺したそうだ。野蛮人やん。子供の前でも母親を強姦したと天津に住んでいた日本人が言っているのをTVで観たことがある。その人は、すでに老人だったけど、当時のことを思い出して泣いていましたよ。辛い思い出を思い出してしまったので、、、。と、言っていた。ロシア人が天津の日本人住居のアパートの中に入ってきて、母親が、、、。とだけ言っておられた。
ロシアは、日本人捕虜を東京に送るとウソをついて列車に乗せてシベリアに送って、大勢死なせた。ロシア人はウソつきである。日ソ不可侵条約もあっさり破って、日本が戦争を止めたとたんに攻めてきた。ロシア人はウソつきである。
近年では、日本企業を騙してガス田を開発させて、ガスが出たとたんに、日本に売らずにチュウゴクに売った。日本企業は今まで使った費用を回収できずに手ぶらで撤退するしかなかった。ロシア人はやっぱりウソつきである。
たぶん、ロシア人の辞書には、「約束を守る」という言葉は無いのでしょう。
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杉浦 正章
「北方領土」は当面“棚上げ”でよい
「男なら腹切れ」と言うなら、さしずめロシアに対しては「男なら首吊れ」だろう。ドストエフスキーの小説の時代からロシアの自殺は首吊りと相場が決まっている。
冗談はともかくとして対露外交が面白い。まだ誰も 指摘していないが大局を俯瞰すれば、首相・安倍晋三の最大の武器は来年 の伊勢志摩サミットの議長国として、プーチンの締め出しを定着化させら れることだ。
さらに今までやるふりだけをしていた対露制裁を、米国やカ ナダ並みのレベルにまで上げることも検討すべきだ。対露外交は甘い顔を した瞬間に付け入れられることを肝に銘ずるべきだ。
ロシア人は鈍いから 相当のパンチを効かせないと痛痒を感じない。プーチンがメドベージェフ を使って対日強硬路線を強調するなら、安倍は外相・岸田文男と官房長 官・菅義偉を使ってどんどん強硬発言をさせればよい。
北方領土などはロ シアがつぶれそうになって、日本に「買ってくれ」と言い出すまで、「欲 しがりません」くらいのポーズが必用だ。当分は「戦略的棚上げ」でよい。
プーチンがなぜこの時期を選んでメドベージェフに北方領土へと足を踏み入れさせたかだが、明らかに安倍に対する揺さぶりだ。安倍もサミット前にウクライナを訪問してプーチンの神経を逆なでしているから、その“返礼”でもある。
揺さぶりというのはプーチには安倍が北方領土返還実現 を渇望していると映っており、それを利用してここで揺さぶりをかけて、 G7を分断しようという邪心がありありと見える。
プーチンはやはり対露制 裁で倒産企業続出のイタリアを訪問して分断を図っており、第一の狙いは 「G7分断」だ。もともとプーチンに領土問題を本気で解決しようなどという 気持ちはないのだろう。
クリミア併合で国民の愛国心を刺激して支持率が 90%に上がっているのに、返還などしたら支持率ゼロ%になると本心で は思っているに違いない。だから安倍に対しては時々おいしい話があるよ うなそぶりをして、引きつけようとしているだけなのだ。プーチンは狡猾 さにおいては世界
の指導者の中で卓越した能力があるが、見破られてはど うしようもない。
加えて世界的な孤立の中で中国国家主席・習近平の対露接近は渡りに舟の願ったりかなったりだ。折から9月3日には抗日戦勝記念式典が北京である。
おそらくプーチンは安倍が出席すれば会談する方向であったと思わ れるが、KGBから「安倍訪中せず」の連絡をいち早く受け取ったのだろ う。
「それならやったれ」とばかりに、メドベージェフを訪問させたの だ。
こともあろうにメドベージェフは「国後、択捉を“優先発展地域”とする」と宣言、日本の投資を呼びかけた。日本が応ずるわけがないから同時に韓国、中国にも呼びかけた。
この際、安倍は両国、とりわけ韓国に対して 「日本の領土であり応ずるべきでない」とクギを刺すべきだ。副首相の切 腹発言といい、人の神経を逆なでする術には長けているが、しょせんは権 謀術数ばかりのロシア外交は王道を行くものではない。
今ロシア経済の実 態はG7による経済制裁、国際原油価格の下落、ルーブル安という「三重 苦」に直面している。やがては共産党政権がそうであったように「切腹」 ならぬ「首吊り」の憂き目を見かねない状況だ。
一方で、一連のロシアの姿勢は安倍の極東外交戦略に大きな壁となって立ち塞がるものとなった。安倍は中露による反日共闘を回避するためもあって、ウクライナ問題でもロシアには比較的融和重視の路線を取ってきた。
中露分断であり、これは基本的には正しい。しかし世界的に孤立して いる中露両国は「同病相憐れむ」路線を取り始めて、安倍による分断が現段階では難しい状況になってきたのだ。
