人類が必要とする資源をすべてつくり出すには地球が2個必要だ
人類は今年、「1年分の地球資源」を8カ月で使い果たした
WIRED.jp 8月20日(木)6時30分配信
人類による資源消費量が、その1年間に地球が生成できる資源量を超える「アース・オーヴァーシュート・デー」。1970年には12月23日だったが、年々その時期は早まっており、今年は8月13日だったという。
今年の8月13日は、「アース・オーヴァーシュート・デー(Earth Overshoot Day)」だった。
アース・オーヴァーシュート・デーとは、人類による資源消費量が、その1年間に地球が生成できる資源量を超える日のことだ。われわれ人類は計算上、2015年分の地球の環境容量(バイオ・キャパシティー)を、8月13日までにすべて使い切ってしまったことになる。
アース・オーヴァーシュート・デーは、1970年代から計算されており、その時期は年々早まっている。1970年のアース・オーヴァーシュート・デーは12月23日だったが、80年には11月3日、90年には10月13日となり、2000年には10月4日になっていた。今年のアース・オーヴァーシュート・デーは、2014年の記録より4日早かった。
この背景には、森林破壊、きれいな飲用水の不足、土壌浸食、生物多様性の喪失、そして地球温暖化によってもたらさる、人類による「生態系の浪費」がある。アース・オーヴァーシュート・デーは、食糧、木材、水、その他の資源をすべて考慮に入れ、これらの資源を供給するのに必要な土地の面積によって計算されている。
「人類のカーボンフットプリント(二酸化炭素排出量)だけでも、1970年代初頭と比べると2倍以上に増えています。ちょうどそのころから、世界は生態系を浪費する時代へと突入していきました。生態系の浪費量と地球のバイオ・キャパシティーとの差が広まるペースは加速し続けており、いまは過去最速の状態になっています」
国際的シンクタンク「Global Footprint Network」の代表で、地球の資源生成の年間予算を計算するシステムの共同開発者でもあるマティス・ワケナゲルはこう語る。
赤いラインは、このまま地球環境が放置された場合の変化。2030年には、6月28日がアース・オーヴァーシュート・デーになる(つまり地球が2個必要になる)と予測されている。
このまま地球を放置しておくと、2030年のアース・オーヴァーシュート・デーは6月28日になると推定されている。つまり、人類が必要とする資源をすべてつくり出すには地球が2個必要だ、という意味だ。
しかし「国連気候変動に関する政府間パネル」(IPCC)の提案に沿って、二酸化炭素排出量を2030年までに現在より30パーセント減らすことができれば、アース・オーヴァーシュート・デーを9月16日にまで遅らせることができるだろう。人類が地球の温度上昇を、産業革命以前との比較で摂氏2度以内に抑えることができれば、オーヴァーシュート・デーの早まりを阻止することができると考えられている。
また、各国のオーヴァーシュート・デーも計算されている。
口密度が高く、バイオ・キャパシティーが小さく、経済的に豊かな国には、オーヴァーシュート・デーがより早く訪れる。都市国家シンガポールは1月2日に、カリブ海にある豊かな島国バルバドスは1月15日にオーヴァーシュート・デーを迎えている。
人口が少なく、エコロジカル・フットプリント(人間活動が環境に与える負荷を、資源の再生産および廃棄物の浄化に必要な面積として示した数値)が大きい国のオーヴァーシュート・デーは遅くなる。セネガルのオーヴァーシュート・デーは12月23日までやってこない。カンボジアがオーヴァーシュート・デーはその前日だ。
英国のオーヴァーシュート・デーは4月30日、中国は5月14日、米国は7月14日だ。これは、シンガポールのような国が悪くて、セネガルのような国がいいという意味ではない。すべての国が資源を賢く使うことで、地球全体のバランスが取れるようになるということを示しているのである。
JAMES TEMPERTON
