品格のない老人が増加 若者が年寄りを敵視する傾向も原因か | 日本のお姉さん

品格のない老人が増加 若者が年寄りを敵視する傾向も原因か

品格のない老人が増加 若者が年寄りを敵視する傾向も原因か
2014年12月11日 16時00分 提供:NEWSポストセブン
公共の場で自分勝手な言動を繰り返すなど、若者から眉をひそめられる高齢者が増えている。もちろん、筋の通らない要求や説教を繰り返す高齢者はいつの時代にもいた。すべてを高齢者側の責任にするのも正しくない。現在の“世代間闘争”の背景には、若者の側に世代間格差への不満があり、年寄りを敵視する傾向が強いこともあるという。
若者たちは、いまの高齢者がバブル経済に浮かれ、国の膨大な借金を作り出したにもかかわらず、高額な年金を受け取る「逃げ切り組」と考えている。一方でシニアには「自分たちこそ戦後の高度成長期を支えた世代だ」という自負がある。
加えていえば、近年になって急に「品格のない老人」が増えた理由として、団塊の世代を中心に多くの「今まで高齢者を支える側」だった人たちがこの数年で「支えられる側」に変わったことが大きいと考えられる。今まで長年にわたって年金保険料などを支払い「今度は我々の老後を支えてもらう番だ」と思うシニアに対し、若者は「彼らのせいで自分たちの生活が苦しくなっている」と感じているのだ。
社会学者で甲南大学准教授の阿部真大氏が指摘する。
「若者に尊敬されて当然と考えている高齢者は、例えば『電車では席を譲ってもらうのは当たり前』と思っている。それに対し、若者たちは『元気な逃げ切り組のくせに都合のいいときだけ老人ぶって』と感じる。そこに大きな断絶があるからこそ、『老人の品格がなくなった』と公然と指摘されるようになったのではないでしょうか」
年金などの社会保障の問題、高齢者の再雇用増加に伴う若者の就職難といった問題は、単純に「勝ち組」「負け組」と線引きできるものではない。いつの時代が「楽」で「得」だったかも人により評価は大きく違う。しかし、だからこそ多くの時代を見て経験してきた老人は、節度と品格を見せて全世代の範となってもらいたいところだ。
※週刊ポスト2014年12月12日号
http://news.ameba.jp/20141211-444/
大人になってからバブルを味わった人たちが定年退職組になって、嘱託として会社にいる。または、退職して趣味三昧の暮らしをしている。
たぶん、ネットを使って株などで金もうけをしている。

70代80代のお年寄りは、戦後の高度成長期を支えた世代で
有給休暇など名ばかりで、ひとつも使えなかった世代。
あまり遊んでいないから足腰が丈夫なうちに遊んでおこうとして必死で遊んでいる。またはスケジュールをいっぱいにして忙しくしている。忙しくしていないとボケるとでも思っているかのように忙しくしている。

60代のお年寄りは、自分で年寄りだと思っていない。
大会社にいた人は、有給を消化するように、組合に呼ばれて無理やり休ませられている。 若い時代にバブルを経験し、結構、遊び慣れている。
でも、60代前半で亡くなる人もいる。
会社の取引先の人の友人は、何人も65歳になる前に死んでしまった。
60代の人たちも、日本が忙しい時代に必死になって働いて会社を大きくしてきた世代なのだ。
だから、自分たちが会社に貢献してきたことをとても誇りに思っている。(特にパナソニックなどの大会社に勤めていた人)
貧しい日本を豊かにしてきたのは、自分たちだと本気で思っている。
もうすぐ定年組は、幼いころに東京オリンピックや新幹線や大阪万博を見て育って大人になった世代。オイルショックもバブルも経験済み。その後の長い不況も経験済み。リーマンショックも経験済み。
自分たちが65歳になった時に、本当に年金がもらえるのかと疑っているし、びくついている。
貧しかった頃の日本も覚えているし、金儲けに浮かれていた日本も覚えていて
阪神大震災も東北大震災もTVの映像で目の当りにし、多くは望まずなんとか生き延びて、海外旅行には行けなくても普通の生活ができたら御の字だと思っている。