ケイ素はケイ素でも、水溶性珪素でなければならない
シリカやケイ素は若返ると聞いたことがある。シリカ入りの水を飲んでいる民族は長生きの人が多いんだそうだ。
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ケイ素とは?
ケイ素について
地球上で酸素についで多い元素のケイ素
珪素とはどんなものなのかご存じでしょうか。
おそらく多くの方がまだご存じないでしょう。
ケイ素とは何か。
それが人間にとってどのような物質なのか。
何か役に立つものなのか。
まだまだ認知されていないのが現状かもしれません。
珪素は今まさにブームになりつつある物質で、医療関係や健康に関わる業界では、すでに大きなムーブメントになりつつあります。
現代人の健康に関わる問題を解決し、多くの難病を克服する可能性を秘めている物質として、すでに日本各地の医療機関で使用され始めています。
その具体的な働きはのちに述べるとして、まず珪素という物質の基本情報をご紹介します。
珪素はこの宇宙に存在する元素の1つで、別名シリコン。
地球上では酸素についで2番目に多い元素で、自然界では土や岩などに含まれる鉱物(ミネラル)の一種です。
地球そのものの主要成分といっていいでしょう。
ちなみに宇宙全体では一番多いのが水素、地球の大気中に最も多く含まれるのが酸素、
地殻に最も多く含まれるのが珪素です。
珪素は自然界では通常単体では存在せず、酸素と結びついて珪酸(二酸化珪素など)になっていることが多いのですが、加工技術によって純度を高めたり、他の物質との化合物にするなどして利用されています。
ちなみにノンシリコンシャンプーやシリコン製キッチン用品など、私たちの生活に普段からなじんでいる多くのシリコン製品は珪素と化合物が合わさったもので正しくはシリコーンといいます。
純度が高いシリコンで私たちの身近にあるものは携帯やパソコンのCPUに使われる半導体です。
藻類の化石~石英~水晶、そして珪素へ
ケイ素は鉱物、すなわちミネラルの一種ですが、
地球上に存在する珪素は、太古の昔の藻類が化石となってできたものです。
藻類とは主に淡水や海水に生息する細菌やバクテリアなどの微生物、プランクトン、昆布、海苔などの海藻まで含む多系統の生物で、光合成をするという共通項を持つ水棲の生物が主です。
これら藻類の中でも珪藻と呼ばれる植物性プランクトンが、海底や湖底、土壌などに堆積し、長い年月を経て層をなし、化石となりました。
藻類はやがて珪酸となりガラス質になります。
そのため固体の珪素も透き通ったガラス質の物質であり、純度が高いほど透明で美しい結晶になっています。
珪素が一番多く含まれている鉱物が石英であり、
その中でも純度99%以上に成長したものが水晶です。
他にもラジウム鉱石、トルマリン、麦飯石、ブラックシリカなど
何らかの効能を持つ石の多くは、95%以上の比率で珪素を含んでいることがわかっています。
水晶に健康効果があるということに不思議な印象を持たれる方も多いでしょうが、
そのもとをたどると藻類ですから、さらに不思議です。
珪素は人体を構成する必須栄養素
地球の地殻の主な構成要素である珪素は、土や砂、石、岩など大地を形成する物質です。
自然界のケイ素は単体ではなく、酸素と結びついた二酸化珪素として存在しています。
大地から畑を耕して育った野菜などの植物には根から吸い上げたケイ素が含まれ、
植物性の食物繊維の主成分になります。
となると野菜などの植物を食料とする動物の体にも、ケイ素が取り込まれますが、
もちろん人間も同じで、
われわれ人間が体によいからと食べている食物繊維にはケイ素が多く含まれています。
つまり珪素は地球を構成し、大地に育つ植物や、それを食べる人間も体を作る重要な構成要素であるということなのです。
人間にとって、珪素は必須栄養素であり、欠くことのできない重要なミネラルです。
水溶性珪素の多彩な働き
