「ジハーディ・ジョン」というのは特定の人物である必要はなく、“処刑”を象徴するプロパガンダの道具 | 日本のお姉さん

「ジハーディ・ジョン」というのは特定の人物である必要はなく、“処刑”を象徴するプロパガンダの道具

米、独の元ラップ歌手をテロリスト指定 イスラム国残虐動画に登場
AFP=時事 2月10日(火)12時34分配信
独ベルリンで撮影された元ラップ歌手のデニス・カスパート容疑者(2005年6月20日撮影、資料写真)。【翻訳編集】 AFPBB News

【AFP=時事】米国務省は9日、シリアとイラクでイスラム教スンニ派(Sunni)の過激派組織「イスラム国(Islamic State、IS)」の戦闘員として活動しているドイツ人の元ラップ歌手を 「テロリスト」に指定したと発表した。


テロリストに指定されたのは独ベルリン(Berlin)でラップ歌手として活動していたデニス・カスパート(Denis Cuspert)容疑者(39)。現在は「アブ・タルハ・アルマニ(Abu Talha al-Almani)」と名乗っている同容疑者は、欧米人のIS戦闘員の中で最も名が知られている人物の一人で、すでに国際連合(UN)が指定した国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)支持者リストに入っている。

「国際テロリスト」に指定されたカスパート容疑者の米国内資産は凍結され、同容疑者との取引も禁じられる。米国務省によると、カスパート容疑者は2012年にISに加わった後、何度も同組織の動画に登場。昨年11月に公開された動画の中では、切断された頭部を手に持ち、ISに逆らったため「処刑」された男性のものだと主張している。

カスパート容疑者はISの最高指導者アブバクル・バグダディ(Abu Bakr
al-Baghdadi)容疑者に忠誠を誓い、ドイツ人をIS戦闘員に勧誘する活動を率いている。【翻訳編集】 AFPBB News

人質を斬首したイスラム国の「聖戦士ジョン」、空爆で負傷の情報2014年11月16日 11:31 発信地:ロンドン/英国11月16日 AFP】(写真追加)英政府は15日、イスラム教スンニ派(Sunni)過激派組織「イスラム国(Islamic State、IS)」に拉致された欧米人の首を切って殺害したとみられている英国風の英語を話すイスラム国の構成員が、米軍主導の有志連合が行った空爆で負傷したもようだという報告を受けていることを明らかにした。 英大衆日曜紙メール・オン・サンデー(Mail on Sunday)が伝えたところによると、この男はシリアとの国境に近いイラク西部カイム(Al-Qaim)の防空壕(ごう)として使われている場所で行われたイスラム国指導部の会議に出席していたところ、空爆を受けて負傷し、病院に運ばれたという。英外務省はこの報道の真偽については確認できていないとしている。 この空爆ではイスラム国の指揮官など約10人が死亡し、さらに約40人が負傷したとされている。同紙はこの空爆でイスラム国の最高指導者アブバクル・バグダディ(Abu Bakr al-Baghdadi)師も負傷したと伝えている。

当初バグダディ師がこの空爆で死亡したとのうわさが飛び交っていた。

英国人とみられることから元ビートルズ(Beatles)の故ジョン・レノン(JohnLennon)さんにちなんで「ジハーディ・ジョン(Jihadi John、聖戦士ジョン)」と呼ばれるようになったこの男は、米国人記者ジェームズ・フォーリー(James Foley)氏とスティーブン・ソトロフ(Steven Sotloff)氏、援助団体関係者で英国人のデービッド・ヘインズ(David Haines)氏とアラン・ヘニング(Alan Henning)氏を殺害したとみられている。 この男はジャルマン・アル・ブリタニ(Jalman Al-Britani)という偽名を使っている。同紙は、同じ空爆の負傷者の治療にあたった看護師の発言として、負傷者の名簿の中には「ジャーナリストたちを殺害した人物」である「ジャルマン」という男の名前があったと伝えている。(c)AFP
http://www.afpbb.com/articles/-/3031863?utm_source=yahoo&utm_medium=news&utm_campaign=txt_link_Tue_r1

【イスラム国】ジハーディ・ジョン空爆で死亡!後藤健二さん殺害の覆面男、クソコラ騒動で話題になっていただけに「残念」の声も…
Date2015/02/05Categoryニュース, Share on Tumblr
【国際】後藤氏殺害の覆面男、ジハーディ・ジョンはすでに空爆で死んでいる?一部海外メディア、「替え玉」の可能性を指摘

1: Hi everyone! ★ 2015/02/05(木) 21:32:27.70 ID:???*.net
今回の「イスラム国」による日本人人質殺害事件で、後藤健二氏と湯川遥菜氏の殺害予告映像や、後藤氏を殺害したとする映像にも登場した覆面の男は、ジハーディー・ジョンであると言われている。本サイト既報の通り、彼はエジプト出身の英国に移住した青年で、イスラム国の外国人戦闘員として参加、昨年8月にアメリカ人ジャーナリストを殺害する映像が公開されて一気に注目を浴びた。

日本政府もジハーディ・ジョンの正体に重大な関心を寄せている。後藤氏と湯川氏の殺害を受け、警察庁は1日に警視庁と千葉県警の合同捜査本部を設置したとことを発表した。容疑は「人質による強要行為等の処罰に関する法律」で、60人態勢で捜査にあたるという。

まずは両氏の各々の殺害映像・画像を分析し、関係者や親族などから事情を聴く。また周辺国に捜査員を派遣することも検討されているという。

もちろん、捜査対象にはジハーディー・ジョン(本名:アブデルマジド・アブデル・バリー)も含まれる。殺害を実行した主犯だからだ。
しかし、その雲行きが早くも怪しくなってきた。一部海外メディアがジハーディ・ジョンはすでに死亡していると報じたからだ。

■本物は空爆で死亡、替え玉が殺害を実行した?

ドイツ紙『ビルト』は、テロ研究の専門家でキングズ・カレッジ・ロンドン教授のピーター・ノイマン氏の意見として、1月に公開された後藤氏と湯川氏の殺害予告の動画はジハーディ・ジョンではないという記事を掲載。コンピュータによる詳細な分析を行った結果、過去の映像と比べ、身長や振る舞い、話し方や瞬きが微妙に異なっているとした。

またノイマン氏は、ジハーディ・ジョンはすでに米軍と有志連合の空爆で死亡しているが、イスラム国は彼の宣伝効果を利用し続けるためにその事実を公表していないと説明している。そして、ジハーディ・ジョンの“替え玉”を作り出し、1月以降公開された動画ではこの替え玉が出演しているのだという。

同紙はまた、「ジハーディ・ジョン」というのは特定の人物である必要はなく、“処刑”を象徴するイスラム国のプロパガンダの道具であると結論づけている。ジハーディ・ジョンが本当に死んだかどうか確認する術は今のところないが、替え玉を使って音声などをデジタル処理で合成することなどイスラム国にとっては朝飯前だろう。

世界中の人々は、映像に覆面の黒装束の男が映し出された時点で、恐怖におびえてしまうだろう。
そうした時点ですでにプロパガンダとして成功しているのだ。ジハーディ・ジョンが誰であるか、その正体を探ることは、あまり意味がないのかもしれない。
(取材・文/中山左往)
ソース(DMMニュース) http://dmm-news.com/article/914890/
写真=ジハーディ・ジョンは死亡しているのか?
http://girlsbook.net/archives/1019116036.html