イスラム国の捕虜や難民でないだけで幸せだ
ジハーディ・ジョンが誰かなんてどうでもいい話だ。
覆面をしているんだから、中身が死んでも他の者が代わりにビデオに出演するだろうから。
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「イスラム国」覆面男とされる英国籍の男「自分は過激派ではない」
フジテレビ系(FNN) 3月4日(水)12時41分配信
過激派組織「イスラム国」の戦闘員で、日本人人質などの殺害に関わった覆面の男とされるイギリス国籍の男が、「自分は過激派ではない」と訴えている音声が公開された。
「ジハーディ・ジョン」の通称で知られる覆面男だと伝えられているイギリス国籍のモハメド・エムワジ容疑者が、2009年にイギリス当局から受けた聴取について、人権団体に、「2001年のニューヨーク同時多発テロについて聞かれ、『あの事件は過ちだ』と答えた。それでも、わたしが過激派の人間だと言いたいのか」と語った。
さらに、モハメド・エムワジ容疑者は「当局は、わたしの背景や信仰を知りたがった。わたしは、『イスラム教を誰にも強制はしない』と話した」と語った。
人権団体は、当局の対応が過激な思想に走らせた可能性があると指摘している。
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20150304-00000515-fnn-int
“「イスラム国」ジハーディ・ジョン”6年前の肉声
テレビ朝日系(ANN) 3月4日(水)11時53分配信
ジャーナリストの後藤健二さんらを殺害したとされる過激派組織「イスラム国」の「ジハーディ・ジョン」とみられる20代のイギリス人の男の6年前の音声が公開されました。
ジハーディ・ジョンについてはこれまで、イギリスのメディアなどがモハメド・エムワジ容疑者であると特定されたと報じてきました。イギリスの人権団体は3日、エムワジ容疑者が行方不明になる前の2009年に収録した音声を公開しました。
モハメド・エムワジ容疑者:「(治安機関から)米同時多発テロについてどう思うか聞かれ、『間違ったことだ』と答えた。『それでも私が過激主義者だというのか』と言ったら、彼は『そうだ』と言って続けたんだ」
エムワジ容疑者は、落ち着かない様子で、治安機関に接触された際の様子を明らかにしています。
エムワジ容疑者の高校時代の教師:「モハメド・エムワジはおとなしく、勉強熱心だった」
一方、エムワジ容疑者の高校時代の教師は、映像に映る人物が、彼女が知るエムワジ容疑者だとはいまだに信じられないと語っています。
(C) CABLE NEWS NETWORK 2015.
最終更新:3月4日(水)13時7分
テレ朝 news
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann?a=20150304-00000020-ann-int
人類の旅路 戦火を逃れ 国境を越えるシリア難民過激派組織「イスラム国」の襲撃を逃れ、トルコ国境に押し寄せるシリアの人々。
人類の旅路をたどる第4回は、中東で難民の現実を目の当たりにする。
文=ポール・サロペック/写真=ジョン・スタンマイヤー
自分の住む町が、もし武装勢力に襲撃されたらどうするか。
あなたは自分の命を守るために、とにかく手っ取り早い方法で逃げようとするだろう。
自分の車や隣人のトラックで、あるいはバスを盗んで走りだすかもしれない。
だがいずれは国境にぶつかる。そこからは歩きだ。
検問所では、身分証の提示を求められるだろう。
え、身分を証明するものが何もない?(子どもの手を引くのに必死で、それどころではなかったのだ)―事情がどうであれ、車を降りて待つよう命じられる。
身分証があろうとなかろうと、歩きという最低限の移動手段しかないあなたは、もう紛れもなく難民だ。
あなたはそれまでの人生と決別し、別の人生を歩みだす。
切断された鉄条網の隙間を通り抜けたら、国を失い、立場が弱く、誰かに頼る、目立たない存在になる。
難民になるとは、そういうことだ。
「イスラム国」の勢力拡大で急増するシリア難民
2014年9月の終わり、トルコ国境の村ムルシトピナルの国境検問所周辺に、何万人ものシリア難民が押し寄せた。
過激派組織「イスラム国(IS=Islamic State)」の銃弾とナイフから逃れてきたクルド人だ。
人々は乗用車やトラックなどさまざまな車に乗って、土煙を上げてやって来た。
だがトルコ側は車での入国を認めなかった。
国境付近には乗り捨てられた車がどんどんたまっていく。
そしてある日、イスラム国の戦闘員がやって来て、トルコ兵の目の前でそれらの車を盗んでいった。
現在トルコ国内には、約160万人のシリア難民がいる。
シリア国内で避難をしている人や、レバノンやヨルダンに一時的に滞在して食うや食わずの生活を強いられている人は、さらに800万人以上。
戦乱は隣国イラクにも広がり、そこでもイスラム国の戦闘員に追われて、200万人が避難を余儀なくされている。
中東全域を合わせれば、その数は1200万人にものぼる。この現状が政治に及ぼす悪影響は計り知れず、長く続いていくだろう。
「もはやトルコやシリアだけでなく、世界全体に関わる問題です」。
国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)のセリン・ウナル広報官は、シリアとの国境近くにあるキリスの難民キャンプでこう言った。
「今ここで、歴史的に重大な事態が起こりつつあるのです」
※この続きは、ナショナル ジオグラフィック2015年3月号でどうぞ。
編集者から
「シリア日本人人質事件」が起きたのは、この特集を編集している真っ最中のこと。サロペックのレポートが一挙に身近に感じられる、皮肉な結果となりました。連日報道されている町が「ここだったのか!」と思うだけで、何か違った見え方がしてきます。ニュース番組とはまた別の視点から、あの事件の背景を知るきっかけにしていただければ幸いです。(編集H.O)
イスラム国の捕虜や難民でないだけで幸せだ。
でも、自分だけ幸せでいいのか?
幸せな人は、困っている人を助けることができる。
難民を助けるために、日本が金を出すのはいいことだ。
イスラム国の捕虜になった者は、今後もどうやら助けることは無理なようだ。