珪素の働きについて、
全身の組織、臓器の細胞の材料になること
強い抗酸化力で活性酸素の害を除去すること
の2つの効果があります。
そしてこの2つの働きはさらにいくつかに分かれ、多彩な働きに転化します。
ケイ素が体の構成成分であるということは、
体内に入った時に傷ついた細胞を修復し、新しい細胞を作る材料になります。
血管の傷を修復して再生させ、しなやかで丈夫な血管の材料になります。
胸腺は加齢と共に衰えますが、珪素が胸腺の再生を助け、新たな免疫細胞の生産を助けます。
同様に、重要な免疫組織である腸管の材料にもなります。
また強い抗酸化力は細菌の繁殖を抑えるため、
殺菌力、静菌力、浄化力につながり、結果として免疫力の向上をもたらします。
活性酸素による傷や炎症を抑える消炎性、傷を治す材料になることから細胞活性もあります。
またこれは水溶性ケイ素ならではですが、加工の過程で、粉砕では不可能な状態まで微細な状態になっているので、様々なものに浸透して、力を発揮することができます。
以上のように珪素には、現代人にとって重要な力が満載だといえるでしょう。
珪素は最も必要とする部分に効く
世の中には膨大な数の健康食品やサプリメントがあります。
ビタミン類やミネラル類、漢方薬系、民間療法の薬草、キノコなどがそれです。
これらの多くは、
「貧血に効く」「がんに効く」「痩せる」「お肌がきれいになる」「目がよくなる」「関節の栄養になる」など、
ターゲットとなる病気や健康問題、美容問題があります。
確かにこうしたものを摂取する以上、目標となる問題や到達点がある方がわかりやすいのは確かです。
しかし水溶性珪素は全身の細胞に存在する物質であるため、目標を絞り込んでいません。
前述の「貧血に効く」「がんに効く」「痩せる」「お肌がきれいになる」「目がよくなる」「関節の栄養になる」であれば、すべて当てはまってしまいます。
そのため「何にでも効くっていうことは、何にも効かないっていうことじゃないか」といわれることがありますが、そうではありません。
水溶性ケイ素は、実際にどのような臓器、組織にとっても重要な成分であり、多彩な効果を持っています。
したがって、これを摂取する人が最も必要とする部分に効くといっていいでしょう。
ケイ素は、本来全身のあらゆる組織、臓器を構成する物質であり、
健康な人なら、珪素の保有量も、抗酸化力などの機能的にも充分です。
万全の健康状態にある人には、水溶性珪素はあまり意味がないかもしれません。
水溶性珪素は、直接血液を増やしたり、がん細胞を叩いたり、病原菌を殺したり、脂肪を減らしたりすることはできません。
その代わり、血液を作る骨の材料になり、血管を修復し、胸腺や腸を構成して活性化し、免疫細胞を増やし、働きを強化し、代謝を司る脳細胞の材料になるなど後方支援が中心です。
また特徴としては、細胞内のミトコンドリアを活性化きせることが挙げられます。
病気や老化、何らかの健康問題があるということは、その箇所にトラブルが発生し、細胞が傷つき、自然治癒が難しくなっていることを意味します。
そこで細胞の材料になり、傷ついた箇所を修復するというオールマイティな働きを持つ水溶性珪素が役に立つのです。
ケイ素は強い抗酸化力もある
珪素は人間の体を組織している成分で、珪素が不足すると病気や老化の原因になることが発表されています。
さらに他にも珪素は強い抗酸化作用があることも解明されています。
人間は食事したものをエネルギーに変えるときに酸素が必要になりますが、その際に酸素の一部は活性酸素に変化してしまいます。
他にも紫外線や人工的な化学物質、電磁波などでも発生するのですが、この活性酸素が人間の体の様々な箇所を傷つけ、病気や老化の大きな原因となってしまいます。
例えばガンや糖尿病、動脈硬化などの生活習慣病は活性酸素が細胞やその中にある遺伝子を傷つけることが病気の引き金となってしまいます。
