・日本、アメリカ 対 中国の戦いにもっていくことが必要。
◎ロシア首相、択捉島に到着 日本の中止要請を無視
ロシアのメドベージェフ首相は22日、日本が返還を求めている北方領土の
択捉島に到着した。メドベージェフ氏の北方領土訪問は、大統領時代を含
めて3回目。トルトネフ副首相らも同行。北方領土の実効支配をアピール
する狙いだ。
日本政府は、年内のプーチン大統領の訪日を模索している。準備作業のた
め、岸田文雄外相が訪ロする案が浮上している中で、日本側の訪問中止の
要請を無視して、メドベージェフ氏が訪問を強行したことで、日本側の態
度が硬化するのは確実だ。
メドベージェフ氏は到着後、昨年開港した空港を視察して設備の改善を指
示。この後、24日までの日程で択捉島で開かれている全ロシア青年教育
フォーラムを訪れ、ロシア全土から訪れた若者らと交流するほか、魚加工
工場や港湾施設なども視察する予定。
青年教育フォーラムはロシア政府主催。今年はロシアが一方的に併合を宣
言したウクライナ南部クリミア半島でも開かれており、ロシア国境の要所
への関心を高める狙いがある。メドベージェフ氏は、クリミアでも参加し
た。朝日新聞デジタル 8月22日(土)11時9分配信
★メドベージェフ北方領土訪問、ロシアの本音は?
ロシア政治経済ジャーナル No.1251
2015/8/25
ロシアのメドベージェフ首相が、北方領土を訪問しました。
ロシアの上層部は今、何を考えているのでしょうか?
全世界のRPE読者の皆さま、こんにちは!
北野です。
今回は久しぶりにロシアの話です。
↓
<ロシア首相、択捉島を訪問…日本の中止要請無視
読売新聞 8月22日(土)12時34分配信
*
【モスクワ=田村雄】ロシアのメドベージェフ首相は22日、北
方領土の択捉島を訪問した。
露首相の択捉島入りは初めてで、今月で占領70年となる北方領
土の実効支配を内外に訴える狙いとみられる。
首相の訪問中止を求めてきた日本政府の要請を無視したもので、北
方領土問題をめぐる歩み寄りを拒む姿勢を鮮明にした。
日露が目指すプーチン露大統領の年内訪日に向けた調整に影響を与
える可能性がある。>
これはなんでしょうか?
今回は「ロシアの本音」について書きます。
こういうのを書くと、「あなた(北野)は間違っている!」とクレームしてくる人がいます。
私の本音ではなく、ロシアの本音ですから、よろしくお願いします。
▼日本は誠意を見せている?
日本とロシアの関係は、安倍さんが総理になってからしばらく良好でした。
ところが、両国関係を悪化させるできごとが起こります。
それが、2014年3月のロシアによる「クリミア併合」。
それにつづく、「対ロシア経済制裁」。
日本はこれに参加したので、日ロ関係は悪化したのです。
しかし、「私が任期中に北方領土返還を実現する」と決意されている安倍総理は、
「他の国々より、ゆるい制裁をする」ことにしました。
これをもって、「ロシア側に日本の誠意は伝わっている」という人がいます。
どうなのでしょう?
たとえば、「荒れている中学校の一室」をイメージしてください。
小さくて弱いウクライナ君は、体が一番大きいロシア君の子分でした。
ところが、アメリカ君と欧州君は、ウクライナ君にいいます。
「ロシア君なんて裏切って僕たちと遊ぼうよ!」
ウクライナ君の心は揺れ、「裏切ろうかな?」と思いました。
しかし、そのことがロシア君にバレ、「ふざけるな!」と激怒された。
それを見たアメリカ君は、欧州君、日本君、オーストラリア君と相談し、「ロシア君をボコボコにしようぜ!」というこ
とになります。
みんなでよってたかって、ロシア君に蹴りをいれ、さすがのロシア君も防戦一方になります。
しかし、日本君は、蹴りを入れる際、【ゆるく蹴る】ことにしました。
(ゆるい制裁にした。)
ロシア君は、「やっぱり日本君はやさしい!」とちょっとウルウルします。
ロシア君が日本君に「ありがとう!」というと、日本君は(蹴りながら)にっこり笑ってこんなことをいいます。
「いいんだよロシア君。
だから、島返してね!!!!」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
この時、ロシア君は、「ありがとう日本君!もちろん島は返すよ!」となりますか?
「なんて狡猾で自己中な奴だ!
僕が皆から袋叩きにあっているときに、島を取り返すことだけ考えているなんて!」
と辟易するのでは?
