ミャンマー政府、約7500人の受刑者を釈放
ミャンマー政府、約7500人の受刑者を釈放
TBS News-i 2015/7/31 06:55
ミャンマー政府は30日、およそ7500人の受刑者を釈放したと発表しました。
ミャンマー政府関係者によりますと、テイン・セイン大統領は30日、外国人210人を含む6966人に恩赦を与え、釈放しました。 中国と国境を接するミャンマー北部で違法に伐採をした 罪で、今月、長期刑を言い渡されていた中国人155人全員も恩赦の対象になっています。
このほか、かつてアウン・サン・スー・チー氏が収容されていたことで知られ るインセイン刑務所でも523人が釈放されていて、この中には、5人のミャンマー人記者と2人の活動家も含まれているということです。当局は今回の大量の受刑者釈放について、「善意からの措置であり、国内融和を進めるため」とコメントしています。 ミャンマーでは11月に5年ぶりとなる総選挙を控えていて、政府が寛大な姿 勢を有権者にアピールするねらいがあるとみられます。(30日22:46)
中国人153人に終身刑 ミャンマー、違法伐採の罪
(2015/7/23 00:52)
【ヤンゴン共同】ミャンマー北部カチン州の裁判所は22日、木材の違法伐採をするなどした罪で、中国人153人に終身刑を言い渡した。地元メディアが治安当局者の話として伝えた。判決を受けた中国人グループは1月、中国と国境を接するカチン州での一斉摘発で拘束されていた。
ミャンマーのテイン・セイン政権は、軍事政権時代に緊密だった中国との関係を見直しており、今回の事件で関係がさらにぎくしゃくする可能性もある。
ミャンマーはチークなど高級木材が豊富で、政府は昨年4月に森林資源保護のため原木の輸出を禁止した。