強いケイ素には抗酸化力があり、活性酸素の発生を抑える役割があるため、細胞や遺伝子が傷つけられて生活習慣病になりやすくなってしまう等のリスクを抑えることができるというわけです。
日本人の死因の多くの生活習慣病に注目されているケイ素
先進国では高齢化が進み、病院通いをする人が非常に多くなりました。
医学は発達していますが、難病はむしろ増えているといっても過言ではありません。
日本も例外ではありません。
日本は世界上位の長寿国ですが、
現実は、高齢者のほとんどが何らかの病気で病院通いをしており、寝たきりの人は2010年で170万人を超えています。
長寿といっても、医療技術の進歩で、人は「なかなか死ななくなった」のであって、健康で長生きなのではないのです。
日本人の死因の主なものは
がん、脳梗塞や心筋梗塞などの血管障害、肺炎です。
この3つがワースト3位で、以下老衰、事故、自殺と続きます。
何ともやりきれないランキングです。
さてこれらの死因の1位と2位であるがんや血管障害は、生活習慣病といわれています。
つまり、生活習慣の問題を改善すれば日本人の死因の上位2つのリスクが回避されやすくなるということになります。
もちろん永遠の命はありません。
いつか人は死ぬといっても、医療によって生かされている現状は喜ばしい状況とは言い難いでしょう。
テレビをつければ健康番組、健康グッズ紹介番組と巷には健康情報があふれかえっていますが、根本的な改善には遠いといえます。
こういう時代だからこそ逆に、ケイ素のような基本的でオールマイティなものが求められているのかもしれません。
珪素で現代人の生活習慣の問題も改善
忙しい現代人の生活も、活性酸素を増やすといわれています。
仕事に追われ、時間に追われて睡眠不足になると、活動量に比して酸素の取り込みが増えます。
すると活性酸素は多く発生します。
一説によると、取り込んだ酸素の2%が活性酸素になるといいます。
たくさん働くと疲れがたまり、睡眠不足は疲労回復を妨げますが、抗酸化力も低下します。マイナスの相乗効果です。
忙しくて満足な食事をしなければ、抗酸化物質となる野菜などの食品も摂れなくなります。
その上加工食品や外食ばかりだと、それに含まれる添加物などの化学物質で活性酸素が発生します。
こうした生活はストレスもたまりがちですが、脳がこれに対抗するためにコルチゾールというホルモンを分泌させます。
コルチゾールは血糖値を上げ血圧を上げ、ストレスに打ち勝とうとしますが、
その後大量の活性酸素が発生すると考えられています。
用を終えたコルチゾールが分解きれると、
ヒドロキシルラジカルという最強の活性酸素になるからです。
ストレスががんなどの病の原因になるのは、
最強の活性酸素が細胞や遺伝子を傷つけるからだといいます。
それでは、ストレス解消のためにお酒を飲み、リラックスするためタバコを吸うのはどうでしょう。
これらは嗜む人にとっては多少のリラックス効果はあるでしょうが、もともと有害ですし、アルコールを肝臓で分解するときに活性酸素が発生、分解しきれずアセトアルデヒドという毒素に変わります。
タバコのニコチンやタールも極めて毒性が強く、活性酸素を発生させ、抗酸化物質であるビタミンを破壊します。
以上のように食事も生活習慣も活性酸素があふれる現代ですが、
体に備わった抗酸化力や食事で取り込む抗酸化物質だけでは間に合わなくなってしまいます。
より強力で、かつ心身に優しい抗酸化物質を補充する必要があります。
繰り返しますがケイ素こそ、現代人にとって必要不可欠な抗酸化物質です。
珪素そのものが活性酸素によって傷ついた心身を細胞レベルで回復きせ、活性酸素を除去してくれます。
体内の珪素含有量は、加齢に伴って次第に減少していき、抗酸化力もだんだん低下していきます。
食品からの摂取だけでは、十分とはいえないのではないでしょう。
ケイ素サプリの選び方
ケイ素について
水溶性珪素でなければならない
現在、日本でも徐々にブームになりつつあるケイ素ですが、