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150820-00010000-wired-sci&p=1
2014.5.28 WED
「90億人の食」をどう生み出すか:米環境科学者、ジョナサン・フォーリーによる5つの提言
米ミネソタ大学環境研究所の所長ジョナサン・フォーリーは、農業と環境に関する膨大なデータ解析をもとに、環境への負荷を減らしつつ食料供給を倍増させるための5つの提言を発表した。
PHOTOGRAPHS BY GEORGE STEINMETZ & JIM RICHARDSON (COURTESY OF NATIONAL
GEOGRAPHIC)
米ミネソタ大学環境研究所の所長ジョナサン・フォーリーは、『ナショナル ジオグラフィック日本版』の5月号で、環境への負荷を減らしつつ食料供給を倍増させるための、5つの提言を発表した。
フォーリーの研究所では、バイオロジカルシステムが地球環境に及ぼす影響を測る、世界初のコンピューターモデル「Integrated Biosphere Simulator(統合型生命圏シミュレーター)」を使用し
て、農業と地球環境に関する膨大なデータ解析を行っている。例えば、世界中の農地のデータを集めてその面積を導き出し、土地の使用方法によって環境はどう影響を受けるのか。そのような事象を地球レヴェルで観測している。そこから得られた結果をもとに、地球環境を守りながら人類が必要とする十分な食料を生産し続けるための最適な方策を日々研究している。
世界の人口は、2050年までにいまより20億人増え、90億人に達する。中国やインドをはじめ新興国の人々の生活が豊かになり、肉、卵、乳製品の需要が伸びれば、家畜の飼料となるトウモロコシと大豆の増産も必要だ。この傾向が続くと、人口の増加と食生活の変化という二つの要因が重なり、2050年までに世界の作物の生産量を現在のおよそ2倍に増やす必要があると考えられる。
しかし、生産量を2倍にするために、「農地は拡大しない」。それが彼の第1の提言だ。すでに世界の陸地のうち、南米大陸とほぼ同じ面積が耕作地になっている。こうした開発により、北米の大草原地帯やブラジル大西洋岸の森林など、世界各地の豊かな生態系が失われてきた。たとえ食料増産のためでも、これ以上農地を拡大するわけにはいかない。
世界の食料供給を2倍以上に増やす方法
米国カンザス州スコットシティー近郊のバルガモア農場。ここでは、コンバイン1台で1時間に最大10
ヘクタール分の小麦を収穫し、そのデータを随時コンピューターに送信している。
農地を拡大することなく、90億人を養うためには、当然一面積当たりの生産性を高めなければならない。フォーリーの2つ目の提言は「いまある農地の生産性を高める」ことだ。品種改良、化学肥料の使用、灌漑施設の整備、機械化による作物の増産は、環境に大きな負担をかけている。今後は、アフリカ、中南米、東欧など、農業生産性の低い地域の収穫量を増やすことに注力すべきだと彼はいう。
そのために、「資源をもっと有効に使うこと」を第3の提言としてフォーリーは掲げている。例えば、トラクターにGPSやセンサーを搭載し、コンピューターで管理することで、肥料や水やりの量をきめ細かく管理する「精密農法」を行えば、施肥や農薬散布をより効率的にできる。
「食生活を見直す」ことがフォーリーの第4の提言だ。現在、世界で生産される作物のうち食用作物の割合は、カロリー換算で55%にすぎない。畜産の効率化を図りつつ、肉の消費を抑えることで、世界の人々に行きわたる食料は大幅に増えるだろう。
消費を変えるだけでは地球は救えない。「食品廃棄物を減らす」ことをフォーリーは第5の提言としている。世界では、カロリー換算で食料の推定25%、重量では最大50%が食べられずに廃棄されている。先進国では、飲食店や食料品店に無駄をなくすよう働きかけるなど、簡単な改善策で廃棄物を減らせる。食料供給を増やす策のなかでも、これは最も効果の大きい選択肢の一つとなる。
