水族館イルカ問題「世界中からのいじめみたい」和歌山知事が不快感
水族館イルカ問題「世界中からのいじめみたい」和歌山知事が不快感
産経新聞 5月13日(水)11時51分配信
和歌山県太地町の追い込み漁で捕獲されたイルカを購入していることを理由に、日本動物園水族館協会(JAZA)が世界動物園水族館協会(WAZA)から会員資格を停止されたことについて、和歌山県の仁坂吉伸知事は13日の定例会見で「世界中からのいじめみたいな気がする」と述べ、不快感を示した。
仁坂知事は、捕獲されたイルカの展示について「『イルカがかわいそう』などの議論があるが、水族館では捕ってきた魚などを多く展示している」と指摘。「繁殖させたものだけを展示するのであれば、水族館の展示は何分の一かになってしまうのではないか。その点も含め、フェアに考えてもらいたい」と述べた。
今後の対応については「民間の話なので政府がどこまでできるか分からないが、情報収集とともに水産庁に働きかけるなどして、最大限努力していきたい」と話した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150513-00000533-san-soci
「称賛する」シー・シェパードのワトソン容疑者 日本の世界水族館協会資格停止で
2015.5.9 17:48
和歌山県太地町で行われているイルカ漁をめぐり、世界動物園水族館協会(WAZA、スイス)が日本動物園水族館協会(JAZA)の会員資格を停止したことについて、反捕鯨団体シー・シェパード創設者のポール・ワトソン容疑者(国際指名手配)は9日までに「称賛する」との見解を発表した。さらに、イルカ漁は「恐ろしい殺戮(さつりく)だ」とした上で、WAZAが今後もJAZAに圧力を強めていくよう要請した。
ワトソン容疑者は逃亡先のパリから、自身のフェイスブック公式サイトに声明を発表。2003年から団体が太地町に活動家を派遣してイルカ漁の「監視」活動を続けてきたことを主張し、WAZAが今回の決定を下したのはあくまでシー・シェパードの行動があったからだと成果をアピールした。さらに、残酷なイルカ漁を止めない日本は「世界から距離を置こうとしている」と指摘した。
ワトソン容疑者はこれまでも日本の捕鯨やイルカ漁に関して度々声明を発表、過激な言葉で挑発して寄付金集めを行っているとの批判が出ている。
今回の発表でも、ワトソン容疑者は20年の東京五輪開催に懸念を示しており、支持者から「東京五輪をボイコットすべきだ」「五輪は日本に面目を失わせるための格好の機会になる」との声が寄せられている。(佐々木正明)
http://www.iza.ne.jp/kiji/world/news/150509/wor15050917480032-n1.html
水族館のシャチ「保護対象」に波紋…米愛護団体「解放」主張
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2015.3.1 15:30
米政府がフロリダ州マイアミの水族館で飼育されている雌のシャチ「ロリータ」を絶滅危惧種保護法の保護対象リストに加える決定を下し、話題となっている。絶滅の危機に瀕している他の野生のシャチと同様に保護を受ける権利を得ることになり、米国の動物愛護団体などは野生に戻すよう主張しているが、45年近く水族館で暮らしてきたロリータが野生の中で生きていけるのか、疑問視する声が強いためだ。
AP通信などによると、政府はこの方針を2月に決定。ロリータのリスト掲載を求める運動を展開してきた動物法律保護基金(ALDF)の代理人、ジェシカ・ブローム氏は「これでロリータは保護される権利を勝ち取った。われわれはロリータが敬意を持って扱われるようあらゆる救済策を要求する(法律上の)権利を得た」と歓迎した。
愛護団体側は、ロリータは水族館の狭いプールではなく、野生の中で暮らすべきだとして、彼女の生まれ育った海に戻すよう主張している。まずはワシントン州北西部のサンフアン諸島沖にあるシャチの海洋保護区にロリータを放し、野生のシャチと一緒に過ごせるようになるまで監視と世話を続けるというのが彼らの考え方だ。
◆捕獲されて45年
ロリータは体長約6メートル、体重約3.2トンの雌のシャチ。1970年8月にワシントン州のピュージェット湾で捕獲され、他の6頭の若いシャチとともに売りに出されていたところを米最古の海洋水族館であるマイアミ・シークアリウムが約2万ドルで購入した。
シークアリウムにはロリータのほかにもう1頭雄のシャチがおり、当初は2頭でショーを行っていたが、80年3月にこの雄が死んでからは35年近くを1頭で過ごしてきた。それでも豪快なダイブで客席まで水しぶきを飛ばすロリータのショーは人気のアトラクションで、今も子供たちを喜ばせている。
ただ動物愛護の活動家らは、捕獲動物によるこうしたショーを問題視。2013年以降、ロリータを他の野生のシャチと同様に絶滅危惧種保護法の適用対象にする運動を展開してきた。
ロリータは飼育されているシャチでは世界最高齢で、ピュージェット湾のシャチが05年に絶滅危惧種に指定されて以降、保護対象リストに載せられていない唯一の個体となっていた。米海洋大気庁(NOAA)も最終的に「捕獲された動物だからといって法と別枠の扱いにはできない」と判断。動物愛護団体側の請願を認めて、ロリータのリスト入りを決定した。
◆自力で餌取れるか
