有休消化率、日本が世界最下位を脱却
有休消化率、日本が世界最下位を脱却 - 一方「有休取得に罪悪感」の声も
2014年12月12日 06時00分 提供:マイナビニュース
エクスペディアジャパンは8月~9月にかけて、世界25カ国の18歳以上の有職者男女を対象に、有給休暇の国際比較調査を実施した。有効サンプル数は、7,855名。
○ブラジル、フランス、スペインの有給消化率は100%
同調査は毎年行っているもので、今回は25カ国(※)を対象に実施した。日本は、今年は去年と比べ、全体的に増加傾向にある。支給日数は、日本は2日多い20日、世界平均は5日多い25日、消化日数は、日本は3日多い10日、世界平均は5日多い20日だった。
有休休暇の消化率を調査したところ、ブラジル、フランス、スペイン、オーストリアの消化率は100%だった。アメリカは74%、日本は50%、韓国は48%で、今年、日本は7年連続の消化率ワースト1から脱却した。また同時に有休消化日数も10日と最下位より3日多くなっている。
有休を取る際に罪悪感があるかという質問に対し、最も同意率が高かったのは日本人で、26%が「はい」と回答した。一方で、メキシコとスペインで日本の3倍の77%が全く罪悪感を持たないと回答しており、日本人の国民性が顕著に出る結果となった。
また、たとえ休暇を取ったとしても旅行中に仕事のことが頭から離れないと回答したのも日本人が最多で、平均5.6%を大幅に上回った。
※対象国……日本、インド、アラブ首長国連邦、オーストラリア、韓国、香港、シンガポール、マレーシア、タイ、ニュージーランド、米国、カナダ、メキシコ、ブラジル、イギリス、ドイツ、フランス、イタリア、スペイン、オーストリア、ノルウェー、スウェーデン、デンマーク、アイルランド、オランダ
http://news.ameba.jp/20141212-26/
日本人の有給取得日数は最少 - "休暇中は仕事から完全に離れたい人"は最多 [2014/09/06]
トリップアドバイザーは4日、「有給休暇と休暇中の仕事に関する国際比較調査」の結果を発表した。同調査は8月9日~14日の期間、10カ国(日本、アメリカ、オーストラリア、ブラジル、フランス、ドイツ、イタリア、ロシア、スペイン、イギリス)の有職者を対象に実施。計1万6,147名より回答を得た。
「付与されている有給休暇日数」はフランス(31日)、ロシア(29日)、イタリア(27日)が上位に入っている。一方、付与されている日数が少ないのはオーストラリア(22日)、日本(19日)、アメリカ(18日)であった。
「今年取得を予定している有給休暇日数」はフランス(28日)、ドイツ(27日)が上位に。10カ国中9カ国が20日以上と回答しているのに対し、日本は約半分の11日にとどまった。
付与されている有給休暇日数(左)と、今年取得を予定している有給休暇日数(右)
「昨年は有給休暇を充分に取得できなかった」という日本人有職者にその理由を聞いたところ、「仕事が忙しかった」(61.4%)、「休める雰囲気ではなかった」(32.5%)、「同僚に気をつかった」(21.0%)、「なんとなく休まないうちに年を越してしまった」(15.0%)などの声が寄せられた。
「休暇中に仕事をすることについて、どう感じるか」という問いに対して、日本人は「できれば休暇中は全く仕事のことは考えたくないし、仕事から完全に切り離されたい」と考えている人の割合が65.2%と、10カ国中最多に。仕事のメールや電話などに「どれも対応しない(休暇中は全く仕事しない)」と答えた人は31.9%と、ブラジル(35.9%)に次いで多い結果となった。
休暇中に仕事をすることについて、どう感じるか
一方、アメリカ、オーストラリア、フランス、イタリア、ロシア、イギリスの6カ国で「休暇中はできれば仕事のことを考えたくないが、少しの対応なら問題ない」と回答した人の割合が 5 割を超えている。
「休暇中に仕事をする理由」を聞いたところ、すべての国で「自分が対応しなければならない緊急の案件があるかもしれないから」という回答が最も多くなった。