ロシア首相の北方領土訪問、安倍首相「極めて遺憾」 | 日本のお姉さん

ロシア首相の北方領土訪問、安倍首相「極めて遺憾」

ロシア首相の北方領土訪問、安倍首相「極めて遺憾」
TBS News-i 2015/8/24 12:54

参議院の予算委員会では、安倍総理出席のもと、集中審議が行われていて、ロシアのメドベージェフ首相が週末、北方領土を訪問したことについて、安倍総理は「極めて遺憾だ」と述べました。

ロシアのメドベージェフ首相が択捉島を訪問したことについて、安倍総理は、「日本国民の感情を傷つけるもので極めて遺憾だ」と強調しました。 「この週末にメドベージェフ首相が択捉島を訪問
したことは、北方四島に関する日本の立場と相いれず、また日本国民の感情を傷つけるものであり、極めて遺憾であります。我が国として直ちに岸田外務大臣よりアファナシエフ大使に強く抗議を申し出ました」(安倍首相)

安倍総理はこのように述べて、メドベージェフ首相の択捉島訪問に対し、遺憾の意を示しました。

その上で、「我が国の国益にとって重要なことは、北方領土の帰属問題を解決し、平和条約を締結することだ」として、今後ともプーチン大統領との対話を継続していく考えを示しました。

また、北朝鮮と韓国の間で軍事的な緊張が高まっている問題について、岸田外務大臣は、「強く懸念しているし、北朝鮮は挑発行動を自制すべき」だと述べるとともに、アメリカや韓国などと緊密に連携していく考えを示しました。(24日11:21)
http://news.merumo.ne.jp/article/genre/3313043

みんなロシアが大嫌い
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平井 修一

殺人狂・侵略魔のプーチン・ロシアは日本を盛んに挑発している。

しっかり備えながら暫くはシカトしておいたほうがいいだろう。

領土問題は当分は動くまい。

ロシア経済が落ちるところまで落ちれば風が吹くかもしれない。

ロシアは仮想敵であることを肝に銘じておこう。

本当に嫌な国である。

みんなロシアが大嫌いだ。

世界日報8/14「日本人はやはりロシア人が嫌いだ」から。

<「日本人はロシア人に対して不信感を捨てられないのだね」

ワシントンDCに拠点を置くシンクタンク、ピュー研究所がロシアとプーチン大統領への好感度と信頼度に対する調査を実施したが、それによると、日本は調査対象国40か国の中で4番目にロシアに対する「好感度が低い」という結果が出た。

友人はそれを聞いて、先述のコメントとなったわけだ。

ピュー研究所は今年5月24日から27日の間、40か国、4万5435人を対象にロシアとプーチン大統領への好感度、信頼度調査を実施した。

その結果、ロシアへの嫌悪感が好感度より多い国は26カ国で、平均値は非好感度52%、好感度30%。プーチン大統領に対しては24%が「信頼する」一方、58%が「信頼できない」と答えている。

ロシアに対して最悪のイメージを持っている国はポーランドとヨルダンの両国で80%だ。

そしてイスラエルの74%。その次に日本が73%と続いている。

ドイツとフランス両国は共に70%で第5位だ。

参考までに、ロシアに対する好感度が最も良い国はベトナムで75%でトップ、そしてガーナ56%、中国51%と続く。

ポーランドの場合、長い歴史の中でロシアから弾圧され、過去、プロイセン、ロシア、オーストリアに領土を分割され、国を失った悲惨な経験を味わっている。

冷戦時代にはソ連の支配下に置かれ、弾圧された歴史もあるから、国民がロシアに対していいイメージを持てないのは理解できる。

ヨルダンの場合、隣国シリアに対するロシアのアサド政権支持に対して、国民の反発が強い。

シリアからの大量難民がヨルダンに殺到していることもロシアのイメージ・ダウンにつながっている。

日本の場合、73%がロシアに対し悪いイメージをもち、好感をもっているのは21%に過ぎない。

ポーランドと同様、日本も歴史的な理由を無視できない。


ソ連が日ソ中立条約を反故して日本に侵入し、日本固有の領土である北方四島を不法占拠した。

その一方、約60万の旧日本軍人や民間人をシベリアに抑留し強制労働に従事させ、6万人以上の抑留者が命を落とした。


ソ連の後継国ロシアに対し、一般の日本国民が警戒心を解けず、批判的なのは当然だろう。



ちなみに、読売新聞電子版によると、ロシア政府は10日、「クリル発展計画」を発表したが、それによると、北方領土を含む千島列島の社会基盤の整備と産業振興のため来年から25年まで10年間、約700億ルーブル(約1500億円)を投資するという。

