最近多い、お年寄りの逆走事件 | 日本のお姉さん

最近多い、お年寄りの逆走事件

<80代男性>逆走気づき…また逆走 東北道を3キロ
毎日新聞 2月16日(月)10時59分配信
15日午前8時5分ごろ、青森県平川市の東北自動車道下り線で軽トラックが逆走していると、通行中の車などから110番があった。警戒中の警察官が約20分後に、同市碇ケ関西碇ケ関山の東北自動車道弘前線の上り線で軽トラックを発見した。事故やけが人はなかったが、逆走距離は計約3キロに及んだ。
高速道路交通警察隊によると、運転していたのは岩手県内の80歳代の男性。碇ケ関料金所から下りランプウエー(RW)を逆走したうえ、本線を秋田県方面へ約1キロ逆走。その後逆走に気づいてUターンし、同料金所内側の駐車場に戻ったが、今度は上りRWを逆走し、上りの本線を走行した。このトラブルで、下り線の小坂インターチェンジ(IC)-碇ケ関IC間は約20分間通行止めとなった。【石灘早紀】
事故:5台絡む衝突 長崎道88歳逆走「どこで乗ったか」
毎日新聞 2015年01月19日 23時27分(最終更新 01月20日 00時35分)
19日午後7時ごろ、佐賀県神埼市神埼町の長崎道上り線・城原トンネル付近で、逆走してきた福岡県八女市黒木町の男性(88)運転の乗用車と中型トラックなど計5台が絡む衝突事故があった。男性を含む2人がけがをしたが、命に別条ないという。県警によると、男性は「どこから乗ったか覚えていない」と話しており、逆走の原因などを調べている。
県警高速道路交通警察隊によると、現場は佐賀大和インターチェンジ(IC)-東脊振IC間で、片側2車線の直線道路。東脊振IC方面から逆走してきた乗用車と、順路を走行中の中型トラック、乗用車3台が次々にぶつかった。逆走車は大破した。事故に巻き込まれた乗用車の男性(25)=福岡市=も肩を打撲した。事故直前の午後6時52分、通行中の目撃者から「車が逆走している」と通報があった。
事故の影響で午後10時20分ごろまでの約3時間、両IC間の上り線が通行止めになった。【生野貴紀】
高速道路逆走:「防止を」 警視庁と首都高、会合で対策話し合う /東京
毎日新聞 2015年01月29日 地方版
高速道路での逆走事故が相次いでいる問題で、警視庁は28日、首都高速と会合を開き、対策を話し合った。インターチェンジなどの出口から車が進入した場合、周囲を走行している車両や警察に伝える装置の開発や、出口からの進入を防ぐ柵の設置などを進める方針を確認した。
冒頭で、警視庁の広田耕一交通部長は「高速道路の逆走や誤進入は重大事故に直結する危険性が高い。高齢化の進展に伴い、認知症の運転者による逆走の増加が懸念される」と述べた。
警視庁によると、都内の高速道路や自動車専用道路で起きた逆走は、2009年・4件▽10年・3件▽11年・0件▽12年・1件▽13年・3件▽14年・3件。逆走による死亡事故は過去10年で5件あり、うち3件は高齢者が運転していた。今年は既に1件の逆走が起きており、首都高速5号池袋線で7日、逆走した軽乗用車が大型トラックと衝突し、軽乗用車を運転していた茨城県の男性(83)が死亡した。【林奈緒美】