ISILのプロパガンダを無批判に受容する日本だって!本当に一部の人たちはそうだね。
[岩田太郎]【イスラム国の術中にはまる米国】~女性人質で世論沸騰の可能性~
Japan In-depth 2月4日(水)23時30分配信
暗雲の中でなびく国旗
「イスラム国」(ISIL)が湯川遥菜氏(享年42)と後藤健二氏(享年47)の2名の日本人人質を斬首したのに続き、
ヨルダン空軍操縦士のムアズ・カサスベ中尉(享年26)を檻の中に閉じ込めて、逃げられないようにした上で焼殺するという、非道な動画が公開され、米国は動揺し、ISILの術中にはまりつつある。
昨年、3人の米国人男性がISILに斬首された上、現在26歳の戦争孤児支援活動家の米国人女性ケ○○さんが拘束されているからだ。その存在は秘匿されてきたが、湯川氏殺害を受けて、デニス・マクドノー大統領首席補佐官(45)が口を滑らせて名前を明らかにしてしまい、2月2日にオバマ大統領(53)が、ISILによる彼女の拘禁を公式に確認した。
米メディアの一致した見方は、後藤氏やカサスベ中尉が殺害された今、米国とISILの間の焦点は、ケ○○さんになるということだ。カサスベ中尉は焼殺された上、檻ごとブルドーザーで潰される無残な最期だった。もし若い、孤児援助に献身した若い女性が同じように残忍な、あるいはそれ以上に残酷な方法で殺害されれば、米国世論はどう反応するか。
とても冷静ではいられないのは目に見えている。すでに世論が沸騰しているカサスベ中尉の故国ヨルダンや、ISILのプロパガンダを無批判に受容する日本とは比べ物にならない世論の硬化が起こるだろう。米国が現在実施する空爆だけでなく、地上軍投入は必至だ。そして、米国は泥沼に引きずり込まれる。まさに、ISILの計算通りだ。
ケリー国務長官(71)は1月22日、「ISIL戦闘指揮官の約50%を殺害し、イスラム国の拡大を阻止している」と成果を誇ったが、決定打にはならない。
それどころか、ケ○○さんの動画が公開されれば、米政府は苦境に立たされる。彼女には600万ドルの身代金が要求されている。後藤氏の場合と同じく、まず生きている姿を見せ、米国民を揺さぶりにかかるだろう。
すべては、ISILペースで物事が進んでいる。計算されつくした非道な残酷さで憤らせ、自国のISILに対する無力さを苛立たせ、注意を独占し、放置できない状況を作り出し、相手を誘い出し、深みにはまらせるのだ。ISILはあくまでも冷静で、各国や世界が熱くなるのを待っている。
オバマ大統領はISIL と闘うシリア人やイラク人への武器供与や難民人道支援を柱とするISIL 対策に35億ドルを要求した。だが米政界では、米地上軍投入を求める声が高まっている。2016年大統領選へ共和党からの出馬がささやかれるウィスコンシン州知事のスコット・ウォーカー氏(47)は2月1日の日曜政治討論番組で、「今すぐではないが、地上軍を送るべきだ」と発言。
こうした論調は民主党にも広がっている。故ロイド・ベンツェン元上院議員の側近だったブレント・バドウスキー氏(62)は2月3日、「米国を含む有志連合国が最低15,000人の兵力で構成される地上軍を投入せねば、ISILを押し返すことは不可能だ」との論評を発表している。ロバート・ゲーツ元国防長官(71)も2月1日の発言で、「現状では、ISIL 撲滅の目標は非現実的で、実現不可能だ」と述べた。
しかし、有志連合地上軍がISIL を押し返しても、彼らは四散して、また新たなテロ組織や「カリフ国」を樹立するだろう。自国兵士の犠牲を抑えたい米国が、敵と戦う地元組織に武器や訓練を供給し、それら組織がやがて反米勢力になる、悪循環だ。イラク侵攻やアフガニスタン侵攻で「パンドラの箱」を開けてしまった米国は、いつまでも教訓を学ばず、じり貧になる。
ISIL の姉妹組織はリビアなどでも攻勢に出ており、「オバマ大統領はなぜ、何も手を打たないのか」との突き上げが、米国内で出ている。
