岐阜県飛騨地方を含む北信越地方は要警戒地域です。奥羽山脈付近も同じように可能性が高い。
【きょうの注目記事】
本日は、新聞記事ではないのですが、「週刊朝日」2015年3月13日号の
『地震予測 次々と的中! 村井名誉教授「次に起こるのはココ」』
という記事をご紹介します。
http://dot.asahi.com/wa/2015030300101.html
『2月6日の徳島県南部の地震、同17日の東北地震などを次々に的中させた
東大名誉教授の村井俊治氏(75)。』
『自身が顧問を務める地震科学探査機構(JESEA)のメールマガジン「週刊MEGA
地震予測」(毎週水曜日発行216円/月)に執筆した地震予測は、14年以降に
発生した震度5以上の地震10件をすべて当てていたという。その秘密は何か。』
『国際写真測量・リモートセンシング学会会長を務め、「測量学の世界的権威」
である村井氏の地震予測法は、測量学を応用したものだ。』
『従来の地震予知と異なるのは、地球や地震のメカニズムを追求することを
せずに、徹底的に地表のデータから地震との相関関係を見ていくことにある。』
『具体的には、国土地理院が94年から各地のGPSデータを測定するために全国約1300カ所に設置した電子基準点のデータを活用し、「土地の微細な変動」を探るという。』
『過去に起きたマグニチュード6以上の地震のデータをひもとくと、そのような
変動が、大きな揺れの近くにある基準点に観測されているからだ。』
『そうしたうえで、「上下動の短期的な異常」「水平方向の動きが正反対」「変動速度の違いの境目」に注目して地震予測の精度を高めていくのだという。』
『2月17日に2度起きた東北地震を的中させたことについて、村井氏はこう
説明する。
「東日本大震災の時に東北地方の太平洋岸は最大で1.1メートル沈みました。
そこから沈んだ地盤は徐々に戻ってきていますが、場所によっては隆起の速度
が違い、境目ができている。だからメルマガなどでは要警戒地域と伝えていま
した」』
『では、次の巨大地震はどこで起こるのだろう?』
『「去年の12月中旬から下旬にかけて、北信越の地盤に異常が見られました。
地震発生までは、およそ5カ月くらいかかるので、岐阜県飛騨地方を含む
北信越地方は要警戒地域です。また、異なった速度で沈降を続けている奥羽
山脈付近も同じように可能性が高いとみています」(村井氏)』
『実際、当たっているだけに注意が必要だ。』
本当に地震が発生するかどうかはともかくとして、飛騨地方、北信越地方、奥羽山脈付近にお住まいの方は、警戒するに越したことはないでしょう。
◎世界の新聞「101紙」の視点
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