南シナ海の中国軍の行動は、上記国際貢献とは矛盾している | 日本のお姉さん

南シナ海の中国軍の行動は、上記国際貢献とは矛盾している

「南シナ海の中国軍の行動は、上記国際貢献とは矛盾しており、スプラトリー諸島(南沙諸島)の埋立はすでに二万平方キロ、昨年末から四倍に膨張しており、ペンタゴンは「郡民の作戦拠点に使える規模」である。
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宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成27年(2015)5月11日(月曜日)
通算第4536号
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内規が次々と破られ、変身する中国共産党と人民解放軍
軍高官の外国訪問は外国での軍事展開の頻度に比例して増えた
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米国は中国の最近の軍事戦略の変化を「ゲーム・チャンジ」と位置づけ、その中枢にある考え方は「A2/AD」(接近阻止・領域拒否)にあると見ている。
軍事評論家は、南シナ海の九等線を「サラミ作戦」とも命名している。
オバマ政権の対応が「アジア・リバランス」と「ピボット」だったことは従来も述べてきた。
中国軍にはいくつかの内部規定があり、これまでは次のポイントが厳格に守られてきた。
第一に軍事委員会メンバーの外国訪問は年に一回
第二に国際会議への出席を除き、軍高官は同じ国を二度訪問しない
第三に外国からの同じ高官との面会も二度はない
第四に国防大臣は相手国の同格の賓客をもてなす必要はない。
第五に軍高官の外国訪問、あるいは外国からの軍高官の受け入れは時期が限定される。
ところが近年、ソマリア沖の海賊退治への中国海軍の派遣から、国連軍への派兵協力に応じるようになり、同時に中国艦船の外国訪問は50回を越えた。
また外国海軍の中国の港湾へ親善訪問も100回を超え、外国軍との共同軍事演習(とくに露西亜と)も頻度が激しくなった。
あまつさえ中国軍が主催する国際会議や学術シンポジウムが頻度激しく行われるようになり、外国の中国大使館への駐在武官派遣もいまでは108ヶ国に及んでいる(日本の駐在武官は九ケ国のみ)。
こうなると中国の軍人も或る程度の国際常識を理解し始めたことを意味する。かくして中国軍の「国際化」とでもいえる微妙な変化に注目しておく必要がある。
▼「太子党」の軍高官らが再浮上した背景
ならば軍事委員会主任の習近平に近く、もっとも影響力がある軍人とは誰だろう。
表面的ランクから言えばナンバーツーは許基亮と氾長龍である。ともに団派に近く、胡錦涛が任命した人事である。
したがって習近平にとっては煙たい存在である。
最近の中国の特色は外交方針に軍人の意見が強く反映されるようになったことだ。
習のいう「中国の夢」のイデオローグは、外交安全保障面では王炉寧、栗戦書らと推定されるが、軍人アドバイザーは軍事委員会のメンバーではなく、「太子党」の先輩らである。
げんに中央委員会には軍人が二人の指定席があるのに、外交部からの中央委委員は不在である。外交部は、江沢民系の人々が多いため、軍とはしっくりいっておらず、同時に相互不信、相互軽蔑。
外交部の外交官等は知識力において軍を馬鹿にしており、軍は軍で頭でっかちの理論家を軽蔑している。
しかし基本的に「政権は銃口から生まれる」(毛沢東)ように、暴力装置というパワーを掌握する者が権力を握るのは古今東西、世の倣(なら)いである。
日本のメディアが発言に注目する王毅外相は中央委員にも入っておらず党内序列はきわめて低い。そのうえの外交上の先輩格は国務委員(副首相クラス)に昇格した楊潔チ(前外相)と唐家旋だが、ふたりとも習近平からは距離を置かれている模様だ。
