犯人が現場で「ムハンマドへの侮辱に報復した」と発言したとの情報も
仏国籍の男3人追跡=風刺紙銃撃事件に関与か―捜査当局
時事通信社 2015/1/8 08:38
【パリ時事】ロイター通信は7日、フランスの風刺週刊紙シャルリー・エブドのパリの本社が銃撃され、12人が死亡した事件で、捜査当局が仏国籍の男3人の行方を追っていると伝えた。このうち2人はパリ出身で32歳と34歳の兄弟で、残る1人は仏北東部ランス出身の18歳。銃撃事件の犯人は現場から車で逃走しており、この3人が犯行に関与した可能性もある。
同紙は過去にイスラム教の預言者ムハンマドを題材にした風刺画を繰り返し掲載。事件では犯行の手口が手慣れていたほか、犯人が現場で「ムハンマドへの侮辱に報復した」と発言したとの情報もあり、軍事訓練を受けたイスラム過激組織の関係者の犯行との見方が強まっている。この兄弟は過去にテロ事件の被告として裁判を受けたことがあるとされ、当局は関連を調べる。
検察当局によると、銃撃を実行したのは少なくとも2人。いずれも黒い覆面をかぶり、カラシニコフ自動小銃とみられる銃を所持していた。逃走時にはもう1人を加えた3人だったとの目撃情報もある。
実行犯は7日午前に車で同社が入居するビルに到着し、受付にいた1人をまず殺害。その後3階の同社内に侵入して銃を乱射し、社内で警備に当たっていた警官1人や同社編集長ら計10人を死亡させた。
[時事通信社]
http://news.merumo.ne.jp/article/genre/2395961
パリで抗議集会、大勢の市民が参加
TBS News-i 2015/1/8 06:35
パリの現場前からの報告です。
現場は大通りから1本入った裏通りにあります。この通りの一番奥のあたりに新聞社はあります。何の変哲もないようなこの通りに、数十発以上の銃声が響き、戦場のような状態になりました。逃走している容疑者の身元が特定されたということですが、身柄が確保されたという情報は入っていません。 パリ市内の鉄道の駅や公共施設などでは、さらなるテロ
を警戒し、警察官が厳戒態勢を敷いています。犯行声明は出ていませんが、イスラム過激派の脅威が現実となった形で、フランス全土に衝撃が広がっています。 一方で、ここから数キロの場所にあるパリ
中心部では、テロに反対する人たち1万5000人が広場を埋め尽くし、「表現の自由を!」などと声をあげました。こうした集会はパリ全土で開かれ、少なくとも10万人以上が集まりました。 「自由」は、フランスに
とっては私たちが思う以上に重要な理念です。国中に「暴力には屈しない」という姿勢が広がっています。(08日05:58)
http://news.merumo.ne.jp/article/genre/2395796
パリ 銃撃テロで12人死亡、イスラム教風刺への報復か
TBS News-i 2015/1/8 06:21
フランス・パリで7日、新聞社が銃で襲撃され、著名な風刺画家ら12人が死亡しました。週刊紙が過去に掲載したイスラム教預言者の風刺画に対する報復テロとの見方が出ています。
「神は偉大なり」 この事件は日本時間7日午後7時半ごろ、パリ中心部にある風刺専門の週刊紙「シャルリ・エブド」の本社で、覆面をした3人の男が「預言者の敵討ちだ」などと叫びながら自動小銃を乱射し、逃走したものです。 事件
当時は週刊紙の編集会議中で、「シャルリ・エブド」の著名な風刺画家、ステファン・シャボニエルさんや編集者、警官2人のあわせて12人が死亡しました。シャボニエルさんはイスラム教に対する風刺画で知られ、アルカイダの殺害リストにも名前が挙げられていました。 イギリスのテレビ局スカイニュースは、銃撃犯が新聞社の社員に銃を
突きつけた際、フランス語で「自分たちはイエメンのアルカイダだ」と名乗ったと報じています。 「シャルリ・エブド」は4年前、イスラム教の預言者ムハンマドの風刺画
を掲載し、火炎瓶を投げ込まれており、事件は、こうしたイスラム教をめぐる風刺画への報復との見方が出ています。 オランド大統領は国民に向け声明を発表し、8日はフランス全
土で喪に服すと述べました。(08日04:22)
http://news.merumo.ne.jp/article/genre/2395766
風刺週刊紙で銃撃、12人死亡=大統領、テロと断定―イスラム過激派の犯行か・パリ