以上5つの提言を実行に移すことで、世界の食料供給を2倍以上に増やせるばかりか、農業が地球環境に及ぼす影響を大幅に抑えられる。それがフォーリーが導き出した、世界の食料問題の解決策だ。彼はその策を少しでも多くの人に理解してほしいという。「一人ひとりが賢い選択をすれば、食の未来をより良く変えられる」
800万羽の雌鶏を飼育する、ブラジル南東部のマンティケイラ農場。卵は鶏舎からベルトコンベヤーで
梱包施設まで運ばれ、1日に540万個が出荷される。開発途上国では過去40年間に卵の消費量は7倍になった。
シリーズ「90億人の食」について
70億人を超え、増え続ける地球の人口。今世紀半ばには90億人に達するとされる人口を養うだけの食料を、私たちは確保できるのか? 人口増加と同時に新興国の食生活が豊かになることで、食
料需要や2倍に増えるとの予測があります。現在でも8億人を超える人々が栄養不足に直面し、他方で、飽食の結果、4億人の肥満者を抱えています。ナショナル ジオグラフィックは2014年5月号から12月号ま
で8カ月にわたって、食料問題をテーマにした特集シリーズ「90億人の食」を掲載します。農地開発から養殖、食品の廃棄、未来の食まで、世界の「食」にまつわるテーマを幅広く取り上げます。世界の食の動向を知ることは、私たちの生活だけでなく、仕事にも役立つにちがいありません。この機会にぜひ、私たちと一緒に食の未来を考えませんか。
次号予告:90億人の食 「未来の養殖」
養殖魚が、ついに生産量で牛肉を上回りました。6月号では、天然ものに頼れない未来の食を考えます。お楽しみに!
ナショナル ジオグラフィックとは
1888年(明治21年)、“地理知識の普及と増進”を目的に設立されたナショナル ジオグラフィック協会は、海底に沈んだタイタニック号の探査や、空中都市マチュピチュの発見など、1万件以上の研究、調査・探検、教育、環境保護プロジェクトを125年以上にわたって支援してきました。これらの活動資金には、世界180カ国850万人の「ナショナル ジオグラフィック」読者の購読料金
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http://wired.jp/2014/05/28/national-geographic/
WIRED.jp 8月20日(木)6時30分配信
人類による資源消費量が、その1年間に地球が生成できる資源量を超える「アース・オーヴァーシュート・デー」。1970年には12月23日だったが、年々その時期は早まっており、今年は8月13日だったという。
今年の8月13日は、「アース・オーヴァーシュート・デー(Earth Overshoot Day)」だった。
アース・オーヴァーシュート・デーとは、人類による資源消費量が、その1年間に地球が生成できる資源量を超える日のことだ。われわれ人類は計算上、2015年分の地球の環境容量(バイオ・キャパシティー)を、8月13日までにすべて使い切ってしまったことになる。
アース・オーヴァーシュート・デーは、1970年代から計算されており、その時期は年々早まっている。1970年のアース・オーヴァーシュート・デーは12月23日だったが、80年には11月3日、90年には10月13日となり、2000年には10月4日になっていた。今年のアース・オーヴァーシュート・デーは、2014年の記録より4日早かった。
この背景には、森林破壊、きれいな飲用水の不足、土壌浸食、生物多様性の喪失、そして地球温暖化によってもたらさる、人類による「生態系の浪費」がある。アース・オーヴァーシュート・デーは、食糧、木材、水、その他の資源をすべて考慮に入れ、これらの資源を供給するのに必要な土地の面積によって計算されている。
「人類のカーボンフットプリント(二酸化炭素排出量)だけでも、1970年代初頭と比べると2倍以上に増えています。ちょうどそのころから、世界は生態系を浪費する時代へと突入していきました。生態系の浪費量と地球のバイオ・キャパシティーとの差が広まるペースは加速し続けており、いまは過去最速の状態になっています」
国際的シンクタンク「Global Footprint Network」の代表で、地球の資源生成の年間予算を計算するシステムの共同開発者でもあるマティス・ワケナゲルはこう語る。