もちろん、ロシア側に「日本の誠意」など通じていません。
なぜかというと、「島をゲットするために、ゆるい制裁をする」というのは、「誠意」といわないからです。
▼実は「安保関連法案」を嫌がるロシア
最近、複数のロシア人から、「安保関連法案についてどう思う?」と聞かれました。
この件、ロシアのテレビでは全然報道されていないので、驚きました。
私は、「中国が沖縄を自国領と主張しているから、対中国ですよ」と毎回答えています。
しかし、どうもロシアは、「安保関連法案」を恐れているのですね。
理由はわかります。
2014年3月の「クリミア併合」以降、世界の構図は、
アメリカ、欧州、日本、ウクライナ 対 ロシア、中国
という感じになりました。
上の構図で、ロシアは「日本の脅威」について考える必要がなかっ
た。
なぜなら、日本は「集団的自衛権行使」を認めておらず、自国が攻められた場合以外、米国と一緒に戦うことができない。
ところが、「安保関連法案」が成立すると、「日本がアメリカと一緒に戦える」道が開けることになります。
そして、そのアメリカは、今現実にウクライナを支援することでロシアと戦争している。(一応、半年前に停戦合意したが。)
つまり、ロシアから見ると、
1、アメリカの敵ナンバーワンは、ロシアである
2、ロシアの敵アメリカは、GDP世界3位の日本と一体化してより強力になる
だから、「安保関連法案」をロシアは嫌がるのです。
今回のメドベージェフ首相の「北方領土訪問」。
これは、ロシアの「危機感のあらわれ」と見てよいでしょう。
「日本は敵のアメリカとますますひっついているので、国境を固めなければ」と。
▼米ロ関係の現状
ところで、2014年に比べると、アメリカのロシアバッシングはゆるくなっています。
理由は、2015年3月の「AIIB事件」。
イギリス、ドイツ、フランス、イタリア、オーストラリア、イスラエル、韓国などが、
アメリカの制止を無視し、中国主導の「AIIB」に参加した。
これでアメリカは、中国の影響力の大きさに仰天した。
「敵ナンバー1」は、ロシアから中国に移った。
そして、2015年の5~6月にかけて、「南シナ海埋め立て問題」で米中関係が劇的に悪化したのです。
ロシアは、アメリカからの攻撃が止まって、「一息つけた」感じでした。
しかし今、米ロ関係が、再び悪化してきました。
ウクライナが「臨戦態勢にもどりつつある」と、こちらでは報じられています。
テレビニュースを見ると、「アメリカ批判」「ウクライナ現政権批判」がたくさん流れています。
ロシア人は、「現在戦争中」という意識なので、制裁で苦しくても「プーチン批判」をしません。
▼米国内の思想争い
現在アメリカには、大きく二つの「対ロシア戦略観」が存在しています。
一つは、冷戦直後に策定された「一極支配を進める」戦略
この戦略によると、アメリカの仮想敵は、中国、ロシア、ドイツ、日本(!)。
この4国が、アメリカの「ライバル国になるのを阻止すること」が重要。
つまり、「アメリカ以外の『極』が現れるのを阻止する」。
この戦略を支持する人たち(たとえばネオコン)は、
「アメリカには、中国とロシアと同時に戦える力がある」
と考えています。
もちろん、「戦う」というのは、「情報戦」「経済戦」も含めます。
というか、中ロは核大国なので、「情報戦」「経済戦」がメインと考えるべきでしょう。
もう一つは、ミアシャイマー、キッシンジャー、ロバート・ゲイツ、ルトワックさんたちの「リアリスト的」戦略観。
「中ロ同時に敵にまわすなんて愚かだよね。
それより、ロシアと和解して、中国叩きに集中しよう。
なんやかんやいっても、アメリカ最大の脅威はロシアではない。
わが国の覇権を脅かす可能性があるのは、中国だけなのだから」
というもの。
つまり、アメリカはロシアと和解し、
アメリカ、日本、欧州、オーストラリア、東南アジア、インド
+ロシア
などで、「中国包囲網」をつくろう。
どっちがいいかは、賛否両論あるでしょうが、
「どっちの戦略を採用すれば、勝ちやすい?」と質問すれば答えは明白でしょう。
中国とロシアを分裂させ、ロシアを自陣営に引き入れれば、中国に勝つのは相当容易になります。
「AIIBショック」の後は、「リアリスト的戦略観」のほうが優位にたった。
それで、ロシアとの関係を少し改善させ、中国叩きに専念した。
ところが、日本政府と同じでアメリカも揺れるのですね。
「ロシアとなんか和解できるか!