となると、誰が軍事方面での助言を習にしているのか。
一時は影響力を削がれていたと観測された(とくに胡錦涛時代に)劉源と、劉亜洲が習近平のブレーンとして復活しているようである(ジェイムズタウン財団「チャイナブリーフ」15年4月3日号)。
同誌に寄稿したウィリー・ラムに拠れば、この劉源と劉亜洲が「習のプライベート・シンクタンク」だという。ウィリー・ラムは香港を拠点とする著名なチャイナウォッチャーである。
劉源は、劉少奇の息子。劉亜洲は李先念の女婿。太子党出身の軍人ゆえ、つねに軍のなかで枢要なポストを占め、重視されてきた。
劉源は「進軍ラッパ」的な軍国主義的発言を抑制させ、いま戦争をおこすような誤解を与える強硬発言をたしなめてきたが、「軍事力のないリッチな国とは、すぐに処分される太った羊だ」と比喩し、中国軍の軍拡を支持する一方で、暗に日本を批判した。
劉亜洲は「反日」軍人のトップであり、恒に強硬発言で知られるが、軍のなかで、浮き上がった存在とされた。
▼現実の世界をようやく認識できた
軍の人脈構造が変化した最大の理由は江沢民派の軍人らの総退場である。
胡錦涛時代の十年間、江沢民は軍を抑えることによって「院政」を行えたのだ。
しかし江沢民が入退院を繰り返し、パワーが弱体化するようになると、江沢民に連なる軍高官の「悪運」もつきた。
前副主任の徐才厚と郭伯雄が失脚したが、とくに徐才厚は三月に死去し、郭伯雄は息子の郭正鋼が(浙江省軍区副政治委員)の取り調べを受けて以来、周囲を埋められてから、失脚が発表された。軍のなかで反抗する勢力を、気がつけば失っていた。
軍高官の失脚は34人(15年四月末現在)におよび、江沢民派の軍人高官がほぼ居なくなった。
こうした状況を踏まえた習近平は次に軍高層部の側近を支える副官クラス、オフィスの書記クラスを自派に配置換えし、団派である許基亮、氾長龍そして総参謀不調の房峰輝の動きを睨むことにした。
そのうえで、モスクワの軍事パレード参加には氾長龍を随行させる次第となった。
そして軍の中に顕著な変化が現れた。
依然として「国軍化」議論はタブーだが、軍事メディアや『環球時報』に寄稿した王ゼンハン(前南京軍区副司令。音訳不明)などは、(党中央がいうような)「日本に軍国主義が復活することは不可能である。中国の軍理論は現実を対応していない。理論上の虚偽である」と言ってのけ、もっと現実的な外交的努力をするべきと訴えた(環境時報、14年10月9日、ならびに解放軍報、15年1月29日)
こうしてハト派のような現実的な理論が軍にも登場した背景には国際貢献がある。
PLAは、近年も海賊退治、エボラ熱発生時の外国人退去支援、マレーシア航空機行方不明捜査協力、そしてシャングリア対話への積極的参加を、その国際的な機関や、作戦への協力体制ができあがった。
四月のネパール大地震でも、真っ先に救援隊を派遣し、印度と援助を競った。
とはいえ、南シナ海の中国軍の行動は、上記国際貢献とは矛盾しており、スプラトリー諸島(南沙諸島)の埋立はすでに二万平方キロ、昨年末から四倍に膨張しており、ペンタゴンは「郡民の作戦拠点に使える規模」である、ミサイルや駆逐艦の増強ぶりからも中国の戦略である「A2/AD」は達成可能なレベルにまで建築、軍拡が進捗している。
◆書評 ◇しょひょう ▼ブックレビュー
「水行十日、陸行一月」だと、魏の使節団はどこへ着いたのか
『魏志倭人伝』の解釈の違いが「邪馬台国」の場所の論争を産んだ
高梨昭『邪馬台国は福岡平野にあった』(文藝春秋企画出版部)
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邪馬台国論争は熱く続いている。歴史の浪漫の香りがするからだろうか、場所を特定する議論が花盛りである。
基本的にこの本の著者は邪馬台国と大和朝廷は別物という歴史認識である。
