死んでも残る記録
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┃日本の情報・戦略を考えるアメリカ通信 ┃ http://www.realist.jp
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├ 2015年7月25日 ネットの海では死んでも死ねない。
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■My Digital Cemetery
By ROB WALKER
『NY Times』(2015/07/17)
http://www.nytimes.com/2015/07/19/opinion/sunday/my-digital-cemetery.html
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※ ↓今回の記事を紹介している動画はこちらから↓
【無料動画】奥山真司の「アメ通LIVE」(20150721)
ネットの海では死んでも死ねない。(11:46)
http://ch.nicovideo.jp/strategy/blomaga
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おくやまです。
「浮気専用サイト」として名高いアシュレー・マディソン
(https://www.ashleymadison.com/app/public/index-jp2.p)
というサイトが、ハッカーグループにハッキングされ、
顧客名簿が大量流出したという話題は、
みなさんもすでにご存知かもしれません。
ですが、私が今回気になるのは、
この浮気サイトの話ではなくて、
デジタル化時代の「忘れられる権利」の話。
すでにみなさんも多少は経験があるかしれませんが、
たとえば今もっている携帯やパソコンのアカウントに、
すでに死んでしまった人の番号やメアドが残っている人もいるかもしれません。
もちろん死んだ彼らがコンタクトしてきたりすることはないのですが、
どうもあっさりと消しづらいのも人情。
冒頭に紹介している記事でも、現在のアップルの上層部の人間たちが、
最近亡くなったスティーブ・ジョブスの携帯番号を
なかなか消せないでいるというエピソードを紹介しております。
なぜ消せないのかについて、記事では
「それを消すと、その人が生きていた記録と記憶を
この世から抹殺してしまうようになるから」と結論づけておりますが、
問題は故人がデジタル界に残した足あとが、
何十年間も残る可能性があるという点です。
浮気サイトの例でいえば、、自分が死んだ後に、
子や孫が数十年後に自分の浮気サイトの登録情報を
発見しないとも限らないわけです。
われわれは現在、
「すべてが記録され、すべてが残され、
しかもハッキングされる可能性のある世界」
に生きているわけです。
このようなテクノロジーの進化というのは、
本当に人間の幸せにつながっているのでしょうか?
今回の記事は、潜在的に深い哲学的問題を秘めているのかもしれません。
( おくやま )
■■■------------------------------------------------■■■
■-編集後記-(和田)■-----------------------------------■
■■■------------------------------------------------■■■
これは放送でもいいましたが、
週刊ポストに
「犯罪者がずっとネット上に名前があり、更生できない。」
「コピペが出回るから検索を消すしかない。」
「だから、検索エンジンであるgoogleを訴える」
という記事がありました。
本当の犯罪ならまだしも、
ちょっとした事故や冤罪なんかもあれば怖いですね。
事故は病院の医療事故なんですが、
残ることによる損害はかなり大きいと思います。
個人的には、もっと昔からデジタル時代だったら、
自分の祖父やさらに上の世代の祖先がどうだったのか?
ブログなんかあれば読んでみたいですね。
かといってそういう私が子孫のためにブログなんて
書いてねーじゃんと思っていたら、
よく考えると動画の放言が山ほどあります。
こんなもの残していいのか?
非常に気になりますね。
( 和田 / https://twitter.com/media_otb )
※おくやまさんの生放送裏話等はこちらで・・・?