わが国は、中ロを同時に敵まわしても勝つ力がある!」
と自国のパワーをを過大視する勢力がまた優勢になってきている。
米ロ関係の現状は、こういう感じなのです。
▼日本にとって、ロシアのあるべき姿とは
では、日本はどうするべきなのでしょうか?
世界がまさに「戦争前夜状態」にある中、日本はロシアに対し
「北方4島を返してもらうことしか考えてない」。
これは、「世界情勢がわかっていない」「大局が理解できていない」証拠で、とても心配です。
(●もちろん、北方4島の返還を実現することは超重要です。)
日本の脅威は、「日本には沖縄の領有権がない!」と宣言している
中国一国です。
この国は、「中国、韓国、ロシア、【アメリカ】で【反日統一共同
戦線】をつくる」という戦略をたて、実際に行動している。
●必読証拠。↓
http://jp.sputniknews.com/japanese.ruvr.ru/2012_11_15/94728921/
結局日本の安全保障上の課題は、「中国をどうするか?」という一点につきるのです。
尖閣(沖縄も)をめぐって戦争が起こると仮定します。
その時、中国の戦略どおり「日米関係」が破壊されていたとします。
アメリカは日本を守りたくないので、
・日本 対 中国
の戦争になってしまった。
通常兵器の戦いならひょっとしたら勝てるかもしれませんが、中国が、
「尖閣を渡さないと核を使うぞ!」と恫喝したら、
「そんなことをすれば国際世論が許さないぞ!やれるものならやってみろ!」
と切り返せるでしょうか?
中国は、
「国際社会は中国に制裁できないよ。
だって、中国は安保理の『常任理事国』で『拒否権』をもっているからね」
と開き直るかもしれません。
いずれにしても日中戦争というのは、非常に分が悪い。
では、
・日本、アメリカ 対 中国
の戦争なら?
これは圧勝できますね。
だから、日本最大の課題は、「日米同盟を強化すること」なのです。
では、
・日本、アメリカ 対 中国、ロシア
なら?
これは、どっちが勝つかわかりません。
いずれにしても、日本は、
・日本、アメリカ 対 中国
の戦いにもっていくことが必要。
こういう形を保っていれば、中国は勝てないので、戦争が起こりにくくなります。
ですから、日本は、中国とロシアを分裂させて、中立化させることが重要なのです。
ちなみに、世界3大戦略家のルトワックさんは、「ロシアを中国包囲網に取り込む重要性」を繰り返し説いておられます。
引用しておきましょう。
ルトワックさんは、日本が独立を維持できるか、それとも中国の属国になるかどうかについて、以下のように述べています。
<もちろん日本自身の決意とアメリカからの支持が最も重要な要素になるのだが、ロシアがそこに参加してくれるのかどうかという点も極めて重要であり、むしろそれが決定的なものになる可能性がある。>(188p)
ちなみに、ルトワックさんの「自滅する中国」は、日本の指針を知りたい方必読です。
是非ご一読ください。
●自滅する中国 ルトワック 奥山真司
(詳細は→ http://tinyurl.com/l2f87d6 )
▼では、日本は今、何をするべきか?
こういう大局を理解したうえで、日本は今何をするべきなのでしょうか?
1、「安保関連法案」は、「対中国」であり、ロシアにとって脅威ではないことを、繰り返し伝える
ホントのことですから。
2、「アメリカがロシア攻撃をやめるよう努力します」といい、実際努力する
オバマさんに「自滅する中国」を渡して、「世界3大戦略家のルトワックさんは、
『ロシアと組んで中国包囲網をつくったほうが【お得】だ』といってますよ」と伝える。
今回のメド北方領土訪問で、「岸田さんの訪ロがなくなった」とか「プーチンの訪日が微妙になった」とか、いわれています。
はっきりいえば、「訪問がどうの」というのは大きな問題ではありません。
問題は、安倍さんがプーチンと会ったときに、「島返してね!」と【しか】いえないところにある。
ロシアから見ると、「その見返りは?」ってことなのです。
日本政府は、世界の危機的状況をはっきり理解していただき、戦略的に、
「中ロ分裂」
「米ロ和解」
を進めましょう。
そうすれば、尖閣問題で 日米 対 中国の構図ができあがり、
中国もなかなか手出しできなくなるでしょう。
●PS
北野が「世界情勢分析する方法」を完全暴露しています。
これを読むと、あなた自身で、日本と世界の未来を予測でき
るようになります。
政治家、経営者、起業家、ビジネスマン必読。
↓
【3刷決定!】
●アマゾン、「国際政治情勢部門」「外交・国際関係部門」
「社会一般部門」
「トリプル1位!」
↓
●日本人の知らない「クレムリン・メソッド」
~ 世界を動かす11の原理 (集英社インターナショナル)
北野 幸伯
(詳細は→ http://hec.su/hHN )
●面白かったら、拡散お願いいたします。>
【北野幸伯の激面白本】
●日本自立のためのプーチン最強講義(集英社インターナショナル)
(詳細は→ http://tinyurl.com/nkam4c9 )
「日本自立本」の決定版!