赤いラインは、このまま地球環境が放置された場合の変化。2030年には、6月28日がアース・オーヴァーシュート・デーになる(つまり地球が2個必要になる)と予測されている。
このまま地球を放置しておくと、2030年のアース・オーヴァーシュート・デーは6月28日になると推定されている。つまり、人類が必要とする資源をすべてつくり出すには地球が2個必要だ、という意味だ。
しかし「国連気候変動に関する政府間パネル」(IPCC)の提案に沿って、二酸化炭素排出量を2030年までに現在より30パーセント減らすことができれば、アース・オーヴァーシュート・デーを9月16日にまで遅らせることができるだろう。人類が地球の温度上昇を、産業革命以前との比較で摂氏2度以内に抑えることができれば、オーヴァーシュート・デーの早まりを阻止することができると考えられている。
また、各国のオーヴァーシュート・デーも計算されている。
口密度が高く、バイオ・キャパシティーが小さく、経済的に豊かな国には、オーヴァーシュート・デーがより早く訪れる。都市国家シンガポールは1月2日に、カリブ海にある豊かな島国バルバドスは1月15日にオーヴァーシュート・デーを迎えている。
人口が少なく、エコロジカル・フットプリント(人間活動が環境に与える負荷を、資源の再生産および廃棄物の浄化に必要な面積として示した数値)が大きい国のオーヴァーシュート・デーは遅くなる。セネガルのオーヴァーシュート・デーは12月23日までやってこない。カンボジアがオーヴァーシュート・デーはその前日だ。
英国のオーヴァーシュート・デーは4月30日、中国は5月14日、米国は7月14日だ。これは、シンガポールのような国が悪くて、セネガルのような国がいいという意味ではない。すべての国が資源を賢く使うことで、地球全体のバランスが取れるようになるということを示しているのである。
JAMES TEMPERTON
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150820-00010000-wired-sci&p=1
2014.5.28 WED
「90億人の食」をどう生み出すか:米環境科学者、ジョナサン・フォーリーによる5つの提言
米ミネソタ大学環境研究所の所長ジョナサン・フォーリーは、農業と環境に関する膨大なデータ解析をもとに、環境への負荷を減らしつつ食料供給を倍増させるための5つの提言を発表した。
PHOTOGRAPHS BY GEORGE STEINMETZ & JIM RICHARDSON (COURTESY OF NATIONAL
GEOGRAPHIC)
米ミネソタ大学環境研究所の所長ジョナサン・フォーリーは、『ナショナル ジオグラフィック日本版』の5月号で、環境への負荷を減らしつつ食料供給を倍増させるための、5つの提言を発表した。
フォーリーの研究所では、バイオロジカルシステムが地球環境に及ぼす影響を測る、世界初のコンピューターモデル「Integrated Biosphere Simulator(統合型生命圏シミュレーター)」を使用し
て、農業と地球環境に関する膨大なデータ解析を行っている。例えば、世界中の農地のデータを集めてその面積を導き出し、土地の使用方法によって環境はどう影響を受けるのか。そのような事象を地球レヴェルで観測している。そこから得られた結果をもとに、地球環境を守りながら人類が必要とする十分な食料を生産し続けるための最適な方策を日々研究している。
世界の人口は、2050年までにいまより20億人増え、90億人に達する。中国やインドをはじめ新興国の人々の生活が豊かになり、肉、卵、乳製品の需要が伸びれば、家畜の飼料となるトウモロコシと大豆の増産も必要だ。この傾向が続くと、人口の増加と食生活の変化という二つの要因が重なり、2050年までに世界の作物の生産量を現在のおよそ2倍に増やす必要があると考えられる。
