まず、イスラム国の幹部の給料になってしまうと思う。 | 日本のお姉さん

まず、イスラム国の幹部の給料になってしまうと思う。

<イスラム国拘束>誘拐仲介ビジネス横行…後藤さんも被害か
毎日新聞 1月22日(木)15時0分配信
シリア北部への主な越境ルート
【カイロ秋山信一】イスラム過激派組織「イスラム国」とみられるグループが日本政府に人質2人の身代金を要求した事件で、2人が消息を絶ったシリア北部アレッポ周辺で昨年以降、通訳やガイドを装って外国人に近づき、イスラム国に売り渡す誘拐仲介ビジネスが横行していることが22日、反体制活動家への取材で分かった。人質になったジャーナリストの後藤健二さん(47)は友人に「同行ガイドに裏切られた」と話しており、取引の材料にされた可能性もある。
【ガイドに裏切られた】後藤さん、トルコ知人に連絡
◇外国人所在、イスラム国に密告…シリア北部
複数の反体制活動家によると、アレッポ周辺では2013年ごろから、イスラム国や国際テロ組織アルカイダ系「ヌスラ戦線」など米欧諸国を敵視する過激派が勢力を拡大し、米欧の記者や人道支援活動家を拘束する事例が増えた。人質の出身国から身代金を得たり、イスラム国のように広報宣伝に利用したりするのが目的とみられる。
さらに昨年以降、過激派以外の地元住民や反体制活動家が、金銭目的で過激派の誘拐ビジネスに手を貸す行為が目立つようになった。通訳やガイドを装って外国人に接近し、身柄や所在に関する情報を過激派に渡す見返りに、現金を得る手口だ。昨年9月にイスラム国に処刑された米国人記者の遺族代理人は米CNNに対し、取材に協力した反体制派武装組織が記者の所在情報を2万5000~5万ドル(約300万~600万円)でイスラム国に売ったと述べている。
アレッポ周辺は、12年夏に本格化した内戦の初期から反体制派による実効支配が確立し、トルコ国境からの移動ルートもできた。アサド政権が反体制派支配地域へのアクセスを原則的に認めていないこともあり、アレッポ方面を目指す多くの記者や人道支援団体は武装勢力の協力を得て、このルートを利用している。
シリア内戦では、アサド政権に対抗する反体制派や武装組織は一枚岩ではなく、異なる主義主張や利権などを巡って対立や合従連衡を繰り返している。
後藤さんの友人らによると、後藤さんは昨年10月下旬にトルコ国境のバーブサラマ検問所からシリア入りし、アレッポの北約30キロのマレアへ向かった。後藤さんは10月25日、マレアで会ったシリア人の友人に「イスラム国支配地域へ向かう」と伝え、トルコ国境から同行していたシリア人通訳と共にイスラム国支配地域へ向かった。
政府関係者によると、後藤さんは11月1日ごろ、トルコ在住の友人に電話をかけ「同行ガイドに裏切られ、武装グループに拘束された」と説明した。イスラム国と反体制派の支配地域が隣接するアレッポ周辺で拘束された可能性が高い。
後藤さんが説明した「同行ガイド」の身元ははっきりしない。シリア人通訳は毎日新聞の電話取材に「何も話せない」としているが、後藤さんと共通の友人には「イスラム国関係者を紹介して別れた」と説明しているという。
イスラム国とみられるグループは20日、後藤さんと千葉市出身の湯川遥菜さん(42)を拘束している映像を公開した。2人の殺害を警告し、「72時間以内に2億ドル(約235億円)を支払え」と日本政府に要求している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150122-00000037-mai-soci
ふざけてる、このイスラム人。
国際赤十字・赤新月社を通じ、イスラム国が要求しているのと同じ金額の支援を、イスラム国の支配下にある地域の『難民・人道支援』に限定するという条件をつけても、イスラム国の人が人道支援のために使うわけがない。
きっとポケットに入れてしまう。または、イスラム国の幹部の給料になってしまう。余ったら人道支援に使うかも知れないけど余るわけない。