最初から最後まで、徹底的に具体的・現実的!
これで、「日本が自立する方法」を完璧に理解できます。
09年9月、アメリカに嵌められたロシア・ベド大統領は、プーチン首相を解任した。
命の危険を感じたプーチンは、日本に政治亡命する。
日本柔道界に保護され、稽古に励むプーチン。
しかし、日本政界は、彼を放っておかなかった。
行列をなして彼のもとへ訪れる日本の政治家たち。
その中に、再起を誓う矢部元首相の姿があった。
プーチンは、90年代アメリカの属国だったロシアを、どうやって「自立」させることに成功したのか?
懇願する矢部に 、つ いにプーチンは口を開き、その「秘密」を語りはじめた。
「プーチン最強講義」の内容は?
・中国から尖閣・沖縄を守り、かつアメリカからの自立も成し遂げる方法とは?
・集団的自衛権と憲法改正。日本にとってなぜ前者は「天国」、後者は「地獄」になるのか?
・難問TPPにどう対処すべきか?
・日本のエネルギー自給率を100%にする方法とは?
・日本経済を復活させ、財政も再建する方法とは?
・核兵器を保有すれば、日本は自立できるのか……?
さて、首相に返り咲いた矢部は、はたしてプーチンの秘策に従って「日本自立」を成し遂げられるだろうか……?
この本を読み終えたとき、あなたは「日本自立」までの道筋を、 完璧に理解できるようになっていることでしょう。
●日本自立のためのプーチン最強講義(集英社インターナショナル)
(詳細は→ http://tinyurl.com/nkam4c9 )
★★★【北野幸伯の本】
【5刷決定!】【アマゾン(社会・政治部門)1位!】
●「プーチン最後の聖戦」 (集英社インターナショナル)
(詳細は→ http://tinyurl.com/8y5mya3 )
↑
<プーチン本はいろいろ出ているが、これが独特で面白い。>
(立花隆 「週刊文春」2012年7月12日号)
「100年に1度の大不況」はプーチンのせいで起こった?!
今明かされる驚愕の裏真実!(証拠つき)
2003年、フセイン政権を打倒したアメリカは、次にロシアの石油利権獲得を目指す。
ユダヤ系新興財閥ホドルコフスキーから、ロシア石油最大手「ユコス」買収の約束をとりつけることに成功したのも束の間。
プーチンはホドルコフスキー逮捕を命じ、ロシアの石油をアメリカに渡さない決意を示した。
しかし、ホドルコフスキーの後ろには、ロスチャイルド家、ネオコンの首領チェイニー米副大統領 が・・ ・。(証拠つき)
こうしてプーチン率いるKGB軍団と世界の支配者の壮絶な戦いが開始された。
08年のロシア-グルジア戦争でピークに達した米ロの争い。
なぜ両国は和解し、関係を「再起動」することに合意したのか?
プーチンとメドベージェフの対立。
そして、プーチンを裏切ったメドベージェフの背後にいた勢力とは?
大統領に返り咲いたプーチンは、どのようにアメリカに「とどめを刺す」のか?