また、メドヴェージェフ首相が近日中に北方領土の訪問を予定しているという(平井:22日、択捉島を訪問) 。

ロシアは不法占領地の既成事実化を急いでいるわけだ。

一方、プーチン大統領に対して、39カ国中、ベトナム(70%)と中国(54%)の2カ国だけが「信頼している」が過半数を超えた。

平均は「信頼できない」が58%で、「信頼する」24%を大きく引き離している。

特に、ウクライナのクリミア半島のロシア併合もあって、欧州のプーチン嫌いが突出している。例えば、スペイン92%、ポーランド87%、フランス85%、英国80%、イタリア77%、ドイツ76%と、いずれもプーチン大統領に対して「信頼できない」と答えている。

日本はアジア地域ではオーストラリア(81%)に次いで、プーチン氏への不信感が強く、71%だ。

プーチン大統領の年内訪日が囁かれているが、不法占領の北方領土に対して、同大統領は「4島に対するロシアの主権は第2次世界大戦の結果」と主張し、返還する意思のないことを明らかにしている。

それだけに、同大統領が日本を訪問したとしても、どれだけの成果が期待できるかは不明だ。

8月は北方領土返還運動全国強調月間だ。

いずれにしても、戦後70周年を迎えたが、日本国民のロシアとプーチン大統領への不信感は想像以上に強いことが今回のピュー研究所の世論調査結果で明らかになったわけだ>(以上)

Financial Times 8/21「恐れるべきはプーチンの強さではなく弱さ」
(John Thornhill氏)から。

<ロシアのウラジーミル・プーチン大統領の支持者の中で、コンスタンチン・マロフェエフ氏以上に熱心な支持者を探すのは難しい。

マロフェエフ氏に言わせると、プーチン氏の功績は、オリガルヒ(新興財閥)を叩き潰し、ロシア全土にクレムリンの権威を再び示し、経済を再生し、ロシア正教会を強化し、独立した地政学的プレーヤーとしてロシアを再建したことだ。

「ロシアはベルギーではない。
ロシアは帝国としてしか存在し得ない」。

マロフェエフ氏は今年、ロシア帝政期の飾りで光り輝くオフィスで、筆者と在モスクワの同僚たちに対してこう語った。

「プーチンは歴史的な指導者だ。

過去100年間で最高の指導者だ」

*筋金入りのプーチン支持者のためらい

しかし、プーチン氏は果たして彼が去った後も長続きする統治制度の構築に成功したかどうかと尋ねると、多弁なマロフェエフ氏が「らしからぬ」疑念を口にし、「もう1人のプーチンを見つけるのは至極困難だ。

この制度がプーチンなき後も続くかどうかは分からない」と述べた。

どんな長期的観点から見ても、プーチン氏のロシアの顕著な特徴は、その強さではなく、憂慮すべき脆さだ。

目先は、プーチン氏は見るものすべてを自由に操り、復活したロシアを率い、旧ソ連の隣国を威嚇しているという印象を与えるかもしれない。

実際のところ、ロシアに関する西側の議論は同国の循環を誇張する傾向があり、欧米の政治家は新たな冷戦の可能性に震えている。

しかし、ロシアは遠からず、循環的な下降局面に陥り、西側諸国はロシアの経済的、社会的混乱や憎しみに満ちた国家主義、核拡散の危険について懸念するようになっているかもしれない。

