中国が堂々と、「日本には尖閣ばかりか沖縄の領有権もない!!!!!!!」と全世界で主張
アメリカのパワーは衰え、中国が堂々と、「日本には尖閣ばかりか沖縄の領有権もない!!!!!!!」と全世界で主張している。
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ロシア政治経済ジャーナル No.1148
2015/1/20
北野です。
今日は、右でも左でもない、日本を救う【第3の思想】について
お話します。
★日本を救う【第3の思想】とは???
全世界のRPE読者の皆さま、こんにちは!
北野です。
<●北野最新刊、ついに発売になりました。これを読むと、普通の人でも世界情勢を分析できるようになり、
世界の未来が、自動的に予測できるようになってしまいます。時流を読む必要のある、経営者、起業家、ビジネスマンは必読。
もちろん普通の人でも、未来が読めたらいろいろおいしいことがあるでしょう。
いますぐご一読ください。
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~ 世界を動かす11の原理 (集英社インターナショナル)
北野 幸伯(詳細は→ http://hec.su/hHN )
日本にはさまざまな問題があります。
そして、さまざまな問題について、右と左でわかれて争っている。
厳密な定義はさておき、現実問題として、右と左は、物事について「正反対」の見方をします。
たとえば
・第2次大戦
右= 日本の自衛戦争である(善)
左= 侵略戦争である(絶対悪)
・憲法改正
右 =アメリカ製憲法をかえるのは当然(善)
左 =平和憲法をかえるとまた戦争になる(悪)
・集団的自衛権
右 =憲法改正の前段階としてよい(善)
左 =アメリカの戦争につきあわされる(悪)
・靖国参拝
右 =国のために戦った英霊たちに感謝するのは当然(善)
左 =靖国は軍国主義の象徴(悪)
とまあ、完全に正反対であることがわかりますね。
読者の皆さんも、おそらく、「右より」「左より」どちらかだと思います。
この二つ、それぞれに言い分はあるものの、非常に大きな欠陥を抱えています。
それは何かというと、「善悪論にとどまっている」。
たとえば、「第2次大戦は、自衛戦争(=善の戦争)だったか?
侵略戦争(=悪の戦争)だったか?)」
と、延々と議論をつづけている。
それはそれで有意義なのですが、「で、今の日本をどうするの?で、未来の日本をどうするの?」という話に発展しないのです。
そして、非常に重要なのは、右からも左からも、
「善悪はさておき、日本が2次大戦で敗北した理由をきっちり分析し、次は負けないようにしましょうよ」
という話が出てこない。要するに、「戦略をたてましょう」という話にならない。
それでもいままではよかったのでしょう。
日本はアメリカ幕府の天領で、安保について何も考えなくても守られていたのですから。
しかし、時代は変わっています。
アメリカのパワーは衰え、中国が堂々と、「日本には尖閣ばかりか沖縄の領有権もない!!!!!!!」
と全世界で主張している。
これはつまり、「中国は、尖閣ばかりか沖縄全体を奪う決意をしている」ということです。
そして、そのための戦略も構築し、布石を着々とうってきている。
(信じられない人はこちらをご一読ください。
↓
http://www.mag2.com/p/news/4204
こんな緊迫したご時世、日本人は気楽に「先の大戦は、善だったのか?悪だったのか?」と議論しつづけている。
私がいいたいのは、「先の大戦の話もいいですが、次の戦がせまってますよ。
そして、このままでは、また敗北し、最低でも尖閣、ひょっとすると沖縄まで中国に奪われますよ」
ということなのです。
ある人が、「右より」「左より」であること、それはそれでいい。
しかし、プラスアルファで、もう一つの思想というか見方を身につけた方がいい。
それはなんでしょうか?
そう。
「リアリズム」(現実主義)です。
リアリズムってなんでしょう?
