バイドゥ、IMEアプリ「Simeji」で入力ログを無断送信 ー日本の検索サイトを3月 | 日本のお姉さん

バイドゥ、IMEアプリ「Simeji」で入力ログを無断送信 ー日本の検索サイトを3月

バイドゥ、IMEアプリ「Simeji」で入力ログを無断送信
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バイドゥ、日本の検索サイトを3月に閉鎖--「Simeji」に注力へ
CNET Japan 4月28日(火)10時35分配信
中国検索大手の「百度(バイドゥ)」が、3月に日本での検索サービスを終了していたことが明らかになった。今後は、日本語入力アプリ「Simeji(シメジ)」を始め、検索以外の事業に注力するとしている。
世界でのバイドゥのユーザー数は2月時点で約4億5000万、1日のページビューは約60億、1日の平均検索回数は約25億回に及ぶ。しかし、日本では「Yahoo! JAPAN」「Google」の“2強”が高いシェアを持っている。そのため、バイドゥは数年前から検索ではなく、Simejiを中心とした日本国内向けサービスと、日本企業の中国進出支援の2つの事業に注力してきた。
同社の広報によれば、日本の検索サイトの更新は2013年で止まっていたという。2015年3月に企業ページをリニューアルしたタイミングで、検索サイトを閉鎖した。閉鎖前には約1週間ほどサイト上で告知もしており、突然の閉鎖ではないと説明した。
今後は検索以外の事業にリソースを集中させるが、中でも主力事業となるのが日本語入力アプリ「Simeji」だ。顔文字入力やアスキーアート入力、アニメ用語から時事ネタまで幅広い単語変換が可能な日本語入力アプリで、写真をキーボードの背景として着せ替えることもできる。累計ダウンロード数は1400万を超え、3月末からは有料版の配信も開始している。
なお、同社は2013年末にPC向け日本語入力システム「Baidu IME」と、Android端末向け「Simeji」で入力した情報が、無断で同社のサーバに送信されているとして大きな問題となった。2015年1月末に日本戦略説明会で登壇した、バイドゥ代表取締役 駐日首席代表のCharles Zhang氏は、日本での信頼回復に努めると話していた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150428-35063822-cnetj-sci
矢野りん氏が語る日本語入力アプリ「Simeji」--iOS版の開発秘話からあの事件まで
藤井涼 (編集部) 2014/10/31 11:35
ジャストシステムの「ATOK」やグーグルの「Google 日本語入力」など、文字入力時の操作感や語彙数といった“ツール”としての機能を充実させた日本語入力アプリ(IME)を各社が提供する中、ユニークな独自機能で存在感を放っているのが百度(バイドゥ)の提供する「Simeji(シメジ)」だ。
 Simejiは、無料で使える日本発のスマートフォン向けキーボードアプリで、豊富な顔文字やアスキーアート(AA)を揃えている。また、キーボードデザインを自由に変更できる「スキン」機能で自分好みにカスタマイズすることも可能だ。
「きょう」と入力すると、その日が何の日なのかを教えてくれる
星座を入力するとその日の運勢が出る
キーボードスキンも自分好みにカスタマイズ
 クラウドサーバへアクセスすることで、時事ネタや流行りの顔文字などを素早く変換できる「クラウド変換」もSimejiならではの機能。便利なだけでなく、たとえば「クリスマス」と入力すると「友達でパーティーしよ?友達だけで」「サンタは今頃どこだろう」など、関連するワードを提示してくれたり、皆既月食と入力すると次の皆既月食の日付を教えてくれたりと、遊び心も兼ね備えている。
 こうした独自機能が人気を博し、2008年に公開したAndroidアプリは2014年9月に1000万ダウンロードを突破。また、サードパーティのキーボード機能に対応した「iOS 8」の配信にあわせて9月18日に公開したiOSアプリは、わずか約3週間で100万ダウンロードを超えた。10月31日時点でもApp Storeのユーティリティカテゴリの無料ランキングでは1位を維持している。
 Simejiの生みの親である矢野りん氏は、他の日本語入力アプリがツールとしての側面を押し出しているのに対し、「Simejiはツールとしても使えて“色物っぽい”ところが気に入ってもらえている」と語る。それでもiOSアプリの100万ダウンロードについては、「嬉しい半面、『えー』という気持ち。今はまだ面白半分でダウンロードされているのでは」と反響の大きさに驚きを隠せない。
