イスラエルからのニュース
2015年 5月17日(日)エルサレム記念日
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*米特殊部隊がシリア領内で地上作戦を行い「イスラム国」幹部のサヤ フを殺害、妻を拘束したとカーター米国防長官が発表。サヤフはイス ラム国の石油や財政部門で重要な役割を果たしていた。(Y,H,P)
*エジプトの裁判所が、2011年に起きた脱獄事件に関与した罪で、 モルシ元大統領に死刑判決を言い渡した。この脱獄事件では多くのム スリム同胞団メンバーに死刑判決が下されている。(H,Y,P)
*イスラエルでのテロを計画していたハマスのメンバー5人を、ヘブロン近くで自治警察が逮捕したと、パレスチナ自治政府が発表。(P)
*イラン革命直前、バフティヤール首相がモサドに、当時フランスに亡命中だったホメイニ師を暗殺するように依頼していたことが判明。元 モサド関係者が新たに出版した回想録の中で明かした。(Y)
*イスラエルの建国で難民となったパレスチナ人らが「ナクバの日」に 自治区、イスラエル、周辺国の難民キャンプで抗議集会。(H,Y,P)
*自治政府のアッバス議長がローマを訪問し、フランシス教皇と会談。教皇はアッバス議長を「平和の天使」と呼んで歓迎した。(P,Y)
*ヒズボラ指導者のナスララがテレビに出演。「手術も受けていないし、 薬も飲んでない」と語り、病気の噂を否定した。(Y,H,P)
*EUのモゲリーニ外相が今週水曜日にイスラエルと西岸地区を訪問し、
双方の首脳と会談を予定。和平交渉の再開を提案か。(H)
*アッバス議長がイスラエルとの交渉再開の条件を発表。前回に釈放されなかった囚人の釈放、入植地建設の中止に加え、2017年までに 西岸地区から完全撤退する時間割の設定などを求めた。(P)
2015年 5月18日(月)
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*「イスラム国」がイラクの首都に近いラマディを制圧。米国主導の有志連合軍にとってラマディは戦略上の要衝であることから、大きな打撃。首都のバクダッド周辺にまで戦闘が及ぶ恐れがある。(P,Y,H)
*昨日はエルサレム統合を記念するエルサレム記念日。この日を祝い行進をする人々にパレスチナ人が投石し、警官数人が負傷。(Y,H,P)
*エルサレムの日の式典で、ネタニヤフ首相は詩編122編を引用して演説。「エルサレムは決して再び分割されない」と宣言した。(Y,H)
*バチカンでオスマン帝国時代のパレスチナ出身の修道女2人を聖人とする列聖式が行われた。自治政府のアッバス議長も出席。(P,H)
*シリアで「イスラム国」が世界遺産のパルミラ遺跡に迫っている。遺跡はまだシリア軍の支配下にあると、シリア政府の関係者。(H)
*労働党内で対立が目立ち始めている。ナンバー2のヤヒモビッチ氏は、 ヘルツォグ党首との意見の違いを支持者に手紙で説明した。(Y)
*エジプトのモルシ元大統領が、脱獄事件や国家機密情報の漏えい罪で死刑判決を受けたことに、米国政府が「深い懸念」を表明。(H,Y,P)
*シリアのレバノン国境に近い地域で、ヒズボラとシリアの反政府勢力は激しい戦闘を続けているが、この戦闘でヒズボラに「前例のない」数の戦死者が出ていると、サウジアラビアの新聞が報道。(P)
*自治区のラマラで開催された経済会議に招待されたヨルダン系カナダ人の男性を、ハマスと関係があると見てシンベトが拘束中。(H)
2015年 5月19日(火)
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*パレスチナとの和平交渉担当者にシャロム副首相が就任。近日中に前任のリブニ氏との引き継ぎが行われる。シャロム氏は過去に二国家共存に反対を表明したこともあり、懸念の声も出ている。(P,H,Y)
*国民の意見にもとづく国会の判断を司法が妨げている傾向が見えると、
シャケド法相が弁護士会で演説。バランスの必要性を指摘。(P,Y)
*差別に抗議するエチオピア系市民らが、テルアビブのラビン広場で再び集会。しかし、参加者は数百人で大きな混乱は無かった。(P,H,Y)
*イスラエルとパレスチナの訪問を前に、EUのモゲリーニ外相が「中東和平の再開に向け役割を果たす用意がある」と発言。中東和平への関与に消極的な姿勢を示す米政権とは逆の姿勢を示した。(P,Y)
*ガザへ運ぶ荷物の中から、検問所で40着の潜水服を発見。ハマスが海からのテロ攻撃に使うため用意していたと見られている。(H)
*国防軍がドルーズ人部隊を解散へ。ドルーズ人兵士の大半が、一般のイスラエル人と同じ部隊で戦いたいと考えているため。(P,H)
*シリアに潜入してスパイとして活動し、重要情報をもたらした後、捕えられて処刑されたエリ・コーヘン氏の死後50年の記念式典。妻は、夫の遺体返還に向けて努力するよう、政府に呼びかけた。(H,Y)
*警察が組織犯罪ネットワークの大規模な摘発作戦を実施。報道管制が解除され、約50人が逮捕されたことが発表された。(H,Y)
*昨日から今日にかけてイスラエル全土を熱波が覆う状態となり、乾燥と熱により各地で山火事が発生。消防署は特別態勢で対応。(Y)
[転載・引用・再配布について]
教会活動等の非営利目的ならばOKです。ユダヤ人および各宗教教派に批判的な文脈での引用はしないで下さい。
発行:「シオンとの架け橋」 http://www.zion-jpn.or.jp/