~~~~~~~~~
イスラム学者・中田考氏「日本はイスラム国の支配地域に2億ドルの人道支援をすべき」
弁護士ドットコム 1月22日(木)13時55分配信
イスラム学者・中田考氏
イスラム国による日本人人質事件に関して、イスラム国司令官との交流があるというイスラム学者・中田考氏(同志社大客員教授)が1月22日、東京・有楽町の外国特派員協会で記者会見を開いた。中田氏は記者会見で「人質の救助のため」として、「日本は、イスラム国が要求している身代金と同額の2億ドル分の人道支援を、イスラム国の支配地域で行うべきだ」という日本政府に向けた提案を明らかにした。
●イスラム国の支配地域の難民に「2億ドルの人道支援」を行う
中田氏はイスラム法学・神学の研究者で、イスラム教徒でもある。1992~94年には外務省の専門調査員としてサウジアラビアで働き、シリアには10数回渡航歴があるという。ただ、現在は、イスラム国に渡航しようとした北大生を手助けしたとして、警察の捜査対象となっている。
中田氏は、安倍政権の中東外交について「日本が今回表明した人道支援は、300万人のシリア難民の過半がいるとされるトルコが対象外となっていた。アラブ諸国、特にイスラム国からはバランスが悪いと見られる」「安倍首相の訪問国はエジプト・イスラエル・パレスチナ・ヨルダンと、イスラエルに関係する国だけだった。この選択をした時点で、アメリカ・イスラエルの手先とみられる。人道支援・難民支援とは理解されない」と指摘した。
そのうえで、「国際赤十字・赤新月社を通じ、イスラム国が要求しているのと同じ金額の支援を、イスラム国の支配下にある地域の『難民・人道支援』に限定するという条件を課して行う」という提案を表明した。
中田氏が日本政府向けの「提案」を表明しているシーンの動画はこちら(約1分)
イスラム国支配下での人道支援を提案をした理由について、中田氏は「イスラム国の要求している(2億ドルという)金額は、日本政府が表明した難民支援の額と同じだ」「イスラム国の支配地域にいる国内難民を対象にした人道支援も、それと同額分行うべきだ」と説明した。
具体的な支援の方法としては「イスラム国支配地域で人道支援を行っている赤新月社やトルコを通じて、食料や医薬品、暖房器具、毛布など、人道支援以外には使えない物資を配ることだろう」と話した。
中田氏は自らの提案について「これはイスラム教徒・イスラム学者として、日本国民としての提案だ。日本政府にも、イスラム国にも受け入れられるギリギリの線だと思っている」と主張した。
●イスラム国の知人に呼びかけ「人質に対して何かするのはやめてほしい」
中田氏は昨秋に警察の捜査対象となって以来、「イスラム国の関係者とはできるだけコンタクトを取らないようにしてきた」と話す。だが、いまでも、取ろうと思えばコンタクトを取れることが確認できているという。特に、イスラム国の司令官とされるウマル・グラバー氏と交流していて、連絡を取ることが可能だという。
中田氏は会見で「イスラム国の人たちに訴えかけたい」として、イスラム国の知人・友人へ向けたメッセージをアラビア語で読み上げた。
記者会見で配られたメッセージの日本語訳文は次の通り。
<ウマルさんへ、イスラム国の友人、知人達へ>
1.日本の政府に対して、イスラム国が考えている事を説明し、こちらから新たな提案をするから待ってほしい。
2.72時間で人質に対して、何かするのはやめてほしい。
3.私も行く用意もあります。
4.1月17日にヤズィーディの350人の人質を人道目的で解放したことを知っている。評価している。それで印象も良くなっている。日本人を釈放することがイスラムとイスラム国のイメージを良くするし、私も望んでいる。ムスリムの人も望んでいる。
弁護士ドットコムニュース編集部
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150122-00002580-bengocom-soci&pos=1