オバマ大統領にすれば、イラク撤退とアフガニスタン撤退の「功績」が無になり、焦りが募る。中東に釘付けになり、アジアへの軸足転換は思うようにいかない。それに乗じて、中国やロシアが勢力拡大を目論む可能性もある。
今の米国に必要なのは、冷静さと、自軍の犠牲を払う覚悟だ。だがその両方を欠く米国は、ケ○○さんの身に万が一のことがあれば、中東でベトナム戦争以上の泥沼にはまっていくことだろう。
(編集部注: 米国の人質の名前を伏せているのは、人質の家族の要望から。)
岩田太郎(在米ジャーナリスト)
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150204-00010002-jindepth-int
イスラム教徒らの欧米の女性に対する態度は酷いからもう、その女性は毎日レイプされてボロボロになって狂い死にしているかもしれない。
すでに、酷い殺され方をしてビデオに撮られ後は、ネットに出すだけになっていると思う。
イスラム国の連中はすでに死んでいる人質の名前やら撮りためておいたビデオや写真を使って効果的にアメリカを揺さぶる時期を待っているだけ。あきらめるしかない。
オバマは、「撤退用」の大統領だから、何もしたくないし何もできない。ただ大統領だからオサマ・ビン・ラディンの殺害命令を下した。
もし、わたしが大統領なら、そういう仕事もしないといけない。大統領の仕事って大変だ。オバマは日本の料理が放射性物質で汚染されていると思って寿司を何かんか食べただけの人間が小さい人。魚なら回遊しているからそんなに汚染されていないと思って寿司ならいいと言ったんだと思う。悪くとりすぎかな。
奥さんは、チュウゴクに行ってはしゃいできたのに、、、。
妙に日本に冷たいような気がする。
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人質となった後藤健二さん メールの「気になる一言」〈AERA〉
dot. 2月2日(月)16時13分配信
イスラム国が日本人2人を人質にとった事件で、イスラム国側は「72時間以内に2億ドル」から、死刑囚らの釈放という新たな要求を突き付けてきた。人質のひとり、フリージャーナリストの後藤健二さん(47)と交流のあったアエラ編集部員は、そのメールの中に気になる一言を見つけていた。
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イスラム国の人質動画で、「72時間以内の身代金」を要求された後藤さんと筆者は、もう一人の人質、民間軍事会社経営の湯川遥菜さん(42)のイスラム国での拘束をきっかけに、取材で知り合った。何度かメールや電話でやりとりするなかで、気になる一言があった。
「助け出せるものなら、もう一度助けてみたいんですよ」
後藤さんは、かつて自由シリア軍に捕まった湯川さんを交渉の末、釈放させたことがあった。それが縁で、後藤さんは、素人同然の湯川さんに危険地域での動き方をレクチャーするなど、2人は交流を深めた。
動画を見ても、まさか後藤さん自らが湯川さん救出のためにイスラム国に向かうとは思わなかった。知っていたら止めただろう。いまのイスラム国は過去のアフガニスタン、イラクなどと比べても、危なすぎる。
後藤さんからのメールは10月3日を最後に途絶えた。「気をつけてください」と返信したが、返事はこなかった。後藤さんはその後、現地ガイドを雇いイスラム国の支配地域に入り、間もなく拘束されたと見られる。
※AERA 2015年2月2日号より抜粋
妻に支えられ「イスラム国」入り 後藤さん本当の目的とは?〈週刊朝日〉
dot. 2月4日(水)7時2分配信
虚ろな目でカメラの前に立つ後藤健二さん(47)は、なぜ人質交渉のカードになったのか。
「僕の代わりだったのかもしれません」