豊富な資料と証拠で、あなたの世界観を一変させる真実の書。
「脳マトリックス」の心地よいぬるま湯につかっていたい方は、決して読まないでください。危険です。
●「プーチン最後の聖戦」 (集英社インターナショナル)
(詳細 は→ http://tinyurl.com/8y5mya3 )
↓●おたよりコーナーへ
●Aさまからのメール
北野様
以前、オーストラリア慰安婦像問題でメールを送らせていただきました、豪州在住のAです。
もうお聞きのことと思いますが、2014年4月に始まった、シドニー郊外のストラスフィールドという場所での慰安婦像問題ですが、8月11日に市議会が開かれ、正式に全会一致で否決されました。
http://www.sankei.com/world/news/150811/wor1508110035-n1.html
北野様には、メルマガを通じてこの情報を拡散していただき、本当にありがとうございました。
豪州での勝利をきっかけに全世界の慰安婦像問題が解決することを祈っています。
↓●編集後記へ
【無料】
●世界一わかりやすいアメリカ没落の真実【北野幸伯著】
RPE発行者・北野幸伯が、「アメリカ没落の真実」を世界一
わかりやすく解説します。
「住宅バブル崩壊」「サブプライム問題」「リーマン・ショック」
等、一般的な説明ではありません。
「アメリカは、ドイツ、フランス、ロシア、中国等『多極主義陣営』
に『意図的』に『没落させられた』」
山盛り資料 ・証拠つきで、真実を暴露していきます。
おかげさまで、「メルぞう」ニュース・情報源部門、【歴代NO1】。
第10回、11回Eブック大賞・優秀賞連続受賞。
第12回Eブック大賞・最優秀賞受賞。
まだ読んでいない方、いますぐ歴史の真実を知ってください。
【完全無料】です。
ダウンロードは↓
http://tinyurl.com/pnx6e2m
★編集後記
支配者の夏休みも終わりに近づき、また世界が荒れてきました。
私はリアリストですが、平和な世界がくることを願っています。
RPEジャーナル
北野幸伯
○メールマガジン「ロシア政治経済ジャーナル」
発行者 北野 幸伯
◎ロシア政治経済ジャーナル のバックナンバーはこちら
⇒ http://archive.mag2.com/0000012950/index.html
ロシアのメドベージェフ首相は22日、日本が返還を求めている北方領土の
択捉島に到着した。メドベージェフ氏の北方領土訪問は、大統領時代を含
めて3回目。トルトネフ副首相らも同行。北方領土の実効支配をアピール
する狙いだ。
日本政府は、年内のプーチン大統領の訪日を模索している。準備作業のた
め、岸田文雄外相が訪ロする案が浮上している中で、日本側の訪問中止の
要請を無視して、メドベージェフ氏が訪問を強行したことで、日本側の態
度が硬化するのは確実だ。
メドベージェフ氏は到着後、昨年開港した空港を視察して設備の改善を指
示。この後、24日までの日程で択捉島で開かれている全ロシア青年教育
フォーラムを訪れ、ロシア全土から訪れた若者らと交流するほか、魚加工
工場や港湾施設なども視察する予定。
青年教育フォーラムはロシア政府主催。今年はロシアが一方的に併合を宣
言したウクライナ南部クリミア半島でも開かれており、ロシア国境の要所
への関心を高める狙いがある。メドベージェフ氏は、クリミアでも参加し
た。朝日新聞デジタル 8月22日(土)11時9分配信
★メドベージェフ北方領土訪問、ロシアの本音は?
ロシア政治経済ジャーナル No.1251
2015/8/25
ロシアのメドベージェフ首相が、北方領土を訪問しました。
ロシアの上層部は今、何を考えているのでしょうか?
全世界のRPE読者の皆さま、こんにちは!
北野です。
今回は久しぶりにロシアの話です。
↓
<ロシア首相、択捉島を訪問…日本の中止要請無視
読売新聞 8月22日(土)12時34分配信
*
【モスクワ=田村雄】ロシアのメドベージェフ首相は22日、北
方領土の択捉島を訪問した。
露首相の択捉島入りは初めてで、今月で占領70年となる北方領
土の実効支配を内外に訴える狙いとみられる。
首相の訪問中止を求めてきた日本政府の要請を無視したもので、北
方領土問題をめぐる歩み寄りを拒む姿勢を鮮明にした。
日露が目指すプーチン露大統領の年内訪日に向けた調整に影響を与
える可能性がある。>
これはなんでしょうか?
今回は「ロシアの本音」について書きます。
こういうのを書くと、「あなた(北野)は間違っている!」とクレームしてくる人がいます。
私の本音ではなく、ロシアの本音ですから、よろしくお願いします。
▼日本は誠意を見せている?
日本とロシアの関係は、安倍さんが総理になってからしばらく良好でした。
ところが、両国関係を悪化させるできごとが起こります。
それが、2014年3月のロシアによる「クリミア併合」。
それにつづく、「対ロシア経済制裁」。
日本はこれに参加したので、日ロ関係は悪化したのです。
しかし、「私が任期中に北方領土返還を実現する」と決意されている安倍総理は、
「他の国々より、ゆるい制裁をする」ことにしました。
これをもって、「ロシア側に日本の誠意は伝わっている」という人がいます。
どうなのでしょう?