編集:石井田直二 naoji@zion-jpn.or.jp
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*米特殊部隊がシリア領内で地上作戦を行い「イスラム国」幹部のサヤ フを殺害、妻を拘束したとカーター米国防長官が発表。サヤフはイス ラム国の石油や財政部門で重要な役割を果たしていた。(Y,H,P)
*エジプトの裁判所が、2011年に起きた脱獄事件に関与した罪で、 モルシ元大統領に死刑判決を言い渡した。この脱獄事件では多くのム スリム同胞団メンバーに死刑判決が下されている。(H,Y,P)
*イスラエルでのテロを計画していたハマスのメンバー5人を、ヘブロン近くで自治警察が逮捕したと、パレスチナ自治政府が発表。(P)
*イラン革命直前、バフティヤール首相がモサドに、当時フランスに亡命中だったホメイニ師を暗殺するように依頼していたことが判明。元 モサド関係者が新たに出版した回想録の中で明かした。(Y)
*イスラエルの建国で難民となったパレスチナ人らが「ナクバの日」に 自治区、イスラエル、周辺国の難民キャンプで抗議集会。(H,Y,P)
*自治政府のアッバス議長がローマを訪問し、フランシス教皇と会談。教皇はアッバス議長を「平和の天使」と呼んで歓迎した。(P,Y)
*ヒズボラ指導者のナスララがテレビに出演。「手術も受けていないし、 薬も飲んでない」と語り、病気の噂を否定した。(Y,H,P)
*EUのモゲリーニ外相が今週水曜日にイスラエルと西岸地区を訪問し、
双方の首脳と会談を予定。和平交渉の再開を提案か。(H)
*アッバス議長がイスラエルとの交渉再開の条件を発表。前回に釈放されなかった囚人の釈放、入植地建設の中止に加え、2017年までに 西岸地区から完全撤退する時間割の設定などを求めた。(P)
2015年 5月18日(月)
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*「イスラム国」がイラクの首都に近いラマディを制圧。米国主導の有志連合軍にとってラマディは戦略上の要衝であることから、大きな打撃。首都のバクダッド周辺にまで戦闘が及ぶ恐れがある。(P,Y,H)
*昨日はエルサレム統合を記念するエルサレム記念日。この日を祝い行進をする人々にパレスチナ人が投石し、警官数人が負傷。(Y,H,P)
*エルサレムの日の式典で、ネタニヤフ首相は詩編122編を引用して演説。「エルサレムは決して再び分割されない」と宣言した。(Y,H)
*バチカンでオスマン帝国時代のパレスチナ出身の修道女2人を聖人とする列聖式が行われた。自治政府のアッバス議長も出席。(P,H)
*シリアで「イスラム国」が世界遺産のパルミラ遺跡に迫っている。遺跡はまだシリア軍の支配下にあると、シリア政府の関係者。(H)
*労働党内で対立が目立ち始めている。ナンバー2のヤヒモビッチ氏は、 ヘルツォグ党首との意見の違いを支持者に手紙で説明した。(Y)
*エジプトのモルシ元大統領が、脱獄事件や国家機密情報の漏えい罪で死刑判決を受けたことに、米国政府が「深い懸念」を表明。(H,Y,P)
*シリアのレバノン国境に近い地域で、ヒズボラとシリアの反政府勢力は激しい戦闘を続けているが、この戦闘でヒズボラに「前例のない」数の戦死者が出ていると、サウジアラビアの新聞が報道。(P)
*自治区のラマラで開催された経済会議に招待されたヨルダン系カナダ人の男性を、ハマスと関係があると見てシンベトが拘束中。(H)
2015年 5月19日(火)
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*パレスチナとの和平交渉担当者にシャロム副首相が就任。近日中に前任のリブニ氏との引き継ぎが行われる。シャロム氏は過去に二国家共存に反対を表明したこともあり、懸念の声も出ている。(P,H,Y)
*国民の意見にもとづく国会の判断を司法が妨げている傾向が見えると、
シャケド法相が弁護士会で演説。バランスの必要性を指摘。(P,Y)
*差別に抗議するエチオピア系市民らが、テルアビブのラビン広場で再び集会。しかし、参加者は数百人で大きな混乱は無かった。(P,H,Y)
*イスラエルとパレスチナの訪問を前に、EUのモゲリーニ外相が「中東和平の再開に向け役割を果たす用意がある」と発言。中東和平への関与に消極的な姿勢を示す米政権とは逆の姿勢を示した。(P,Y)
*ガザへ運ぶ荷物の中から、検問所で40着の潜水服を発見。ハマスが海からのテロ攻撃に使うため用意していたと見られている。(H)
*国防軍がドルーズ人部隊を解散へ。ドルーズ人兵士の大半が、一般のイスラエル人と同じ部隊で戦いたいと考えているため。(P,H)
*シリアに潜入してスパイとして活動し、重要情報をもたらした後、捕えられて処刑されたエリ・コーヘン氏の死後50年の記念式典。妻は、夫の遺体返還に向けて努力するよう、政府に呼びかけた。(H,Y)
*警察が組織犯罪ネットワークの大規模な摘発作戦を実施。報道管制が解除され、約50人が逮捕されたことが発表された。(H,Y)
*昨日から今日にかけてイスラエル全土を熱波が覆う状態となり、乾燥と熱により各地で山火事が発生。消防署は特別態勢で対応。(Y)
[転載・引用・再配布について]
教会活動等の非営利目的ならばOKです。ユダヤ人および各宗教教派に批判的な文脈での引用はしないで下さい。
発行:「シオンとの架け橋」 http://www.zion-jpn.or.jp/
編集:石井田直二 naoji@zion-jpn.or.jp