ウィキで見てみましょう。
<国際関係における現実主義は、世界は無政府状態であるという考えを基礎に置き、国際関係の行為主体は国家以外になく、無政府世界における国家の至上目標は生き残りであるために安全保障が最優先となり、そのためにパワーが用いられ、国際的な様々な事象が発生する、
という考え方である。
あらゆる価値観を排除して国際関係を客観的に分析しようとする点に特徴があり、国際協調や国際法を重視する理想主義に対して批判的である。軍事力や国益を重視するが、好戦的であることを意味しない。>
だそうです。
「あらゆる価値観を排除して国際関係を客観的に分析しようとする」
ここ、大事ですね。
なぜ大事かというと、いろいろ固定された「価値観」が入っていると、世界を客観的に見れなくなる。
たとえば、左よりの人たちは、あまり中国を恐れません。
なぜかというと、「中国は平和的に台頭する」と「信じている」から。
彼らは、中国が「領海侵犯」しようが「領空侵犯」しようが、「沖縄は我が国固有の領土である!」と宣言しようが、「中国はよい国である」と「信じて」いる。
しかし、リアリストは、「事実だけ」を見ます。
「中国は善だ!」「悪だ!」という見方はしないのです。
そして、現状分析をもとに未来を予測し、戦略を構築します。
日本人は、昔からこれが苦手なのです。
たとえば1939年、平沼総理は、「欧州情勢は複雑怪奇!」といって辞任しました。
総理大臣が、「世界で何が起こっているか全然わからない!」と宣言している。
現状分析が、「よくわからない」なのですから、未来も予測できないし、戦略なんてたてようがない。
はっきりいえば、(善悪論はぬきにして)負けて当然です。
ですから、皆さん、この厳しい世界をサバイバルし、日本の自立を成し遂げるために、ぜひとも「リアリズム」を学んでください。
「・・・・・リアリズムの大切さはわかりましたが、いったいどうやって学べばよいのでしょうか?」
ご安心ください。
日本における「リアリズムの砦」ともいえる、メルマガがあります。
「アメリカ通信」といいます。
ここには日本を代表するリアリスト3人、奥山先生、和田先生、管理人先生が集結し、
リアリズムの普及に一年365日、尽力されています。
そして、着々と成果があがっているようです。
北野絶対お勧めアメリカ通信、登録はこちら。
↓
http://www.mag2.com/m/0000110606.html
どんなことが書いてあるか、少し転載させていただきます。
1月16日号から
↓
【転載ここから▼】
おくやまです。
前回の放送で和田さんがVIZIOというアメリカの新興テレビ会社について話をされていたことについては、番組をごらんになったみなさんはすでにご存知のことと思います。
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★【無料】日本のホワイトカラーの生産性は低い!(001)★
▼ニコニコ動画|奥山真司の「アメ通LIVE」(20150113)
http://www.nicovideo.jp/watch/1421229078
▼Youtubeチャンネル|THE STANDARD JOURNAL
http://youtu.be/Z8A-Zrgcqv8
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この時に和田さんが使った概念が「戦略の階層」。
もちろんこれは、私がイギリスに行って一番最初に指導教官であったコリン・グレイ教授に教えてもらったアイディアでありました。
この「戦略の階層」ですが、私は実にさまざまな現象の分析に使えると思いまして、本メルマガの他、地方に講演に行かせていただいた時も必ず説明するようにしております。
なぜ私がここまでこの概念にこだわるのかと言いますと、それはこれを知らないがために、日本人は今までかなり損をしていると考えているからです。
たとえば和田さんが使った例を参考にすれば、日本はテレビや家電の「技術力」では世界でもダントツなのに、技術より上の階層にある「戦術」や「作戦」などで勝負をしかけてくる韓国系、さらには最近では中国系や(消滅したはずの)アメリカの会社に負けはじめております。
とくにVIZIOという会社、たった90人ほどの社員で、ハードウェアの技術の部分はさておき、企画や販路やマーケティングという「上の階層」で勝負することにより、創立してからたった十年ほどで、アメリカ国内での販売台数トップになってます。
「いや、それでも技術があればいいんだ、ものづくりが優れていればいいんだ」
というのは、たしかにその通りかもしれません。
ただしいくら技術が優れていて、ものづくりが優れていようとも、それが活用されたり、作ったものが売れてお金が入ってこなければ、破産して終わりなのです。
では破産から逃れるにはどうすればいいか。それは、より上の「階層」で対処することです。
この場合は技術だけでなくマーケティングや販路の開拓、そして究極的には製品や会社、さらにはトップ個人のイメージやアイデンティティという「世界観」の部分で勝負していくしかないのです。
実際にそれをやって日本の企業を駆逐してきたのが韓国系のメーカーであり、その究極の形のものを実現しているのが、今回のアメリカのVIZIOであることは言うまでもありません。
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では日本の会社や個人が、このような技術のような下の階層で負けるような状態から脱却するにはどうすればいいのでしょうか?