しかし、生産量を2倍にするために、「農地は拡大しない」。それが彼の第1の提言だ。すでに世界の陸地のうち、南米大陸とほぼ同じ面積が耕作地になっている。こうした開発により、北米の大草原地帯やブラジル大西洋岸の森林など、世界各地の豊かな生態系が失われてきた。たとえ食料増産のためでも、これ以上農地を拡大するわけにはいかない。
世界の食料供給を2倍以上に増やす方法
米国カンザス州スコットシティー近郊のバルガモア農場。ここでは、コンバイン1台で1時間に最大10
ヘクタール分の小麦を収穫し、そのデータを随時コンピューターに送信している。
農地を拡大することなく、90億人を養うためには、当然一面積当たりの生産性を高めなければならない。フォーリーの2つ目の提言は「いまある農地の生産性を高める」ことだ。品種改良、化学肥料の使用、灌漑施設の整備、機械化による作物の増産は、環境に大きな負担をかけている。今後は、アフリカ、中南米、東欧など、農業生産性の低い地域の収穫量を増やすことに注力すべきだと彼はいう。
そのために、「資源をもっと有効に使うこと」を第3の提言としてフォーリーは掲げている。例えば、トラクターにGPSやセンサーを搭載し、コンピューターで管理することで、肥料や水やりの量をきめ細かく管理する「精密農法」を行えば、施肥や農薬散布をより効率的にできる。
「食生活を見直す」ことがフォーリーの第4の提言だ。現在、世界で生産される作物のうち食用作物の割合は、カロリー換算で55%にすぎない。畜産の効率化を図りつつ、肉の消費を抑えることで、世界の人々に行きわたる食料は大幅に増えるだろう。
消費を変えるだけでは地球は救えない。「食品廃棄物を減らす」ことをフォーリーは第5の提言としている。世界では、カロリー換算で食料の推定25%、重量では最大50%が食べられずに廃棄されている。先進国では、飲食店や食料品店に無駄をなくすよう働きかけるなど、簡単な改善策で廃棄物を減らせる。食料供給を増やす策のなかでも、これは最も効果の大きい選択肢の一つとなる。
以上5つの提言を実行に移すことで、世界の食料供給を2倍以上に増やせるばかりか、農業が地球環境に及ぼす影響を大幅に抑えられる。それがフォーリーが導き出した、世界の食料問題の解決策だ。彼はその策を少しでも多くの人に理解してほしいという。「一人ひとりが賢い選択をすれば、食の未来をより良く変えられる」
800万羽の雌鶏を飼育する、ブラジル南東部のマンティケイラ農場。卵は鶏舎からベルトコンベヤーで
梱包施設まで運ばれ、1日に540万個が出荷される。開発途上国では過去40年間に卵の消費量は7倍になった。
シリーズ「90億人の食」について
70億人を超え、増え続ける地球の人口。今世紀半ばには90億人に達するとされる人口を養うだけの食料を、私たちは確保できるのか? 人口増加と同時に新興国の食生活が豊かになることで、食
料需要や2倍に増えるとの予測があります。現在でも8億人を超える人々が栄養不足に直面し、他方で、飽食の結果、4億人の肥満者を抱えています。ナショナル ジオグラフィックは2014年5月号から12月号ま
で8カ月にわたって、食料問題をテーマにした特集シリーズ「90億人の食」を掲載します。農地開発から養殖、食品の廃棄、未来の食まで、世界の「食」にまつわるテーマを幅広く取り上げます。世界の食の動向を知ることは、私たちの生活だけでなく、仕事にも役立つにちがいありません。この機会にぜひ、私たちと一緒に食の未来を考えませんか。
次号予告:90億人の食 「未来の養殖」
養殖魚が、ついに生産量で牛肉を上回りました。6月号では、天然ものに頼れない未来の食を考えます。お楽しみに!
ナショナル ジオグラフィックとは
1888年(明治21年)、“地理知識の普及と増進”を目的に設立されたナショナル ジオグラフィック協会は、海底に沈んだタイタニック号の探査や、空中都市マチュピチュの発見など、1万件以上の研究、調査・探検、教育、環境保護プロジェクトを125年以上にわたって支援してきました。これらの活動資金には、世界180カ国850万人の「ナショナル ジオグラフィック」読者の購読料金
の一部が含まれています。
http://wired.jp/2014/05/28/national-geographic/