たとえば、「荒れている中学校の一室」をイメージしてください。
小さくて弱いウクライナ君は、体が一番大きいロシア君の子分でした。
ところが、アメリカ君と欧州君は、ウクライナ君にいいます。
「ロシア君なんて裏切って僕たちと遊ぼうよ!」
ウクライナ君の心は揺れ、「裏切ろうかな?」と思いました。
しかし、そのことがロシア君にバレ、「ふざけるな!」と激怒された。
それを見たアメリカ君は、欧州君、日本君、オーストラリア君と相談し、「ロシア君をボコボコにしようぜ!」というこ
とになります。
みんなでよってたかって、ロシア君に蹴りをいれ、さすがのロシア君も防戦一方になります。
しかし、日本君は、蹴りを入れる際、【ゆるく蹴る】ことにしました。
(ゆるい制裁にした。)
ロシア君は、「やっぱり日本君はやさしい!」とちょっとウルウルします。
ロシア君が日本君に「ありがとう!」というと、日本君は(蹴りながら)にっこり笑ってこんなことをいいます。
「いいんだよロシア君。
だから、島返してね!!!!」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
この時、ロシア君は、「ありがとう日本君!もちろん島は返すよ!」となりますか?
「なんて狡猾で自己中な奴だ!
僕が皆から袋叩きにあっているときに、島を取り返すことだけ考えているなんて!」
と辟易するのでは?
もちろん、ロシア側に「日本の誠意」など通じていません。
なぜかというと、「島をゲットするために、ゆるい制裁をする」というのは、「誠意」といわないからです。
▼実は「安保関連法案」を嫌がるロシア
最近、複数のロシア人から、「安保関連法案についてどう思う?」と聞かれました。
この件、ロシアのテレビでは全然報道されていないので、驚きました。
私は、「中国が沖縄を自国領と主張しているから、対中国ですよ」と毎回答えています。
しかし、どうもロシアは、「安保関連法案」を恐れているのですね。
理由はわかります。
2014年3月の「クリミア併合」以降、世界の構図は、
アメリカ、欧州、日本、ウクライナ 対 ロシア、中国
という感じになりました。
上の構図で、ロシアは「日本の脅威」について考える必要がなかっ
た。
なぜなら、日本は「集団的自衛権行使」を認めておらず、自国が攻められた場合以外、米国と一緒に戦うことができない。
ところが、「安保関連法案」が成立すると、「日本がアメリカと一緒に戦える」道が開けることになります。
そして、そのアメリカは、今現実にウクライナを支援することでロシアと戦争している。(一応、半年前に停戦合意したが。)
つまり、ロシアから見ると、
1、アメリカの敵ナンバーワンは、ロシアである
2、ロシアの敵アメリカは、GDP世界3位の日本と一体化してより強力になる
だから、「安保関連法案」をロシアは嫌がるのです。
今回のメドベージェフ首相の「北方領土訪問」。
これは、ロシアの「危機感のあらわれ」と見てよいでしょう。
「日本は敵のアメリカとますますひっついているので、国境を固めなければ」と。
▼米ロ関係の現状
ところで、2014年に比べると、アメリカのロシアバッシングはゆるくなっています。
理由は、2015年3月の「AIIB事件」。
イギリス、ドイツ、フランス、イタリア、オーストラリア、イスラエル、韓国などが、
アメリカの制止を無視し、中国主導の「AIIB」に参加した。
これでアメリカは、中国の影響力の大きさに仰天した。
「敵ナンバー1」は、ロシアから中国に移った。
そして、2015年の5~6月にかけて、「南シナ海埋め立て問題」で米中関係が劇的に悪化したのです。
ロシアは、アメリカからの攻撃が止まって、「一息つけた」感じでした。
しかし今、米ロ関係が、再び悪化してきました。
ウクライナが「臨戦態勢にもどりつつある」と、こちらでは報じられています。
テレビニュースを見ると、「アメリカ批判」「ウクライナ現政権批判」がたくさん流れています。
ロシア人は、「現在戦争中」という意識なので、制裁で苦しくても「プーチン批判」をしません。
▼米国内の思想争い
現在アメリカには、大きく二つの「対ロシア戦略観」が存在しています。
一つは、冷戦直後に策定された「一極支配を進める」戦略
この戦略によると、アメリカの仮想敵は、中国、ロシア、ドイツ、日本(!)。
この4国が、アメリカの「ライバル国になるのを阻止すること」が重要。
つまり、「アメリカ以外の『極』が現れるのを阻止する」。
この戦略を支持する人たち(たとえばネオコン)は、
「アメリカには、中国とロシアと同時に戦える力がある」
と考えています。
もちろん、「戦う」というのは、「情報戦」「経済戦」も含めます。
というか、中ロは核大国なので、「情報戦」「経済戦」がメインと考えるべきでしょう。
もう一つは、ミアシャイマー、キッシンジャー、ロバート・ゲイツ、ルトワックさんたちの「リアリスト的」戦略観。
「中ロ同時に敵にまわすなんて愚かだよね。
それより、ロシアと和解して、中国叩きに集中しよう。
なんやかんやいっても、アメリカ最大の脅威はロシアではない。
わが国の覇権を脅かす可能性があるのは、中国だけなのだから」
というもの。
つまり、アメリカはロシアと和解し、
アメリカ、日本、欧州、オーストラリア、東南アジア、インド
+ロシア
などで、「中国包囲網」をつくろう。
どっちがいいかは、賛否両論あるでしょうが、
「どっちの戦略を採用すれば、勝ちやすい?」と質問すれば答えは明白でしょう。
中国とロシアを分裂させ、ロシアを自陣営に引き入れれば、中国に勝つのは相当容易になります。
「AIIBショック」の後は、「リアリスト的戦略観」のほうが優位にたった。
それで、ロシアとの関係を少し改善させ、中国叩きに専念した。
ところが、日本政府と同じでアメリカも揺れるのですね。
「ロシアとなんか和解できるか!