そのヒントとなる歴史の一例が、私が専門とする地政学の話の中にあります。
第二次大戦時のドイツといえば、世界最強の軍隊としてその名が知られており、いまでも日本の軍事マニアの人々の中では世界最強だったと賞賛する人は多数おります。
たしかによく見てみると、技術レベルだけでなく、戦術や作戦、さらに軍事戦略の面でも最強でした。
単純にいえば、軍事的には周辺国に負ける要素はまったくありませんでした。
ところが20数年前の第一次世界大戦の時と同じように、1945年の5月にはボロ負けしてしまいます。
世界最強の軍隊を持っていたにもかかわらず、です。
ではなぜ負けたかというと、「戦略の階層」でいうところの「大戦略」のレベルが極端に弱かったからです。
この「大戦略」のレベルは、具体的には軍の準備、つまり兵站や軍の編成、そして国が持っている軍事同盟のような、安全保障全般にかかわる大きな問題がかかわってくるレベルのことです。
私が翻訳した『幻想の平和』という本の中で、著者のクリストファー・レインというリアリストの学者は、大戦略では
「国家の同盟相手や、海外への軍事コミットメント、既存の国際秩序の中におけるそのかかわり合いの概念、そして軍隊の規模と構造などが決定される」
と述べております。
たしかにそういわれてみれば、当時のナチス・ドイツは、軍事的、つまり「戦略の階層」でいうところの「軍事戦略」のレベルまでは最強でした。
ところがそれ以上のレベル、つまり「大戦略」やその上の「政策」などのレベルでは、失敗につぐ失敗をしておりまして、結局は国を滅ぼしてしまいました(この点では日本も一緒)。
さて、その反対だったのがイギリス。
当時の彼らは軍事的にはそれほど強くなかったわけですが、その上の「大戦略」では強かった。
その一例が、同盟国として(第一次世界大戦の時と同様に)アメリカを味方につけて戦争に引き込んだことや、大きなレベルでものごとを考えていた点にありました。
とりわけイギリスではマッキンダーのような人間が、まさに「大戦略」であるところの地政学の知識を語れるような土壌があったということが大きいわけです。
ちなみにマッキンダー自身は自分の理論が「大戦略」のレベルにあることを自覚しておりまして、晩年最後の1943年(第二次大戦中!)にフォーリン・アフェアーズという雑誌に載せた記事の中で、
「アメリカ人の書いたものの中には、しばしば大戦略という言葉が登場する。しかしこれを完成させるためには、歴史や経済問題ばかりでなく、地理的な面でも大きな一般概念で整理しておくことが必要である」
と述べておりまして、自分の地政学的な理論は「大戦略」であることを認めているのです。
結果的にイギリスは戦争で徹底的に疲弊し、戦後には植民地を手放さなければならくなったわけですが、それでも戦争では「勝者」として戦後の世界秩序の担い手として参加しております。
そしてこの勝因は、ドイツとくらべて「軍事戦略」のレベルではなく、ひとつ上のレベルである「大戦略」において優れていた点にあると言えます。
ようするに、上の階層で勝っていれば、なんとか勝てるのです。
ライバルがある一定のレベルで優れているなら、その上のレベルで勝負をかける・・・
これは国の運命を決める戦争だけでなく、実は個人でも企業でも、まったく同じようなことが言えるのではないでしょうか?