それにしても、魏志の倭人伝が古代に表記した距離感や地勢から推測して、邪馬台国が何処にあったかという歴史論争に、なぜ多くの人が魅力を感じるのか、評者(宮崎)からみれば不思議な現象である。
というのも、魏志の倭人伝は誤記、誤謬の多い、例のシナの『歴史書』であり、文章心理学的に言えば大国の求める覇権とその秩序が執筆側の潜在意識にあるはずであり、その分を割り引いて、とくに政治宣伝と考えられる箇所は無視して読む読解力も必要ではないのか。
魏志の倭人伝が、シナ王朝にあって外交的戦略を立案する場合、いかなる政治的動機があったかを、最初に推測するべきであり、その記述に含まれる政治的思惑を斟酌することも重要である。
魏志は正史であり、そのなかの「鳥がん、鮮卑、東夷伝」という一チャプターの、そのまた一節が倭人伝であり、全体を顧みず、局所に拘る日本の議論は戦略性を見失いがちである。
この点に著者は注目している。
邪馬台国と魏との間には交流と通信があり、邪馬台国には漢文を読みこなせる官吏がいた。その邪馬台国は、大和朝廷とは無縁の、いわば辺疆の一地区であった。というのも、後期の『古事記』『日本書紀』には邪馬台国に関しての記述がないからである。
▼「倭人」とか「卑弥呼」とか「奴国」なる表現は失礼千万ではないのか
すなわち後日、聖徳太子は隋の煬帝に「天没するところの天子へ」と高飛車ともとれる表現が出来たのも、当時の国際情勢から分析して隋の国力の衰微、外交力の衰弱を見越してのことだった。
当時の魏は西側に大敵を控えており、どうしても東の大国との同盟関係を強調しておく政治的必要性があった。だから倭人の邦が大国であるかのように描いた。距離感覚からいえば、邪馬台国の位置はグアムあたりであると岡田英弘は言った。
もう一つ、大いに気になるのは「倭人」とや、「奴国」とや、「卑弥呼」などと、上から目線で倭人を侮蔑した表現である。これは現在の中国が我が国をさして「小日本」と馬鹿にする態度に通底している。
また志賀島から江戸時代に『発見された』金印に関しては、江戸の儒学者がつくった偽物というのが定説だが、これに対する言及はなく、むしろ本書では邪馬台国に遣わされた金印の在りかが不明とし、もしそれが福岡平野から出土された場合、本書の推定が正しさを立証されるという立場をとっている。
さて、それらのことを横に置いて、本書を読み進むと、著者は純粋に文献解釈と当時の漢字の意味、さらに発音の差違を慎重に考察し、あるいは距離にしても一里は、当時400メートルから600メートルと考えられてきたが、別に短距離のはかり方があったことなどを勘案している。
現代中国では「一里」は500メートルとして計算されるが、秦始皇帝の時代の度量法では一里が435メートルだった。
魏の帯方郡から邪馬台国まで総距離が一万二千里と書いてあるので、この計算から言えば、邪馬台国はどうしても、グアム島あたりになる。だから変則的な距離記述の度量法があった、と著者はいう。
また対馬、壱岐の紀行の描写から判断して、風景がこんにちの対馬、壱岐の風情、風景に合致していること、松浦半島(倭人伝で「末廬国」と表記)が魏の使節団の上陸地点であり、短距離の「里」を用いて上陸後のコースをたどれば、邪馬台国は福岡平野のどこそこと具体的な場所を特定している。
本書の意義は、このあたりにありそうだ。
余談だが、対馬、壱岐ならびに松浦半島は、元寇の襲来現場でもあり、評者も何回か行ったことがある。本書の巻末に掲げられて倭人伝の箇所を読むと、『魏志倭人伝』の風景描写は、まことに写実的かつ現実的なのである。
(編集部より)読者欄は最下段にあります

樋泉克夫のコラム
樋泉克夫のコラム
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【知道中国 1239回】
――「糞穢壘々トシテ大道ニ狼藉タリ」(小室16)
『第一遊清記』(小室信介 明治十八年 自由燈出版局)