わが国は、中ロを同時に敵まわしても勝つ力がある!」
と自国のパワーをを過大視する勢力がまた優勢になってきている。
米ロ関係の現状は、こういう感じなのです。
▼日本にとって、ロシアのあるべき姿とは
では、日本はどうするべきなのでしょうか?
世界がまさに「戦争前夜状態」にある中、日本はロシアに対し
「北方4島を返してもらうことしか考えてない」。
これは、「世界情勢がわかっていない」「大局が理解できていない」証拠で、とても心配です。
(●もちろん、北方4島の返還を実現することは超重要です。)
日本の脅威は、「日本には沖縄の領有権がない!」と宣言している
中国一国です。
この国は、「中国、韓国、ロシア、【アメリカ】で【反日統一共同
戦線】をつくる」という戦略をたて、実際に行動している。
●必読証拠。↓
http://jp.sputniknews.com/japanese.ruvr.ru/2012_11_15/94728921/
結局日本の安全保障上の課題は、「中国をどうするか?」という一点につきるのです。
尖閣(沖縄も)をめぐって戦争が起こると仮定します。
その時、中国の戦略どおり「日米関係」が破壊されていたとします。
アメリカは日本を守りたくないので、
・日本 対 中国
の戦争になってしまった。
通常兵器の戦いならひょっとしたら勝てるかもしれませんが、中国が、
「尖閣を渡さないと核を使うぞ!」と恫喝したら、
「そんなことをすれば国際世論が許さないぞ!やれるものならやってみろ!」
と切り返せるでしょうか?
中国は、
「国際社会は中国に制裁できないよ。
だって、中国は安保理の『常任理事国』で『拒否権』をもっているからね」
と開き直るかもしれません。
いずれにしても日中戦争というのは、非常に分が悪い。
では、
・日本、アメリカ 対 中国
の戦争なら?
これは圧勝できますね。
だから、日本最大の課題は、「日米同盟を強化すること」なのです。
では、
・日本、アメリカ 対 中国、ロシア
なら?
これは、どっちが勝つかわかりません。
いずれにしても、日本は、
・日本、アメリカ 対 中国
の戦いにもっていくことが必要。
こういう形を保っていれば、中国は勝てないので、戦争が起こりにくくなります。
ですから、日本は、中国とロシアを分裂させて、中立化させることが重要なのです。
ちなみに、世界3大戦略家のルトワックさんは、「ロシアを中国包囲網に取り込む重要性」を繰り返し説いておられます。
引用しておきましょう。
ルトワックさんは、日本が独立を維持できるか、それとも中国の属国になるかどうかについて、以下のように述べています。
<もちろん日本自身の決意とアメリカからの支持が最も重要な要素になるのだが、ロシアがそこに参加してくれるのかどうかという点も極めて重要であり、むしろそれが決定的なものになる可能性がある。>(188p)
ちなみに、ルトワックさんの「自滅する中国」は、日本の指針を知りたい方必読です。
是非ご一読ください。
●自滅する中国 ルトワック 奥山真司
(詳細は→ http://tinyurl.com/l2f87d6 )
▼では、日本は今、何をするべきか?
こういう大局を理解したうえで、日本は今何をするべきなのでしょうか?
