頂門の一針◎南極の巨大棚氷に崩壊の恐れ、研究
話 の 福 袋
━━━━━━━
◎南極の巨大棚氷に崩壊の恐れ、研究
【5月13日 AFP】南極半島の最大の棚氷が、海水および大気の温暖化により薄くなっており、崩壊する可能性があると科学者らが12日、明らかにした。
科学者らは、南極大陸にある「ラーセンC(Larsen C)」棚氷について、1世紀以内に消失する可能性を指摘したが、実際にはもっと早い段階で崩壊する恐れもあると述べた。
棚氷崩壊の際には、地球の海面に重大な結果をもたらすことが考えられるという。
氷床は氷の南極海岸に付着した浮遊する広大な氷で、所によっては厚さ数百メートルにもなる。陸上の氷床から拡張したもので、氷河により増大する。
ラーセンC棚氷は世界で4番目の大きさを誇り、約5万5000平方キロの面積を覆う。これはベルギーの国土の2倍近い大きさだ。
南極半島の温度は過去50年間に約2.5度上昇している。世界平均の数倍の上昇だ。
「The Cryosphere」誌に掲載された新たな研究は、1998~2012年までの15年間にわたる衛星測定値とレーダー8基を用いた調査のデータを基に行われた。Richard INGHAM [AFP] 2015年05月13日 13:47 発信地:パリ/フ
ランス 〔情報収録 - 坂元 誠〕
◎<スポーツ庁>設置法が成立 総合的に行政推進
スポーツ行政を総合的に推進するスポーツ庁創設のための文部科学省設置法改正案が13日、参院本会議で全会一致で可決、成立した。
2020年東京五輪・パラリンピックに向けた選手強化や国が掲げる国際貢献策「スポーツ・フォー・トゥモロー」を実施するほか、地域スポーツの推進など11年に成立したスポーツ基本法の理念実現を目指す。
スポーツ庁は今年10月、文科省の外局として設置され、スポーツ庁長官をトップとする5課121人体制で始動する。これまで文科省が担ってきたスポーツ振興に加えて、他省庁との連携を図り、健康増進、スポーツ外交、観光などのスポーツを通じた地域振興、スポーツ産業の普及など多様な施策を展開する。
スポーツ庁設置は、国のスポーツ政策の根幹となるスポーツ基本法の付則として盛り込まれ、検討されてきた。
毎日新聞 5月13日(水)12時0分配信
◎旅行収支、55年ぶりの黒字…訪日外国人増加で
財務省が13日発表した国際収支統計によると、日本が2014年度に海外とやり取りしたモノやサービス、配当金などの収支を示す「経常収支」の黒字額は前年度比5・3倍の7兆8100億円だった。
経常黒字の増加は4年ぶりとなる。
また、訪日外国人の増加で、旅行収支が1959年度以来、55年ぶりの黒字となった。
3月単月の経常収支は2兆7953億円の黒字となった。経常黒字は9か月連続。
読売新聞 5月13日(水)9時22分配信