子供は親が送り迎えをしないといけない時代になったのだ | 日本のお姉さん

子供は親が送り迎えをしないといけない時代になったのだ

●不審者が出たら近所は情報を共有し、子供の送り迎えをする。
●外国並みに危険な国になっているので、親は普段から送り迎えをする。
●学校は児童の送迎バスを出す。

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全身十カ所刺される=なたなど重い刃物凶器か―逃走の男、以前も目撃・小5男児刺殺

時事通信 2月6日(金)6時0分配信

和歌山県紀の川市で市立名手小5年森田都史君(11)が何者かに刺され死亡した事件で、森田君が胸や頭、腕など全身約10カ所を刺されていたことが6日、県警岩出署捜査本部の司法解剖の結果、分かった。骨が割れるなどしているため、捜査本部は凶器をなたやおのなど鋭利で重い刃物とみており、100人態勢で遺留品の捜索や防犯カメラの映像解析などを進め、現場から逃走した30歳前後とみられる男の発見に全力を挙げる。
この男が以前にも周辺で目撃されていたことも判明。捜査本部は、男が1人でいる子どもを物色していた可能性もあるとみて調べている。
捜査本部によると、森田君の死因は心臓を刺されたことによる失血死で、即死状態だったとみられる。他に左右の手や頭部にそれぞれ複数の傷があり、頭の骨の一部が割れていた。
森田君は5日午後4時15分ごろ、同市後田の自宅近くの空き地で倒れているのが見つかった。通報した男性は事件直前、作業服姿でゴーグルのようなものを着用した男が現場方向に歩いて行き、声がした後、北方向に逃げるのを目撃したという。数分間の犯行とみられる。


小5男児刺され死亡、胸や頭に複数の傷
TBS News-i 2015/2/6 05:13

5日、和歌山県紀の川市で、小学5年生の男の子が殺害された事件で、男の子には胸のほか、頭や両腕にも複数の傷があることが警察への取材でわかりました。

紀の川市立名手小学校の森田都史君(11)は5日午後4時すぎ、事件現場近くに1人でいたところを何者かに襲われたとみられています。 和歌山県警によりますと、事件を通報した男性は、不
審な男が現場の方向へ歩いていく姿を見たあと、何らかの声を聞き、同じ男が元の道を引き返す姿を目撃していました。その後、男性が空き地を見に行ったところ、森田君が仰向けに倒れていたということです。 「活発で元気。や
んちゃだった」(森田君の同級生の父親) 「すごく真面目で、小さい子にも人気があり、何事にも熱心に取り組んでいた。何が起きたのか、まだ全然分からない状況」(紀の川市立名手小学校 谷口博司教頭) 森田君の頭
と両腕、胸には、刃物による複数の傷があったということで、警察は、司法解剖をして死因を調べる方針です。 紀の川市教委によりますと、逃げた男は身長およそ170センチで、
作業服にジーンズ、ナタかノコギリのような物を持っていたということで警察が行方を追っています。(06日04:45)
和歌山小5刺殺 増える放課後の死角…留守がち、高齢化も
産経新聞 2月6日(金)15時39分配信
森田都史君が見つかった現場周辺を調べる捜査員=6日午前10時22分、和歌山県紀の川市(寺口純平撮影)(写真:産経新聞)
和歌山県紀の川市で市立名手(なて)小5年の森田都史(とし)君(11)が何者かに胸を刺されるなどして殺害された事件は6日、犯人の行方がつかめないまま一夜が明けた。現場は自宅の十数メートル先、通っていた小学校からも約600メートルしか離れていない空き地だった。放課後の子供を守るにはどうしたらいいのか。事件のたびに問題が指摘されるが安全対策は簡単ではない。
子供が狙われる事件への取り組みは、平成16~17年に奈良市や広島市などで相次いで発生した殺人事件をきっかけに、全国で強化が進んだとされる。
以降、全国的に子供の登下校の見守り活動が急速に普及し、集団登校も積極的に実施されるようになった。今回事件のあった紀の川市では、登校時は毎週月曜日と毎月1、15日、下校時は毎日、防災無線を使って市内全域に子供の安全を呼びかける放送を行っているという。
ただ、今回の事件は、大人たちが監視を強めている登下校時ではなく、放課後の時間帯だった。
現場近くに住む女性は「平和な街。子供が外に遊びに行ってくると言っても、心配したことがなかった」と明かす。
26年の警察白書によると、13歳未満の子供が被害に遭う刑法犯の認知件数は16年以降減少傾向にあるが、25年は2万6939件と決して少なくない。
防犯ブザーやGPS機能付き携帯電話といった防犯グッズも普及しているとはいえ、学校から帰宅し、遊びに出かける子供たちを見守り続けるのは難しい。警察が設置を進めている防犯カメラも繁華街がほとんどで、プライバシーなどの問題から、住宅街ではほとんど実施されていない。
地域防犯活動に詳しい奈良女子大の瀬渡(せと)章子教授(住環境計画学)は「住宅地であっても最近は留守がちな家が多く、在宅していても高齢化が進んでおり、目の届く範囲は狭くなりがち。放課後には時間的、空間的な死角はどうしてもできてしまう」と指摘する。
そのうえで、「マンパワーには限界があり、決め手がないのが実情。どこでも事件は起こりうるという前提で、大人が子供を守るだけでなく、子供自身が身を守る力をつけるよう防犯教育を行っていくべきだ」と提言している。