弱いロシアは強いロシア以上に大きな心配の種である可能性がある。

時代遅れに見えるのはプーチン氏の政治モデルだけではない。

ロシア経済も同じくらい陳腐化しているように見える。

エネルギー価格の下落と西側による制裁、大量の資本逃避の重圧の下で、ロシア経済は2015年第2四半期に前年同期比で4.6%縮小した。

実質所得はプーチン体制下で初めて減少している。

ロシア経済は多様化に失敗したことから、脆弱に見える。

ロシアは新たな成長モデルを持たない。

この経済的な脆さの根底にあるのは、人口動態の惨事だ。

ロシアの人口は1億4200万人にまで落ち込み、バングラデシュより少ない。

ロシアの優れた頭脳は国を捨てるか、もしくはそうせざるを得ない状況に追い込まれている。

*人口動態が改善しなければ、さまざまな面で暗い展望

ロシアの人口動態傾向をまとめた同国の最近の報告書は、次のように結論付けている。

「もし状況が改善されなければ、この国は経済と国際競争力において、そして長期的観点からすると地政学的にも問題を抱えることになるだろう」


ロシアは、国外に頼れる同盟国が少ない。

欧州連合(EU)に対抗してまとめたユーラシア連合は砂上の楼閣だ。

ロシア政府は中国とのパートナーシップを盛んに喧伝しているが、中ロ関係は極端に偏っており、中国政府は政治的な善意の見返りに高い経済的代償を引き出すことに長けている。

プーチン氏の運命は依然として不確かで、ロシアの未来は全く予測できない。

そのロシアへの対応を調整するのは難しい。西側諸国は結束し、強い時の方が大きな影響力を持つ。

ウクライナの主権を踏みにじったことについてプーチン政権に制裁を科したのは、間違いなく正しかった。

ロシアと隣接する北大西洋条約機構(NATO)加盟国の防衛を強化するのも正しい。

しかし、プーチン政権とロシアを同一視し、新冷戦を宣言することでそれを裏付けるのは性急だ。

西側諸国は、それが可能な限られた範囲内で、ロシア国民に対して、彼らを孤立させることは望んでいないということをはっきりさせるべきだろう。

そしてロシアへの扉を少し開けておくべきだ。将来のロシアの指導者が誰であれ、そこを通って戻ってくることを願う場合に備えて>(以上)

日本もロシアへの扉を少し開けておくのはいいが、それ以上のことはしてはならない。

できれば共同プロジェクトには手を出さず、むしろ撤退した方がいい。


プーチンとロシアは日露戦争で日本に敗けたことを未だに根に持っているのだ。



プーチンの訪日案件も放置しておくべきだ。

経済が復調しなければプーチンはやがては日本にすり寄ってくるだろう。

国際情勢は変化が激しいから、それは意外と早いかもしれない。

怒りを燃やしながら冷静にその時を待とう。(2015/8/22)

◎<ロシア首相>北方領土の軍備強化 択捉島で表明

【モスクワ真野森作】ロシアのメドベージェフ首相は22日、北方領土の択捉島を訪問し、空港や港湾、水産加工場などを視察した。

7月下旬に閣議決定した北方領土を含む千島列島(ロシア名・クリル諸島)の新たな「社会経済発展計画」に関連して海外からの投資を歓迎し、経済特区化を検討する意向も示した。ロシア通信が伝えた。

日本政府の抗議を無視し、北方領土を「ロシア領」として開発する姿勢をアピールした。

メドベージェフ氏は、大統領時代の2010年11月と首相就任後の12年7月に国後島を訪れているが、択捉島の訪問は初めて。今回はトルトネフ副首相(極東連邦管区大統領全権代表を兼任)、ガルシカ極東発展相らが同行し、島々の発展を加速させる視察との位置づけを明確に打ち出した。

択捉島内で開催中の愛国的な青年研修キャンプにも参加し、「ここは特恵的な場所であるべきだ」と発言。

新たに導入した経済特区「先行発展地域」を択捉島と国後島にも創設する方向で、北方領土を事実上管轄するサハリン州政府と調整していることを明かした。

来年から10年間の発展計画に基づく開発では、外国企業の参画も歓迎する姿勢を示し、「真っ先に来た人に優先権が与えられる。

隣人である日本でもいいし、中国や韓国の友人たちでも結構だ」と語った。

日本が主権を主張する北方領土の開発に第三国の企業を本格的に呼び込む構えだ。

メドベージェフ氏は、現行の発展計画(07~15年)で整備された港湾を「最新の設備が整っている」と評価、空港に関しては悪天候に対応できる設備を強化するよう指示した。

メドベージェフ氏は視察後、国営テレビなどに対し、「日本とは友好関係を築きたいが、ロシア領であるクリル諸島と関連づけられては不可能だ」と指摘し、閣僚の北方領土訪問を活発化させる考えを示した。