そう話すのは、フリージャーナリストの常岡浩介さん(45)だ。昨年9月、取材中に知り合ったオマル・グラバと名乗るイスラム国司令官からこう頼まれた。「湯川遥菜さんをスパイ容疑で裁判にかけるので通訳をしてほしい」
イスラム法学者の中田考氏と現地に向かった。
だが、イスラム国支配地域のラッカに到着したころ、シリアのアサド政権による大規模な空爆があり、裁判は1週間ほど延期に。湯川さんに会えていなかったが、中田氏がラッカに向かう途中で持病の薬を入れたリュックサックをなくしていたため、「そこまで待てない」と帰国を希望。1カ月後に再訪することになった。
「彼らは、湯川さんを処刑もしない、身代金も要求しないと言っていた。あの時点で、イスラム国にとって日本は敵でも味方でもなかった。だから僕らも無事に帰国した」(常岡さん)
だが、再渡航前日の昨年10月6日夕方、警視庁公安部が「私戦予備・陰謀」容疑で家宅捜索に現れた。
イスラム国に参加しようとした男子大学生の関係者とみなされ、パソコン、携帯電話などが押収され、出国できなくなってしまった。
後藤さんが日本を出たのは10月22日夜。常岡さんは「タイミング的には僕らの代わりの通訳と思える」と話す。
真実は定かではないが、イスラム国へ出向き、現地で仕事をこなせるジャーナリストであったことは間違いない。
後藤さんは1967年生まれ。大手企業に勤めていた実父の転勤で、2歳のとき、仙台市から東京都世田谷区へ。スポーツが大好きで、学校では生徒会長をやるなど目立つ存在だったという。法政大学の付属高校ではアメフト部に入部。同大社会学部に進学後は、コロンビア大学に留学するなどして語学力を磨いた。
卒業後は、一般企業に就職したものの長くは続かず、都内のボディービルジムのインストラクター職などを経て、20代半ばでテレビ番組制作会社に所属。イチから経験を積み始める。視線は常に、世界の紛争地に向けられていて、NHKや民放キー局に映像を持ち込み評価をあげていく。
当時から後藤さんを知る元NHKプロデューサーで武蔵大学の永田浩三教授はこう言う。
「戦争はただドンパチやるものではなく、少年兵が、子どもらしさを失う過程など、日常を破壊するものとして紹介していた」
映像の質の高さは折り紙つきで、10分で数百万円が支払われることもあったという。ジャーナリストの安田純平さん(40)は、「ここ数年のテレビ業界では、最も成功したフリージャーナリストでしょう」。
だが、私生活では2度離婚。3人目となる現在の妻と結婚後、妻の姓に変えたという。
東大大学院で都市工学を学んだ妻は国際協力機構(JICA)に就職し、OECDに出向経験があるというエリート。結婚生活は順調で事務所の近くにある東京・赤坂の高級マンションに住み、友人らを招いて食事会をすることもあった。 長女(2)に続き、妻が次女を出産したのは、後藤さんの出国のわずか3週間前だ。その妻は、イスラム国からの最初の期限が迫った1月23日、実母の石堂順子さん(78)が行った会見には強く反対したという。
「面識がなかったのに、当日朝6時半に突然、携帯に電話があり、お互い励まし合いました。でも、『会見には出ないでください』と言われて……」(順子さん)
だが、同29日、その妻もイスラム国に強要される形で英国のフリージャーナリスト支援財団を通じ、英語で声明を発表した。
「夫を救ってください」
それがかなう日は来なかった。
(本誌取材班=古田真梨子、上田耕司、福田雄一、永野原梨香)
※週刊朝日 2015年2月13日号
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150204-00000000-sasahi-m_est
子供の頃、母親が離婚して他の人と結婚したというのは、ネットのガセネタでした! すみませんね。ネットの情報って半分ウソだと思った方がいいね。