夕方になると、難民キャンプは閉鎖される。そこでキャンプから出て、近くのアランヤプラテートの街に戻る。
かつてバンコクを発って東に向かって進んだ列車は、アランヤプラテートで国境の川に架かる鉄橋を越えてカンボジア最初の街であるポイペトへ。その後、鉄路はバッタンバンなどカンボジア中西部を経てプノンペンに至り、さらにヴェトナム南部のホーチミン(旧サイゴン)に通じていた。
70年代末、ヴェトナム軍の追撃を逃れながらタイ国境に近いカルダモン山塊に逃げ込んだポル・ポト派は抵抗拠点を構築し、一帯で採れるルビーと木材をポイペトで売り捌きながら延命を図った。つまり当時のアランヤプラテートは、ポル・ポト派の最重要戦略拠点であるポイペトに対峙する国境の街だったわけだ。であればこそ、この街には難民相手の俄か商人やら内外の戦争ジャーナリストが犇めき、僅かしかなかったホテルは、どこも満室だった。居並ぶ商店の多くは、米・調味料・砂糖などを一包みにした難民向けの商品を積み上げた問屋に商売替えしていた。もちろん、それら難民向け商品はバンコクの華人商人の手で調達され、アランヤプラテートにピストン輸送されたのである。
老朽ホテルだが、贅沢はいえない。とはいえ、とにかく蒸し暑い。エアコンはなく、開け放った窓から吹き込んで来る僅かな生暖かい風と天井の大型扇風機のみが頼りだ。窓の外は漆黒の闇。暫くすると国境の向こう側から腹に響くような大砲の音。すると天井の薄明かりがスーッと消え、扇風機が音もなく止まる。蒸し暑さが部屋の中に充満し、眠れない。たしかに、ここは戦場だった。いや正確には、戦場に接しているという形容すべきか。
翌朝、ホテルで作ってもらったバナナの皮で包んだチャーハンを持って難民キャンプに向かう。国境に沿って北上する国道を難民相手の品物を持った商売人たちと先になり後になり進むと、進行方向右手のカンボジア側に鬱蒼と茂る熱帯疎林から難民が続々と現れ、カオイダン難民収容所を目指す。カンボジアの方向からは、時折、銃声も聞こえる。やはり、そこは戦場だった。
やがてタイ国軍司令部許可のカオイダン難民キャンプ通行証の期限が切れる。ホテルを引きあげ、バンコクに向って西に進むと、国境に向かってフルスピードで進むタイ国軍ジープに出くわす。昼というのにライトを点灯させ、その後ろには砂塵を挙げ道路を揺るがせて進む戦車が続く。もちろん、こちらは車を路肩に寄せる。戦車、装甲車、完全武装の兵士を満載した軍用トラック、そして殿はジープ。
バンコクへの帰路の途中で、国境から相当に離れた場所に設置されたポル・ポト派専用の難民キャンプを覗く機会をえた。背は低いが、がっちりとした体つき、衣服からはみ出した肌は黒光り。鋭い眼光、潰れた片目、失われた手足――明らかにカオイダンの難民とは違う。国連職員の話では、彼らは休養を取り体力を回復させた後、難民キャンプを抜け出し、再び戦場に向かうとのことだった。
その時から4半世紀ほどが過ぎた2005年前後の8月、ちょっとしたセンチメンタル・ジャーニーに出掛けた。アランヤプラテートにかつての面影はなく、軒を並べる巨大な市場に商品は溢れ、広大な広場を埋めるようにバンコクからの観光バスが列をなしていた。
その日はタイ王妃誕生日。王妃の長寿を祝い、その日一日だけ国境関門が開放され、ポイペトへの往来は自由だった。人々の流れに沿って国境を越える。かつてポル・ポト派の拠点だった街に居並ぶカジノに、人々は吸い込まれて行く。数軒のカジノを覗くと、入り口に麗々しく掲げられた営業許可証には、例外なく漢字の名前が記されていた。
《QED》
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宮?正弘新刊 渡邊哲也との対談『激動する世界経済! こうして突破できる日本経済』
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新刊は18日発売が決まりました
