TPP,モンサント,ろくなもんじゃねえ♪―日本人は蚊帳の外 | 日本のお姉さん

TPP,モンサント,ろくなもんじゃねえ♪―日本人は蚊帳の外

モンサント社の法人株主トップ5社はいずれも投資会社で、そのうちの筆頭株主がヴァンガードグループとのことです。
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悲劇。何も知らない日本人-反モンサント・類のない世界一斉デモ
48カ国、400都市以上で2015年5月に世界的規模のモンサント社による遺伝子組み換え(GMO)反対、食品供給独占支配に反対する3回目の大規模デモが行われました。

↑こちらの地図が今回のデモに参加して行われたMarch Against Monsanto(モンサント反対デモ)世界マップです。(クリックで拡大)

モンサントによる毒農薬(除草剤)付きの遺伝子組み換え作物の販売、種苗マーケット独占支配、GMO(遺伝子組み換え)表示の不誠実な対応、水の支配行動など世界の市民の怒りが爆発したデモです。
モンサント本社のあるアメリカでは大規模デモが各地で勃発!
<ロサンゼルス>
<サンフランシスコ>
<ニューヨーク>
<シカゴ>

種市場の90%をモンサントで占めているアメリカのデモ波及は大変大きなものとなっています。ニューヨーク、ワシントンDC、LA、サンフランシスコ、シカゴ、インディアナポリス、ポートランド、オークランド、カロライナなどの大都市ほか多数の市でデモが実施されました。
<シドニー>
オーストラリアでもモンサントの危険な作物の恐怖に声を上げています。デモ参加者からは "遺伝子組み換え(GMO)は子どもたちをじわじわと死に追いやっている!!" と
抗議の声があがっています。
<ベルリン>
ドイツではモンサントの種不買運動を行っていますが、地方農家は依然、モンサントの殺虫剤、除草剤を使っています。結果、授乳中の母親の母乳や農地の水、そしてGMO食品を食べていない人の小便さえからも毒成分が検出されています。ドイツでの危機感も大きなものとなっています。
<パリ>

フランスでは20市以上の参加による大規模デモが行われました。パリのストリートでは人が通れないほどのデモ参加者で埋め尽くされました。フランスはモンサントの巨大な市場対象国のひとつです。デモ参加者の一人であるヘンディ・オスターマン氏はこう主張します。
“このモンサント食料供給の流れは人類史上取り返しの付かない問題なのです。GMO食品に全て取って代わられていることで、我々は食料の選択ができなくなっているのです!”
<ロンドン>
ロンドンの多くのデモ参加者もモンサントのGM作物にあっというまに独占されてしまうことを懸念しています。
“GMO作物はきちんとしたテストがされていないでしょう。我々の食べるものには殺虫剤や除草剤がかかっていて健康に悪影響がでてきます。だから反対なんです!“
と参加者の一人ローラ・スミス氏は主張しています。
<カナダ>
<スイス>
<オランダ>
<ボリビア>
<メキシコ>
メキシコには世界最大級のモンサント種工場があります。
<バングラデシュ・インド>
数千の単位でインドのコットン農家はモンサント社の遺伝子組み換えに取って代わられ苦しめられることへのデモ行進です。
<オワフ・プエルトリコ>
ハワイやプエルトリコにまで侵食するモンサント。”GMOをなくせ!”“毒物はもういらない!”などのプラカードをもった市民がデモ活動を行いました。
<南アフリカ>
農家でも資金力のある少数の農民にだけ甘い汁を吸うことになってしまった南アフリカ。農民の大多数が小農でむしろ食料不足に陥っており、GMO作物が神経系の病気やがんを引き起こしていることに怒りが爆発しています。
今後のモンサントのターゲットとなっているアフリカは各国でモンサントが大きな脅威となっています。

どうすればモンサントの独占支配から開放されるのか
True Food Foundationの副社長であるウィテル氏は、
”私が思うに、一般の人々はこの問題で深刻な病気に侵されるまで目が覚めないのではないでしょうか。”
とコメントしています。
これだけ大規模な世界一斉デモは、モンサント社がやろうとしていることは世界がNOであることをはっきりと示しています。
モンサント社は1世紀に渡ってだんだん巨大な企業となり、今では61各国に22,000人以上がモンサント工場で働くにまで巨大化しました。日本も支社があり遺伝子組み換え作物、ラウンドアップ(除草剤)を推奨しています。