そのようなことを考える際の最大のヒントとなるのが「戦略の階層」です。
みなさんがものごとを戦略的に考える際に、ぜひこの概念を参考にしていただければ幸いです。
▼「戦略の階層」を徹底解説するCD
http://www.realist.jp/strata.html
( おくやま )
【転載ここまで▲】
↑
面白いですね~~。
皆さんも「リアリズム」を学び、自分自身と日本を救ってください。
アメリカ通信↓
http://www.mag2.com/m/0000110606.html
ところで、私が、世界情勢を分析し、未来を予測する方法、全部暴露しています。
これを読めば、あなた自身も世界の未来をあらかじめ知ることができるようになります。
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●日本人の知らない「クレムリン・メソッド」
~ 世界を動かす11の原理 (集英社インターナショナル)
北野 幸伯
(詳細は→ http://hec.su/hHN )
●面白かったら、拡散お願いいたします。>
★★★【北野幸伯の本】
【5刷決定!】 【アマゾン(社会・政治部門)1位!】
●「プーチン最後の聖戦」 (集英社インターナショナル)
(詳細は→ http://tinyurl.com/8y5mya3 )
↑
<プーチン本はいろいろ出ているが、これが独特で面白い。>
(立花隆 「週刊文春」2012年7月12日号)
「100年に1度の大不況」はプーチンのせいで起こった?!
今明かされる驚愕の裏真実!(証拠つき)
2003年、フセイン政権を打倒したアメリカは、次にロシアの石油利権獲得を目指す。
ユダヤ系新興財閥ホドルコフスキーから、ロシア石油最大手「ユコス」買収の約束をとりつけることに成功したのも束の間。
プーチンはホドルコフスキー逮捕を命じ、ロシアの石油をアメリカに渡さない決意を示した。
しかし、ホドルコフスキーの後ろには、ロスチャイルド家、ネオコンの首領チェイニー米副大統領が・・ ・。(証拠つき)
こうしてプーチン率いるKGB軍団と世界の支配者の壮絶な戦いが開始された。
08年のロシア-グルジア戦争でピークに達した米ロの争い。
なぜ両国は和解し、関係を「再起動」することに合意したのか?
プーチンとメドベージェフの対立。
そして、プーチンを裏切ったメドベージェフの背後にいた勢力とは?
大統領に返り咲いたプーチンは、どのようにアメリカに「とどめを刺す」のか?
豊富な資料と証拠で、あなたの世界観を一変させる真実の書。
「洗脳マトリックス」の心地よいぬるま湯につかっていたい方は、決して読まないでください。危険です。
●「プーチン最後の聖戦」 (集英社インターナショナル)
(詳細 は→ http://tinyurl.com/8y5mya3 )
↓●おたよりコーナーへ
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★Oさまからのメール
北野様
お返事ありがとうございます。そして、おたよりコーナーでのご紹介ありがとうございます!!
拙ブログでも紹介させて頂きました。
●【西村眞悟】安倍晋三談話はいらない
http://kopiruakkun.blog.fc2.com/blog-entry-4675.html
日本の保守層からも
「安倍晋三談話」はいらない!!の動きが出てくることを期待しまして。。
私自身も靖国神社の崇敬奉賛会の青年部で活動した当初は、「戦前を全肯定」してしまいがちでしたので、そのあたりは心配になりますね。。
小野田さんのお母様の、「勝てるまで我慢しろ」も大切になりますね。
いつもありがとうございます。
↓●編集後記へ
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RPE発行者・北野幸伯が、「アメリカ没落の真実」を世界一わかりやすく解説します。
「住宅バブル崩壊」「サブプライム問題」「リーマン・ショック」等、一般的な説明ではありません。
「アメリカは、ドイツ、フランス、ロシア、中国等『多極主義陣営』に『意図的』に『没落させられた』」
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おかげさまで、「メルぞう」ニュース・情報源部門、【歴代NO1】。
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↓●編集後記へ
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★編集後記
前々号でも紹介しましたが。
今日は本文が「リアリズム」だったので、もう一度。
最近、はまっているドラマがあります。
「ハウス・オブ・カード」といいます。
アメリカ政界の「権力闘争」が、実に見事に描かれています。
「これぞリアリズム!」(笑)
主演が、ケヴィン・スペイシーさんとロビン・ライトさん。
完全に「映画」ですね。
CIAのことを知りたければ、「ホームランド」を見ましょう。
アメリカ政界の裏を知りたければ、「ハウス・オブ・カード」を見ましょう。
面白いです。
予告はこちら。
↓
http://www.youtube.com/watch?v=Bn7KKGjRi4s
RPEジャーナル
北野幸伯
◎ロシア政治経済ジャーナル
のバックナンバーはこちら
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