1、「安保関連法案」は、「対中国」であり、ロシアにとって脅威ではないことを、繰り返し伝える
ホントのことですから。
2、「アメリカがロシア攻撃をやめるよう努力します」といい、実際努力する
オバマさんに「自滅する中国」を渡して、「世界3大戦略家のルトワックさんは、
『ロシアと組んで中国包囲網をつくったほうが【お得】だ』といってますよ」と伝える。
今回のメド北方領土訪問で、「岸田さんの訪ロがなくなった」とか「プーチンの訪日が微妙になった」とか、いわれています。
はっきりいえば、「訪問がどうの」というのは大きな問題ではありません。
問題は、安倍さんがプーチンと会ったときに、「島返してね!」と【しか】いえないところにある。
ロシアから見ると、「その見返りは?」ってことなのです。
日本政府は、世界の危機的状況をはっきり理解していただき、戦略的に、
「中ロ分裂」
「米ロ和解」
を進めましょう。
そうすれば、尖閣問題で 日米 対 中国の構図ができあがり、
中国もなかなか手出しできなくなるでしょう。
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北野が「世界情勢分析する方法」を完全暴露しています。
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これで、「日本が自立する方法」を完璧に理解できます。
09年9月、アメリカに嵌められたロシア・ベド大統領は、プーチン首相を解任した。
命の危険を感じたプーチンは、日本に政治亡命する。
日本柔道界に保護され、稽古に励むプーチン。
しかし、日本政界は、彼を放っておかなかった。
行列をなして彼のもとへ訪れる日本の政治家たち。
その中に、再起を誓う矢部元首相の姿があった。
プーチンは、90年代アメリカの属国だったロシアを、どうやって「自立」させることに成功したのか?
懇願する矢部に 、つ いにプーチンは口を開き、その「秘密」を語りはじめた。
「プーチン最強講義」の内容は?
・中国から尖閣・沖縄を守り、かつアメリカからの自立も成し遂げる方法とは?
・集団的自衛権と憲法改正。日本にとってなぜ前者は「天国」、後者は「地獄」になるのか?
・難問TPPにどう対処すべきか?
・日本のエネルギー自給率を100%にする方法とは?
・日本経済を復活させ、財政も再建する方法とは?
・核兵器を保有すれば、日本は自立できるのか……?
さて、首相に返り咲いた矢部は、はたしてプーチンの秘策に従って「日本自立」を成し遂げられるだろうか……?
この本を読み終えたとき、あなたは「日本自立」までの道筋を、 完璧に理解できるようになっていることでしょう。
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<プーチン本はいろいろ出ているが、これが独特で面白い。>
(立花隆 「週刊文春」2012年7月12日号)
「100年に1度の大不況」はプーチンのせいで起こった?!
今明かされる驚愕の裏真実!(証拠つき)
2003年、フセイン政権を打倒したアメリカは、次にロシアの石油利権獲得を目指す。
ユダヤ系新興財閥ホドルコフスキーから、ロシア石油最大手「ユコス」買収の約束をとりつけることに成功したのも束の間。
プーチンはホドルコフスキー逮捕を命じ、ロシアの石油をアメリカに渡さない決意を示した。
しかし、ホドルコフスキーの後ろには、ロスチャイルド家、ネオコンの首領チェイニー米副大統領 が・・ ・。(証拠つき)
こうしてプーチン率いるKGB軍団と世界の支配者の壮絶な戦いが開始された。
08年のロシア-グルジア戦争でピークに達した米ロの争い。
なぜ両国は和解し、関係を「再起動」することに合意したのか?
プーチンとメドベージェフの対立。
そして、プーチンを裏切ったメドベージェフの背後にいた勢力とは?
大統領に返り咲いたプーチンは、どのようにアメリカに「とどめを刺す」のか?
豊富な資料と証拠で、あなたの世界観を一変させる真実の書。
「脳マトリックス」の心地よいぬるま湯につかっていたい方は、決して読まないでください。危険です。
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↓●おたよりコーナーへ
●Aさまからのメール
北野様
以前、オーストラリア慰安婦像問題でメールを送らせていただきました、豪州在住のAです。
もうお聞きのことと思いますが、2014年4月に始まった、シドニー郊外のストラスフィールドという場所での慰安婦像問題ですが、8月11日に市議会が開かれ、正式に全会一致で否決されました。
http://www.sankei.com/world/news/150811/wor1508110035-n1.html
北野様には、メルマガを通じてこの情報を拡散していただき、本当にありがとうございました。
豪州での勝利をきっかけに全世界の慰安婦像問題が解決することを祈っています。
↓●編集後記へ
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●世界一わかりやすいアメリカ没落の真実【北野幸伯著】
RPE発行者・北野幸伯が、「アメリカ没落の真実」を世界一
わかりやすく解説します。
「住宅バブル崩壊」「サブプライム問題」「リーマン・ショック」
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に『意図的』に『没落させられた』」
山盛り資料 ・証拠つきで、真実を暴露していきます。
おかげさまで、「メルぞう」ニュース・情報源部門、【歴代NO1】。
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★編集後記
支配者の夏休みも終わりに近づき、また世界が荒れてきました。
私はリアリストですが、平和な世界がくることを願っています。
RPEジャーナル
北野幸伯
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