日本は世界一遺伝子組み換え(GM)を食べている国です。

こんなにまで世界規模のデモで社会問題となっているのにもかかわらず、全くこの問題はメディアでは取り扱われず、報道もされません。

そして日本では大規模デモもありません。

完全なる蚊帳の外です。

そう、なぜなら日本人は何も知らない、知らされない、知ろうとしないからなのです。


世界がGMに反対し、声を上げ、GM食品を買わずに”NO”を示していく。これをしない限りモンサントのGM食品はどんどん世界を支配していくでしょう。

もう他人事では済まされないモンサント遺伝子組み換え(GM)問題。

一人でも多くの日本人が世界で何が起こっているのか、いかに日本では何も起こらないようにされているのか、もう知らなければならないのではないでしょうか。
(参考:World stands up against Monsanto: Over 400 cities protest GMOs)
http://shinhakken-blog.seesaa.net/article/421558369.html

モンサント社・遺伝子組み換え(GM)-簡単に言うと何が問題?
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遺伝子組み換え(GM)作物、食品の販売=モンサント社に対して起こっている各国のデモの拡大をみると、ここ近年は特にGMが世界的規模の問題となっていることが分かります。

世界で日本人が一番GM作物を食べているという事実があるにも関わらず、その事実も知らない日本はこの問題に対して意識が薄いままです。(参考:健康になるためのブログさん リンク【ショック!】世界で一番遺伝子組み換え食品を食べてるのは日本人って知ってました?)

その理由は、やはりメディアが正確なGMの情報発信、今起きている世界の反応を報道していない点とGMが入った多くの食品でもGM非表示可能なため食品メーカーも大きく情報公開しない点があげられます。結果、知らぬ間に多くのGMものが日本人の口に入っているのです。

また、そもそも「遺伝子組み換え」という言葉は、聞いてすぐピンとこないよく分からない意味合いなので、消費者は思考ストップ状態となり、何が問題なのかということ自体を容易に理解できないのです。

では、改めて何が世界で騒がれているのか。世界の市場を牛耳っているモンサント社の遺伝子組み換えで何かと問題となっていることをもう一度整理してみました。

遺伝子組み換え(GM)作物で問題となっている2つのこと

いろいろ調べてみても何やらややこしいことが書かれていたりしますが、単純に2つのことが恐ろしい問題でしょう。

gmo_apple.jpg1.GMは、生き物(作物)が本来持つ遺伝子を勝手に人工操作して通常の自然界には存在しない作物に作り変えられた食べ物であること。

モンサント社が作り出したGMは、自然界の害虫や雑草が死滅する農薬をまいても枯れずに育ち続ける作物です。


roundup_monsanto_032115.jpg2.モンサント社はGMと一緒に強烈な毒農薬(ラウンドアップ除草剤)をセット販売し、作物を育てる際に使用することになっています。

この除草剤はWHOのがん研究外部組織が「発がん性が認められる物質」であることを認めているものですが、実際ベトナム戦争で使われた枯葉剤の化学物質にも耐える種を開発しているため、今後はより危険な農薬が使われる可能性が常にあるのです。


もし自宅の家庭菜園でこの除草剤をまきながらGM作物を育てて収穫したトマトやナスを笑顔で食べられますか?やっぱりしかめっ面になり躊躇しちゃいますよね・・・。でも店頭に並ぶとあまり意識が向かない。これが実態です。



遺伝子組み換え(GM)問題は作物だけが問題ではない

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この2つの問題を考えると遺伝子組み換え作物の不自然な食べ物自体の問題以外に意外と知らされていない農薬の問題があるのが分かります。

雑種の草を死滅させる農薬をまき、それに耐えられる作物をつくる。それは、危険な農薬漬け作物であることに加えて、自然界では普通死ぬ作物が遺伝子操作で生きている。それを大量生産して消費者の口に運ばれる。普通で考えたら進んで食べたい人なんていないのでは??

また、米国で主流となっている遺伝子組み換えトウモロコシや大豆などがバンバン日本に輸入されており、牛や豚などの家畜飼料や、お菓子、植物油など様々な加工食品、加工原料として使われて形を変えて食卓に並んでいるのです。

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↑このマウス実験の写真は有名になりました。これはマウスにGM作物のトウモロコシを食べさせた結果、巨大な腫瘍ができたという実験結果です。

しかしこれには後日談があり、研究の信ぴょう性に疑いがあると指摘されGM作物が危険であるレポートは問題視されず(実際、消費者はしていますが政府機関や食品安全の管理組織はせず、ということですね)加熱報道が沈静化されることになります。



NON-GMO(遺伝子組み換えでない)食品を手に入れるために

Non GMO.jpg nonGMO2.jpg
↑現在、アメリカでは遺伝子組み換えでない商品を選ぶ消費者が多くなっています。NON-GMOという表記が商品の安全性・安心性を訴える最も効果的な表示となっているので、多くのメーカーが遺伝子組み換え作物を使わない商品を販売するようになってきています。