宮?正弘 v 渡邊哲也『激動する世界経済! こうして突破できる日本経済』
予約募集を開始しました
出版社: ワック ISBN-13: 978-4898317198
発売日: 五月十八日(994円)
http://www.amazon.co.jp/dp/4898317197/
読者の声 どくしゃのこえ
(読者の声1)高崎山の猿に、英国の王女の名前をつけたことで、問題になっている。市側は英国大使館に意見を聞いたと言うが、大使館もあきれて返事も出来ないだろう。大人の常識で考えればすぐにわかることだ。
それに外交関係を心配するなら、まず日本の外務省に相談すべきである。日本の恥の上塗りであり、どうしようもない。高崎山関係者の判断力は猿レベルだ。
まず担当者は外交感覚がない。これで日英関係が良くなると思っているのだろうか。
折角、英国の王子が放射能騒ぎで困っている福島県に慰問に来てくれて、日英関係が盛り上がったというのにこれがそのお礼だ。実に心ないことをする。そこで外国の陰謀説が出ている。日英友好を望まない集団が名前を投票したのだ。市は乗せられたのだ。敵は馬鹿ではない。
このトラブルの基礎には、最近の日本人の、人名に関する無知、鈍感、軽視がある。
人の名前には、神秘性があると言われている。ドイツの民話では、魔法使が自分の本当の名前を当てないと赤子を奪うといって親を脅す話がある。私の知人の英国人は、自分の名前は別にあってそれは両親と自分しか知らない、といっていた。幼児名なのだろうか。アウシュビッツの囚人体験者は、番号で呼ばれて私は人間ではなくなったことを悟ったと述べている。
日本では、キラキラネームが盛んだ。知人の教員の話だと、以前は生徒の名簿の10%くらいが読めなかったが今は珍名、奇名で半分も読めないという。親が子供の名前を漫才師の芸名やペットの名前と混同している。子供は大人になって困惑する。
周囲から笑いものにされるからだ。就職でも本人の親の知的レベルが分かる。娘なら縁談が壊れる。
私の世代の人の名前は古代の名前が多い。彦だ。戦争の危機の時代民族主義の影響だろう。また漢字の意味を使った。娘なら美だ。男なら健康や強さの名をつけた。漢字の名前だから意味を重視する。
とにかく名前は非常に真面目で大切なものなのだ。どこの親も子供の今後の幸福な人生を祈って真剣に命名する。今回もバラの新種に王女の名前をつけるなら洒落ていて喜ばれただろう。それが猿だ。全くセンスも何もない、馬鹿だ。まったく日本は人猿一体の猿の惑星と言われても仕方がない。いまからでも遅くない。止めることだ。雌猿の名前は花子でよい。
(東海子)
(読者の声2)昨日、靖国神社で開催された「展転社裁判勝利集会」(南京裁判第一審勝利報告集会)にでかけ、宮崎先生はじめ、西村真悟先生、藤岡信勝先生のおはなし、そして実際に裁判を戦われた弁護士先生が勢揃いでした。稲田朋美政調会長からはメッセージが届きました。
きわめて有益なお話を各先生方がなさったと思います。
とくに先生の「AIIBは世紀の謀略」という話は目から鱗でした。
ところで、藤岡先生が教科書採択戦争で、とうとう「左のつくる会」がでてきて、また出鱈目の内容の教科書をつくり、検定に出しているとか。左翼のしつこさには、ほとほとあきれます。
また藤岡先生が中心となられている「新しい歴史教科書」は、捏造された「南京事件」の記述をすっぽりと削除し、替わりに「通洲事件」を加えた由です。この事件は1937年7月29日、北京郊外の通集に暮らす日本人二百数十名が、この世の中にこれほど残忍は方法があるのかという残虐な手段で虐殺され、日本が本気でシナに怒りをぶつける切っ掛けとなった事件です。
それゆえ、7月29日の通洲事件が起きた日に、日本人犠牲者の追悼祭を提案されました。賛意を表するとともに、もし、具体的に慰霊祭を執り行われるのでしたら、貴誌で告示していただきたく存じました。
(TY生、板橋区)