 実は矢野氏は、iOSアプリの開発期間中に産休に入っており、遠隔で指示は出していたものの直接開発には携わっていなかったのだという。矢野氏に代わって開発を先導したのが、プロダクト事業部デザイナーの河本雪野氏。中国の開発チームとともに約3カ月という短期間で完成させた。
矢野りん氏(左)と河本雪野氏(右)
 アップルがリリース直前になってiOS 8のGM版(リリース前の最終版)を配布し、「キーボードの解放スペースが一気に増えたので、かなり切羽つまった」(河本氏)というが、急ピッチでOSアップデートに間に合わせた。当初はバグが見つかり一時的にストアでの配信を停止するなど予期せぬトラブルもあったが、現在は安定して動作しているという。
 河本氏は、ATOKなど従来のIMEはPCソフトでの使い方をアプリに最適化したものだと説明。Simejiでは、顔文字やクラウド変換などコミュニケーションに特化した機能を揃えることで、「仕事以外のIMEの使い方を提案したい」と語る。またiOSユーザーから要望が多いスキンのカスタマイズにも2014年以内に対応したいとした。
ログ無断送信も「個人は特定できない」
 ところでSimejiは、2013年12月にAndroid版で入力した情報が、無断で同社のサーバに送信されているとして問題になった。具体的にはクラウド変換において、ログセッションがOFFの場合でも一部のログデータが送信されていたというもので、同社はアプリのバグであることを認め、改善したバージョンをリリースした。その後、クラウド変換のデフォルト設定をOFFに変えている。
バイドゥ、IMEアプリ「Simeji」で入力ログを無断送信
 これについて、矢野氏はログデータが誤って送信されていたバグに対して改めて謝罪。ただし、送信していた情報は「どれくらい長い入力をした後に変換をしたか」といった、IMEの性能向上を目的にした統計情報であり、「それをバイドゥ側が会話が成立するように再構築するとか、誰が何を打っているのかを個人情報と紐付けて調査するといったことは出来ないようにしている」と説明する。また当時は「一度炎上してしまうと、こちらから弁解すればするほど怪しまれてしまうため、ひたすら謝り続けた」と振り返った。
 ただ、バイドゥの“炎上事件”はこれだけではない。4月にも同社の自然言語研究員が「みんなの顔文字辞典」アプリを提供しているサーバに大量アクセスしたことが問題となり、声明を通じて釈明する事態となっている。Simejiは引き続き同社の看板サービスとなりそうだが、より長期的にユーザーを獲得するためには、それと同時に信頼を取り戻すための姿勢を見せていく必要があるだろう。
http://japan.cnet.com/news/service/35055940/?ref=yj
バイドゥ、IMEアプリ「Simeji」で入力ログを無断送信
藤井涼 (編集部) 2013/12/26 16:43
 中国の検索サイト「百度(バイドゥ)」の日本法人であるバイドゥは12月26日、一部報道機関において、PC向け日本語入力システム「Baidu IME」と、Android端末向け日本語入力アプリ「Simeji」で入力した情報が、無断で同社のサーバに送信されていると報じられていることについて、見解を発表した。
日本語入力アプリ「Simeji」
 バイドゥによれば社内調査の結果、Simejiにおいて、アプリログを数時間おきに管理サーバへ送る「ログセッション」をオフにしている場合でも、一部のデータが送信されていた事実を確認したという。同社では、変換精度をあげるためにログデータを活用しているが、3月に公開したバージョン5.6からこの実装バグが発生していたと説明。同日中に改善した最新バージョンを緊急リリースする。
 バイドゥは、基本的にユーザーの入力情報をサーバに送る場合は、事前に許諾を求めており、許諾が得られないユーザーについてはログ情報を取得していないとしている。また、クレジットカード番号やパスワードなどの信用情報、また住所や電話番号などの個人情報については、ログ情報として収集しない仕様になっていると説明。ただし、Baidu IMEの事前許諾の設定画面が見つけにくいことから同日に改善したとしている。
 また、Baidu IMEとSimejiでは「クラウド入力」を提供しており、最新の言語などをサーバを通して変換できる方式を採用しているという。両製品に関わるサーバ機器やデータは日本国内のみで管理しており、送られたデータは厳重に管理しているとのこと。「機密性の高い情報を扱うクラウドサービス業者と同レベルのデータ管理を行っている」と安全性を強調している。
http://japan.cnet.com/news/service/35041966/?ref=yj
バグじゃないし。ワザとだし。
ウソまでつくか。