また、「最新の部隊が必要だ」と述べ、軍事力を強化する方針を明らかにした。
毎日新聞 8月22日(土)21時53分配信

◎露首相が択捉島入り 岸田外相は月内訪露延期へ

【モスクワ=黒川信雄】ロシアのメドベージェフ首相は22日、空路で北方領土・択捉島に入った。ロシア政府は北方領土でのインフラ整備や軍備増強を加速させており、実効支配が進む実態を誇示する狙いがある。日本政府はプーチン露大統領の年内訪日を目指しているが、影響が出るのは必至だ。

メドベージェフ氏は大統領時代の2010年11月、旧ソ連・ロシアの国家元首として初めて北方領土・国後島に上陸。12年7月にも首相として同島に入っており、今回が3度目の北方領土入りとなる。

メドベージェフ氏はロシア政府が択捉島で開催している若者向けの愛国イベント出席や、インフラ視察を目的に同島に入った。イタル・タス通信によると、メドベージェフ氏はイベントで、「択捉島と国後島に経済特区を創設する計画について(北方領土を事実上管轄する)サハリン州知事と協議した」と発言した。視察した空港では、設備改善のための資金拠出など
を約束した。

メドベージェフ氏は現地で記者団に「日本とは友好を結びたいが、島はロシアの一部であり、(日露関係と島を)関連付けるべきではない。今後も訪問する」と述べた。また北方領土に「近代的で戦闘力がある部隊が必要だ」とも語った。

露外務省は22日、北方領土の領有を「広く認められた第2次大戦の結果だ」と主張し、首相の択捉島上陸に抗議した日本政府を批判した。

政府は22日、メドベージェフ氏の北方領土入りに抗議し、8月末で調整していた岸田文雄外相の訪露を延期する方針を固めた。交渉をロシア側と冷静に進める環境にないと判断した。安倍晋三首相は、プーチン大統領の年内来日を引き続き目指す意向だが、実現は一層困難な情勢となった。

岸田氏は22日夜、アファナシエフ駐日大使を外務省に呼び「北方四島に関する日本の立場と相いれず、日本国民の感情を傷つけるもので極めて遺憾だ」と抗議した。アファナシエフ氏は同日の林肇外務省欧州局長による電話での抗議に「自分たちの島にだれが行こうが自由だ」と反論した。

岸田氏は22日夜、プーチン氏来日について「首脳間で一致しているが、何も決まっていない。さまざまな観点から総合的に検討していく課題だ」となお実現を目指す考えを表明した。外務省で記者団に語った。
産経新聞 8月23日(日)7時55分配信


◎<中国>工場また爆発9人負傷 5キロ先でも揺れ 山東省

【北京・石原聖】中国山東省?杯博(しはく)市桓台県の化学工場で22日午後8時50分(日本時間同9時50分)ごろ、大規模な爆発があり、火災が発生した。

共産党機関紙・人民日報の中国版ツイッター「微博」などによると、同市警察の情報として、9人が負傷して病院に搬送されたが、死者はおらず、火災の勢いもすでに弱まったとしている。爆発原因は伝えていない。一方、香港フェニックステレビによると、負傷者が9人でている。

中国メディアによると、化学工場には有機化合物のアジポニトリルがあった。アジポニトリルはナイロンの生成などに使われるが、工場がなにを生産していたかも判明していない。

工場から最も近い住宅は1キロ以内にあり窓ガラスが割れたほか、5キロ離れた場所でも揺れが感じられたという。空中に浮遊物が漂っているとの情報もあり、化学物質が飛散した可能性もある。消防車20台と消防隊員150人が現場に急行している。

中国では12日に天津市の経済技術開発区「浜海新区」でシアン化ナトリウム、硝酸アンモニウムなどの危険性のある化学物質が大量保管されていた倉庫で大爆発があり、消防隊員ら121人が死亡、54人が行方不明になった。入院して治療を受けている負傷者は640人となっている。

また、中国メディアは、当局は爆発した倉庫の跡地にできたクレーターのような巨大な穴にたまっている汚染水の排水作業を23日から始めると報じた。

中国共産党の習近平総書記(国家主席)は20日、党最高指導部の意思決定機関である政治局常務委員会会議を開き、「安全に関わる重大事故が相次ぎ、問題が際立っている」と強い危機感を示したばかりだった。
毎日新聞 8月23日(日)1時15分配信