ただ、シークアリウム側はロリータの“解放”には応じない構えだ。ロバート・ローズ館長は「ロリータを海に放つ計画はない」とした上で、ピュージェット湾のシャチの保護にこそ政府は努力を払うべきで、水族館で長く養われてきたシャチを野生に戻しても問題解決にはつながらないと訴えた。
もっともこうした主張は行政側もよく理解している。絶滅危惧種保護法は捕獲された動物の飼育までは禁じていないため、NOAAは今回の決定でロリータが水族館を出なければならなくなることはないと説明。ロリータを海に放す決定を下す場合には、餌を自力で取っていけるかや野生の群れに病気をうつす恐れはないかなど、さらに広範な検討を行う必要があるとの見解を示している。
ただ動物愛護団体側は、日よけのない狭いタンクに閉じ込めることや仲間と隔離することは絶滅危惧種保護法違反に当たり、今回のロリータのリスト掲載によって水族館から解放する足がかりができたと主張している。近く次の一手を繰り出してくる構えで、今後の展開から目が離せない。
http://www.iza.ne.jp/kiji/world/news/150301/wor15030115300014-n1.html
米フロリダ州にある水族館「マイアミ・シークアリウム」で、ショーの合間にトレーナーから餌の魚をもらうシャチのロリータ=1月21日(ロイター)
水族館で暮らすシャチを「解放せよ」…疑問視する声
2015.03.01
米政府が水族館のシャチを絶滅危惧種保護法の保護対象リストに入れ、話題となっている。愛護団体は野生に戻すよう主張するが、野生の中で生きていけるのか疑問視する声も。
《米政府、水族館飼育のシャチを保護対象リストに》
米政府が2月、フロリダ州の水族館で飼育されている雌のシャチ「ロリータ」を絶滅危惧種保護法の保護対象リストに加えると決定。絶滅の危機に瀕している他の野生のシャチと同様に保護を受ける権利を得ることになり、米国の動物愛護団体などは野生に戻すよう主張している。
「解放せよ」動物愛護団体の主張
■野生の中で暮らすべき
愛護団体側は、ロリータは水族館の狭いプールではなく、野生の中で暮らすべきだとして、彼女の生まれ育った海に戻すよう主張。
水族館のシャチ「保護対象」に波紋…米愛護団体「解放」主張
■保護区で監視と世話を
まずはワシントン州北西部のサンフアン諸島沖にあるシャチの海洋保護区にロリータを放し、野生のシャチと一緒に過ごせるようになるまで監視と世話を続けるという考え。
水族館のシャチ「保護対象」に波紋…米愛護団体「解放」主張
水族館側「問題解決にならない」
■野生の中で生きていけるのか
ロリータは1970年にワシントン州のピュージェット湾で捕獲された。飼育されているシャチでは世界最高齢。海に放すには餌を自力で取っていけるか、野生の群れに病気をうつす恐れはないか、などを検討する必要がある。
水族館のシャチ「保護対象」に波紋…米愛護団体「解放」主張
■野生のシャチ保護に努力を
水族館側はロリータの解放には応じない構えで、館長はピュージェット湾のシャチの保護にこそ政府は努力を払うべきで、水族館で長く養われてきたシャチを野生に戻しても問題解決にはつながらないと訴えた。
水族館のシャチ「保護対象」に波紋…米愛護団体「解放」主張
米海洋大気庁(NOAA)の見解
■保護対象リスト入りの経緯
ロリータはピュージェット湾のシャチが05年に絶滅危惧種に指定されて以降、保護対象リストに載せられていない唯一の個体だった。NOAAは「捕獲された動物だからといって法と別枠の扱いにはできない」リスト入りを決定。
水族館のシャチ「保護対象」に波紋…米愛護団体「解放」主張
■「水族館を出なくてもよい」
絶滅危惧種保護法は、捕獲された動物の飼育までは禁じていないため、NOAAは今回の決定でロリータが水族館を出なければならなくなることはないと説明。
水族館のシャチ「保護対象」に波紋…米愛護団体「解放」主張
愛護団体の「活動」に戸惑いも…
■「競走馬をムチで打つな」
昨年11月、豪州で開催されたメルボルンカップで、日本から参戦したアドマイヤラクティ(牡7歳)がレース後に急死。死因は心不全とみられるが、愛護団体からムチ使用禁止の要望が出るという思わぬ事態にまで発展した。
日本馬“突然死” 愛護団体「競走馬をムチで打つな」に競馬界当惑
メルボルンカップでゴールするアドマイヤラクティ。レース後に急死した=昨年11月
■「犬肉食」めぐり実力行使
昨年6月、中国南部で開かれた毎年恒例という「犬肉祭」。犬肉食をめぐり有名芸能人ら巻き込んだ大論争が起こるなか、動物愛護主義者が殺到し、犬肉料理店の客にけがをさせるなどの事件が発生した。
【中国ネットウォッチ】犬肉祭で大論争、過激“愛犬家”に批判噴出
20日、中国・玉林市で、犬を助けるため、業者から犬を買う動物愛護活動家の女性(AP)
■フォアグラは「残酷だ」
米ロサンゼルスの連邦地裁は今年1月、カリフォルニア州のフォアグラ禁止法は違憲と判断。フォアグラは鳥に大量の餌を強制的に食べさせるのが主な製法で、愛護団体の「残酷だ」とする批判をきっかけに、04年に禁止法が成立していた。
フォアグラ禁止法は違憲 米加州、提供再開の動き
米サンフランシスコのレストランで、パンに塗られるフォアグラ=2012年7月(AP)
アメリカ人の中にはクレージーなのがいる。ついこの間まで、くじらやバイソンを絶滅寸前までに追いやり、中国人クーリーや日系アメリカ人や黒人を差別していたのに急にシャチやイルカやダックに優しくなっている。動物に優しいがアメリカが日本に原爆を2個落として大勢の市民を死なせたことには「正しいこと」だと言う。いろいろな人が主義主張を繰り返す、騒いだ者勝ちの国なんだろう。