時事通信社 2015/1/8 00:58
【パリ時事】フランスの風刺週刊紙シャルリー・エブドのパリの本社に7日午前11時半(日本時間午後7時半)ごろ、覆面をかぶった複数の武装犯が押し入り、職員らを銃撃した。仏メディアによると、警官2人と編集長、風刺漫画担当記者ら計12人が死亡、約20人が負傷した。現場に急行したオランド大統領は、記者団に「間違いなくテロだ」と断定。犯人は車で逃走しており、仏当局は最高レベルの厳戒態勢を敷いて行方を追っている。
7日発売の同紙には、イスラム過激組織を挑発するようなイラストが掲載されていた。犯人が国際テロ組織アルカイダを名乗り、逃走する際に「(イスラム教の預言者)ムハンマドへの侮辱に報復した」と叫んでいたとの目撃情報もあることから、イスラム過激組織による犯行の疑いが強まっている。オランド大統領は「どこまでも犯人を追い掛け、裁きを受けさせる」と強調した。
同紙は過去にムハンマドを題材にした風刺画を掲載。2013年には「ムハンマドの生涯」と題した漫画を出版した。たびたびイスラム団体から批判を受け、11年には火炎瓶を投げ付けられて事務所が全焼している。同紙への脅迫はその後も続き、当局も警戒していただけに、警備態勢の不備を追及される可能性もある。
現場はパリ中心部のバスティーユ駅から北に約400メートルの地域。事件当時は週1回の編集会議を開催中で、犯人が何らかの方法で内部情報を入手した可能性が高いとの見方もある。犯人は車で現場に到着。事件後に乗り捨て、別の車を奪って東方面に逃走したもようだ。
当局は事件を受け、イスラム教のフランスへの浸透を題材にした書籍の出版を予定している他の出版社周辺の監視を強化。パリの学校では遠足などの行事を中止し、児童が校内で待機する措置が取られた。仏政府は閣僚級会議を開き、今後の対応を協議した。
[時事通信社]
http://news.merumo.ne.jp/article/genre/2395636
パリ新聞社銃撃事件、死者4人は著名風刺画家
TBS News-i 2015/1/8 00:05
フランス・パリ中心部の新聞社の本社で起きた銃撃事件で、死亡した12人のうち4人が著名な風刺画家であることがわかりました。
現地からの報道などによりますと、死亡した12人には、週刊紙「シャルリ・エブド」の編集長を含む著名な風刺画家4人が含まれ、警官2人と編集者らも犠牲となりました。武装した覆面の男らは現在も逃走中ですが、セーヌ・サン・ドニ県で銃撃犯の逃走車両が見つかったとの情報もあります。 アメリカのオバマ大統領のスポークスマンは、「フラン
スはイスラム国との戦いにおける同盟国であり、アメリカはフランスへの協力を惜しまない」とコメントしています。 「シャルリ・エブド」社は最新作で、過激派組織「イスラム
国」のバグダディ指導者を題材に「新年の挨拶」というタイトルで「健康を大切に」などとしていました。(07日23:37
http://news.merumo.ne.jp/article/genre/2395601
トルコ 警察署内で女が自爆テロ、警察官1人死亡
TBS News-i 2015/1/7 10:21
トルコの最大都市イスタンブールの観光名所がある地区の警察署内で6日、女による自爆テロが起き、警察官1人が死亡しました。
AP通信によりますと、イスタンブールで6日、「財布を無くした」と警察署を訪れた女が爆発物を起動させ自爆し、女と警察官1人が死亡、1人がけがをしました。自爆テロはアヤソフィア博物館など観光名所がある地区で起き、日本の外務省によると「日本人が自爆テロに巻き込まれたとの情報はない」ということです。自爆した女は英語を話していましたが、国籍などの身元は確認されていません。 トル
コのダウトオール首相は、「女はさらに2つの爆発物を持っていたが、警察による迅速な爆弾処理により、さらなる惨事を免れた」と話しています。 イスタンブールでは今月1日、左翼系反政府組
織「革命人民解放党」の男が首相府の前で警察官に手りゅう弾を投げて逮捕される事件が起きています。事件の背景はわかっていませんが、ロイター通信はトルコには隣国シリアで台頭する「イスラム国」などイスラム過激派組織のメンバーの脅威があることも指摘しています。(07日07:07)
http://news.merumo.ne.jp/article/genre/2392971