「アリババ、『偽ブランド品』 で提訴される」
【毎日1分!英字新聞 #3748】counterfeit 2015_5_21
発行部数 112,644部
Alibaba Sued over 'Counterfeit Brand-name Goods'
Kering, the owner of luxury brands including Gucci and
Yves Saint Laurent, sued China's online retail giant
Alibaba for facilitating the sale of counterfeit
products bearing its brand names.
■チェック
・sue ~を提訴する
・counterfeit brand-name goods 偽ブランド品
・facilitate ~を促進する、~を手伝う
・counterfeit products 偽造品、模倣品
・bear brand names ブランド名を冠する
■対訳
「アリババ、『偽ブランド品』 で提訴される」
グッチやイヴ・サンローランなどの高級ブランドを傘下に持つケリング社が、同社のブランド名を冠する偽造品の販売を助長しているとして、中国のインターネット小売大手のアリババを提訴した。
■訳出のポイント
日本語では 「ブランド品」 「ブランド製品」 といいますが、英語では
brand-name goods
あるいは
brand-name products
が一般的です。
counterfeit は 「偽の」 「偽造の」 という形容詞なので、
counterfeit brand-name goods で
「偽ブランド品」
となります。
ちなみに、
counterfeit bill 「偽札」、
counterfeit marriage 「偽装結婚」
などの表現もおぼえておくとよいかもしれません。
the owner of luxury bands including Gucci and Yves Saint Laurent
の部分は直訳すると
「グッチおよびイヴ・サンローランを含む高級ブランドの所有会社」。
つまり、
「グッチやイヴ・サンローランなどの高級ブランドを傘下に持つ会社」
ということです。
sue ~ for … で 「~を…で提訴する」 という言い方になります。
… の部分では提訴される理由が説明される形です。
ここでは for facilitating the sale of … なので
「・・・の販売を助長している(ことが理由)で」
ということです。
bear は 「~を身につける」 「~を持つ」 「~を有する」 という動詞。
したがって
counterfeit products bearing its brand names
とは 「その(=ケリング社の)ブランドの名前を持つ偽造品」 →
「ケリング社傘下のブランド名を冠する偽造品」
の意味になっています。
グッチ、イヴ・サンローラン、バレンシアガなど高級ブランドを傘下にもつ仏ケリング社が、中国のアリババ・グループを米国で提訴したニュースです。
アリババが偽ブランド品の製造・販売・発送を容認・関与したとして、商標権の侵害への対応と賠償金の支払いを求めています。
訴状によると、アリババのネット通販サイトを通じて多数の偽造品が販売されています。
例えば、グッチの「ダイパーバッグトート」の偽物が、アリババのサイトでは2000個以上注文すれば1個あたり2ドル~5ドル(約240円~600円)で購入可能。
グッチ直営店での本物の値段は、795ドルだそうです。
一方、アリババ側は、同社はブランドの知的財産を守るために尽力しているとし、提訴に対しては徹底的に戦う姿勢を示しています。
■編集後記
アリババは昨年ニューヨークで上場し、一時、時価総額25兆円をつけ世界のIT企業ではグーグル(43兆円)に次ぎ、トヨタ自動車の時価総額(22兆円)を超え、世界中の注目を浴びました。
ソフトバンクが筆頭株主でアリババの上場で8兆円の含み益を得ました。
この8兆円という数字ですが、孫正義が投資したのは20億円。つまり上場で4000倍になったわけです。
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孫さん、金儲けが上手いな。アリババは、偽ブランドを売っているくせに、なんで強気でおれるのか。やっぱりチュウゴク人は上から下までド厚かましい。