日本では国の審査によりGMは安全性を確保していると言われています。食品添加物や薬も全て国の基準で認可されます。結果、多くの人がこうした化学物質、薬品の影響を受けて現代病に侵されていきます。(GMに限らず多種多様な微量の毒素が継続的に体内に入るため、病気の因果関係を特定できないだけにすぎない)

消費者がGM商品を買わないというはっきりした意思表示をすることで、メーカーも消費者が求めていない商品を作れなくなります。消費者の無関心がモンサント社をはじめ遺伝子組み換えの推進企業にとっては都合がよく、大手を振って世界市場をリードし、儲けることができるのです。

ところが、いま世界で起こっている数々のデモや消費者の声は政府やモンサント社にとって非常に動きづらい状況となっていくでしょう。そして、騒がない日本、何も知らない日本人は今後TPPや農業改革の波にのまれ格好の市場拡大ターゲットとなることでしょう。

このままで本当にいいのか!? 世界で待ったなしのGM作物世界制覇計画がはじまっています。
http://shinhakken-blog.seesaa.net/article/421168247.html


ラウンドアップ(除草剤)漬けの遺伝子組み換え作物を食べたいか?
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本物の自然作物は、有機土壌で育ち、虫食いや雑草などと共に成長し、自然に生きて(成長して)いきます。昔、農薬(除草剤)というものがなかった時代、人間は厳しい自然環境で育った強い作物の生命を頂くことに感謝し、生きていくため健康の維持のためにこれらの作物の手入れをしていました。

人口増加と大量消費、飽食時代、こうした自然農業や栽培では生産が間に合わず、人は新たな大量生産の術を追求します。牛や豚、鶏などの家畜動物だけではなく、穀物、野菜の分野でも効率的な大量生産が始まります。

そこで登場したのが「遺伝子組み換え作物」と「除草剤」です。モンサント社は、広大な農地の手入れに無駄な除草作業などを行わず、あらゆる植物の成長をストップさせ枯らしてしまう毒性の強い農薬(除草剤)と、それに枯れずに耐えうる遺伝子組み換えした作物(大豆)の開発、販売によって大量の作物生産を行っています。

モンサント社は、こうした研究、開発、販売手法により世界の遺伝子組み換え市場をリードしています。

モンサント社の売上をけん引する一つがラウンドアップという除草剤です。モンサント社はこのラウンドアップとラウンドアップに耐えられる(枯れない)遺伝子組み換え作物をセットで農家に販売をして儲けています。



ラウンドアップ(除草剤)の人体への影響は?

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(2015/3/24日経新聞記事より引用)**********

米モンサント開発の除草剤に発がん性の恐れ
世界保健機関(WHO)の専門組織、国際がん研究機関(本部フランス・リヨン、IARC)は23日までに、米モンサントが開発した除草剤「グリホサート」に発がん性の恐れがあるとする報告書を公表した。

グリホサートは「ラウンドアップ」の商品名で知られる除草剤の主成分。日本を含む多くの国で使われている一方、安全性を懸念する声も強い。

IARCは、人での発がん性を示す証拠は限られているものの、動物実験や薬理作用などの研究結果に基づいて判断したと説明。5段階分類で上から2番目にリスクが高く「人に対する発がん性が恐らくある」ことを示す「2A」にグリホサートを位置付けた。

報告についてモンサントは「グリホサートは人の健康に安全だ」と反論している。

**********(引用終了)


雑草をあっという間に枯れ葉にして死滅させる除草剤がついた食べ物を人間が食べることにリスクが懸念されても即中止になることはなく、「大丈夫です。これくらいの量を摂取しても(ただちに)人体に影響は出ませんので。」としようとする世の中が狂っているとしか思えません。

また、それに何も疑問を感じず国や専門機関が言っているからと安易に信じて安心する多くの消費者側にも大きな問題があると言わざるを得ません。

なぜそういうことがまかり通るのか。単純なことで企業や政府は、巨大ドル箱市場のビジネスで大変なお金儲けができるからで人体の影響などは全く気にしておらず、むしろ何とか健康に影響のないことを消費者に訴えられる材料(=煙に巻くことだけ)を追求しているだけにすぎないからです。

Dr. ジェフ・リターマン氏は、TruthOut.comでこう記しています。

❝除草剤によって脊椎動物の出生障害の原因につながることが証明されています。それは人間も含まれています。また、致命的な腎臓病の蔓延を引き起こす原因にもなっています。❞

❝この調査研究が多くなっていくほど除草剤とがんとの関連付けがされているのです…。❞


また、ジェフ氏は、1億2500万エーカーの広大な大豆生産エリアを持つラテンアメリカでは、がんが急増していることに警鐘を鳴らしています。それらの大部分の地域は遺伝子組み換え(GM)作物に大量の除草剤をまいているのです。