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
https://www.facebook.com/realist.jp
https://twitter.com/crfpj
□■□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□□
~戦略を語れない人生は奴隷だ~
技術を制するのは高度な技術ではない。
より上流階層からルール決めには対抗できない。
今こそ日本人は「戦略の階層」を学び
その全体像を理解しなければならない。
・・・
・・・つづきはこちらから↓
http://www.realist.jp/strata.html
□■□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□□
※このメルマガは転送自由です。(ただし出典を残して下さい)
▼Youtube THE STANDARD JOURNAL
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★奥山真司への講演依頼・執筆依頼は、
【webmaster@realist.jp】までお問合せ下さい。
◎日本の情報・戦略を考えるアメリカ通信 のバックナンバーはこちら
⇒ http://archive.mag2.com/0000110606/index.html
先祖が記録したものがあれば読んでみたい。
昔、父方のおじいちゃんが書いた日本画のメモ帳をもらった時、あまりにもうまくてびっくりした。その日本画のメモ帳は、高校生の時に、親父に捨てられた。
「こんなもん、持っていても邪魔だ」とかなんとか言われて、泣く泣く捨てた。大人になってから、そのことを言うと「親父の絵だとは知らなかった。なんで、もっと抵抗しなかったんだ!」と言われた。たしか、おじいちゃんの絵だから捨てたくないと言ったはずなのに、聞いてなかったみたい。
英語のアンティークの絵本もたくさん持っていたのに、全部捨てろと言われたので捨てた。
今、持っていたら、高価な物だったのに。
その時のいいぐさが、「こんなもの、いくらでも後で欲しくなった時に買えるじゃないか。」
そんなもん、今更、探してもどこにも売ってないっちゅうねん。アメリカのアンティークショップに行ってもないっちゅうねん。父親の友人のアメリカ人の宣教師らにもらった古い古い絵本だったっちゅうねん。
お子様にお伝えしたい。親に何かを言われても、反抗した方がいいこともあります。
引越しをするときには、これだけは捨てたくないと思う宝物は、きちんと管理して持っていってください。大暴れしてでも、自分の希望を貫いた方がいいこともあります。
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というサイトが、ハッカーグループにハッキングされ、
顧客名簿が大量流出したという話題は、
みなさんもすでにご存知かもしれません。
ですが、私が今回気になるのは、
この浮気サイトの話ではなくて、
デジタル化時代の「忘れられる権利」の話。
すでにみなさんも多少は経験があるかしれませんが、
たとえば今もっている携帯やパソコンのアカウントに、
すでに死んでしまった人の番号やメアドが残っている人もいるかもしれません。
もちろん死んだ彼らがコンタクトしてきたりすることはないのですが、
どうもあっさりと消しづらいのも人情。
冒頭に紹介している記事でも、現在のアップルの上層部の人間たちが、
最近亡くなったスティーブ・ジョブスの携帯番号を
なかなか消せないでいるというエピソードを紹介しております。
なぜ消せないのかについて、記事では
「それを消すと、その人が生きていた記録と記憶を
この世から抹殺してしまうようになるから」と結論づけておりますが、
問題は故人がデジタル界に残した足あとが、
何十年間も残る可能性があるという点です。
浮気サイトの例でいえば、、自分が死んだ後に、
子や孫が数十年後に自分の浮気サイトの登録情報を
発見しないとも限らないわけです。
われわれは現在、
「すべてが記録され、すべてが残され、
しかもハッキングされる可能性のある世界」
に生きているわけです。
このようなテクノロジーの進化というのは、
本当に人間の幸せにつながっているのでしょうか?
今回の記事は、潜在的に深い哲学的問題を秘めているのかもしれません。
( おくやま )
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これは放送でもいいましたが、
週刊ポストに
「犯罪者がずっとネット上に名前があり、更生できない。」
「コピペが出回るから検索を消すしかない。」
「だから、検索エンジンであるgoogleを訴える」
という記事がありました。
本当の犯罪ならまだしも、
ちょっとした事故や冤罪なんかもあれば怖いですね。
事故は病院の医療事故なんですが、
残ることによる損害はかなり大きいと思います。
個人的には、もっと昔からデジタル時代だったら、
自分の祖父やさらに上の世代の祖先がどうだったのか?
ブログなんかあれば読んでみたいですね。
かといってそういう私が子孫のためにブログなんて
書いてねーじゃんと思っていたら、
よく考えると動画の放言が山ほどあります。
こんなもの残していいのか?
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今こそ日本人は「戦略の階層」を学び
その全体像を理解しなければならない。
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先祖が記録したものがあれば読んでみたい。
昔、父方のおじいちゃんが書いた日本画のメモ帳をもらった時、あまりにもうまくてびっくりした。その日本画のメモ帳は、高校生の時に、親父に捨てられた。
「こんなもん、持っていても邪魔だ」とかなんとか言われて、泣く泣く捨てた。大人になってから、そのことを言うと「親父の絵だとは知らなかった。なんで、もっと抵抗しなかったんだ!」と言われた。たしか、おじいちゃんの絵だから捨てたくないと言ったはずなのに、聞いてなかったみたい。
英語のアンティークの絵本もたくさん持っていたのに、全部捨てろと言われたので捨てた。
今、持っていたら、高価な物だったのに。
その時のいいぐさが、「こんなもの、いくらでも後で欲しくなった時に買えるじゃないか。」
そんなもん、今更、探してもどこにも売ってないっちゅうねん。アメリカのアンティークショップに行ってもないっちゅうねん。父親の友人のアメリカ人の宣教師らにもらった古い古い絵本だったっちゅうねん。
お子様にお伝えしたい。親に何かを言われても、反抗した方がいいこともあります。
引越しをするときには、これだけは捨てたくないと思う宝物は、きちんと管理して持っていってください。大暴れしてでも、自分の希望を貫いた方がいいこともあります。