極東外交、とりわけ対露外交は中 国とのバランスが常に重要な要素として作用する。日本がどちらかに接近 すれば一方とは疎遠となる構図である。したたかな安倍がそのバランスを 考慮しないわけがないが、当面は対中接近に傾斜してもよいのだろう。そ して叩かなければ動かない「駑
馬」ロシアをけん制するのだ。
G7では、独首相メルケルが対露融和路線だが、米加両国はむしろ「対露制裁戦争」の様相を強めており、プーチンは相当追い詰められているのであろう。
何を血迷ったか核兵器使用まで口にするに到っている。紛れも ない新冷戦構造である。来年の伊勢志摩サミットまでこの関係が好転する ことは予想できない。
一時は安倍周辺に同サミットでプーチンの復帰を模 索すべきであるとの声もあったが、とても無理になったのではないか。安 倍はプーチンの揺さぶりを逆手にとって、対ソ離反姿勢を強め、米国と同 調するしかあるまい。
北方領土は実効支配を定着させないために常に領有 権の主張は続けるにしても、早期返還などは夢のまた夢だ。ロシアを政治 的、経済的に追い詰め、1867年にアラスカを米国に売却したのと同様に、 「売り食い」になるのを待つのも一興であろう。
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「日本人なら切腹して静かに」=首相択捉訪問、抗議に不快感-ロ副首相
2015年08月24日 18時24分 提供:時事通信
ロシアのメドベージェフ首相(左)とロゴジン副首相=2013年11月、モスクワ(EPA=時事)
【モスクワ時事】ロシアのロゴジン副首相は、メドベージェフ首相による22日の北方領土・択捉島訪問を受けた日本政府の抗議に不快感を示し、「切腹」という言葉を用いて、日本人は静かにすべきだと主張した。23日夜、自身のツイッターに投稿した。
ロゴジン副首相は「真の(日本の)男なら、伝統に従ってハラキリをして落ち着いたらいい。今は騒いでばかりいる」とやゆした。
岸田文雄外相は22日、アファナシエフ駐日ロシア大使を外務省に呼んで「訪問は日本の立場と相いれず、日本国民の感情を傷つけるもので、極めて遺憾だ」と抗議。ロシア外務省は「日本は第2次大戦の結果に反対し続けている」と反論した。
メドベージェフ首相の極東訪問に際し、ロゴジン副首相は21日のボストーチヌイ宇宙基地(アムール州)視察には同行したが、択捉島は訪れていない。 【時事通信社】
http://news.ameba.jp/20150824-906/
切腹の意味も分からず使うな。ロシアは日本のお殿様ではないから、何かを偉そうに言っても日本は切腹する必要なし。無礼者めが。真の男なら、そういうしょうもないことは言わないものです。
切腹するのは、お殿様に失礼なことをして自害するように言いつけられたもの。または、本当は、お殿様に従わねばならないのに、どうしてもお殿様の言うことを聞けずに、死ぬしかなかった人。
ロシア人とは関係の無い話だ。もっと日本を勉強してから、何か言えばいい。無知をさらけ出してるやん。言うことがアホ過ぎて怒る気にもならん。相手にするだけ疲れる。でも外国人には、黙っていると負けたということになるので、抗議する。ロゴジン副首相は日本人にとっては、名前も知らないオッサンである。そのオッサンが「ハラキリして黙っていろ」と言われても、知らないオッサンのたわごとに日本人にはつきあっていられないと思うほど呆れている。
ただ、日本人は「ロシアの偉いさん」は頭の悪い野蛮人で、日本男子を侮辱したかったのだということははっきり分かった。ロシアは、もしかして日本は、ロシアというお殿様の「部下」だと思っているのだろうか?トンデモ無いことである。
日本は、ロシアの部下になったことは無いし、これからも絶対にロシアの部下にはならない。
満州に突然攻めてきた時、ロシア人は時計の使い方が分からず、両腕にたくさんはめて喜んでいたそうだ。そして、時計が止まったらネジを巻かずに捨てていたそうだ。[見た人から聞きました)
そして日本人女性をみれば、既婚者でも、お婆さんでも強姦して殺したそうだ。野蛮人やん。子供の前でも母親を強姦したと天津に住んでいた日本人が言っているのをTVで観たことがある。その人は、すでに老人だったけど、当時のことを思い出して泣いていましたよ。辛い思い出を思い出してしまったので、、、。と、言っていた。ロシア人が天津の日本人住居のアパートの中に入ってきて、母親が、、、。とだけ言っておられた。
ロシアは、日本人捕虜を東京に送るとウソをついて列車に乗せてシベリアに送って、大勢死なせた。ロシア人はウソつきである。日ソ不可侵条約もあっさり破って、日本が戦争を止めたとたんに攻めてきた。ロシア人はウソつきである。
近年では、日本企業を騙してガス田を開発させて、ガスが出たとたんに、日本に売らずにチュウゴクに売った。日本企業は今まで使った費用を回収できずに手ぶらで撤退するしかなかった。ロシア人はやっぱりウソつきである。
たぶん、ロシア人の辞書には、「約束を守る」という言葉は無いのでしょう。