❝ これら大量の殺虫剤を使うことがなかった以前にはがんの急増はなかった。❞

と環境衛生分野の専門で小児科医のDr. Medardo Avila Vazquez氏はこのようにコメントしています。

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2010年、アルゼンチン・サンタフェの大豆生産地域に住む65,000人からの調査データで過去15年でがん発生率が急上昇していることが別の医師によって明らかになりました。

この地域では、肺がん、前立腺がん、乳がん発生率が、国際平均と比べて2~4倍になったことが分かったのです。

また、リターマン氏によると、研究の結果、ラテンアメリカ、アメリカ、ヨーロッパに渡りモンサント社のラウンドアップの使用拡大によって脳出血やリンパ腫など重大な病気が関連することがわかってきているそうです。

モンサント社の遺伝子組み換え作物とセット販売でラウンドアップの使用することをガイドライン化する強引な販売商法により、農家やその近辺の住民に深刻な健康被害が起こっているのです。

また、そうした猛毒成分「グリホサート」がついた遺伝子組み換え農作物が大量に生産、出荷され消費者に運ばれていくのです。

こうした問題もモンサントは「グリホサートは人の健康に安全だ」と反論しています。本当の優良企業というのは消費者が安心して信頼される商品、サービスを提供する会社です。

きっとこうしたラテンアメリカの実情も「直接的な因果関係が証明できていない」という決まり文句でネガティブな世論を押さえ込んでしまうのでしょう。

こういう実態を知ると世界各国でモンサント社、遺伝子組み換え(GM)反対のデモがおきている理由がわかってきますね。


(参考:Large Cross-Section of Studies the World Over Link Monsanto’s
Roundup to Cancer Epidemic)

http://shinhakken-blog.seesaa.net/article/421336191.html

モンサント・類のない世界一斉デモ >>


ショック!!モンサント社の株主たちが誰か知っていますか?
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遺伝子組み換えで何かと問題となるモンサント社に対しNatural Society Websiteで株主の実態を追求した興味深い記事が取り上げられました。

モンサント社のCEO(最高責任者)Hugh Grant氏や、個人大株主の一人であるビル・ゲイツ氏が何かと矢面に立つ人となっていますが、同サイトの記事で実は本当に会社を支配しているのが誰なのかを追求しました。

同記事によるとモンサント社の法人株主トップ5社はいずれも投資会社で、そのうちの筆頭株主がヴァンガードグループとのことです。

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↑このリストは法人大株主トップ4の会社です。
1位のヴァンガードグループは、世界のあらゆる主要大企業の株を3兆ドル所有し、モンサント社株も大多数を所有しているようです。代表的な会社ではバンク・オブ・アメリカ、ウェルス・ファーゴ、ゴールドマン・サックス、モルガン・スタンレーという名だたる世界の大金融企業の株を所有しています。

リストにあるステート・ストリート、ヴァンガードグループ、キャピタルリサーチグローバルインベスターズ、FMRは全て世界の金融会社、大企業を牛耳っている企業のオーナー会社です。モンサント社もその大企業の1社になっています。これらのビック4によって様々な企業の分野(農業も含む)の世界経済が成り立っているのです。

アメリカでは20州以上が遺伝子組み換えの作物(GMO)に対して強制表示することを検討しているにもかかわらず、モンサント社の株主総会ではなんと96%もの株主が表示に反対の投票をしたそうです。もちろん反対したのはこれら大株主です。

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↑また、個人の筆頭株主であるウィリアム U. パーフェット氏はMPIリサーチ社のCEOです。この会社は薬剤開発研究に関わる会社です。また、彼はストライカーコーポレーションという大手医療サービスの幹部もしています。
なぜ医療分野に多大なる影響力を持つ者がモンサント社の筆頭個人株主なのでしょうか?ウィリアム氏の事業は医療事業収益をあげること。
そして、世界の金融市場を牛耳っている会社が大株主。彼らの主事業は金融資産の価値をあげること。
・・・ですよね?

そして日本。TPPにより遺伝子組み換え種の外資参入、販売が容易になる可能性が大きくなってきました。
モンサント社は本当に人類の食糧危機を救う企業なのか。なぜ世界規模でデモが行われるのか。なぜ株主たちはこれだけの批判にさらされていても公式な見解を述べずにGMO強制表記に反対し続けているのか。
表ではなかなか見えにくいモンサント社と遺伝子組み換え(GM)問題の本質をよく考えないといけませんね。

http://shinhakken-blog.seesaa.net/article/421446904.html