厳しい基準のある医療先進国のドイツと違って日本のようなサプリメントに関してルールのない国では、たくさんある珪素製品の中からどれを選べばいいのか、どうやって選べばいいのかわからないという話を聞きます。
もっともな話で、インターネットを見ると膨大な量の珪素サプリメントがヒットし、どれも「これは効きます」「これに限ります」と主張しています。
確実にいえることは、「珪素は水溶性でなければ効かない」ということです。
珪素は自然界には大量に存在し、地殻、つまり地球本体の6割は珪素でできています。
ただし珪素が単体で存在するのではなく、多くは酸素と結びついた二酸化珪素、あるいは珪酸塩という化合物になっています。
この珪素が最も多く含まれている物質が、石英、その大きな結晶である水晶です。
水晶から珪素を取り出すにはどうするかですが、
細かく砕いてパウダー状の粉末にしても、残念ながら体には吸収されません。
胃腸を通過して排世されてしまいます。
その経過でひょっとしたらお通じをよくしてくれるかもしれませんが、
体内に吸収されるためには、分子レベルで細かくする必要があります。
珪素のサプリメントの中には、珪素を微粉末にした製品もあるようですが、
体内に吸収されなければ効果は限られたものになります。
漢方では微粉末にして他の生薬をブレンドして使うようです。
おそらく他の生薬が体内で働き、珪素は消化器を通過することで得られる効果と推察されます。
しかし現代人にとって必要な珪素は、全身のすみずみの細胞に届き、細胞の材料となり、抗酸化力を発揮するものでなければなりません。
珪素が人体の細胞のすみずみにまで吸収されるためには、水溶性でなければなりません。
元々鉱物の珪素を水溶性にする方法
よく鉱物の珪素をどうやって液体にするのですか、という質問をされますが、液体かどうかではなく、水溶性かどうかということが重要なのです。
しかし原料の石英や水晶は硬い石です。
これをいくら粉砕しても水溶性にはならないので、特殊な加工が必要です。
まず原料の石英を摂氏2000度という高温で熱すると、ガス化します。
そのガスを回収し、ナトリウムに吸着させます。
ここで物質的には液体になります。
これを特殊な籾殻のフィルターを通してろ過し、不純物を取り除きます。
簡単にご説明するとこれで水溶性珪素のでき上がりです。
このように説明すると、さぞ試行錯誤の繰り返しだったのではないかと思われるようですが、実はそうではありません。
珪素は水溶性でなければならない、そのためにはこうしたプロセスが最適である、といった感流れで水溶性へと加工することが出来ました。
脳内の活性酸素の害
ケイ素について
脳神経のエネルギーと活性酸素
心筋についで、脳は大変エネルギー消費の大きい臓器です。
脳自体はほとんど動かないにもかかわらず、
人間が1日に摂取するエネルギーの2割は脳が消費しています。
有名な話ですが、将棋や碁のプロの棋士は、一局で2~3キロ体重が減るそうです。
対局中はさほど体を動かしているわけではないのに、莫大なエネルギーが脳で使われているということです。
そうした脳、特に脳神経にはミトコンドリアがびっしり詰まっていて、酸素と栄養をもとにせっせとエネルギーを生産しています。
エネルギー生産あるところに酸素あり。
酸素がたくさん使われるところには活性酸素あり。
というわけで脳神経では、ミトコンドリアにおいてたくさんの活性酸素が発生しているようです。
そして周辺の組織を酸化し、傷つけているわけです。
それがミトコンドリア遺伝子のレベルで傷ついてしまうと、機能の低下した異常なミトコンドリアが増え、
それを除去する能力も低下してしまい脳にとっても危うい状態となります。
そこで、抗酸化物質である酵素などを駆使して、酸化による細胞の傷を防ぎ、できた傷の修復が行われています。
活性酸素も最低限体に必要なものですが、
増えすぎると老化を早めたり難病の原因となります。