(宮崎正弘のコメント)会がおわって藤岡先生と話したのですが、ことしは準備不足もあり、まずは「通洲事件とは何か」の啓蒙活動が先であり、80周年にあたる2017年に大々的におこなったら如何と提案しました。藤岡先生は「ことしはたとえ十名でも慰霊のイベントを行いたい」というご意見でした。
http://image.search.yahoo.co.jp/search?rkf=2&ei=UTF-8&p=%E9%80%9A%E5%B7%9E%E4%BA%8B%E4%BB%B6
通洲事件は、いまでこそ、一部漫画で取り上げられたりしていますが、多くの国民がしりません。小生は現場を二回取材し、地図と写真入りで拙著にも紹介したのですが、当時、反応が殆どありませんでした。
さて当該集会ですが、ほかに評論家の江崎道朗氏とwill編集長の花田紀凱氏が演壇にたって激励しました。
つくる会の教科書の新版における「通洲事件」の記述は次のようです
「北京東方の通洲には親日政権がつくられていたが、7月29日、日本の駐屯軍不在の間に、その政権の中国人部隊は、日本人居住区を襲い、日本人居留民385人のうち、子どもや女性を含む223人が惨殺された」
淡々として記述ですが、この歴史的な惨殺事件をほかの教科書が一行も触れず、はじめて「新しい歴史教科書」で書かれたのです。
(読者の声3)韓国の反日外交が袋小路にはまっていますが、それでもなお日本の世界遺産登録に文句をつけている。
ネット民はこんな韓国のやり方は全てお見通し。米中両大国に頼って日本に圧力をかけようとしても動じない日本に慌てふためきコウモリ外交もできない韓国、赤外線を感知できないコウモリとバカにされている。韓国が絶対善で日本は絶対悪という主張など人格障害・発達障害国家という認識です。
ここ数年は症状がさらに悪化し未来志向という言葉すら出てこない。新しい関係は築けず李承晩時代の反日に戻るだけ。外遊先で相も変わらず「慰安婦がー」と告げ口する姿は、隣近所にウチの嫁はこんなに酷いんだと叫ぶ徘徊老人です。
もうすでに現実認識できない認知症国家といってもいいのでしょう。認知症患者の受け入れ先は歴史的経緯からも中国しかありませんね。
(PB生、千葉)
(宮崎正弘のコメント)中国も韓国を見捨てるのではありませんか? 中国はもはや日本にすり寄る以外手がないと考え始めたようですし、韓国は見捨てられる自己を、ようやく認識しつつあるようです。
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本書の目次
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プロローグ 米軍撤退で日本に戦争を仕掛ける中国
第1章 戦後最大の危機―中国との戦争がはじまる
第2章 世界サイバー戦争
―ハッカー大戦争の戦勝国は中国・ロシア・北朝鮮
第3章 核攻撃の脅威―米国との核シェアで対抗
第4章 中国包囲網の構築
―「親日国」台湾・インド、カギをにぎる中央アジア
第5章 内部崩壊の画策
―エスカレートする中国の権力闘争を逆利用
第6章 中露分断工作―ロシアを取り込む絶好のチャンス
第7章 日本国家の自立自尊
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宮崎正弘 v 大竹慎一『中国崩壊で日本はこうなる』(1512円。徳間書店)
宮崎正弘 v 室谷克実『仲良く自滅する中国と韓国』(徳間書店)
宮崎正弘 v 川口マーン惠美『なぜ中国人とドイツ人は馬が合うのか?』(ワック)
宮崎正弘 v 石平『2015年 中国の真実―中国は習近平に潰される』(ワック)
宮崎正弘 v 西部遇『日米安保五十年』(海竜社)
宮崎正弘 v 佐藤優『猛毒国家に囲まれた日本』(海竜社)
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