一番風呂には被災者招待 | 日本のお姉さん

一番風呂には被災者招待

白馬村に温泉施設「八方の湯」オープン 一番風呂には被災者招待
産経新聞 12月9日(火)7時55分配信
完成したばかりでオープン前の「八方の湯」で、無料招待された被災者らは日頃の疲れを癒やした=8日、白馬村(写真:産経新聞)
県北部を震源として震度6弱を観測した地震の被災者にくつろいでもらおうと、白馬村の八方尾根開発は8日、5日に完成したばかりでオープンを11日に控えた温泉施設「八方の湯」(同村北城)に、地震の被災者を無料招待した。
同社は11月22日の地震発生の翌日から、同社が運営する温泉施設のうち2カ所を被災者向けに開放しており、八方の湯についても「日頃の疲れを少しでも癒やしてもらえれば」(担当者)と、被災者を「一番風呂」に招待することにした。
8日は正午過ぎから、避難所などで生活している被災者が訪れ、日本屈指の「強アルカリ泉」といわれる白馬八方温泉の無色透明の湯につかりながら、雪に覆われた八方尾根の眺望を満喫した。
地震発生後、家財道具の片付けに追われているという同村峰方の太田玉栄さん(67)は「眺めもよくて最高でした。いい気分転換になりました」と笑顔で話した。
「八方の湯」は、5日に一部がオープンした白馬八方尾根スキー場の麓にある。同日には近隣の白馬五竜、6日にはHakuba47の両スキー場の一部も開業するなど、同村はスキーシーズン到来による観光需要の高まりを見込んでいる。地震による各スキー場の施設への影響はなく、営業に支障はないという。
「八方の湯」は11日午前10時にグランドオープン。当日は午後7時まで一般にも無料開放される。12日以降の営業時間は午前9時~午後10時(水曜のみ正午から)。料金は大人800円、小学生以下400円。定休日なし。問い合わせは「八方の湯」(電)0261・72・5705。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141209-00000014-san-l20